金色のガッシュベル!!SECONDLAP   作:アンドロイドQ14

63 / 76
LEVEL63 炎と氷で切り抜けろ!

ファウード

 それは、ロデュウとヨポポが魔界に帰る前の事だった。テッドペア、バリーペア、ブラゴペアは何とかファウードに侵入する事に成功した。

 

ジード「何とか中に入れたな…」

 

バリー「大変なのはこれからだ。奴等の話じゃ、ファウードの体内は体内魔物がウヨウヨ湧いて来るそうだからな」

 

ブラゴ「だったら、全部ぶっ飛ばすだけだ」

 

シェリー「先へ進むわよ!」

 

 

 

 

ファウード 胃

 ファウードの胃の中でブラゴ達を待ち受けていたのはハイパワーウンコティンティンだった。

 

テッド「何だ?こいつ」

 

ウンコティンティン「ふははははっ!飛んで火にいる夏の虫共め、今に驚くがいい!我が名はハイパワー」

 

 しかし、ウンコティンティンは名乗っている最中にバリーの貫手で悶絶してしまった。

 

ウンコティンティン「ぐはっ!」

 

バリー「そんなつまらん事を俺達に言う暇があるのか?」

 

グスタフ「ゾニス!」

 

 前の戦いの時と違い、ウンコティンティンはパワーアップしたものの、あっけなくバリーに瞬殺され、吹っ飛ばされてしまった。

 

ウンコティンティン「せっかくパワーアップしたのに~!」

 

 そのままウンコティンティンは胃液の中に落ちた。

 

ウンコティンティン「うわははっ、あち、あちいっ!!」

 

テッド「あっけなかったな……」

 

バリー「バカが、戦いの途中で無駄に喋るとこうなるぞ…」

 

シェリー「(あの魔物の名前がウンコティンティンだなんて、絶対に口に出したくない名前ね…)」

 

ブラゴ「(俺もあいつの名前だけは言いたくない…)」

 

テッド「これからどうするんだ?」

 

ブラゴ「脳にあるコントロールルームを目指す。そこを押さえればファウードは止まる。だいたい進む道も気配を辿って行けばわかる」

 

グスタフ「なら、すぐに進むぞ。我々に残された時間は数時間程度しかないのだからな」

 

 

 

ファウード コントロールルーム

 リオウとザルチムはガッシュ達の様子を見ていた。

 

ザルチム「ようやくロデュウとチビはくたばったようだな」

 

リオウ「アリシエ達はどこにいる?」

 

ザルチム「第4脊髄に向かっている。それと、アース達は第5脊髄に来たぞ」

 

リオウ「ゴデュファの契約をしたファンゴとジェデュンがいる所か。奴等もゴデュファの契約の恐ろしさを思い知るだろう…」

 

 

 

ファウード 第5脊髄

 アースチームは道中の体内魔物を退け、第5脊髄を通ろうとしていた。

 

アース「ふんっ!」

 

レイン「とぁああっ!!」

 

 レインとアースによって体内魔物は一掃され、次の部屋に来た。

 

サンビーム「追手が来るぞ!」

 

エリー「アース、扉を!」

 

アース「御意!」

 

 部屋に来てからアースは扉を閉ざして体内魔物が入れないようにした。

 

フォルゴレ「やれやれ、これで一息つけるな…」

 

???「一息つくにはまだ早いぜ…」

 

レイン「(この声…)」

 

 声と共にファンゴとジェデュンが現れた。

 

レイン「(ファンゴとジェデュンだと?だが、最初に会った時と外見が違う…)」

 

サンビーム「レイン、奴等に会った事があるのか?」

 

レイン「ああ、ファウードに来た時にな。だが、外見が変わっている」

 

アース「とすれば、ロデュウが言っていたゴデュファの契約をしている可能性は高い」

 

ファンゴ「俺の名はファンゴ、そしてこいつはジェデュン。ファウードとリオウを守る忠実な兵士だ」

 

