Language of love   作:千α

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更新がこれからだんだん遅くなって行きます。


第三十三話 Что находится в всегда

「あれ?園原?」

 

「あ、宇野原くん……。」

 

「ちょっと、冬樹にあんまり近寄らないでよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝になり冬樹は新羅のマンションへ来ていた。

 

「ところで、静雄さんは?」

 

「………そのことだけど、臨也は人生に飽きたようだよ。」

 

「あー…なんとなく解りました。」

 

静雄は事の発端である臨也を殺しに行ったらしい。

新羅の話しを聞くと、昨日静雄をスタンガンで殺そうとした少女"アカネ"に臨也が静雄が殺し屋だと教えたそうだ。

 

(……バレたら父さん達に殺されるぞ。)

 

"アカネ"はの本名は粟楠茜、粟楠会の若頭の娘である。冬樹は今目の前にいる茜の捜索を父親である四木に頼まれていた。

 

「園原さん、本当に冬樹にはそういう気(・・・・・)はないのよね?」

 

「は、はい……。」

 

春媛は何故か杏里を拷問まがいの事をしている。

昨日の事がよほど気に入らなかったんだろう、この調子だと冬樹の周りに寄って来る女性すべてにこんな事をするかもしれない。

 

「先輩、園原とは普通に友達ですから。」

 

「あら、ごめんなさい。そうよね、冬樹が好きなのは私だけよね。私ったらダメね、あんな事で取り乱すなんて。そうよね冬樹の好きな人は私だけ(以下省略)」

 

「えー…と。アカネちゃんだよな?」

 

「…うん。」

 

茜は少し怯えたように冬樹を見つめる。

 

「あ、えっと……この人は宇野原冬樹くんって言って……とっても優しい人だから怖くないですよ。」

 

そんな茜を見て杏里が冬樹を茜に紹介する。

少しの間だが杏里と一緒にいたことで茜の警戒心は少し解けているようだ。

 

 

「………園原、この子外に連れて行かないか?」

 

「え?」

 

「なんか、ほっとけないから。」

 

「宇野原くん……。」

 

 

冬樹が家出をして静雄達に見つかった後、静雄達は冬樹をいろんな場所へと連れて行ってくれた事を思い出した冬樹は杏里に提案する。杏里は「そうですね」とその案に乗ってくれ、新羅にこの事を報告しに行った。

 

「冬樹、本当に良いの?お義父様が探してる子なんでしょ?」

 

春媛が周りに聞こえないように冬樹に言う。

 

「………ぶん殴られる覚悟はありますよ。それでも、ほっとけない。」

 

「そう。」

 

 

 

──────────…

 

 

「それじゃ、いってきます。」

 

「気を付けてね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アカネちゃんは何処か行きたい場所はある?」

 

「えっと………。」

 

茜は冬樹の手を握りながら行きたい場所を答えている。「私なんて、冬樹の手なんて握って歩いた事ないのに……。」春媛がそう言いながら歯ぎしりしていたが冬樹は無視する事にした。

 

「あ……。」

 

「どうした?」

 

「……何でもない……。」

 

冬樹と杏里は顔を見合わせ首をひねる。すると春媛が。

 

「その子、クレープが食べたいんじゃないの?」

 

「え?」

 

「だって、さっきからジッと見てるんですもの。」

 

茜はジッとクレープの屋台を見ていた。

その言葉を聞いて冬樹は茜を連れてクレープの屋台に行く事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい、これ園原の分と先輩の分。」

 

「えっ?良いんですか?」

 

「うん、アカネちゃんも遠慮しなくていいから。」

 

「…ありがとう……。」

 

茜の事は春媛に任せて冬樹は杏里と話しをし始める。

 

「園原、そういや竜ヶ峰と待ち合わせなんだっけ?」

 

「はい、えっと…青葉くんも一緒で……。」

 

「青葉?」

 

「黒沼青葉くんって言って…あ、宇野原くんは一回会った事がありますよね?」

 

その単語を出した瞬間冬樹の周りの空気が一瞬凍りついた。

はっきり言おう、冬樹は黒沼青葉が嫌いだ。始めて会った時から青葉を嫌悪している。

 

「…………。」

 

「宇野原くん?」

 

「ごめん、何でもない。」

 

「冬樹、アカネさん食べ終えたわよ。」

 

「そうですか………よし、次どこ行きたい?」

 

杏里は先ほどの冬樹と今の冬樹を見て少し驚いた。

あそこまで凍りついた空気が一瞬で元に戻ったのだから。

 

(気のせい、かな?)

