金色のガッシュベル!!SECONDLAP 作:アンドロイドQ14
ファウード
ファウードのある部屋ではゴームペアはボーッとしていた。そこへリオウが来た。
リオウ「何をだらけている、ゴーム、ミール!」
ミール「あんた、私達をこき使っているから少しぐらい怠けてたっていいじゃない!」
リオウ「使命は果たしてもらうと言ったはずだ!このバカ魔物が!」
ミール「バカですって!?あんたこそゴームより弱い癖に私達をこき使うのが相当気に食わないのよ!」
ゴーム「ゴォ!!」
リオウ「だったら、お前にも呪いをかけてやろうか?」
ミール「その呪いはあんたもただじゃすまないんでしょ?もし、私にかけたら今度こそ死ぬんじゃない?」
リオウ「そんな事を言う暇があるのなら、ファウードの体内の見回りでもしてこい!」
リオウとの言い合いの後、ミールはゴームと共に渋々ファウードの体内の見回りに行った。
リオウ「全く、ゴームの空間移動は便利だが、俺とザルチムでも手におえない上、あんなにもいう事を聞かない奴なのが最大の難点だ」
ガッシュ達の侵入とゴームの不真面目ぶりにリオウのストレスは溜まる一方だった。
ファウード 小腸
その頃、ガッシュ達はガッシュペアがドリルを壊して進まなくさせた後、ガッシュからトラップに注意するように言われて触れたら溶かす触手に気を付け、栄養を吸収する穴の前で降りる準備をしていた。
ウルル「ガッシュがトラップの事を言ってくれて助かりますよ」
ティオ「ガッシュってどうしてファウードの体内の事に詳しいの?」
ガッシュ「そ、それは魔界にいた頃にファウードを探検したからなのだ」
ティオ「だから詳しいんだ」
実際は前の戦いでファウードを探索したからである。
清麿「モモン、この穴の下に魔物の気配はするか?」
モモン「2体いるよ」
清麿「(恐らく、ザルチムが待ち構えている…)俺とガッシュから先に降りる。みんなは5分経過したら降りてくれ」
コルル「2体いるけど、ガッシュと清麿お兄ちゃんだけで大丈夫なの?」
ガッシュ「心配はいらぬ。下にいる魔物はテオザケルでイチコロなのだ」
清麿「それじゃあ、先に降りるぞ」
アリシエ「待ってくれ、僕も」
アリシエは息が乱れており、ふらついたため、サンビームが支えた。
清麿「アリシエは休んでてくれ。お前、呪いがかかった状態でよくここまで頑張ってくれた。だから、休むんだ」
しおり「アリシエが呪いにかかってるって本当なの?」
ガッシュ「アンサー・トーカーで実際にそう言った答えが出たそうなのだ」
リーヤ「凄いな、そのアンサー・トーカーって」
アリシエ「大丈夫だ。僕は」
チェリッシュ「アリシエ、清麿が呪いがかかった状態で無理をしているあなたの事を気遣ってくれてるのよ!5分経つまで休んでなさい!」
チェリッシュの説教には流石のアリシエも逆らえず、言葉に甘えてアリシエは休む事にし、ガッシュペアは先に降りた。
ファウード 肝臓
ザルチムペアとヨポポは待ち構えていた。
ザルチム「ヒヒッ、さぁ、降りてこい。そうしたら」
???「お望み通り降りてきたぜ」
声と共にガッシュペアが降りてきた。
ザルチム「よく待ち伏せしてるのがわかったな」
清麿「こっちには探知に優れた魔物がいるんでな」
ザルチム「お前達にとっておきの事を教えてやろう。アリシエは」
清麿「最初から俺達の敵だとでも言いたいのか?だが残念だったな、アリシエはれっきとした俺達の味方だ!」
ザルチム「な、何っ!?」
清麿「呪いがかかった状態なのに無理して来るような奴が俺達を欺く奴なんかじゃない!本当にアリシエが俺達の敵なら、もっと賢く俺達を騙す工夫をしていたはずだ!」