レイン「ファンゴ、お前はリオウに従うのが嫌じゃなかったのか!?」

 

ファンゴ「もうそんなのはゴデュファと言った時に忘れたよ。俺が命令を聞くとしたら、リオウの命令だけだ!」

 

レイン「(やはり、ロデュウが言った通り、もう話が通じないのか…)」

 

エル「レインさん、カイル君、ファンゴはもともとはこんな魔物じゃなかったのですか?」

 

カイル「そうだよ。ファンゴ達はリオウの事が嫌いだったんだ」

 

サンビーム「となれば、ファンゴ達はリオウを倒すためにファウードの力を得たのだが、その代償としてファウードの忠実な兵士に変わってしまったという事か…」

 

モモン「みんな、気を付けて。あいつらは最初にファウードに入り込んだ時よりも強くなってる…」

 

アース「それは承知の上だ。我らは先を急いでいる。そこを通してもらおう」

 

ファンゴ「通さないと言ったら?」

 

アース「力づくでも通してもらうまでだ!」

 

サンビーム「待つんだ、アース」

 

サウザー「お前達はファウードを止めるために必要なんだろ?」

 

サンビーム「2人の相手に対してこちらは6人いる。アースやこちらの最高戦力のレインが出るまでもない」

 

サンビーム&サウザー「この場は私(オイラ)とウマゴン(カルディオ)に任せてもらおう!」

 

ウマゴン&カルディオ「メルメルメ~(パルパルモーン)!」

 

サウザー「何言ってんだよ!ここはオイラとカルディオが」

 

サンビーム「いやいや、ここは間違いなくウマゴンの出番だ」

 

ファンゴ「漫才なんてどうでもいいからどっちもさっさとかかってこいよ!」

 

サウザー「臨む所だ!ギドルク!」

 

 カルディオは突っ込んでいった。

 

サンビーム「待て、迂闊に突っ込むな!」

 

ルン「グノビオン!」

 

 そのままカルディオは反撃を受けて吹っ飛ばされた。

 

サンビーム「いかん!ウマゴン、援護だ!」

 

ウマゴン「メル!」

 

サンビーム「シュドルク!」

 

 次はウマゴンが突っ込んでいった。

 

アドラー「カービング・ガデュウ!」

 

 ファンゴの火炎放射でウマゴンは吹っ飛ばされ、カルディオとぶつかった。

 

ファンゴ「ああ、この感じは何だ?今まで感じた事もない最高の感覚だ。これがファウードの力なのか?」

 

ジェデュン「俺も体中に力が漲ってくるようだ」

 

 ゴデュファの契約により、ファウードの力に酔いしれるファンゴとジェデュンの姿に一同は異様さを感じていた。

 

アース「ファウードと契約するとここまで人格などが変わってしまうとは……」

 

レイン「ファンゴ達のパートナー、ファンゴ達はゴデュファの契約のせいでおかしくなっているんだぞ!それがわからないのか!?」

 

アドラー「別にいいよ。むしろ、前よりも気が合うからね」

 

ルン「やっとジェデュンが喋れるようになったからこっちの方がいいわ」

 

アース「奴等め…、自分のかけがえのないパートナーがどうなってもいいというのか…!」

 

 アドラーとルンの様子に戦っていない一同は憤りを感じていた。

 

サンビーム「あの魔物も炎を操るのか?」

 

サウザー「この!俺達の邪魔をしといて冷静に悟ってんじゃねえ!」

 

サンビーム「我々には時間がない、一気にカタをつけるぞ!ディオエムル・シュドルク!」

 

 ウマゴンは炎の鎧を纏った。

 

ファンゴ「ほう、貴様も炎を操るのか。だが、ファウードの力を得た俺には及ばねえな!」

 

サウザー「勝手に仕切ってんじゃねえぞ、オヤジ!ディオギコル・ギドルク!」

 

 カルディオは冷気の鎧を纏った。

 

ジェデュン「こっちは冷気か」

 

