金色のガッシュベル!!SECONDLAP   作:アンドロイドQ14

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LEVEL61 二つの道

ファウード

 遂にファウードの封印が解かれた。

 

清麿「大変なのはここからだ……」

 

???「皆の者、早く飛行機に飛び移るのだ!」

 

 声がした方を向くと、そこにはマリル王女らを乗せた飛行機が浮かんでいた。

 

恵「マリル王女!」

 

アルベール「今から足場を作る!その足場に乗って飛行機に飛び移るんだ!」

 

ガッシュ「パムーンとレイラも来てくれたのか!」

 

ビクトリーム「ぶるぁああっ!!この私も忘れるな!」

 

清麿「今はそんな事してる場合じゃないだろ!」

 

アルベール「ミベルナ・マ・ミグロン!」

 

ランス「ファルセーゼ・バーロン!」

 

 月と大量の星が出てきた。

 

レイラ「オール!」

 

アルベール「ロール!コネクト!」

 

 レイラとパムーンはそれぞれが操作する月と星を動かし、清麿達がいる足場と飛行機の間に足場を作った。

 

パムーン「足場ができたぞ、急げ!」

 

ガッシュ「みんな、飛行機に移るのだ!」

 

ティオ「だけど、レインは大きすぎて!」

 

カイル「心配ないよ、レインは人の姿にもなれるんだ」

 

サンビーム「そんな事はいいから、急いで移るぞ!ディオエムル・シュドルク!」

 

サウザー「ディオギコル・ギドルク!」

 

清麿「ラウザルク!」

 

リィエン「レドルク!」

 

 それぞれの肉体強化の術である程度人数がまとまった状態で急いでガッシュ達は飛行機に乗り込み、10秒にも満たないうちに全員が移る事に成功した。

 

マリル「これより、この場を離脱せよ!」

 

 全員が移った所で飛行機はその場を離脱した。それと同時にファウードも動き出した。

 

リオウ「くそう、俺に銃弾を撃ち込んだからにはこの場で始末してやろうと思ったのに奴等に援軍がいたとは……!」

 

 

 

飛行機

 ファウードの様子を飛行機から清麿達は見ていた。

 

コルル「ファウード、本当に動いたよ!」

 

しおり「巨大な魔物とは聞かされてたけど…、実際に動く所を見ると恐ろしいわ……」

 

 ファウードはクジラを手で追った際に近くの島を破壊した。その光景にはティオ達はもちろん、その光景を一度見たガッシュでさえ再び見ても驚きを隠せなかった。

 

清麿「島が……」

 

ガッシュ「消えたのだ…」

 

恵「清麿君、見て!」

 

 今度はファウードがクジラを丸のみにしてしまった光景にまたしてもガッシュ達やまだ足場にいるロデュウ達も驚きを隠せなかった。

 

アリシエ「クジラを丸のみにしただと…!」

 

パティ「スケールが大きすぎるわよ!!」

 

ウルル「こんな怪物が本気で暴れたら下手をすると地球そのものがなくなるかも知れませんよ!」

 

清麿「いや、タイマーが故障したりしなければもうすぐファウードは魔界に帰るはずだ」

 

キャンチョメ「すげえ!ジェム達の命を救い、ファウードを止めるのを両立させちまうなんてよ!」

 

フォルゴレ「で、後どれぐらいでファウードは魔界に帰るんだ?」

 

清麿「あと5、4、3、2、1!」

 

 しかし、ファウードに何の変化もなかった。

 

ウォンレイ「清麿の仕掛けが作動しないぞ!」

 

チェリッシュ「故障でもしたの?」

 

清麿「待ってろ。今、ファウードを魔界に帰す装置がどうなのか確かめてみる」

 

 清麿は今のファウードを魔界に帰す装置がどうなっているのかアンサー・トーカーで調べてみた。すると、とんでもない答えが出た。

 

サンビーム「驚いているようだが、何か悪い答えでも出たのか?」

 