前の戦いの清麿は当初はアリシエを疑っており、ザルチムの言葉に惑わされてしまったが、今回はガッシュから事前にアリシエの事を聞かされ、アンサー・トーカーでアリシエが無理をしている事を知った為、ガッシュと同じように最初からアリシエを信用した。
ガッシュ「私達を騙そうとしても無駄だ、ザルチム!」
ザルチム「くそっ…!」
清麿「どうした?アリシエは俺達の敵だと言える自信でもなくしたのか?それとお前、アリシエと何かあったのか?」
前の戦いとは逆に清麿に言葉で追い詰められていったザルチムは余裕をなくして逆上した。
ザルチム「くそったれ……くそったれが!!」
ラウシン「ザルチム、落ち着け!」
ザルチム「もう頭に来たぞ!ラウシン、こいつを捕らえてリオウの元へ連行するぞ!」
ラウシン「わかった」
ザルチム「ヨポポ、お前も働いてもらうぞ!」
ヨポポ「ヨポ……ヨポポイ!」
ラウシン「オルシド」
ガッシュ「ふんっ!」
ラウシンが呪文を唱えようとした途端、ガッシュはマントを伸ばしてザルチムの頭をグルグル巻きにしてザルチムの目が全部見えないようにした。
ザルチム「くそっ、これでは俺の術が使えない!」
マントで目を塞がれたザルチムは焦ったが、マントが緩んでから周りが見えるようになって安心したものの、その時には、ガッシュが目の前にいた。
ザルチム「いつの間に!?」
清麿「テオザケル!」
至近距離からザルチムはテオザケルをまともに受けた。
ザルチム「ふおおおっ!!」
テオザケルをまともに受けたザルチムは大きく吹っ飛ばされ、立つ事さえままならなかった。
ザルチム「くそったれ……中級呪文でディオガ級の威力だと……!?」
ラウシン「ヨポポ、パートナーの方を取り押さえるぞ!」
ヨポポ「ヨポポイ!」
ラウシンとヨポポは清麿に向かっていったが、その際に清麿の言ってた5分後になり、先にウォンレイペアが降りてきた。
リィエン「ハイ~~ッ!!」
リィエンのパンチとキックを受けてラウシンは気絶した。
ウォンレイ「(ヨポポ、ジェムは必ず私達が救う!だから…、私達が君を退けなければならない事を許してくれ…)」
ウォンレイは少し躊躇した後、ヨポポを手刀で気絶させた。その後、残りの仲間達も降りてきた。
ティオ「私達を下で待ち伏せしていたのはあいつだったのね!」
パティ「でも、ガッシュちゃんの手にかかればイチコロね!」
ガッシュ「ウヌ…」
恵「でも、ヨポポに気の毒な事をしたわね…」
ニコル「だけど、私達は進まなくてはならないわ」
キャンチョメ「ガッシュ、これからどこに行くんだい?」
ガッシュ「とっておきの物がある場所なのだ」
ガッシュが案内した場所は前の戦いでファウードの回復液がある場所だった。
サンビーム「この液体は何だ?」
ガッシュ「これはファウードの回復液なのだ。これを飲めば疲れも吹っ飛ぶし、心の力も元通りになるぞ」
恵「じゃあ、水筒やペットボトルに入れましょう」
エル「回復液を飲んだら元気が出てきますわ!」
一同はファウードの回復液を飲んで全快状態になり、その後に水筒とペットボトルにも詰めた。
アリシエ「回復液を飲んだら少しは楽になったよ」
清麿「みんな、出発だ!」
出発しようとしたが、モモンは震えていた。
エル「どうしたの?モモン」
モモン「……今、ファウードの中にいる魔物の中で最も強い魔物が来るよ……!」
ティオ「何を言ってるのよ、そんな魔物が来る気配なんて…」
モモンの言った通り、空間に穴が開いてゴームが来た。
ゴーム「ゴォ~~ッ!」
パティ「な、何なのよ…、あの魔物…」
清麿「モモンの言ってた魔物はゴームだったのか!」
恵「あの魔物を知ってるの?」
ガッシュ「レインの所に行ってる時に戦った事があるのだ」
ミール「あら、あの時の奴等じゃない。リオウに言われて渋々見回りをしてたけど、ここで会うなんて奇遇ね。全員ぶっ飛ばしてやろうっと」
