金色のガッシュベル!!SECONDLAP   作:アンドロイドQ14

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LEVEL56 ファウード突入

空港

 ガッシュ達は空港に着いた後、マリル王女と会っていた。

 

恵「マリル王女、お忙しい中、私達を送迎を引き受けてくれてありがとうございます」

 

マリル「ファウードの問題は既に対岸の火事ではない。ファウードが動き出せばいずれはカルノア王国も滅ぼされてしまう。カルノア王国を、そして世界を守るためにそなた達に力を貸す事は王女として、人として当然の事であろう」

 

ガッシュ「頼もしいのだ、マリル殿!」

 

カラオム「それで、ファウードの場所はどこにあるのですか?」

 

清麿「一応、俺の力で場所は突き止めています。場所は……ここです!」

 

 地図を広げて清麿が指差したのは前の戦いでモモンが教えてくれた場所と同じだった。

 

マリル「ここにファウードがあるのだな」

 

清麿「しかも、ファウードは外から見えなくする装置によって目視ができない。それ故、気配を感じる力が強い魔物が必要で、俺達はその魔物を発見したのですが……」

 

カラオム「何か問題でも?」

 

ティオ「それが、モモンは臆病で同行を嫌がっているの。今、コルル達がファウードの位置を知らないふりをしてモモンにファウードの位置を教えて一緒に来るように説得しているわ」

 

 別の部屋ではコルル達がモモンを説得していた。

 

パティ「このエロ猿が、とっととファウードの位置を教えて私達と一緒に来なさいよ!!」

 

 パンツを見られた事もあってパティはモモンをボコボコにしていた。

 

コルル「やり過ぎだよ、パティ…」

 

チェリッシュ「その通りよ。それぐらいにしなさい」

 

しおり「ウルルさん、ニコルさん、こんな調子でファウードでの戦いは大丈夫なのでしょうか?」

 

ウルル「パティがあんなのはいつもの事ですよ…」

 

ニコル「モモンは全然説得に応じそうにないわね」

 

エル「皆さん、モモンが力を貸そうとせずに大変申し訳ありません!」

 

サンビーム「出発はいつになるんだ?」

 

ウルル「ウォンレイとリィエン、フォルゴレとキャンチョメが来てからだそうです」

 

 そう言っていると、2機の飛行機が到着し、キャンチョメペアとウォンレイペアが来た。

 

清麿「フォルゴレ、キャンチョメ!」

 

恵「リィエン、ウォンレイ!来てくれたのね!」

 

リィエン「世界の危機を見過ごせないある!」

 

清麿「リィエンは元気か?」

 

ウォンレイ「言われるまでもなく、リィエンは元気だ」

 

ティオ「キャンチョメ、あの時ツボを押してもらって少しは強くなったの?」

 

キャンチョメ「ふっ、デボロ遺跡での僕だと思ったら大間違いだ!僕は強くなったんだぞ!」

 

ティオ「(何?今までのキャンチョメと少し違う…。今までのキャンチョメはただ強がっていただけなのに、今は変わってなさそうに見えるけど、確かな自信を持っている…)」

 

フォルゴレ「ティオ、キャンチョメが変わった事が気になるのかい?」

 

ティオ「何だか、少し今までと違って…」

 

フォルゴレ「キャンチョメは猛特訓を重ねて強くなった。そして、新しい呪文を3つも覚えたんだ」

 

ティオ「3つも!?」

 

ウォンレイ「凄いな…、こんな短期間に3つも覚えるとは…」

 

キャンチョメ「それも、今までの奴じゃないんだぞ。見れば驚く呪文ばかりだ!」

 

ガッシュ「キャンチョメ、早速なのだが、怖いのをよく知っておるお主に説得を頼みたい者がおるのだ」

 

キャンチョメ「説得してほしい者…?」

 

 ガッシュ達はキャンチョメをモモンがいる場所へ案内した。

 

パティ「早くファウードがある場所を言いなさいよ!!」

 

 モモンが本当の場所を言わないため、パティから制裁を受けていた。

 

ガッシュ「モモンにファウードの位置を教えるように説得してほしいのだ。怖いのを誰よりも知っておるお主ならできるであろう」

 

キャンチョメ「あの猿みたいな魔物がモモンだね。わかった、やってみるよ」

 

 キャンチョメはモモンの説得を行った。

 

キャンチョメ「モモン、正直にファウードの位置を言うんだ!」

 