清麿「…俺の悪い予想が的中してしまった…。ファウードを魔界に帰す装置のタイマーが何者かの手でファウードの封印が解けてから410分後に魔界に帰るように変更されていた…」

ティオ「そんな!410分後って言ったら、6時間50分後よ!」

 

恵「その犯人はリオウなの?」

 

清麿「犯人はリオウじゃない。リオウやリオウのパートナー、それにリオウに従っている魔物達に俺のかけたロックを解除した上で変更する事なんてできやしない。俺のかけたロックを解除した上で変更できるのは…ゼオンのパートナーで俺と同じアンサー・トーカーの力を持つ男、デュフォーしかいない!」

 

レイン「ゼオンのパートナーがタイマーを変更したというのか!?」

 

コルル「確か、デュフォーは」

 

清麿「デュフォーはサンビームさんの引っ越しの時に俺達と会っている!」

 

恵「デュフォーが私達と…?」

 

 ゼオンのパートナーが自分達と既に会っているのが信じられなかった恵としおり、ウルル、サンビームだったが、引っ越しを手伝ってくれた無愛想な男の事を思い出した。

 

恵「まさか、あの人がデュフォー!?」

 

清麿「そうだ。俺もまさかあいつがデュフォーだとは思わなかった……」

 

 

 

 

ファウード

 ロデュウ達も驚き一色だった。

 

チータ「こんなのが操れるの…?」

 

キース「はっはっはっ!この力がキース様の物になるのだ!あっ、そ、そうだった!リオウはどこだ!?」

 

ファンゴ「確か、銃弾を撃ち込まれてからどこへ行ったのか…?」

 

リオウ『ファウードよ、勝手に暴れるのは許さん!お前の主はこのリオウだ!命令を待て!』

 

 動こうとしていたファウードはリオウの命令で大人しくなった。

 

ロデュウ「ファウードが大人しくなりやがった……」

 

 そこへ、リオウの立体映像が映った。しかし、所々にチェリッシュによって撃ち込まれた銃弾の傷が残っていた。

 

リオウ『その通り、この俺様はファウードを自由に操る事ができる』

 

ベルン「ギガノ・ギニス!」

 

チータ「ギガノ・ラギュウル!」

 

 キースとロデュウは攻撃したが、浮かんでいるリオウは立体映像なため、

 

リオウ『はははっ、貴様らなどの魂胆などわかっているさ』

 

ロデュウ「すり抜けた?」

 

キース「くそう!勝負しろ、リオウ!」

 

リオウ『バカ共よのう。俺だけがファウードを操れると知っておきながら、わずかながらこの俺からファウードを奪えると思っている。ファウードの力を舐めるなよ!ファウードよ、主砲放て!』

 

 ファウードは清麿がかけたロック通り、照準を海に向けて主砲を発射した。

 

 

 

飛行機

 ファウードの主砲の威力は飛行機で離れた場所から見ていたガッシュ達も驚いていた。

 

サウザー「なんじゃこりゃ~~~っ!!」

 

エル「凄まじい威力ですわ……」

 

ジェム「ちょ、こんなのと直接やりあうの!?」

 

清麿「(あ~、死ぬかと思った…。主砲の照準のロックが解除されてなくてよかった…)心配はいらない。後、10秒で第2の罠が作動する。マリル王女、飛行機をケルマディック海溝へ!」

 

マリル「ケルマディック海溝?わかった、そこへ向かうとしよう」

 

 清麿達を乗せた飛行機は清麿が仕掛けた第2の罠、瞬間移動装置によるファウードの転送先、ケルマディック海溝へ向かった。

 

 

 

ファウード

 リオウはロデュウ達を従わせた後、清麿達が乗せた飛行機を追っていた。

 

リオウ『奴等め…、この俺にここまで恥をかかせたからには生かしては帰さ』

 

 瞬間移動装置が作動し、ファウードはケルマディック海溝へ飛ばされた。

 