パティ「冗談じゃないわよ!こんな所でやられてたまるものですか!」
チェリッシュ「こっちもぶっ飛ばしてやるわよ!」
清麿「みんな、ゴームはモモンが言った通り、強さはファンゴ達やザルチムとは比べ物にならん!気を引き締めてかかるんだ!」
アリシエ「待った!清麿は何人か連れて先に行くんだ!」
ガッシュ「だが…」
リーヤ「ゴームは空間移動してどこへでも行けるんだ!それで、リオウはその能力に目を付けてゴームを自分達の所に引き込んだんだよ」
アリシエ「だから、いくら逃げてもゴームは空間を移動して追いかける事ができる。ゴームから逃げるには誰かが足止めをしなきゃいけないんだ!それに、今はゴームと戦う事よりもファウードを魔界に帰す方法を見つけるのだ先だ!だから清麿、何人かを連れて早く逃げるんだ!ファウードに詳しいガッシュがいれば探索はそう難しくないはずだ!」
悩んだ後、清麿はすぐに決断した。
清麿「俺とガッシュ一緒に行くのはティオ、コルル、パティ、チェリッシュの4組にする」
恵「私達を?」
フォルゴレ「私は残る事にするよ。女を守るのが男の使命だし、キャンチョメは以前よりも強くなったからね。清麿、ガッシュ、バンビーナ達を頼むよ」
清麿「ああ!」
ガッシュ「ウヌ!」
モモン「僕も残るよ!」
ウォンレイ「私も」
サンビーム「私とウマゴンも残る。だが、いざとなれば何人かを乗せて清麿の元へ急ぐからな」
清麿「みんな、死ぬなよ!」
ティオ達と一緒にガッシュ達は進んでいった。
ミール「あんた達だけでゴームに勝つつもり?大した事なさそうな魔物ばっかりね」
リーヤ「見た目で判断するなよ、じゃじゃ馬娘が!」
ミール「あんた、可愛いマスコットの癖に私をじゃじゃ馬呼ばわり!?ふざけるんじゃないわよ!!」
リーヤ「僕は可愛いマスコットじゃない、勇敢な戦士だ!」
ウォンレイ「(何だか、大人げない言い争いだな…)」
ミールとリーヤの言葉のぶつけ合いに一同は呆れていた。
ティオ、コルル、パティ、チェリッシュペアの4組と一緒にガッシュペアは進んでいた。
清麿「咄嗟に考えたが、一緒に行くメンバーはガッシュ以外は全員女の子になっちまったな」
恵「でも、清麿君はどんな事があっても私を絶対に置いていかずに連れて行きたかったでしょ?」
清麿「まあな」
清麿と恵は手を繋ぎながら進んでいた。それをしおり達は微笑ましく見つめながら進んでいた。すると、何かの声がした。
コルル「何か声がするよ」
先の方には三つ首の化け物がいた。
ティオ「へ、変な化け物がいるわ……」
ガッシュ「あれはデゴスミアというファウードの体内にいる魔物なのだ」
恵「とりあえず、気付かれないように静かに移動しましょう」
静かに移動しようとすると、ティオが引っかかって転んでしまった。
ティオ「きゃっ!」
ガッシュ「ティオ、だいじょう」
???「ウホホホーン!」
転んだ時に思わずティオが大声を出してしまったせいでデゴスに気付かれてしまい、デゴスが迫ってきた。
パティ「こんな時に見つかっちゃうなんて~!!」
清麿「みんな、大急ぎで逃げるぞ!!」
ガッシュ達はデゴスから慌てて逃げた。
パティ「ちょっと、こいつ足が速いわよ!」
チェリッシュ「こうなったら戦うしかないようね!」
ニコル「ギガノ・コファル!」
チェリッシュのギガノ・コファルを受けてもデゴスはダメージもなく、進んでいた。
チェリッシュ「ギガノ・コファルが効いてない…?」
しおり「頑丈すぎるわよ!こんな敵、どうやって倒すの!?」
清麿「こいつをすぐに倒すには俺が今から指差す体の位置にギガノ級以上の術をぶつけるんだ、チェリッシュ!」