 しかし、モモンは聞いてなかった。ガッシュはキャンチョメの声が聞こえるようにモモンの耳を上げた。

 

キャンチョメ「ファウードの位置がわかるのは君だけなんだ!もし、ファウードが動き出してしまったら大切な人達も、お気に入りの場所も、全て吹っ飛ばされてしまうんだよ!君が怖いというのは同じ臆病な僕にもよくわかるよ!でも、僕や他のみんなだって本当は怖いと思っているんだ!それでも、守りたい人達を守るためにここに来たんだよ!さぁ、モモン、ファウードの位置を教えてくれ!」

 

 自分の気持ちをわかった上で頼むキャンチョメにモモンは親しみを感じたのか、怯えながらもファウードの位置を教えた。

 

エル「どうやら、本当の事を言っているわ」

 

コルル「モモンも一緒に行くよ」

 

 一緒に来いというのにモモンは逃げようとした。

 

キャンチョメ「モモン、さっきも言ったけど、怖い気持ちは僕には嫌というほどわかるよ。僕達がついてるから、一緒に行こう!」

 

 少し怖がりながらも、モモンはついて行く事にした。

 

チェリッシュ「ようやく出発の準備は整ったわね」

 

 そこへ、マリルらが来た。

 

マリル「私はそなた達をファウードへ連れて行くカルノア王国の王女、マリル・カルノアである」

 

フォルゴレ「マリル王女!?あの、マリル王女が!」

 

マリル「これからの旅は命を落とすかも知れぬ危険なものになると私は思っておる。それでもそなた達はファウードへ行く心の準備はできておるか?」

 

 やや震えてるモモン以外は無言且つ、強い視線でマリルを見つめていた。

 

カラオム「どうやら、約1名を除いて心の準備はできているようです」

 

マリル「よかろう。直ちに乗り込むのだ!」

 

 

 

 

某国

 アポロはアルベールらと連絡をとっていた。

 

アルベール「悪い、休暇をとれるのは2日後になりそうなんだ」

 

アポロ『わかった、2日後に来るよ』

 

 その後、アポロは電話を切った。

 

レイラ「私達は遅れそうね」

 

アルベール「だが、遅れるからには着いた後でもっと頑張らないとな!」

 

 

 

飛行機

 前の戦いの時と違い、ファウードの詳細を早い段階で知ったため、モモンペア以外の意志は固かった。

 

エル「私はまだ怖いのに他のみんなはとても勇敢すぎますわ……」

 

 エルもモモンと一緒に震えていた。

 

サンビーム「私や他のみんなだって本当は怖いさ。でも、私達が行かなければならない」

 

ウマゴン「メル……」

 

ガッシュ「いよいよなのだ…」

 

ティオ「ガッシュ、ファウードでの戦いが待っているのに私、ちょっと怖いの。隣に座っていい?」

 

ガッシュ「ウヌ?」

 

パティ「ちょっと、隣は私よ!勝手に座らないで!」

 

ティオ「だまらっしゃい!」

 

 さっきまで少し怯えていたティオはパティとの喧嘩でいつもの調子に戻ってしまった。

 

コルル「また始まっちゃった…」

 

ウルル「こんな時もですか…」

 

清麿「恵さんは?」

 

恵「流石に私もティオと同じで少し怖いわ…」

 

清麿「怖いのは俺も同じだ。あんな化け物が動き回ったりするのを想像しただけで恐ろしく思う…。でも、俺達には心から信じあえる仲間がいる。俺達は1人じゃないんだ」

 

恵「そうね。大好きな清麿君がいれば勇気が出てくるわ」

 

 恵は隣に座っている清麿と手を繋いだ。

 

リィエン「清麿と恵、本格的に恋人同士になったみたいある」

 

しおり「その通りよ。少し前に恵は清麿君との交際を公に明かしたの」

 

リィエン「そうだったあるか」

 

チェリッシュ「この戦いは今までとは比にならないとてつもない戦いになりそうね…」

 

ウォンレイ「全ての者を守れる王になるために、この人間界を守ってみせる!」

 

ニコル「これからの予定はどうなんですか?」

 

カラオム「今日は準備などの都合でニュージーランドのホテルで一夜過ごし、早朝に高性能の飛行機でファウードへ向かう予定です」

 

チェリッシュ「何だか、今夜は眠れない夜になりそうね…」

 

 

 

 

某国

 同じ頃、ナゾナゾ博士は協力してくれる魔物を探していた。

 