リオウ『な、何だと!?』

 

 ファウードはケルマディック海溝へ転送された。しかし、ファウードが泳ぐ事はガッシュから話を聞いた清麿の想定の範囲内で、ファウードは泳いだ。

 

 

 

ファウード コントロールルーム

 ファウードがケルマディック海溝に瞬間移動した後、回復液で傷を癒したリオウはある事で困っていた。そこへ、コントロールルームに転送されたザルチムが来た。

 

リオウ「何でロックが解除されない!?その上、ファウードを魔界に帰す装置のエネルギー供給も止められない!どうなっているんだ!?」

 

ザルチム「やられたな。他にも様々な機能にロックがかけられている。ファウードの武器を撃っても照準を空や海へ向けるようになっているぞ」

 

リオウ「くそう!奴等の中に知将がいたとは…。ロックが外せない上にエネルギー供給も止められないのでは、ファウードは後6時間47分後に魔界に帰されることになる……!」

 

ザルチム「奴等がそんな時間にセットしてファウードを魔界に帰すと思うのか?」

 

リオウ「何だと?」

 

ザルチム「奴等なら、すぐにファウードが魔界に帰るようにセットするはずだ。これは俺の想像なのだが、奴等がファウードのタイマーをセットした後、何者かがそのタイマーにかけられたロックを外し、俺達と奴等が焦るように時間をセットし直した上でエネルギー供給が止められないようにしてからロックをまたかけたのだろう」

 

リオウ「バカな!俺達に知られないようにした上で行動し、俺達では外せない奴等のロックを解除してから様々な細工をした奴がいるだと!?」

 

ザルチム「俺はそうとしか考えられん。それに、ずっと悪い予感もしてるからな…」

 

リオウ「頭に来たぞ…!こうなったら、最初の攻撃目標は日本にしてやる…!」

 

 

 

 

飛行機 

 飛行機の中ではこれからどうするかが話し合われていた。そんな中、リオウの立体映像が出た。

 

リオウ『貴様ら、俺を散々邪魔してくれた挙句、6時間50分後にファウードを魔界に帰すようにしたからには日本を攻撃してやる!覚悟しろ!』

 

パティ「何が邪魔ですって!?あんたなんかギタギタのボロボロにしてやるわよ!!」

 

清麿「攻撃目標が日本か…!」

 

 別の飛行機に乗っているアポロは通信で話し合いに参加していた。

 

アポロ『清麿、ファウードが魔界に帰るのが封印が解けてから6時間50分後というのなら、これからどうするんだい?』

 

清麿「方法は一つ、再びファウードの体内に行き、脳のコントロールルームを押さえるしかない!だが、同時にファウードを魔界に帰す装置も守らなくてはならない。その二つを両立させなければ、ファウードを止める事はできない」

 

アース「しかも、リオウは体内の魔物を使い、ファウードを魔界に帰す装置を破壊しに来るだろう。装置を守るメンバーは」

 

パムーン「その役目、俺達に任せてもらおうか」

 

 装置を守るメンバーを決めようとした途端、パムーンが名乗りをあげた。

 

ガッシュ「パムーン、お主が引き受けるのだな?」

 

パムーン「ああ。装置を守るなら、実力者でなくてはならんだろ?そこは千年前の魔物の生き残りである俺とレイラ、ビクトリームに任せてくれないか?」

 

アリシエ「千年前の魔物?」

 

アース「某も風の噂で聞いた事がある。ゾフィスが目覚めさせたという魔物の生き残りが貴公らであるか?」

 

パムーン「そうだ」

 

レイラ「こう見えても私達、新しい呪文も習得してデボロ遺跡の時よりも強くなってるのよ」

 

ビクトリーム「だから、私達に任せるがいい」

 

エリー「そのYの者は信頼できるのか?」

 

ビクトリーム「ベリーシット!!Vだ!」

 