サンビーム「おい、魔物のパートナー!ファウードをこのままにしといたら世界が滅んじまうんだぞ!お前ら、それでもいいのかよ!?」

 

ルン「今の世界なんて、一度滅ぶぐらいがちょうどいいのよ」

 

サウザー「何だと…?」

 

アドラー「守るべき価値などないくだらない世界だ」

 

サウザー「お前ら…」

 

エル「何という人達でしょう…!」

 

サンビーム「ファウードの復活に手を貸した魔物のパートナーとは、そういう奴等か…」

 

ルン「日本を滅ぼしたら次はどうするの?」

 

アドラー「そうだな、そのまま北上してユーラシア大陸か」

 

 その言葉を聞いたサウザーは故郷とそこにいる妹がファウードによって消し飛ぶのを想像してしまった。

 

サウザー「そんなマネさせるか!行けっ、カルディオ!」

 

カルディオ「パルパルモーン!」

 

 憤ったサウザーはカルディオに突撃を命じ、カルディオは突っ込んだ。

 

サンビーム「いかん、1人で飛び出すな!」

 

 カルディオは冷気を放った。

 

ファンゴ「そんな冷気、俺の炎で掻き消してやるぜ!」

 

アドラー「ウォル・ガデュウ!」

 

 ファンゴの炎はカルディオの冷気を少しずつ押していた。

 

ルン「ガルバビオン!」

 

 ジェデュンは浮いてから回転し、カルディオに体当たりしてカルディオを吹っ飛ばした。

 

サンビーム「ウマゴン、炎だ!」

 

ウマゴン「メル!」

 

サウザー「くそう、カルディオ!」

 

カルディオ「パルパルモーン!」

 

 ウマゴンは炎、カルディオは冷気を出したが、炎と冷気はぶつかって打ち消し合ってしまった。

 

アドラー「ふはははっ、こいつはいい!とんだ仲良しさんだ!」

 

ファンゴ「炎と氷の相性がいいわけねえだろ?とんだバカだな!」

 

 ウマゴンとカルディオの連携のなさは敵に笑われていた。

 

サウザー「てめえ、オイラの邪魔すんじゃねえよ、引っ込んでろ!」

 

サンビーム「んんんっ!お前が1人で勝手に突っ込んでいくからだろ!?」

 

エル「あの…何だか足並みがそろわないまま戦っているようですけど、大丈夫でしょうか?」

 

アース「……大丈夫ではないようだな…」

 

レイン「仕方がない、俺達も行くとするか」

 

 足並みがそろわないウマゴンとカルディオを見ていられず、アース達も加勢しようとした。

 

ファンゴ「ほう、残りの魔物達も出てくるようだな」

 

アドラー「どうする?」

 

ルン「確実に2体仕留めましょう」

 

ジェデュン「そうだな。ルンの言う事にも一理ある」

 

ファンゴ「俺としては全員かかってきてもいいが、そうするとするか」

 

ジェデュン「リオウ、サポートシステムを!確実に2体仕留めるぞ」

 

 

 

 

ファウード コントロールルーム

 その事はリオウにも伝わっていた。

 

リオウ「よかろう。さぁ、思う存分に戦え!」

 

 

 

ファウード 第5脊髄

 リオウがサポートシステムを作動させたため、壁で遮られてしまい、アース達は加勢できなくなってしまった。

 

アース「しまった!」

 

キャンチョメ「フォルゴレ、中に入れないよ!」

 

 アースが剣で斬ってみたがヒビは入らず、レインがパンチしても同様の結果になった。

 

ルン「ギガノ・グノビオン!」

 

アドラー「リオル・ガデュウガ!」

 

 二つの術を組み合わせた連携技にウマゴンペアは吹っ飛ばされた。

 

ファンゴ「ふはははっ!!ファウードの力は最高だ、もっともっと術を出せ、アドラー!」

 

ジェデュン「ルンももっと術を出すんだ!」

 

アドラー「ディオ・ガデュウガ!」

 