ナゾナゾ博士「では、協力してくれるというのだね?」

 

バリー「勿論だ。ファウードなんかがあったら王を決める戦いどころじゃないからな」

 

ナゾナゾ博士「ガッシュ君との決着はどうしたのかね?」

 

バリー「あいつとの決着よりもファウードを止めるのが先だ。それが終わればいつでも決着は着けられる」

 

 

 

ホテル

 その晩はファウードから一番近いホテルで宿泊する事となり、作戦を立てていた。

 

マリル「清麿よ、どのようにしてファウードへ乗り込む?」

 

清麿「何の準備もなく乗り込んでも敵の待ち伏せにあって全滅する可能性もある。まず、飛行機でファウードの上に接近し、それからウマゴンのゴウ・シュドルクでサンビームさんとキャンチョメ、フォルゴレ、モモン、エルさんを乗せて囮として先に降り、敵の注意を引きつけた後で残りのメンバーが降下してファウードに乗り込む。俺達を降ろした後、飛行機は直ちにその場から離れる。これが、俺の考えた突入作戦だ」

 

ティオ「でも、キャンチョメを先に乗り込ませて大丈夫なの?」

 

キャンチョメ「何を言ってるんだ、僕は強くなったんだぞ!」

 

パティ「あの自信なら、キャンチョメは本当に強くなったようだけど、問題はあのエロ猿よ。ろくな事しかできない術ばかりだから大した戦力にならないじゃない」

 

コルル「でも、モモンの術もキャンチョメの術のように使い方次第だと凄い術も多いよ」

 

ウルル「敵の動きを遅くしたり、地中に潜ったりできるので、サポートとしてなら優秀だと思いますよ」

 

パティ「どんなに凄い術を持ってても肝心のエロ猿があんな調子じゃ宛てにならないわよ。デボロ遺跡の時のキャンチョメの方がマシだわ」

 

エル「すみません!モモンが臆病でなければ皆さんの期待に応える事ができるというのに…!」

 

サンビーム「モモンの臆病は相当深刻なようだな…。千年前の魔物との戦いと違って今回はあまり猶予もない。モモンに少々無理をさせてでも臆病を克服しなければならない」

 

恵「清麿君、今日の作戦会議はこれで終わりにする?」

 

清麿「ああ。各自、十分な休養をとり、次の日から始まる戦いに備えるんだ」

 

 その後、自由時間となった。

 

ガッシュ「フォルゴレはカバさんが一番好きだと言ったのか?」

 

キャンチョメ「そうなんだ。ライオンの方がかっこいいのに…」

 

コルル「でも、フォルゴレは親しみやすいからある意味カバさんっぽいと思うよ。だから、カバさんが好きじゃないかな?」

 

パティ「あり得るわよ。かっこいいライオンよりも親しみやすいカバさんみたいだから女の人が寄ってたかるのよ」

 

ウマゴン「メルメル」

 

キャンチョメ「だけど、かっこいいフォルゴレはライオンの方が似合うんだ」

 

ティオ「似合わないわよ。寧ろ、性格とかも考えればカバさんの方がお似合いって感じよ」

 

キャンチョメ「でも…」

 

 ガッシュ達の中の年長者のウォンレイとチェリッシュはパートナーと共に夜空を眺めていた。

 

リィエン「確か、清麿の話ではジェムが呪いをかけられてしまったせいでヨポポはリオウの仲間になってしまったあるね?」

 

ウォンレイ「そうだが…」

 

リィエン「…もし、ウォンレイは私が呪いをかけられてしまったらヨポポと同じ事をするあるか?」

 

ウォンレイ「……多分、同じ事をすると思う…」

 

チェリッシュ「私達魔物にとってパートナーはかけがえのない存在だから、そう考えてしまうのもわかるわ」

 

ニコル「私達が呪いをかけられなかったのは本当に時の運によるものだったのかも知れないわね…」

 

チェリッシュ「もしもの事を考える事よりも、今はゆっくり休んで坊や達と一緒に明日の戦いに備えましょう」

 

ウォンレイ「そうだな…」

 

 前の戦いでは実際にリィエンとニコルは呪いをかけられたが、今回はかけられなかった。しかし、時の運で自分達もかけられる可能性はあったのではないかとは思っていたのであった。それから、一同は2人部屋で寝ている清麿と恵、ウォンレイペア、モモンペアを覗き、一同は男女に分かれて寝た。