アルベール「騒ぐな!騒ぐだけで無駄な体力を消費するぞ!」

 

清麿「とりあえず、ファウードの回復液を持ってくれ」

 

 清麿はファウードの回復液を詰めたペットボトルをアルベール達に渡した。

 

ランス「これは?」

 

清麿「このファウードの回復液は俺達がファウードの体内を捜索していた時にペットボトルに詰めたものだ。これを飲めば心の力が回復する」

 

恵「全部で60本あるから、3本ずつあなた達にあげるわ」

 

ランス「ありがとう」

 

アルベール「清麿、恵は既に君の婦人も同然の状態じゃないか?俺から見ても羨ましいぞ」

 

 アルベールのからかいに清麿と恵は顔を赤くした。

 

レイラ「アル、緊張をほぐすためとはいえ、ちょっとからかいすぎじゃない?」

 

アルベール「でも、2人は夫婦同然の仲のようにしか見えなかったから、そういった緊張をほぐすのをしたんだけどな」

 

ランス「地図はあるのかい?」

 

清麿「俺が口から最短距離でファウードを魔界に帰す装置へ行ける道を書いた」

 

 その地図を清麿はアルベールに渡した。

 

パムーン「この通りに行けばいいのだな?」

 

ガッシュ「ウヌ」

 

チェリッシュ「さ、ファウードのコントロールルームを目指すのと、装置の防衛で話がまとまった所で、行きましょう!」

 

ガッシュ「チェリッシュの言う通りなのだ!」

 

清麿「みんな、ファウードを止めるためにも行くぞ!」

 

 ガッシュ達が一致団結する中、ヨポポペアは暗い様子だった。

 

ウォンレイ「ヨポポ、君は私達を裏切ってしまったのを悔やんでいるのかい?」

 

ヨポポ「ヨポポイ……」

 

ジェム「ごめんなさい、私が呪いをかけられたせいで…」

 

リィエン「そんな事より、今はファウードを止めるのが先ある」

 

ガッシュ「マリル殿、ファウードに近づいてくれぬか?私達は飛び降りてファウードに再び入り込む!」

 

マリル「よかろう」

 

カラオム「では、全速前進!」

 

 パイロットはファウードの正面に向かった。

 

 

 

 

ファウード コントロールルーム

 ガッシュ達の動きをリオウとザルチムは見ていた。

 

リオウ「奴等め、とことん俺達の邪魔をする気のようだな。ザルチム、この海溝を抜けるのは後、どれぐらいだ?」

 

ザルチム「このスピードだとしばらくかかるな」

 

リオウ「ふん、来るなら来い。覚醒したファウードは要塞と何ら変わりないのだからな」

 

 

 

 

ケルマディック海溝

 ケルマディック海溝の海上では、飛行機から飛び降りたガッシュ達はカルディオの術で作り出した足場の上にいた。

 

ガッシュ「レインが肉体強化の術を持ってて助かったのだ」

 

カイル「ギガノ・アボルクは凄かったよ」

 

レイン「俺もこういった術が使えるようになって嬉しいぞ」

 

アース「お陰で全員を突入させる事ができるぞ!」

 

しおり「どうやって体内に侵入するの?」

 

清麿「奴は息継ぎの時、口を大きく開ける!その時、一瞬でいい!一瞬だけ、奴の動きを止めるんだ!その隙に、一気に口の中に転がり込む!」

 

フォルゴレ「よし、清麿!隙は私達が作るぞ!」

 

キャンチョメ「任せなよ!」

 

フォルゴレ「ディカ・ポルク!」

 

 キャンチョメの幻影にファウードは反応した。

 

清麿「今だ!」

 

 仲間達の運搬を担当しているカルディオ、ウマゴン、レインは運んでいる仲間と共に一気にファウードに入り込む事に成功した。

 

 

 

 

ファウード

 無事にガッシュ達は全員侵入する事に成功した。

 

