Language of love   作:千α

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ろっちーとのファーストコンタクト


第三十七話 По словам

「おい、あんたが六条千景か?」

 

「?お前は……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冬樹は千景に会っていた。途中で帝人を見かけたが声をかける気には何故かなれなかった。

 

「あー……おぶられてるけど、これで話し聞いてくれると嬉しい。」

 

「……別にいいけど。」

 

「……俺は白爛のリーダーをやってる真白だ。あんたを呼び止めたのは…謝るためと礼を言うためだ。」

 

「謝るためと礼を言うため?」

 

「……まず一つ、嘉真幸は、俺らのチームのメンバーで、あんたを探るために近づけさせた。後もう一つ嘉真幸と遊んでくれてありがとう、しかも服まで買ってくれたそうだな…嘉真幸の奴喜んでたよ、本当にありがとう。」

 

冬樹は大河におぶられながら頭を下げる。

 

「耀華ちゃんがスパイって事はなんとなくわかってたよ。」

 

「え?」

 

「……お前、それ驚いてんのか?」

 

冬樹は無表情で驚いた。

 

「驚いてるけど……スパイと解っててなんで。」

 

「なんで、かな?よくわかんねえけど……それを問う気にはならなかったんだよ。」

 

「…………あんた、面白いな。」

 

「真白くんだっけ?」

 

「真白でいいよ。」

 

「真白か……俺のどこを見て面白いって……。」

 

「決めた。同盟組もう。」

 

「「は?」」

 

突然の申し出に千景と大河は間抜けな声を出してしまう。

 

「おい、待てよ真白、こいつは今日会ったばっかりだし……。」

 

「組む、絶対組む。」

 

「駄々っ子か!?」

 

冬樹は足をパタパタと振る。

 

「ジャンケンで決めよう。」

 

冬樹はやる気満々の顔で千景を見た。

 

「悪い、こうなったらこいつは言う事聞かねえから、やってくれ。」

 

「いや、いいけど……なんで、ジャンケン?」

 

 

 

結果は………

 

 

 

 

「真白、そう拗ねるな。」

 

「拗ねてないです。」

 

次の日、喫茶店「悠々」のカウンターテーブルで冬樹は頭をテーブルに伏せていた。

 

「それより、そろそろアカネってこの所に行かなきゃなんねんだろ?」

 

「そう…なんですよね。父さんってば、拒否権とか使わせてくれないっつーか人使い荒いっつーか……。」

 

「ほら、子供はさっさと出ていけよ。」

 

「はーい…。」

 

冬樹はそう言って「悠々」から立ち去った。

 

「………耀華、お前はどうする?そのまま真白からずっと隠れているのか?」

 

耀華がキッチンの隅で座っている。

 

「だって……あんなに怖い真白さん、初めてで…。」

 

「あいつは仲間が一番大事だからな。それは俺らがよく知ってるし、そこに惚れたのも俺らだ。ちゃんと見てやれよ。」

 

「…………はい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……先輩、重い。」

 

「だって、冬樹がどっか行っちゃうんですもの。」

 

「あのですね……だからと言って首にぶら下がらないで欲しいんですけど。」

 

冬樹は茜との待ち合わせ場所で春媛に襲われていた。

 

「そうだ!冬樹、今日帰ったら何にしよっか!ご飯?お風呂?それとも……。」

 

「ご飯ですかね。」

 

「あら、即答?でもそんな冬樹も好きよ。」

 

「冬樹お兄ちゃん!」

 

「茜ちゃん。」

 

茜は冬樹に抱きつく。

 

「君が冬樹くん?」

 

「えーと、赤林さん?ですよね。父から聞いてます。」

 

「お、なら話しが早い。」

 

冬樹の目の前には一番荒れていた時期によく通っていた『楽影ジム』がある。冬樹は今日からここに通う茜の護衛を命じられた。

 

「…………茜ちゃんはなんで俺を護衛に選んだの?」

 

「秘密!」

 

「秘密って……。」

 

「アカネさん。言っておきますけど、冬樹は私のものですので手は出さないで下さいね。」

 

「?」

 

「茜ちゃん、この人の言う事はあんまり聞いちゃいけないよ。」

 

「まさか四木の旦那に息子がいるとはねえ…。」

 

「意外ですか?」

 

赤林がぽつりとつぶやいた。

 

「いや、だってね……。」

 

「まあ、そうでしょうね…。」

 

 

 

 

 