 

恵「マリル王女、私達を一緒の部屋で寝せてあげるなんて気を利かせているわね」

 

清麿「お、俺も恵さんと一緒に寝る事ができて嬉しいよ」

 

恵「清麿君と一緒なら、世界の命運がかかっている戦いが明日でも安眠できるわ。おやすみ、清麿君」

 

清麿「恵さんもおやすみ」

 

 次の戦いに備え、2人は寝たのであった。

 

 

 

 

飛行機

 翌日の太陽が昇る前の早朝、ガッシュ達はファウードへ乗り込むための高性能輸送機に乗り込んでいた。

 

清麿「これが俺達が乗り込む飛行機か」

 

マリル「これは我が国が開発したものでな、急加速などの機能も備えておる。いざとなれば、それを使ってそなた達を降ろした後にすぐにファウードから離れようぞ」

 

カラオム「マリル王女まで乗り込むのは…」

 

マリル「私はこれまで危険な目に遭ってきた。自分だけ安全な所におるのは性に合わんのでのう…」

 

恵「操縦士さん、私達の送迎をお願いします」

 

パイロット「わかりました。マリル王女の命により、必ずや我々がファウードへお送りいたします」

 

 一同は全員乗り込んだ。

 

ティオ「遂にこの日がやってきたわね…」

 

パティ「流石に緊張するわ…」

 

キャンチョメ「でも、僕達がやらなきゃ誰がやるんだ!?」

 

ウマゴン「メルメル!」

 

チェリッシュ「私達はこの戦いに負けるわけにはいかない!」

 

ウォンレイ「世界や人々を守るためにも!」

 

ガッシュ「皆の者、ファウードへ出発なのだ!」

 

 飛行機はファウードへ飛び立った。

 

 

 

ニュージーランド

 その頃、ゼオンペアも動き出していた。

 

ゼオン「ガッシュ達が動き出したようだ」

 

デュフォー「俺達はどうする?」

 

ゼオン「俺達はまだ出しゃばる段階ではない。あいつらに大暴れしてもらわないとな…。ふふふ、ガッシュ、すぐにでも消したくなるぐらい憎たらしいが、もっと俺の役に立ってもらうぞ…」

 

 

 

ファウード

 一方、リオウはザルチムからある報告を聞いていた。

 

リオウ「何だと?どういう事だ?ザルチム」

 

ザルチム「ヒヒヒッ、言った通りだぜ。感じられるだけで12体、この国に俺達以外の魔物が来ている。まずはファウードの間近に迫ってきているのが9体、それから少し離れた所に1体、また、その反対の位置に1体、それよりも離れた所にも1体いるぜ」

 

 

 

 

ニュージーランド

 ザルチムの言っていたもっと離れた所にいる魔物はカルディオだった。

 

サウザー「カルディオ、どうだ?」

 

カルディオ「パルパルモーン」

 

サウザー「そうか。やはり、あの馬の魔物の匂いか。こんな所で会えるとは…ここで修行をしててラッキーだったな。追うぞ、カルディオ。今度こそ、奴と決着を着ける!」

 

カルディオ「パルパルモーン!」

 

 カルディオは降りた。

 

 

 

ファウード

 ガッシュ達がファウードに来ている事にリオウは苛立っていた。

 

リオウ「くそう、ファウードの復活まであと2日と迫ったこの時になぜ12体もの魔物がここへやってくる?偶然にしては」

 

ザルチム「お前もそう思ったか?リオウ。誰だか知らんが、俺達の動きを見張ってる奴がいるんだよ。きっと、そいつが情報を流し、魔物をここに集めている。前に俺達にシン級の呪文を持つ魔物、ガッシュや竜族の神童などの情報を提供した奴と何か関わりがあるかも知れんぞ」

 

リオウ「ここに集めた魔物の中に裏切者が?」

 

ザルチム「それも考えられるが、俺の目で見る限りここの連中はおかしな動きはしていないな。ファウードに来たのに未だに協力しようとしない奴でさえ誰かを待っているようにおとなしくしている。我々以外で外から見ている者、もしくは、我々の仲間で俺の目を欺き、動ける者。どちらにしても単なるハエじゃねえ。気をつけな」

 

リオウ「(あの俺でも全く手におえないガッシュが仲間と共に迫っているのか…!)…こうなれば、奴等を迎え撃つ。ブザライ、キース、ファンゴ、ジェデュン、ギャロン、ロデュウ!」