 

だからこそ杏里は先ほどの冬樹の空気を気のせいだと思う事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──────────…

 

5月4日 昼 池袋駅東口地下 いけふくろう前

 

「宇野原くん。」

 

「?どうした、園原。」

 

「帝人くん、急用があって遅れるそうです。」

 

「…………そうか。」

 

また、冬樹の周りの空気が一瞬凍りついた。

 

「さっきのメール、竜ヶ峰から?」

 

「いえ、青葉くんからです。」

 

「そう………。」

 

青葉の話題を出すと冬樹は途端に口数が少なくなる、杏里がその事について質問しようとした時。

 

「あれ、園原さんと宇野原さん。どうしたの?」

 

「……あ、神近さん……。」

 

目の前にいたのは、杏里と冬樹のクラスメイトの少女だ。

 

「あー!先輩!!」

 

「………嘉真幸…。」

 

神近と一緒に居たのは白爛のメンバーの嘉真幸耀華だった。

 

「園原、アカネちゃんの事頼む、少しコイツと話すから。」

 

「あ、はい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で?なんか解ったか?」

 

「はい!何でも、今のTo羅丸の目的はダラーズだそうです!」

 

冬樹は耀華の報告を聞く。

 

「ねえ、冬樹。その六条千景って人の事を調べのはもう良いんじゃないかしら?だって目的はダラーズ何でしょ?」

 

春媛は耀華の報告聞いて冬樹に意見を提案する。

 

「私もそう思います。あ、何でも今日は門田さんのとこへ行くそうですよ。」

 

「……そうか。お前、これから昼メシか?」

 

「はい、あそこにいる皆さんと一緒に!」

 

耀華は杏里と話している神近とその友達であろう人物達を指差す。

 

「気を付けろよ。」

 

「は〜い!」

 

そして冬樹は春媛と耀華と共に杏里のいる場所へ戻る。

 

 

 

耀華達と別れてまた五人になる。

そしてしばらくするとスーツを着た男達がやってきた。

 

「アカネお嬢さん。」

 

「!」

 

「探しました。一緒に来てください。」

 

「な、なんで……。」

 

茜は冬樹の後ろに隠れるが、その肩をガシリと掴む掌が。

振り返ると、そこにも一人の男が立って居た。

 

「おっと、大人しくして下さい。」

 

「や、やめて!放さないと、誘拐されるって大声で騒ぐんだからね!」

 

冬樹としては茜を助けてあげたいのだが…….

 

「あ、あの、皆さんはアカネちゃんのご親戚の方ですか?」

 

「……まあ、家族ってわけじゃねぇけど、組長(オヤジ)の孫娘ともなれば、俺達にとっても家族同然っつーかな……。」

 

(やっぱり、粟楠会の人達か……こうなったら手だしできねぇな。)

 

冬樹はすぐにオヤジという単語を理解する。しかしその一方で杏里は困惑を浮かべていた。

 

「園原さん!……と、宇野原くん!?」

 

「!?み、帝人くん!セルティさんも!?」

 

(あー…また、めんどくさいことに……。)

 

粟楠会の男達とセルティが話し出しているその時。

 

「待てこらぁ!」

 

「ネズミみてぇにコソコソ逃げてんじゃねぇよ!」

 

冬樹達の目の前に五、六人の革ジャンを纏った青年達が現れた。

 

「うるせぇぞ、小僧ども。駅の中で騒いでんじゃねえ。」

 

「あぁ?んだぁ?関係ねぇだろ!」

 

冬樹は怯える茜の前に立ち春媛が茜の横に立った。

そんな怯えた茜を見て粟楠会の男達は、革ジャンの青年達を睨みつける。

 

「大の男が子供の前で大声出してるんじゃねえ。こっちは取り込み中だ。失せろ。」

 

「んだぁ?オッサンもダラーズか?ったく、小学生だのOLだのの次はチンピラ風のおっさん達かよ、本当にダラーズってのは節操がねぇなぁ、あぁ?」

 

「もしかして、手前らが茜お嬢にちょっかいだそうって連中か……?」

 

「いいから、ごちゃごちゃ言ってないでそのガキを渡せつってんだよ。」

 

「「「「!」」」」

 

青年達は帝人のことを『ガキ』と表現したのだが、粟楠会の男達からすれば、その『ガキ』は茜の事だ。

 

「……いい度胸じゃねぇか、どこの組の鉄砲玉(つっこみ)だ?手前ら。」

 

「あ、あぁん?」

 

「それとも、澱切の差し金か?……どんな端金で命を捨てた?」

 

「な、何わけのわかんねえ事を。」

 

その間に、男の一人が茜の手をとり、セルティの方へと差し出し、彼女だけに聞こえるように頭を下げながら小声で呟いた。

 

「セルティさん、お嬢を安全な場所までお願いします。まだ、岸谷先生の所に四木の兄貴もいる筈ですから。」

 

「げ、いるのかよ……殴られるの確定か…。」

 

冬樹はそんな二人の会話を聞いて顔を少し顰める。

そして、冬樹達はセルティに引っ張られ二輪の姿に戻ったシューターに乗せられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

その後。冬樹は逃走中、顔を顰めっぱなしだったと春媛は証言した。




グダグダですね。
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