前の戦いでバリーがデゴスを倒した時のように清麿は頑丈なデゴスの弱いポイントを見つけた。
清麿「あそこだ!」
ニコル「ギガノ・コファル!」
指定したポイントにチェリッシュはギガノ・コファルをぶつけ、デゴスを倒す事に成功した。
ティオ「やっと倒せたわね…」
ウルル「追いかけられたり頑丈だったりで苦労しましたからね…」
そう言っていると、今度は別のデゴスが2体も出てきた。
コルル「またデゴスが出たよ!」
清麿「いちいち相手にしてる時間はない!パティ、ウルルさん!」
ウルル「ばい!オルダ・アクロン!」
水の鞭をぶつけ続けてデゴスの目を眩ませた後、ガッシュ達は先へ進んだ。
パティ「また追ってこないでしょうね…?」
ガッシュ「デゴスは頭が悪いから一度目を眩ませてから逃げてしまえばもう追ってこないのだ」
ティオ「ねえ、ガッシュはこれからどこへ向かうの?」
ガッシュ「アリシエが私の親友、レインは心臓の辺りで待っておると言ってたから心臓に行くのだ」
コルル「そのガッシュの友達のレインってどんな魔物?」
ガッシュ「簡単に言うと、強くて大きな魔物なのだ」
パティ「少なくとも女の子じゃないわよね?」
ガッシュ「そうなのだが…」
パティ「それを聞いて安心したわ」
チェリッシュ「レインって言ったら、あのだいぶ前に大暴れしていた魔物?」
ニコル「チェリッシュは知ってるの?」
チェリッシュ「会った事はないけど名前は聞いた事があるわ。大人でも手におえない強さと体の大きさを持つ魔物だって」
コルル「大人でも手におえない強さと体の大きさ……」
ティオ達の想像したレインの姿は自分達の3倍以上の大きさとムキムキマッチョの魔物だった。
ガッシュ「ウヌ?レインが近くにおるぞ!」
しおり「どの辺り?」
ガッシュ「あっちからなのだ!」
レインの魔力をガッシュは感じ取り、魔力を感じる方向へ進んだ。
ウルル「どこにレインがいるのですか?」
ガッシュ「この辺りからなのだ」
しおり「この辺りって……」
???「ここはファウードの心臓だ」
声と共にレインが現れた。
ティオ「うわっ!清麿、恵、新手の敵よ!」
コルル「おまけにザルチムやファンゴ達よりも強そうだよ……!」
レインの姿に清麿以外のパートナーとチェリッシュは警戒し、ティオとパティはガッシュの後ろに隠れ、コルルはチェリッシュの後ろに隠れた。
ガッシュ「探していたのだ、レイン」
レイン「よく来てくれた、ガッシュ」
コルル「ガッシュ…、あの魔物が……レイン…?」
ガッシュ「そうなのだ」
ティオ「あの怖い顔をした魔物がガッシュの友達?」
パティ「何かの間違いじゃないの?」
レイン「はははっ、俺がガッシュの友達のレインだ。怖がることはない」
獣のような顔が嘘みたいに穏やかになった。
しおり「あ~、びっくりしちゃった」
恵「私達のイメージと違ってたから驚いたわ」
ウルル「(普通、あんな魔物を見たら誰でも敵だと思い込みますからね…)」
ティオ「ガッシュも初対面の頃のレインは怖くなかった?」
ガッシュ「ウヌ、初めて会った頃のレインよりもティオの方が怖いからのう」
素直に言ってしまうガッシュの言葉にティオは激怒した。
ティオ「私の方がレインより怖い!?何ですって、ガッシュ!!」
ガッシュ「ぐあああっ!!」
激怒したティオによってガッシュは首を絞められた。
パティ「ガッシュちゃんに何するのよ!」
レイン「(凄い迫力だな…)ところで、君達がガッシュの友達か?」
ティオ「そうよ。私はティオ。パートナーは大海恵よ」
パティ「パティで、私のパートナーはウルル」
コルル「コルルだよ。パートナーの名前はしおりねーちゃん」
チェリッシュ「私の名前はチェリッシュ。パートナーはニコルよ」