ルン「バーガス・グノビオン!」

 

 ファウードの力を得たファンゴ達の猛攻にただでさえ足並みがそろわないウマゴン&カルディオは追い詰められていた。

 

キャンチョメ「ウマゴン!」

 

アース「くっ!某、もはや黙ってみておれぬ!」

 

レイン「カイル、この壁をブチ破って加勢するぞ!」

 

カイル「うん!」

 

サンビーム「よせ!アースもレインも無駄に力を使うんじゃない!ここは私達に任せて」

 

サウザー「いっけ~っ!」

 

 またしてもカルディオは単身突っ込んでいった。

 

アドラー「ロンド・ガデュウ!」

 

 カルディオの冷気とファンゴの炎がまたぶつかった。

 

サウザー「負けるな、カルディオ!」

 

カルディオ「パル…!」

 

ファンゴ「へっ、そんな冷気で俺の炎を押せると思ったら大間違いだ」

 

アドラー「ふん、冷気を操る癖に何を熱くなってるんだ?」

 

サウザー「うるせえ!」

 

アドラー「この下らぬ世界を作り変える、その事をどうして阻む?」

 

サウザー「うるせえんだよ!」

 

アドラー「ふふふ」

 

ルン「ガルバビオン!」

 

 ファンゴの炎がカルディオの冷気を少しずつ押しているその隙を突いてジェデュンの攻撃がカルディオに迫った。

 

サウザー「あっ!」

 

サンビーム「いかん!ウマゴン!」

 

ウマゴン「メル!」

 

 ウマゴンが援護に行ったが、炎と冷気がぶつかってしまい、ウマゴンとカルディオは吹っ飛ばされた。

 

カイル「このままだとやられちゃうよ!」

 

レイン「(どうする?奴等に勝つには足並みを揃えるしかないんだぞ…!)」

 

サンビーム「ウマゴン!」

 

サウザー「お前ら、余計なマネすんじゃねえよ!」

 

サンビーム「ウマゴンが防がなかったら直撃を受ける所だったんだぞ!」

 

 ウマゴンペアとカルディオペアの仲間割れを一同は見てられなかった。

 

エル「炎と氷、相反する力の持ち主達ですから…」

 

フォルゴレ「よりによって、相性最悪の2人を選んでしまったのか、私達は…」

 

レイン「(これ以上、こんな事が続くなら、俺が喝を入れるしかない…!)」

 

アドラー「実に他愛ない奴等だ」

 

ファンゴ「遊ぶのもバカらしくなってきた。一気に丸焼きにしてやるぞ」

 

キャンチョメ「うわぁ、ウマゴン達はもうダメだ~!」

 

エリー「落ち着け。たとえ相反する力を持っていたとしても、心は共鳴する事ができるはず。仲間の力を信じるのだ」

 

 しかし、いまだに二組は足並みが揃わず、劣勢だった。カルディオの攻撃はジェデュンに全く効いてなかった。

 

ジェデュン「ふははっ、効かんな」

 

サウザー「くそっ、なんてかてえ野郎だ!」

 

ジェデュン「ファウードの力を得てからもっと硬くなってるぞ」

 

アドラー「オルディ・ガデュウ!」

 

 ファンゴの術が来たため、ジェデュンはその場を離れた。

 

サウザー「逃げるか!」

 

 まんまとひっかかったカルディオは攻撃を受けてしまった。

 

サウザー「くそっ、やりやがったな!」

 

サンビーム「待て、無暗に突っ込むんじゃない!」

 

サウザー「うるせえ!行けっ、カルディオ!」

 

 またカルディオは単身突っ込んでいった。

 

ルン「ギガノ・グノビオン!」

 

アドラー「ロンド・ガデュウ!」

 

 再びファンゴとジェデュンは連携技を繰り出した。

 

サンビーム「ウマゴン!」

 

サウザー「カルディオ!」

 

 ウマゴンとカルディオは連携ができず、敵の攻撃を受けてしまった。

 

