Language of love   作:千α

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罪歌編終了です。


第十四話 後戻

チャットルーム

 

ーー罪歌さんが入室されました

 

罪歌:ええと、あの、まんがきっさからにゅうにょくしています

 

罪歌:いままでどうも、すみませんでした

 

罪歌:もう、でないとおもいます

 

罪歌:ほんとうに、すみませんでした

 

ーー罪歌さんが退室されました

 

ー現在、チャットルームには誰もいませんー

ー現在、チャットルームには誰もいませんー

ー現在、チャットルームには誰もいませんー

ー現在、チャットルームには誰もいませんー

ー現在、チャットルームには誰もいませんー

 

ーー田中太郎さんが入室されました

 

田中太郎:え?あれ?

 

田中太郎:どういうこと?

 

ーー田中太郎さんが退室されました

 

ーーセットンさんが入室されました

 

セットン:まあまあ、いいじゃないですか。もう出ないっていうんですし

 

セットン:でも、普通にお話するなら、歓迎しますよ、罪歌さん

 

セットン:それじゃ、失礼します!

 

セットン:おやすー

 

ーーセットンさんが退室されました

 

ーー真白さんが入室されました

 

真白:罪歌さんでしたね。

 

真白:あー…。

 

真白:その。よろしく。

 

真白:………。

 

ーー真白さんが退室されました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、宇野原さん。来てくれたんですね。」

 

「ん。先輩が入院したし。」

 

冬樹は園原杏里に顔を出していた。杏里はあの後この一連の事件を起こした贄川春奈と対峙し怪我をおった。

ちなみにあの晩春媛の風邪は悪化し現在入院する羽目となっていた。

 

「さっきまで紀田くんたちも一緒だったんですよ。」

 

「へぇ…。」

 

「あの、宇野原さん。」

 

「なに?」

 

「どうしてあの時私を助けてくれたの?」

 

「……罪歌だから。」

 

「え?」

 

園原杏里は5年前、父に絞殺されかけた際、当時の「斬り裂き魔」であった母・沙也香が父を殺して自らも自殺し、その際残された妖刀「罪歌」をその身に宿している。

本来「罪歌」を宿した者はその思念に耐え切れず発狂し憑衣されるが、杏里は罪歌の思念を受けていながら額縁の中のものとして見ることによって自我を保ち、罪歌を制御している。今回の事件は「罪歌の子」の暴走によって引き起こされた事件であり杏里は「母」として「子」の意識を支配することで事件を終結させた。

 

しかし、冬樹はその事を知らないはず…と杏里が冬樹を見る。

 

 

「気を悪くしたらごめん。でもさ。俺は多分園原の味方だから。安心してくれたらいい。」

 

「あの、私が罪歌ってことを知っててなんで…。」

 

「なんで?」

 

「だって、その……。」

 

「化け物だから?」

 

「………。」

 

「初めに謝っとく。ごめん。園原の事調べさせてもらった。」

 

「そう、ですか…。」

 

杏里の顔はどんどん下がって行く。

 

「……俺さ、親から虐待されてたんだよね。」

 

「宇野原…さん?」

 

「しかも、しょっちゅうイジメにあってた。お揃いじゃん俺たち。

まぁ、こんなお揃い嫌かもしれないけど。」

 

「ううん。嫌じゃないです、身近にそんな人がいるなんて…。」

 

杏里は薄く微笑む。

 

「だから、罪歌でもなんとも思わない。園原は普通だから、俺とは違って。」

 

「ううん、宇野原くんも普通の人ですよ。どこにでもいる…。」

 

「そう言って貰えるだけで嬉しいよ。」

 

嬉しいと言っているが冬樹の顔はずっと無表情のままだった。

 

「帰る。」

 

すこし照れてしまった冬樹はその場を立ち去ろうとする。

 

「宇野原くん。」

 

「なに?」

 

「また、来てくれますか?」

 

「………"真白"。」

 

「え?」

 

「俺のもう一つの名前。覚えといて損はない。」

 

そう言い残すと冬樹は足早に去っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「先輩、ちゃんと寝てますか?」

 

「ええ、今はグッスリ寝てるわ。」

 

「ありがとうございます。

あー…これからもあの人が迷惑かけると思いますがよろしくお願いします。」

 

「任せておいて!」




次回からは黄巾族編!
冬樹のチーム白爛も事件に巻き込まれます。
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