Language of love   作:千α

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街の休日編です。
ここからの章はダラーズ編や罪歌編、黄巾族編とは違って何編と付けるのが難しいので私が単独で付けていきます!


街の休日編
第二十二話 Праздник города


「さーて、今日も頑張るか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

池袋のある一角にある喫茶店「悠々」の店主である小早川大河(こばやかわ たいが)が背伸びをする。

口にはなぜかタバコではなくシュガレット(ココア味)をくわえている。

 

ここは知る人のみぞ知る喫茶店、実は料理はそこら辺の喫茶店よりも美味しい隠れた名店なのだ。

 

そんな大河は基本的に平和主義者だ。しかし、そんな彼の店に来るのは。

 

「お昼食べに来ました。」

 

「……また来たのか、真白。」

 

 

真白。

 

 

本名、宇野原冬樹。

彼は大河の店の常連客だ。

冬樹はカラーギャングの白爛のリーダーをしている。この事は本当に最近チームに知れ渡った。

 

冬樹が初めて来た時は中学生の頃。たしかその頃からだろう……この喫茶店に白爛のメンバーが集まって来るようになったのは。

 

「あー!真白さんだー!」

 

冬樹の存在に気付き奥からやって来たツインテールは嘉真幸 耀華(かまさき ようか)。とても華奢な少女だが、人は見かけによらない。彼女も白爛のメンバーなのだ、よくわからない格闘技をしているらしい。

 

「嘉真幸。」

 

「やだなー!真白さん、耀華でいいですよぅ!」

 

「………小早川さん、パンケーキ。」

 

「おう、ちょっと待ってろよ。」

 

「えー!?無視ですか〜?」

 

 

そして、大河も白爛のメンバーだ。平和主義者の彼は冬樹に「白爛に入ってくれ」と言われ入るような奴ではない。ではなぜ白爛に入ってしまったのか。

 

 

「あ、そういえば〜。大河さんって真白さんとのジャンケンで負けて白爛に入ったんですよね〜!」

 

「それを言わないでくれ。」

 

 

そう、ジャンケン。

そもそもあのジャンケンはべつにそんな物ではなかった。ただ単に冬樹の「ジャンケンしましょう」という言葉に釣られてしたのだが、冬樹が勝った途端「小早川さん、これから白爛のメンバーね」と言われたのだ。

 

 

 

平和主義者はいつの間にか平和主義者の望む世界とは異なる場所にいる事となってしまっていた。

 

 

そして、今。

すっかり店は白爛のメンバーの溜まり場へとかしていた。

 

喫茶店には様々な種類の人間が集まってきている。しかし、そんな中で一つの共通点がある。それは白いスカーフや衣類を必ず身につけているという事だ。それは白爛のシンボルカラーである白、耀華はもちろん大河も身につけている。

喫茶店は相変わらず騒がしい。

 

 

 

 

 

 

「………………うるさい。」

 

 

 

静かでありながらどこかドスの効いた声を発する冬樹の言葉で店は静まる。

以前から冬樹を知っている大河と耀華は驚いた、昔は周りがどんなにうるさくてもそんな事は一言も言わなかった冬樹が「うるさい」とハッキリ言ったのだから。

 

 

 

「あ!そうだ、真白さんって折原臨也さんと仲良かったですよね〜。」

 

「ああ、あの人……………あんまり関わらない方がいい。」

 

「なんですか?子供扱いですか!?私、今年で高1ですよ!」

 

 

わざとらしく頬を膨らませる耀華を冬樹は呆れた目で見る。

 

 

「子供扱いしてないから。つーかなんで折原さん?」

 

「ファンなんですよね!」

 

「ああ、確かにそんな事前にも言ってたな。」

 

大河がパンケーキを作りながら二人の会話に入る。

 

「ファンねえ…………お前の事だ、その調子で折原さんから情報奪う気だろ?」

 

「ちぇっ!バレてましたか〜。でもでも!ファンっていうのは本当デスよ!」

 

「スパイの癖によく言うよな、耀華。」

 

そう、耀華は高1でありながらフリーのスパイをやっている。白爛のメンバーであるため基本的に白爛の味方をする方が多いが耀華はいろいろな所でスパイをやってきた。

 

 

「………それにしても、春媛はまだ起きないのか?」

 

「…はい。」

 

 

羽ノ浦 春媛。

 

冬樹を一番に思っている少女。きっと彼女は冬樹のためならば平気で人を殺すだろう。まさに冬樹の盾だった。

しかしその春媛は春休みの前に黄巾族の襲撃にあい意識不明の重体となってしまったのだ。

 

 

「春媛さんってばなんで起きないんでしょうね〜。あ、もしかするとそろそろ死んじゃうのかな?」

 

「耀華、やめとけ。」

 

「それとも、真白さんと会うのが嫌なのかな?」

 

そう言うと同時に耀華の頬を何が掠めた。

 

「っ!?………フォ、フォーク……?」

 

後ろを振り返ると後ろには柱に刺さったフォークがある。

 

 

「おい真白、お前これで何度目だ?頼むからうちの喫茶店で暴れるのはやめてくれ。」

 