フォルゴレ「敵は連携技まで繰り出してきたというのに…」

 

キャンチョメ「こっちは連携どころじゃないよ!」

 

サウザー「くそっ…」

 

サンビーム「待て、サウザー!我々も連携しなければ勝てない!」

 

サウザー「うるせえ、引っ込んでろ!」

 

 またしても単身突っ込んでいった。

 

アドラー「ウォル・ガデュウ!」

 

ルン「ギガノ・グノビオン!」

 

 またカルディオは攻撃を受けてしまった。

 

サウザー「くそっ!こうなったら、ディオウ・ギコリオ・ギドルクを使うのもやむを得ないか…」

 

 いつまでたっても連携がままならない事に遂にレインは業を煮やした。

 

レイン「カイル、みんな、少し耳を塞いでろ」

 

カイル「うん…」

 

 フォルゴレ達は耳を塞いだ。そして、レインは息を大きく吸い込んだ。

 

レイン「……いつまでも勝手なマネしてんじゃねえぞ、このバカ共が!!!」

 

 凄まじいレインの大声にサンビーム達はおろか、ファンゴ達まで怯んでしまった。

 

アドラー「な、何だ!?この鼓膜が破けそうな大声は!?」

 

レイン「てめえら、下らん言い争いをする暇があるのなら、連携して奴等をぶっ飛ばせ!!それができないのなら、今からこの壁をブチ破っててめえらをタコ殴りにしてやるぞ!!」

 

 レインの一喝に流石のサウザーも完全に怯んでしまった。

 

エリー「レインの一喝で少しは頭が冷えたか?サウザー、お前は俺を助けてくれたではないか。ならば今、ウマゴンと協力する事もできるはず。俺達はここから動けぬ!世界の命運は、お前達にかかっているのだぞ!」

 

 レインの一喝で怯んだサウザーは少し頭が冷えたためか、エリーの言葉も届いた。

 

サンビーム「サウザー、世界を守りたいという気持ちは、皆同じだ!だから…」

 

サウザー「うるせえんだよ!オヤジ、何か作戦があるのなら、さっさと言え」

 

サンビーム「…ああ、私達はコンビだ。お互いのよい所を生かし、息を合わせて行こう」

 

サウザー「……うん」

 

 自分の意見を聞いてくれたサウザーにサンビームは少し笑った。

 

ファンゴ「さっきの大声はとんでもなかったが、今更連携したって無駄だ」

 

ジェデュン「所詮、付け焼刃だ」

 

サンビーム「それは、お前達のゴデュファの契約も同じではないのか?」

 

ファンゴ「何っ!?」

 

サンビーム「行くぞ!」

 

サウザー「おう!」

 

 ウマゴンとカルディオは突っ込んでいった。

 

ルン「グノビオン!」

 

アドラー「ウォル・ガデュウ!」

 

 ジェデュンの攻撃をかわした後、カルディオの冷気とファンゴの炎がぶつかった。その後、ウマゴンは炎を放出したが、ジェデュンにはノーダメージだった。

 

ジェデュン「これしきの炎、どうという事もない」

 

ファンゴ「ジェデュンの体の硬さは特別だ。しかも、ファウードの力で更に硬くなっている」

 

 サンビームとサウザーはアイコンタクトをとった後、カルディオがジェデュンの注意を引きつけ、ウマゴンがジェデュンに炎を長時間当てた。

 

ジェデュン「ほ~っ、効かんというのにまだわからんとはな」

 

サンビーム「シフトチェンジ!」

 

 再びサンビームとサウザーがアイコンタクトをとった後、ウマゴンは炎の放出をやめて今度はカルディオがジェデュンに冷気を長時間当てた。

 

ジェデュン「はははっ、無駄だ無駄だ!炎だろうが冷気だろうが」

 

 しかし、ジェデュンの体にヒビが入った。

 

ジェデュン「うおおおっ!お、俺の体にヒビが!うおおおおっ!!」

 

