Language of love   作:千α

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夏休みが終わってしまう……。・゜・(ノД`)・゜・。


第三十八話 Попробуйте чувство

「あれ?静雄さんは?」

 

「お仕事!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「へー、サイモンさん達の知り合いって事は、エゴールさんとも知り合いなんですか!?」

 

「……驚愕です。貴方達がエゴールの事を認識しているとは想定外です。」

 

「……(すごい)……(偶然ですね)……。」

 

「……お姉さんは、静雄お兄ちゃんのお友達なんですか?」

 

「えっ……お友達……。否定します。私と静雄。単なる仕事の同僚に過ぎません。」

 

「そうなんですか。」

 

冬樹は女性陣の会話に混ざる事なくケータイをいじっていた。

 

女装して。

 

「……なんでクルリさんとマイルさんはこんな服持ってるんですか?」

 

「似合ってるよ!」

 

「……(可愛いです)……。」

 

「はいはい、ありがとうございます。」

 

帰ってくると冬樹はいきなり九瑠璃と舞流に捕まり女物の服とウィッグを着けられてしまった。他から見たら別人だろう。

 

「冬樹お兄ちゃん……?」

 

「ダメだよ茜ちゃん!今の冬樹さんは冬樹お姉ちゃんって呼ばなきゃ!」

 

「お兄ちゃんでいいから。」

 

すると周辺の道路に車が数台停まり、ほぼ同時にその扉が開く。

車から現れたのは、銀行強盗のように目出し帽を被った男達だった。武器は持っておらず荒縄や麻袋のようなものを持っている。

 

 

「あれ!?何?何?まずそうな雰囲気だよ?」

 

「……(誘拐犯)……?」

 

すると男の一人がヴァローナに麻袋を被せようとする。

 

「狙いは、私ですか。」

 

ヴァローナは小さく息を吐き出すと、地面を踏み出し右足を男の顎めがけて突き込んだ。つまりハイキック。

 

「……は?」

 

男達はその光景を理解できていなかった。

冬樹はこの戦闘には混ざらず茜を護る事に専念する事にした。

 

男達はクルリとマイルとヴァローナに次々倒されて行く。

 

「ねえ、冬樹お姉ちゃん。アレ(・・)貸して。」

 

茜が冬樹の服の裾をちょいちょいと引っ張る。

 

「お兄ちゃんでいいって……はい、コレ…使い方間違えるなよ。」

 

「うん、ありがとう。」

 

冬樹は茜に新羅に改造してもらったスタンガンを渡す。

そして、茜をそれを持って一番大柄な男に近づき。

 

「え、えいっ。」

 

男は悲鳴をあげる間もなく口と鼻なら泡を吹き出して倒れる。

 

「く、くそ、なんだよこいつら!」

 

すると男の一人が冬樹を捕まえる。

 

「おい、動くなよ!こいつがどうなっても……っ!」

 

しかしこの判断が間違いだった。

冬樹は女の格好をしているが中身は男だ、茜の護衛を任せる事のできるほどの。

 

冬樹を捕まえた男はいつの間にかたおれていた。

 

 

「うっとおしい……。」

 

冬樹の片手にはいつの間にか竹刀を入れるための袋が握られていた、そしてその中から90cmほどの鉄の棒を取り出した。

 

「流石にもう半分(・・)は返してもらえなかったけど…お前らなら充分だ。」

 

冬樹は周りの男達を倒していく。

 

「誰だよ!静雄の人質になるって言った奴ぁよぉ!」

 

男達は慌てて逃げ出して行く。

 

「………ヴァローナさん、茜ちゃんを頼みます。」

 

「……了解しました。」

 

 

 

 

 

冬樹はヴァローナに茜を任せると走って行ってしまった。

冬樹達からそう遠くにいなかった先ほどの男達の仲間と思おしき二人の男を見つけた冬樹は鉄の棒で殴る。

 

「あ、粟楠会のひとですよね。」

 

冬樹はそばにいた強面の男に話しかける。

 

「そうだが……。」

 

「あ、俺は茜さんの護衛を任されてます。四木冬樹です。」

 

冬樹は先ほど殴った男達を引きずり粟楠会の男に渡す。

 

「ああ、君が……。」

 

「あ、こんな格好してますけどこれ罰ゲームみたいなもんなんで頼むから父さんには報告しないでくださいマジで。」

 

「解った。」

 

「こいつらなんか茜さんの事を人質とか何とか言ってたんで。」

 

「なに!?」

 

すると粟楠会の男は携帯電話を取り出し誰かに連絡する。

 

「すまねぇな、このまま茜お嬢さんの護衛頼むぞ。」

 

粟楠会の男はボロボロになった二人の男を引きずり何処かへ去って行った。

 

「……おっかねぇな……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お、冬樹………なのか?」

 

「冬樹ですよ。あんまり見ないでください。」

 

冬樹は静雄達と合流した。

 

「ワリ…けどお前その格好……。」

 

「笑わないでください。クルリさんとマイルさんは早く服を返して下さい。」

 

「えー!」

 

「えーじゃありません。」

 

冬樹は服を返してもらい静雄達と別れる。

 

「冬樹さん着替えちゃうの!?」

 

「……(着替えないで)……。」

 

双子は着替えて欲しく無いと冬樹の腕を引っ張る。

 

「着替えますよ、だから早く道場に戻りましょう。」

 

「ねえ、茜ちゃん。冬樹さん可愛いよね!」

 

「うん!可愛い。」

 

「茜ちゃんまで……ほら、道場についたから…腕を引っ張らないで……っ。」

 

すると道場の前に一つの車が停まる。

そしてそこから四木が現れた。

 

「あ、四木さん。」

 

茜の一言が合図と言わんばかりに冬樹の背中を嫌な汗が流れる。

 

そして四木はそんな冬樹を見て、鼻で笑った……ような気がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チャットルーム

 

真白さんが入室されました。

 

真白【恥ずかしい。】

 

真白さんが退室されました。

 

バキュラ【え!?】

 

バキュラ【何があったんですか!?】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冬樹の女装の写真は別の団体によって写真に収められている事は冬樹が気付くのはもう少し先になる。そしてその意外な情報の出処も。

 

 

 

しかし冬樹はそんな事も気にせずGWの終わりを少しさみしく感じていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

差出人【宇野原冬樹】

タイトル【ごめん】

本文【こんな形で知らせる事になって本当にごめん。俺、転校する事になった。】

 

このメールを見て園原杏里はパニックに陥った。

 

「う、宇野原……くん?」




GW編が終わりました。
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