清麿「何とか入れたな。パムーン達は俺が渡した地図通りに装置がある部屋に向かってくれ!」

 

アース「それと、装置がある部屋の鍵を渡す!鍵をかければファウード体内の魔物はすぐには突破はできぬはず!」

 

パムーン「わかった!」

 

レイラ「装置は私達が6時間50分間も死守するわ。だから、ガッシュ達はコントロールルームへ行ってリオウを倒すのよ!」

 

ガッシュ「ウヌ!」

 

 パムーン達は装置のある部屋に向かい、ガッシュ達はコントロールルームへ向かった。

 

ニコル「清麿、道はわかるの?」

 

清麿「ああ、大丈夫だ!喉の奥のモニタールームから道があるのは確認している!ここからは俺のアンサー・トーカーで脳へ行ける道を探す!みんなはその後について来てくれ!」

 

 

 

ファウード コントロールルーム

 リオウとザルチムはガッシュ達の動きを伺っていた。

 

ザルチム「リオウの一族がファウードを人間界に送る前に改装したが、あいつら、迷わずに進んでやがる」

 

リオウ「あの清麿の指示の正確さの秘密は何だ?」

 

ザルチム「奴は超能力の一種でも持ってるんじゃないか?」

 

リオウ「超能力だと!?」

 

ザルチム「人間の中にはごく一部だが、不思議な能力を持った人間が生まれたり、事故などを経て、後天的に能力を得たりする奴がいるとラウシンから聞いた」

 

ラウシン「これは噂なんだが、超能力の一種ではないかというものに学問などのあらゆる問題の答えを瞬時に出せる力を持った人間がいるそうだ」

 

リオウ「あらゆる問題の答えをすぐに出せるだと!?そんなバカな話があるか!」

 

ラウシン「もっとも、これはあくまで噂でしかない。本当かどうかはわからんがな…」

 

 ラウシンが噂で聞いた能力こそ、アンサー・トーカーであった。

 

 

 

 

ファウード

 ガッシュ達は進んでいったが、ガッシュは違和感を感じていた。

 

ガッシュ「(脳へ行く道の構造が私が経験した戦いの時と違うのだ…)」

 

 清麿が操作すると、エレベーターが起動した。

 

サンビーム「これは、エレベーター」

 

清麿「ああ。これに乗れば、脊髄の上部まで一気に移動できる」

 

パティ「だったら、すぐに全員乗って行くわよ!」

 

アース「しかし、罠や奇襲を仕掛けるのにはもってこいの場所では?」

 

清麿「俺の出した答えではエレベーターに罠は仕掛けられていない」

 

アース「だが、出口に敵が待ち受けている危険性もある」

 

恵「でも、他に道はないのよ」

 

アリシエ「やるしかない。そうだろう?清麿」

 

清麿「みんな…」

 

 ガッシュ達はエレベーターに入った。

 

ガッシュ「皆の者、一気に行くぞ!」

 

 エレベーターが起動し、上に上がっていった。

 

 

 

 

ファウード コントロールルーム

 ザルチムはガッシュ達の様子を探っていた。

 

リオウ「どこまで入り込んで来た?」

 

ザルチム「今、奴等は……第6脊髄のホール」

 

リオウ「ほう、なかなか早いな。一度、侵入しているだけの事はある」

 

ザルチム「いいのか?リオウ。何もしないでこんなところまで奴等を引き入れて」

 

リオウ「それが狙いだ。ここまで入り込めば逃す心配もない。奴等の目的もわかっていればそれに備えるのも容易い。第6脊髄のホールにはロデュウが待ち構えているからな。他の連中と違って契約はしていないが」

 

ザルチム「そうだな。さっき調べて見たが、ガッシュ達と別れて装置の方へ向かう魔物が3体いる」

 

リオウ「あの装置を守るつもりだな……。どこまでも小賢しい連中だ…!」

 

 それに加え、ザルチムは浮かない様子だった。

 

リオウ「どうした?心配事でもあるのか?」

 