 ジェデュンの腹が破裂し、ジェデュンはダウンした。その際に何かが外れた。

 

サンビーム「どんなに硬い物質だろうと、熱した箇所を急激に冷やすと脆くなるものだ」

 

ファンゴ「俺はそんなもんじゃねえぞ!」

 

アドラー「カービング・ガデュウ!」

 

 サンビームとサウザーがアイコンタクトをした後、ファンゴの炎の攻撃をよけ、辺り一面を動き回った。

 

ファンゴ「くそっ、ちょこまかと動きやがって…!」

 

カルディオ「パルパルモーン!」

 

 不意を突かれてファンゴはカルディオの攻撃を受けた。

 

ウマゴン「メルメルメ~!」

 

 今度はウマゴンの攻撃を受けてしまった。

 

ファンゴ「アドラー、こうなったら辺り一帯を焼き尽くすぞ!」

 

アドラー「ディオ・ガ」

 

サンビーム「そんな暇はないぞ!」

 

 呪文を言い終わる前にファンゴは攻撃を受けた。

 

ファンゴ「そんな!ファウードの力を得た俺が何で押されてやがる!?」

 

サウザー「力ってのは訓練や様々な経験を通して付くものだ。お前らのように楽して強くなったってろくな事になりはしないんだぜ」

 

サンビーム「お前が私達の連携を付け焼刃というのなら、ゴデュファの契約も立派な付け焼刃の力だ!そんな力に酔いしれているお前達は私達に勝てはしない」

 

ファンゴ「調子に乗るんじゃねえ!こうなったら、てめえらまとめて焼き尽くす!アドラー、最大呪文だ!」

 

ジェデュン「ルン、こっちも最大呪文で蹴散らすんだ!」

 

アドラー「アルセム・ガデュウドン!」

 

ルン「(さっきまでのジェデュンと声が違う?)バビオウ・グノービオ!」

 

 ファンゴとジェデュンは最大呪文を放った。

 

サンビーム「ウマゴン!」

 

サウザー「カルディオ!」

 

 またアイコンタクトをとった後、ウマゴンとカルディオはそれぞれ炎と冷気を纏ってファンゴとジェデュンの最大呪文に突っ込んでいった。

 

ファンゴ「ふん、わざわざ自殺しに来たのか?」

 

ジェデュン「身の程知らずという奴だな」

 

 炎がファンゴの術と、冷気がジェデュンの術とぶつかった後、爆発した。

 

ファンゴ「ふはははっ!やった、やったぞ!」

 

ジェデュン「これで奴等は消し飛んだ!」

 

 自分達が勝利したと思い、ファンゴとジェデュンは喜んだ。しかし、それも束の間、今度は自分達の後ろに炎と氷の盾が迫ってきていた。

 

ファンゴ「アドラー、次の術だ!」

 

ジェデュン「ルン!」

 

 しかし、パートナーの反応はなかった。

 

ファンゴ「どうした?アドラー!?ぐあああっ!」

 

 吹っ飛ばされる際、ある姿を見てファンゴとジェデュンは驚いた。それは、それぞれのパートナーを捕まえたウマゴンペアとカルディオペアの姿だった。

 

サンビーム「チェックメイトだ!」

 

ファンゴ「そんな、いつの間に…」

 

サンビーム「ウマゴンの力は炎だけではない。本来の力はこのスピードなんでね」

 

サウザー「カルディオも同様に本来の力はスピードなんだよ。お前達の負けだ」

 

サンビーム「ウマゴン!」

 

サウザー「カルディオ!」

 

ウマゴン「メル!」

 

カルディオ「パル!」

 

 ファンゴとジェデュンの本は燃やされた。

 

ジェデュン「うぅ…お別れね、ルン…」

 

ルン「あなた、急に女の子っぽい声を出したから気になったけど、女の子だったの!?せっかくゴデュファの契約をして会話ができるようになったのに、こんな所で…」

 

ジェデュン「実はね、私は元から普通に喋れたのよ。契約する際にもゴデュファって言ったじゃん」

 