 

???「呼んだか?」

 

 すぐに呼んだキース達は来た。

 

リオウ「お前達、暴れたかったはずだな。間近に9体、魔物が迫ってきている。そいつらの始末をしてこい!」

 

キース「珍しいな、お前が我々を外に出すとは。俺達の力が一つでも欠ければまずいんじゃないか?」

 

リオウ「お前達は全員戦闘慣れしているからな。この中に戦闘慣れしていない奴などいない」

 

ザルチム「だが、やられそうになったらすぐに逃げろ。気配の大きさから推測したが、

ガッシュとその仲間達はお前達の予想以上に強いぞ」

 

ジェデュン「ヤンコヤンコ!」

 

ファンゴ「ちょうどいい運動にはなりそうだぜ」

 

ギャロン「どんな奴でも、戦うまで」

 

ロデュウ「それじゃあ、行くぜ」

 

 キース達はガッシュ達の迎撃の準備に向かった。

 

リオウ「ガッシュめ…、ここをお前達の墓場にしてやる…!」

 

 

 

 

飛行機

 ファウードへ向かう飛行機の計器に異常が出ていた。

 

カラオム「どうなっておる?」

 

パイロット「高度計、速度計、方位計、全てが異常を示しています。まるで、雷雲の中に入ったような感じですよ」

 

マリル「見えないようだが、何か仕掛けでもあるようじゃ…。清麿達と話をしてくる」

 

 マリルは清麿達と話をした。

 

清麿「この辺りにファウードがあるんだな?」

 

マリル「計器が異常を示しておった。恐らく、この辺りにある。それに…モモンの怯えようやガッシュ達の様子もそれを証明しておる」

 

 その通り、モモンは怯え、

 

ガッシュ「私も感じるのだ…、ファウードの異様な気配を…」

 

 前の戦いでのデュフォーの特訓により、魔物の気配を探れるガッシュは再びファウードの異様な気配を感じ取って気を引き締め、他の仲間も突入のための心構えをしていた。

 

チェリッシュ「モモンや坊やほど私は敏感じゃないけど…確かにファウードの気配を感じるわ…」

 

ウォンレイ「今まで感じた事もない気配だ…」

 

清麿「ガッシュ、顔を外へ」

 

ガッシュ「ウヌ」

 

清麿「ザケル!」

 

 一旦、飛行機のドアを開けてからザケルを放った。すると、ファウードが見えるようになった。

 

ガッシュ「(ファウード…ここへ来るのは久しぶりなのだ…)」

 

清麿「マリル王女、昨日の作戦通りに飛行機をファウードの上に!」

 

マリル「わかった」

 

 事前に清麿はガッシュから前の戦いではどうやってファウードに侵入したかを聞いたため、今回は前の戦いの自分が考えた侵入作戦にいくつかの修正を加え、先に3体を囮も兼ねてファウードに降ろし、残りのメンバーはその後に降下するという作戦にしたのであった。

 

パイロット「計器が正常に戻りました」

 

カラオム「どうやら、ファウードの上空には結界がないようです」

 

マリル「清麿の言った通りであったな」

 

清麿「よし、サンビームさん達は先に降下をお願いします!」

 

サンビーム「わかった。ゴウ・シュドルク!」

 

 ウマゴンにサンビーム、フォルゴレペア、モモンペアが乗った。

 

しおり「重量の方は大丈夫なの?」

 

サンビーム「重量の方は問題ない。4、5人分乗れるように特訓した結果、ゴウ・シュドルクで空中浮遊が可能になった。これなら、敵の空中への攻撃にも対応できる」

 

ガッシュ「ウマゴン、キャンチョメ達の命はお主に預けたのだ!」

 

ウマゴン「メルメル!」

 

モモン「キキッ…」

 

エル「モモン、怯えてはいけません!」

 

キャンチョメ「それじゃあ、先に行くよ!」

 

 ウマゴンは5人を乗せて飛行機を降りた。

 

 

 

 

ファウード

 そのウマゴンの動きはファンゴたちも目撃していた。

 

ロデュウ「あいつら、馬とそいつに乗っている奴等しか来てねえぞ」

 

キース「リオウの話では全部で9体だそうだが、せいぜい3体程度しかいない」

 

ファンゴ「敵は俺達が待ち伏せしているのを知ってるだろうな」

 

ギャロン「ならば、挨拶でもするか?」

 

ジェデュン「ヤンコヤンコ!」

 