ザルチム「いや…、何でもない」

 

リオウ「そうか……」

 

ザルチム「(ガッシュ達は脅威だが、封印を解く以前から感じ続けている嫌な予感の正体が気になる。恐らく、ガッシュ以上の脅威だ…。そいつがタイマーをいじったのだろう…)」

 

 

 

ファウード

 エレベーターを抜けた先にはたくさんの道がある部屋に来た。

 

コルル「穴がたくさんあるよ」

 

清麿「ガッシュ、この部屋を知ってるか?」

 

ガッシュ「私が前に探検した時とは構造が違っておる」

 

しおり「ガッシュ君でもわからない道なんて……」

 

ウォンレイ「困ったな…」

 

ニコル「どこが正解なのかわからないわ」

 

アース「かと言って、通路の一つ一つを確認している時間はない」

 

清麿「モモン、コントロールルームへと続く道はわかるか?」

 

モモン「あっち」

 

パティ「モモンの指差した方へ」

 

モモン「それと、あっち」

 

 モモンが二つの道を指差した事で一同は困惑した。

 

ティオ「何それ、どういう事!?」

 

モモン「二つの道が上へと続いているのはわかる。でも、どっちが正しい道なのかわからない」

 

サンビーム「なら、どっちが正しいのか清麿に答えを出してもらおう。清麿、どっちが正しいんだ?」

 

清麿「俺の出した答えはどっちもコントロールルームへ行ける道だ。だが、どっちも色々な敵や罠があるとも出ている」

 

アース「となれば、全員で一つの道を進むと罠で全滅する事もあり得る…」

 

チェリッシュ「どう進むの?」

 

清麿「俺達には時間がない。一つの道を全員で進んで全滅するというリスクを避けるために俺とアースを中心に二つのチームに分かれて進む」

 

アース「うむ、ファウードのコンピュータを扱えるのは某と清麿だけだからな」

 

 早速、チーム編成をした。

 

清麿「まず、俺のチームは俺とガッシュ、恵さん、ティオ、しおりさん、コルル、ウルルさん、パティ、ニコルさん、チェリッシュ、リィエン、ウォンレイ、アリシエ、リーヤ、ジェムにヨポポとする」

 

アース「某の方は某とエリー、キャンチョメ、フォルゴレ、ウマゴン、サンビーム、カルディオ、サウザー、モモン、エル、レイン、カイルだ」

 

エリー「(清麿の方は戦闘力重視で私達は機動性と柔軟性重視か)」

 

ガッシュ「レイン、アース達の事を頼むぞ」

 

レイン「ああ。邪魔をする魔物達はこの俺とカイルがぶっ飛ばしてやる!」

 

キャンチョメ「僕も忘れてもらったら困るよ!」

 

清麿「だが、キャンチョメは体内魔物との戦いでは相性が悪い。体内魔物はレインとかに任せるんだ」

 

キャンチョメ「…強くなれたけど、特定の状況でないと僕は活躍できないんだね…」

 

フォルゴレ「だが、かなり進歩した事に変わりないじゃないか、キャンチョメ!」

 

キャンチョメ「そうだね」

 

アリシエ「僕達のやるべき事は、清麿とアースを無事にメインコントロールルームへ連れて行く事」

 

サンビーム「ああ、それが最優先だ」

 

ニコル「清麿とアースを必ずメインコントロールルームへ送りましょう!」

 

清麿「行こう、時間がない!」

 

ガッシュ「みんな、みんなの力でファウードを、誰一人死なせずにファウードを止めるのだ!」

 

???「おっと、誰か忘れてねえか?」

 

 声と共にロデュウペアが現れた。

 

ガッシュ「ロデュウ!(ウヌ?ゴデュファの契約をした後の姿ではないのう…)」

 

ウォンレイ「私達を邪魔しに来たのか!」

 