レイン「ティオにパティ、コルルにチェリッシュか。他にもガッシュには友達がいると聞いているが、その友達はどうしたんだ?」
清麿「それが、ゴームを足止めするために…」
レイン「そうだったのか…」
ニコル「レインのパートナーは?」
レイン「俺のパートナーはカイル。だが、カイルは呪いのせいで容態が悪くなってて、安静にしているんだ」
レインの傍に寝かせているカイルの姿があった。
しおり「ひどい、こんな子にまでリオウは呪いをかけたというの?」
チェリッシュ「あんな事をしたからには、リオウの体のあちこちに風穴を空ける必要があるわね…」
恵「でも、ヨポポと違ってリオウに手を貸さなかったのはどうして?」
レイン「決まってるだろ?ファウードを止めるというガッシュとの約束を破れないからさ。リオウに手を貸したらカイルだって怒る。カイルを助け、ファウードを止めるためにも俺はずっとガッシュを待っていたんだ」
ガッシュ「レイン、ずっと私を待ってくれてありがとうなのだ!」
清麿「よし、レインも加えてモニターのある部屋へ行こう。ガッシュ、案内を頼むぞ」
ガッシュ「ウヌ!」
ガッシュの案内に従い、一同は心臓のモニターのある場所に来た。
ウルル「ここの地図、ファウードの口の所にあったのよりも詳しく道が記されていますよ」
清麿「ガッシュ、ファウードを魔界に帰す装置はどこにあるんだ?」
ガッシュ「モニターを操作してくれぬか、清麿」
清麿がモニターを操作すると、見覚えのある場所が出た。
ガッシュ「あそこなのだ!」
そう、その場所は前の戦いでもファウードを魔界に帰す装置があった場所だった。
清麿「だったら、すぐに……」
行こうとした途端、清麿達パートナー一同はふらついていた。
ティオ「どうしたの?」
恵「魔物との戦いの後にもう14時間以上も歩き続けたもの。途中でファウードの回復液は飲んだけど、何だか、疲れてめまいがするわ…」
しおり「念のため、腕時計を付けてきたけど、もう深夜の0時よ」
ニコル「もう深夜とはね…。気持ち的に疲れた気分になるのも無理はないわ…」
ウルル「どうしますか?ここで寝ましょうか…?」
清麿「だが、急がないと…」
???「みんな大丈夫か?」
そこへ、ウマゴンペアとモモンペアが来た。
コルル「ウマゴン、モモン、無事だったのね!」
ウマゴン「メル!」
サンビーム「アリシエから清麿達と合流してくれと言われて私とウマゴンはエルとモモンと一緒に清麿達を追って来たんだ」
エル「モモンのお陰で道に迷わずに済みましたわ」
パティ「他のみんなはどうなったの?」
サンビーム「それが…」
回想
サンビーム『ゴームとの戦いの最中にアリシエが呪いによる衰弱で倒れてしまったが、何とかキャンチョメのお陰で勝負は私達が優勢だった』
ミール「もう、こんなに厄介な魔物がいたなんてむっかつく~!!」
キャンチョメ「はははっ!鉄のフォルゴレと無敵のキャンチョメ様がいればお前なんか簡単にやっつけられるんだぞ!」
ウォンレイ「まさか、キャンチョメが今の私達の要になるとは…」
リィエン「デボロ遺跡の時には想像もつかなかったある」
フォルゴレ「キャンチョメ、もう一度ゴームの術をぶつけてやるぞ!」
キャンチョメ「うん!」
???「オルシド・シャロン!」
突然の不意討ちによって放たれた光の外にいたウマゴンペアとモモンペア以外は拘束されてしまった。
サンビーム「何っ!?」
ウォンレイ「この術は…!」
ウォンレイ達を拘束する術を使っていたのはザルチムだった。ガッシュのテオザケルをまともに喰らって既にボロボロではあったものの、まだ動けた。
エル「まだ動けたんですか!?」
ザルチム「くそったれ…、この俺がこんな醜態を晒す羽目になるとはな…。ミール、こいつらをひっ捕らえてリオウの元へ連れて行くぞ…」