 キース達のパートナーも来た。

 

ベルン「行くか?」

 

カーズ「そうするわ。ガズロン!」

 

 鎖斧がウマゴンに迫った。

 

サンビーム「ウマゴン!」

 

 すかさずウマゴンはよけ、無事に着地した。

 

フォルゴレ「やっと着地した…」

 

サンビーム「気を抜くのはまだ早い!私達は敵の注意を引きつけ、清麿達の降下を邪魔されないようにするんだ!」

 

 そう言っていると、ファンゴ、ロデュウ、ジェデュン、ギャロンが来た。

 

ギャロン「ようこそ、ファウードへ」

 

ロデュウ「てめえら、ぶっ潰してやるから覚悟しな!」

 

ジェデュン「ヤンコヤンコ!」

 

 ファンゴたちは襲い掛かった。

 

サンビーム「ウマゴン!」

 

 ウマゴンは彼等から逃げた。

 

 

 

飛行機

 その頃、清麿達は降下の準備を始めていた。

 

恵「いよいよね…」

 

清麿「みんな、準備はいいか!?」

 

ガッシュ「ウヌ!」

 

恵「勿論よ!」

 

ティオ「バッチリよ!」

 

しおり「いいわ!」

 

コルル「大丈夫よ!」

 

ウルル「こっちもです!」

 

パティ「いつでもいいわ!」

 

リィエン「オッケーある!」

 

ウォンレイ「勿論だ」

 

ニコル「万全よ」

 

チェリッシュ「いいわよ!」

 

マリル「では、降下開始!」

 

 ガッシュ達はファウードへ降下した。今回はあらかじめ敵の注意を先に降りたウマゴン達に引きつけておき、降下を邪魔されないようにしたため、無事に降下に成功した。

 

カラオム「ではマリル様、我々は直ちにこの場を離れますぞ」

 

マリル「(皆の者、絶対に生きて帰るのじゃぞ…!)」

 

 マリルらが乗った飛行機はその場を直ちに離脱した。

 

 

 

ファウード

 前の戦いの時と違い、邪魔されることなくガッシュ達は降下できた。

 

コルル「何とかファウードに乗り込めたね」

 

チェリッシュ「安心するのはまだ早いわ。ここからが本番よ」

 

恵「先に降りたサンビームさん達とも合流しないと」

 

ガッシュ「皆の者、敵が来たようなのだ!」

 

 その予測通り、ファンゴ達とそのパートナー達が来た。

 

ファンゴ「お前達、なかなか手の込んだ侵入を考えたな。さっき、降りた馬達は囮で俺達の注意を引きつけ、その間にお前達が降下する。そういう作戦だったんだろ?」

 

清麿「よくわかったな」

 

ギャロン「俺達には居場所を正確に探知できる奴がいるんでな」

 

ロデュウ「てめえらの総人数が9体だというのもわかってる」

 

パティ「あ~~っ、ガッシュちゃんの偽者め!こんな所で会うなんて思ってなかったわ!」

 

ファンゴ「俺がガッシュに似てるのは元からだ!そんな事もわからないのか!?このもののけ女が!」

 

しおり「ウルルさん、パティはあの赤い魔物と面識があるの?」

 

ウルル「はい。私と会う前にお互いにパートナーが見つかっていない状態で会った事があるそうで…」

 

パティ「ここで会ったが100年目、決着を着けてあげるわ!」

 

ファンゴ「それはこっちも同じだ!」

 

清麿「おい、パティは7歳だろ?」

 

パティ「そんな細かい事はどうでもいいの!」

 

ロデュウ「つまらん漫才はここまでだ。とっとと行くぞ!」

 

 ファンゴ達は襲い掛かってきた。

 

ガッシュ「私達も行くぞ!」

 

一同「おう(ええ)!!」

 

 ガッシュ達も向かっていった。ファウードでの戦いの火ぶたが切って落とされた。




これで今回の話は終わりです。
今回はファウード突入を描きました。
感想のサイトでもあったのですが、原作の清麿が考えた突入作戦は無謀だったため、今小説の清麿が考えた作戦はウマゴン達を囮にして先に降下させ、後でガッシュ達が降下するという原作よりも安全な降下作戦にしました。
原作で突入時に刺客としてガッシュ達を襲ったのはブザライとキースでしたが、今小説ではファンゴやロデュウ、ジェデュン、ギャロンも加えました。
次はファンゴ達との戦いになります。

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