ロデュウ「当たり前だ。てめえらはムカつくんだからな。そして、リオウもだ!てめえらをぶっとばしてからリオウをぶっ飛ばす!」

 

恵「こんな時に敵が現れるなんて!」

 

 そんな中、ジェムとヨポポが前に出た。

 

ジェム「みんな、先へ行って!こいつはヨポポと私が倒すわ!」

 

コルル「でも、ヨポポ1人じゃ…」

 

ジェム「時間がないんでしょ?だったら、先に行って!私達もすぐに追いかけるから!」

 

清麿「…みんな、先へ進むんだ!」

 

ロデュウ「てめえら、先へ進む前に待ちな」

 

 先へ進もうとしたガッシュ達をロデュウは止めた。

 

アース「何か用でもあるのか?」

 

ロデュウ「1つ忠告する。お前達が進む先の魔物はファウードと契約して以前戦った時よりもパワーアップしている。それに、もうゴーム以外は完全にリオウの手下と化しているから話なんか通じない。躊躇せずに全力でぶちのめせ!」

 

しおり「リオウの手下なのにどうしてこの事を?」

 

ロデュウ「何を勘違いしてやがる?俺はリオウの手下になった覚えはねえ。リオウの方がてめえらより気に入らねえから情報を流してるんだよ!あのチビをぶちのめしたら今度はてめえらだ!それまで首を洗って待ってろよ!」

 

パティ「もう、敵か味方かわからない言い方じゃない!」

 

ウルル「人それぞれという奴ですよ」

 

ガッシュ「とりあえず、急ぐのだ!」

 

 双方とも急いだ。

 

ウォンレイ「(ヨポポ、やむを得なかったとはいえ、君は私達を裏切ったから自分を犠牲にしないといけないと謝罪ができないと思っているのかい?)」

 

 何となくウォンレイには自分達を裏切ってしまった罪悪感故にヨポポが捨て石になってみんなを行かせた事がわかっていた。

 

 

 

ファウード コントロールルーム

 ロデュウがゴデュファの契約の事をガッシュ達に話した事にリオウは激怒していた。

 

リオウ「ロデュウめ、ガッシュ達にゴデュファの契約の事を話したり、俺の手下になった覚えはないとかやりたい放題やりやがって!」

 

ザルチム「ま、ロデュウが反逆した所でファンゴ達が潰しにかかるだろう」

 

リオウ「もうファンゴ達は俺の忠実な手下だ。罠とも知らずに俺に対抗するために契約したバカな連中だ」

 

ザルチム「ロデュウとゴームは契約しなかったが、奴等はこのゴデュファの契約の危険性を直感で感じたのだろうな」

 

 

 

 

ファウード ???

 ある場所でゼオンはデュフォーと共に隠れていた。

 

ゼオン「どうやら、始まったようだな」

 

デュフォー「どうする?俺達もそろそろ動くか?」

 

ゼオン「いや、まだだ。しばらく様子を見る」

 

デュフォー「タイマーの書き換えが終わった後は退屈だな」

 

ゼオン「そう言うな。これも全てを手に入れるためだ」

 

デュフォー「新しい景色をみるため、か」

 

ゼオン「ああ、そうだ」

 

デュフォー「ザケル」

 

 ゼオンが手を出したのを見たデュフォーはザケルを発動させた。電撃により機械が起動し、モニターが映った。

 

ゼオン「踊れ、ゴミ共よ!ふふふ、はははははっ!!」

 

 リオウ一味やガッシュ達の様子を見て、ゼオンは邪悪に笑った。




これで今回の話は終わりです。
今回はファウードの突入とアニメの二手に分かれる話です。
今小説ではアニメの展開をやりつつ、原作のファウードを魔界に帰す装置の防衛を両立させるためにはどうすればいいのか考えた結果、タイマーが改ざんされ、更にエネルギーカットもできなくされたという展開が思いつきました。
アニメ寄りですが、ゴデュファの契約も登場します。
次はロデュウとヨポポの戦いです。
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