ルン「う、確かに…。でも、だったら何でもっと前に喋ってくれなかったの?どうして男の子っぽく喋ってたの!?あなたの名前すら他の名前に聞いたのよ!色々話したかったじゃない!ずっと一緒だったのよ!あなたの事ももっと知りたかったわ!」

 

ジェデュン「…だって…、恥ずかしかったんだもん……。契約した後に普通に男の子っぽく喋ってたのは、契約をした途端、急に喋るのが恥ずかしくなくなった上、男の子っぽく喋りたくなってボイスチェンジャーで声を変えていたの。ほんとは契約する前にも会話したかったけど、できなくてごめんね、ルン…」

 

 そう言ってジェデュンはファンゴと共に魔界に送還された。

 

 

 

ファウード コントロールルーム

 戦いが終わったのをリオウはザルチムと共に見ていた。

 

リオウ「全く、ゴデュファの契約をしたのに負けるとは。使えない奴等だ…!」

 

ザルチム「所詮はそこまでだったという訳だ。リオウ、奴等を消しに行ってくる」

 

 ザルチムはラウシンと共にどこかへ行った。

 

 

 

ファウード 第5脊髄

 ファンゴとジェデュンを倒した後、アドラーとルンを壁に置いた。

 

サンビーム「よし、先を急ごう」

 

 その途端、サンビームがよろけた。

 

エル「大丈夫ですか?少し休んだ方が…」

 

サンビーム「平気だ。なぁ?」

 

ウマゴン「メル」

 

カルディオ「パル」

 

エル「清麿さん達のチームはどうしてるかしら?」

 

レイン「心配するな。ガッシュ達のチームは中核戦力の大半が集まった戦闘力重視のチームだ。それに、罠があっても清麿には筒抜けだ」

 

 

 

ファウード 第4脊髄

 ガッシュ達は第4脊髄に来ていた。

 

清麿「ガッシュ、あの部屋からいくつ魔力を感じる?」

 

ガッシュ「二つ。ギャロンとザルチムの魔力を感じるのだ」

 

清麿「それに、ファウードのサポートシステムという罠もある。全員で行くと罠にかかって全滅する危険性もある」

 

ガッシュ「(サポートシステム…前の戦いでは使われなかったファウードの機能…。どんなものであろうか…)」

 

アリシエ「だが、僕達は急がなければならない」

 

恵「どうするの?清麿君」

 

清麿「みんな、俺にいい考えがある。聞いてくれないか?」

 

 清麿は罠で全滅も考慮し、それを防ぐための作戦を立てた。

 

アリシエ「わかった。僕達3組が先にあの部屋に行く」

 

リーヤ「指定の時間になったらガッシュ達も突撃するんだよ」

 

ガッシュ「ウヌ」

 

ウォンレイ「でも、無理をしてはいけない」

 

チェリッシュ「まずくなったら攻撃をかわし続けたりして私達が来るまで粘るのよ」

 

アリシエ「じゃあ、まずは僕達が突撃だ!」

 

 コルルペア、パティペアを連れてアリシエとリーヤはギャロンとザルチムが待つ部屋へ突撃した。




これで今回の話は終わりです。
今回はアニメのウマゴンペアとカルディオペアのコンビがファンゴとジェデュンのコンビと戦う話です。
大まかな所はアニメと同様ですが、原作のゴデュファの契約も出ているため、アニメと違ってファンゴとジェデュンは契約後の姿となり、話す言葉もファウードの力に酔いしれたものとなっています。
ちなみに、ジェデュンの性別は原作では女で、アニメでは男であったため、今小説ではその折衷案として、ジェデュンの性別は原作同様女だが、契約後の影響で男の子のように喋りたくなったため、ボイスチェンジャーで声を変えていたという事にしました。それと、ジェデュンの術の名前は原作のものに統一しています。
次は清麿チームがザルチム、ギャロンと戦う話ですが、ファウードに入り込んだ助っ人が到着します。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。