第二十七話 Если ответ
白い物は好きだ。
真っ白。
この色がどうしても離れない。
俺がまだ生きていた時の話しをしよう。
俺は高校三年生でごくごく普通の生活を送っていた。もちろん、その頃から白い物は好きだった。
普通の家族
普通の友達
普通の学校
普通の街並
俺はそんな普通の物が嫌いだった。
そんな時にたまたま出会ったあの本、「デュラララ!!」という少し変わっている題名の本だった。「どんな物でもいい刺激がある生活を送りたい」そんな事を思っていた俺はその本にのめり込んだ。
楽しかった。
いろんな登場人物が出て来た。
その度にドキドキする俺がいた。
その中でも平和島静雄の存在が一番魅力的だった。
何故かはわからない。だけど、彼に惹かれたのは本当だ。
もともと人付き合いの苦手な俺はこの本を読んでいる時が一番気を楽にできる時だった。
それでもごくごく普通の生活を送っていた。
しかし、そんなごくごく普通の生活にもヒビが入った。
「家族が俺を驚かそうとしている。」
最初はそう思った。
園原には俺の元いた世界は平和だと言った事がある。しかし、アレは嘘だ。俺の世界は。
あの日、8月15日のあの日
真っ赤になっていた。
ウイルステロ
俺達の世界はそれの脅威にさらされていた。
いつもはごくごく普通の生活を送っていたがそれが起こると皆で一斉に避難して…ウイルスの除菌ができればその避難所から出る事ができる。
これが俺の日常、ごくごく普通の生活。
しかしあの日朝、家族がいるであろうリビングには変わり果てた家族がいた。
何故俺だけウイルスの影響が出なかったのかはわからない。それでも一つわかったことがある。助けを求めて外に出ると、立っているのは俺だけ。あとは皆──────────。
映らないテレビ
誰もいない世界
つまらない街並
真っ赤になった家族
わからない。
だけどここに一人は嫌だ。
怖い。
だけどここに一人は嫌だ。
だから俺は飛び降りた。
《お前は死なせやしないよ》
そして今、俺はここにいる。
この変わらないようで変わった世界に。
そしてそれを自覚した時深い絶望感が襲って来た。
俺はここにいる。
どうしてここにいる?
何故?
何故?
それでも、誰も答えてくれない。
答えてくれるのは死ぬ前に持っていたケータイ。
何故かゴミステーションに落ちていた。
俺は一人なのかもしれない。
ここにいても。
この世界に居ても。
おれはこの世界に受け入れてはもらえない。
おれは このせかいで ひとりぼっち
チャットルーム
真白さんが入室されました。
真白【どうも。】
真白【あれ?。】
真白【誰もいない。】
真白【………………。】
田中太郎さんが入室されました。
田中太郎【こんばんわ】
田中太郎【真白さんだけですか?】
真白【そのようですね。】
真白【少し話しましょうか。】
田中太郎【そうですね】
田中太郎【そうだ、ゴールデンウイークなにか予定は?】
真白【あー…。】
真白【後輩達が遊びに行きたいと。】
田中太郎【へぇー】
田中太郎【家族とは?】
真白【あ、そうだ。】
田中太郎【?】
真白【家族で思い出しました。】
真白【この前言っていた報告。】
田中太郎【あー!】
田中太郎【そうだ、忘れてましたね!】
真白【けど。】
真白【皆がいない。】
真白【(ノд-。)クスン。】
田中太郎【二人だけですからね】
真白【待機しますね。】
真白【退室しませんけど。】
真白【寝てしまいそうなので。】
真白【なるべく皆さんが早く集まりますように。】
内緒モード 真白【田中太郎さんちょっと良いですか?。】
田中太郎【あ、電話がかかって来たんでいったん待機しますね】
内緒モード 田中太郎【なんですか?】
内緒モード 真白【同盟の事です。】
内緒モード 真白【先ほどダラーズと名乗る人物が白爛を襲撃したとの情報が。】
内緒モード 田中太郎【え!?そんな事は…】
内緒モード 真白【もちろん。】
内緒モード 真白【田中太郎さんを疑っている訳ではありません。】
内緒モード 真白【田中太郎さんが白爛を襲う理由が無い。】
内緒モード 田中太郎【それを理解していただけただけで良かったです】
内緒モード 真白【しかし。】
内緒モード 田中太郎【?】
内緒モード 真白【白爛の間では反感が強まっています。】
内緒モード 田中太郎【そんな!】
内緒モード 真白【すみません。】
内緒モード 真白【抑える事ができなくて。】
内緒モード 田中太郎【真白さんが謝る事はないです。】
内緒モード 真白【だからこのゴタゴタが収まるまでの間。】
内緒モード 真白【同盟を解消しませんか?。】
内緒モード田中太郎【……………】
内緒モード 真白【田中太郎さん?。】
内緒モード 田中太郎【わかりました】
内緒モード 田中太郎【ゴタゴタが収まったらいつでも声をかけてください】
内緒モード 真白【ご理解感謝する。】
真白【あー…寝てました。】
田中太郎【あ、ちょうどでしたね】
真白【誰も来なかったですよ。】
田中太郎【みたいですね】
甘楽さんが入室されました。
真白さんが退室されました。
田中太郎【え!?】
甘楽【ちょっと!今私が入って来たの確認してからでたでしょ!?】
真白@甘楽うざいさんが入室されました。
真白@甘楽うざい【いや。】
真白@甘楽うざい【甘楽さんがうざいので。】
甘楽【名前!名前がすっごい事になってますよ!】
真白@甘楽うざい【やっぱりバキュラさんがいないと。】
真白@甘楽うざい【イジメがいが無いですね。】
真白@甘楽うざい【(; ̄д ̄)ハァ↓↓。】
甘楽【充分ですよ!プンプン!】
田中太郎【そういえばお二人はリアルで知り合いなんですか?】
真白@甘楽うざいさんが退室されました。
田中太郎【あ、あれ?機嫌損ねちゃいました?】
甘楽【真白さんとはリアルで知り合いですよ〜】
甘楽【結構昔からの仲で】
田中太郎【そうなんですか】
甘楽【昔からのなにかあるとすぐ隠れちゃうんですよ〜】
甘楽【困った人ですね】
真白さんが入室されました。
内緒モード 真白【困った人は折原さんですよ。】
内緒モード 甘楽【ひどい言われようだね】
内緒モード 甘楽【俺なにかしたっけ?】
内緒モード 真白【昔から色々とあったじゃないですか。】
真白【甘楽の馬鹿。】
甘楽【帰って来ていきなりそれですか!?】
田中太郎【仲良いのか悪いのかわかりませんね】
真白【嫌いですけど。】
真白【何か?。】
甘楽【ヒドイ!】
真白【けど。】
真白【それと同じくらい好きです。】
真白【だからイジメるんです。】
真白【だって嫌いならここにはいません。】
甘楽【真白さんがデレたー!!】
こんな日くらい、あっても良いのかもしれない。
この世界にひとりぼっちだからなんだと言うのだ。
俺はここにいる。
こうやって、誰かと繋がっていられる。
だから。
お願いだから。
この世界を誰も傷つかない世界に変えても良いと誰か言ってくれ。
意味不明でしたね。すみません!
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