「道場のほうにはもう挨拶はしてあるから。冬樹くん後よろしくね。」

 

「了解です。……て、マイルさん。背後に立たないで下さい。」

 

「あれ?もう気付いちゃった?」

 

赤林が立ち去ると舞流が冬樹の背後にたっていた。

 

「はい、俺を誰だと思ってるんですか?」

 

「今度こそ冬樹さんに勝てると思ったのに!」

 

「あら、マイルさん。お久しぶりね、あと冬樹に近寄らないで。」

 

「うわっ、春媛さんもきてたの?」

 

「連れてくる気はさらさらなかったですよ。」

 

 

──────────…

 

 

稽古をしていた茜が冬樹の所へやってきた。

 

「あれ?稽古はどうしたんだ?」

 

「今終わったの。」

 

「あ、もうそんな時間か…。」

 

「冬樹さんはこれから茜ちゃんのお迎えが来るまで護衛だよね。」

 

「うん、そうだけど……やな予感。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここのクレープって本当に美味しいよね!」

 

(美味しい)…。」

 

「それはよかっです。茜ちゃんは何にする?」

 

「えっと、イチゴがいい!」

 

冬樹は絶賛女の子達のサイフとなっていた。

ちなみに春媛はバイトのため帰っていった、泣きながら。

 

「冬樹さんってなんでも言う事聞いてくれるから好き!茜ちゃんも冬樹さんになんでも頼んじゃってよ!」

 

「なんでマイルさんがそんな事決めるんですか?」

 

「冬樹お兄ちゃん、ありがとう。」

 

「どういたしまして。」

 

クレープを食べ終えた一行は道場の近くを茜に案内していた。

 

「あ、静雄さん。」

 

「本当だ!冬樹さんって静雄さんの事よく見つけるよね!

しーずーおーさーんー !元気してたーっ?」

 

振り向いた静雄とトムの他にもう一人女の人が立っていた。

 

冬樹は反射的に女の人、今日から静雄達と働く事になったヴァローナを睨んでしまう。

 

「マイルにクルリと冬樹じゃねえか……って、アカネ!?」

 

茜は静雄の姿を確認すると静雄の身体に飛び込んだ。

 

「静雄お兄ちゃん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あー…冬樹、ヴァローナは別に怪しい奴じゃねえからな。」

 

「……わかりました。」

 

 

そう言って冬樹はヴァローナを睨むのをやめた。

そして、そんな静雄達が話しているのを見てふと臨也の事を思い出す。

 

(そういえば、昨日あの人の誕生日だったっけ?)

 

そう思いながら冬樹は少し離れた所で臨也に電話をかける。

 

 

 

『冬樹くん、いったいどうしたんだい?』

 

「いえ、昨日貴方の誕生日だったなーと思い出して。昨日は忙しくて言えなかったんで…お誕生日おめでとうございます、四捨五入して30の歳になっちゃいましたね。」

 

『……嬉しいのか嬉しく無いかよくわからないね、それ。』

 

そして冬樹は今思い出した事を口にだす。

 

「そういえば、刺されたんでしたっけ?」

 

『ああ、ニュースでも見たの?』

 

「はい、そんな所です。………澱切でしたっけ?」

 

『情報が早いね。さすがってとこかな?』

 

「褒めるならミンナですよ。今回もミンナのおかげですから。」

 

『そうだね。でも冬樹くん、今回はあんまり首を突っ込まない方がいい。』

 

「そのようですね。折原さんもそれで?」

 

『そこは置いておこう。それより、四木さんとこの前正式に家族になったんだっけ?』

 

「はい、いきなり話を変えますね。」

 

『だってね…この前からチャットで言ってた報告ってこの事でしょ?』

 

「ええ、そうです。なんか、嬉しくてつい。」

 

『…そっか。じゃ、これから冬樹くんは四木冬樹になるの?なんか名字と名前が似てるけど。』

 

「はい、なります。名字と名前が似てる件についてはスルーで。」

 

『解ったよ……でも、安心したよ。』

 

「え?」

 

『冬樹くんに本当の家族が出来て、本当に良かった。』

 

「……ありがとうございます。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、そっちから帰るときはお土産よろしくお願いします。」

 

『え?』

 

「折原さんが帰ってきたら誕生日会兼鍋パーティでもしましょうよ。季節外れですけど。」

 

『……そうだね。しようか。』




まさか、これだけ上げられるとわ……夜中のテンション恐るべし((((;゚Д゚)))))))
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