「外ならいいんですか?」

 

「いや、外もダメだけど。」

 

 

冬樹は仲間思いだ。特に春媛には特別なのだった、その特別は冬樹でも理解ができずにいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チャットルーム

 

 

甘楽【どーもー、甘楽ちゃんでーっす!】

 

田中太郎【どうもです】

 

バキュラ【ういす】

 

罪歌【こんばんわ。きょうも、よろしく、おねがいします】

 

真白【どうも。】

 

甘楽【はいはーい☆ みんな、この新しいチャット慣れましたー?】

 

田中太郎【ええ、発言が色違いになって誰が誰だか解りやすくなりましたね】

 

バキュラ【確かに、】

 

バキュラ【これでより鮮明に甘楽さんを袋叩きにできるわけっすね】

 

甘楽【鮮明に!?やだ、私なにされちゃうんですか!?】

 

バキュラ【袋叩きと無視を延々と繰り返します】

 

甘楽【それって虐めとかそういう域を超えて単なる集団リンチですよね!?】

 

バキュラ【そうですが何か?】

 

真白【先程甘楽さんが来る前に。】

 

真白【バキュラさんと内緒モードにて決めた事ですが何か?。】

 

田中太郎【二人とも酷すぎますよw】

 

甘楽【この人達いつの間に打ち合わせしたんですかー!?】

 

罪歌【みんな、なかよく、しませんか】

 

バキュラ【ああいえ、】

 

バキュラ【罪歌さん、】

 

バキュラ【別に本気で甘楽さんを嫌ってるわけじゃないですよ】

 

内緒モード 甘楽【相変わらず嘘つきだねえ。俺の事心底嫌いな癖に】

 

内緒モード バキュラ【黙れ、死ね】

 

甘楽【そうそう!スキンシップですよう!彼って、とってもツンデレなんです☆】

 

バキュラ【割合的にはツンツンデレツン デレツンツンツンツンツンツン死ねくらいで】

 

甘楽【ひいい、なんですかその割合!?】

 

バキュラ【桜新町商店街で子供達が歌ってたんです】

 

甘楽【しかも死ねで終わるの!?】

 

バキュラ【そこは私と真白さんのオリジナルですが何か?】

 

真白【何か?。】

 

真白【(´・д・`)バーカ。】

 

甘楽【酷い!】

 

田中太郎【本当に酷いなあw】

 

セットンさんが入室されました

 

セットン【ばんわー……】

 

田中太郎【あ、こんばんはー】

 

セットン【私はもう駄目です】

 

甘楽【こんばんわー☆】

 

バキュラ【ばわっす】

 

真白【どうもです。】

 

田中太郎【ってどうしたんですか急に】

 

罪歌【こんばんは、よろしくおねがいします】

 

セットン【ちょっとお金を落としちゃいまして……】

 

バキュラ【!?】

 

田中太郎【それは大変ですね……交番には届けられたんですか?】

 

セットン【いや】

 

セットン【あ、すみません、届けました、届けてあります】

 

甘楽【いくらぐらい落とされたんですか?】

 

セットン【いえ、ちょっと今月の給料袋まるごと……】

 

罪歌【だいじょうぶですか】

 

バキュラ【!?】

 

真白【うわあ…悲惨(つД`)ノ。】

 

田中太郎【本当に大変じゃないですか!大丈夫なんですか?】

 

セットン【ええ。貯金が割とあるので生活には困らないんですけど、凹んじゃって……】

 

真白【あ、知り合いに呼ばれたんで落ちますね。】

 

真白【@(・●・)@ノシ。】

 

真白さんが退室されました

 

田中太郎【真白さんがどんどん複雑な顔文字を覚えて行く!】

 

バキュラ【でもやっぱり退室は早い!】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「用ってなに?」

 

「これですよ!ほら、首なしライダーに100万の賞金が掛かってるんす!」

 

真白こと冬樹を呼んだのは白爛のメンバーである真紀方だった。

 

「…………首なしライダーに?」

 

冬樹は眉間に皺を寄せる。

 

「そうです!」

 

「捕まえたいなら個人でしろよ。」

 

「え!?賞金欲しくないんすか?」

 

「あのなあ……真紀方。首なしライダーに勝てる見込みあんのか?」

 

「…………ないです。」

 

「そういう事だ。あの首なしライダーを勝てる奴は平和島静雄とかサイモンとか、そこら辺だよ。」

 

 

 

 

PPPPPPP…

 

「真白さん、電話っすよ。」

 

「あぁ………げっ。」

 

冬樹はそう言ってどこか嫌そうな、それでもどこか穏やかな顔をして店の外に出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もしもし?…………え?今から?あー…ごめん無理だ。………うん、だってさ…今、なんか変な奴らに絡まれたから。」




電話の相手は四木さんです。きっと一緒にご飯でも食べようとか言ってるはずですよ(これはあくまで作者の煩悩です)。全く、四木さん怖い顔して案外優しいですね(あくまで作者の煩悩です)。次回は冬樹の戦闘シーンです(あくまで作者の煩悩です)。


タイトルについきましてはお使いのパソコンは正常ですので安心して下さい。
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