ミール「あいつらをひっ捕らえるの?」
ザルチム「俺はボロボロだからな…お前がやれ」
ミール「わかったわよ…」
ゴーム「ゴォ…」
アリシエ「ウマゴン、モモン、清麿達の元へ行くんだ!君達だけでもここから逃げろ!」
ウマゴン「メル…」
サンビーム「…この場は止むを得ないか……。エル、モモン、清麿達の元へ行くぞ!」
エル「はい!」
モモン「うん!絶対にガッシュの所へ行って呪いをかけられたパートナーと世界中の人々をどっちも救う方法を見つけてから助けに来るよ!」
サンビーム「ゴウ・シュドルク」
サンビーム、エル、モモンを乗せたウマゴンはその場を去って行った。
サンビーム「という感じで私達は何とかゴームから逃げてここまで来たんだ」
しおり「そうだったのね…」
チェリッシュ「モモン、馬の坊や、よくここまで来たわね」
モモン「ありがとう」
ウマゴン「メル!」
清麿「モモン、早速だが、ファウードを魔界に帰す装置がある場所の位置は記憶できるか?」
モモン「あそこだけファウードと違う感じがする。だから、案内もできる」
清麿「そうか。俺達は寝るから、道を覚えたら起こしてくれないか?」
ウルル「もう寝なければいけない時間ですからね…」
ティオ「それじゃあ恵、寝るわね。おやすみ」
恵「おやすみなさい、ティオ、清麿君」
精神的疲労がたまった一同は寝る事にした。
レイン「モモンは寝ないのか?」
モモン「レインこそ寝ないの?」
レイン「俺はガッシュを待っている間に十分な睡眠をとったからな」
モモン「じゃあレイン、僕と分担して寝ているガッシュ達をファウードを魔界に帰す装置のある部屋まで運ばない?僕が案内するから」
レイン「そうだな。大半は俺が抱えるとしよう」
モモンとレインは寝ているガッシュ達を抱えてファウードを魔界に帰す装置がある部屋まで向かった。
モモン「みんなスヤスヤ寝てるね」
レイン「それだけ疲れがたまっていた証拠だ。俺達も運び終わったら寝て疲れをとろう」
そして、その部屋に着いた後、モモンとレインも寝た。
ガッシュ達がいなくなった後、ゼオンペアがモニターがある部屋に入り込んだ。
ゼオン「なるほど、ファウードの構造はこうなっているのか…。幸い、連中はガッシュ達の方に視線が釘付けになっているから俺達は自由行動し放題だ」
デュフォー「これからどうする?」
ゼオン「ガッシュ達の後を追う。面白い物が見つかるかも知れんぞ…」
デュフォー「もし、ファウードを移動させる装置でもあったらどうする?」
ゼオン「もし、魔界に帰すためのタイマーが設定されているのであれば、デュフォー、お前の力でロックを解除して再度設定し直せばいい。例えば…数百分単位でセットするとかな。それと、エネルギー供給がカットされないようにするっていうのもリオウ達を困らせる上で面白そうじゃないのか?」
デュフォー「ああ。そうすればガッシュ達も、リオウ達も必死になって戦い合うだろうな」
ゼオン「どっちも俺達のためにもっと働いてもらうぞ……」
様々な裏工作を行うため、ファウードを魔界に帰す装置がある部屋へ向かうガッシュ達をゼオンが追っていた。
これで今回の話は終わりです。
今回はザルチムやゴームの襲撃と清麿達のファウード探索、そしてファウードを魔界に帰す装置がある部屋を特定するという話です。
ザルチムがあっさりやられたのは相手が悪かったためで、決してザルチムが弱い訳ではありません。
話の最後に出てきたゼオンペアはこれからガッシュ達に気付かれないように後を追ってとんでもない事をします。
次の話はアースとカルディオの仲間入りとファウードを魔界に帰す装置のタイマーをセットとファウードの封印を解きますが、ゼオンの暗躍も描かれます。