チャットルーム
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真白【甘楽さんが会話の選択を間違えたようです。】
真白【( *^ω^)_θ バカに効く薬だぉ♪。】
甘楽【酷すぎる!!】
セットン【真白さんは本当に容赦がないですねw】
罪歌【そのしろらんは もともと どんなひとたちだったんですか?】
真白【しろらんじゃなくてビャクランですよ。】
罪歌【すみません】
真白【よく間違える人多いので謝らないで大丈夫ですよ。】
真白【私もその内の一人です。】
真白【( ›◡ु‹ )ゞ。】
バキュラ【真白さんの顔文字が特殊すぎる……】
罪歌【あんしん しました】
甘楽【さっきの質問ですけどね】
甘楽【白爛のリーダーはとってもおとなしくて】
甘楽【滅多に喧嘩なんてしないんですよ】
甘楽【それは昔も変わらないんですけどね〜】
セットン【え?】
セットン【じゃぁなんでおとなしくなったって?】
バキュラ【確か、】
バキュラ【三、四年ほど前の話しですよね】
バキュラ【白爛と他のチームが抗争してたんですよね】
バキュラ【名前なんだっけ?】
真白【名前は特に無かったと思います。】
真白【ま。】
真白【あっても。】
真白【名の知れてない三流チームって事ですよ。】
セットン【三流って……】
甘楽【話しを元に戻しますね】
甘楽【で、その三流チームは白爛の縄張りの路地裏を荒らし回ったんですよ〜】
甘楽【と言っても池袋の路地裏のほとんどが白爛の縄張りなんですけどね】
セットン【え!?三流チームでいくんですか!?】
甘楽【白爛のリーダーはそれに激怒して抗争に発展したんですよ】
甘楽【怖いですね〜】
四年前 路地裏
「はあ…………終わった。」
とある路地裏で180cmほどの鉄の棒を持った少年が呟いた。
所々怪我をしており、その怪我はどれも痛々しい。
「冬樹、こっちも終わったわ!」
路地裏の奥から一人の少女が現れる。その手には金属バットが握られている。
「………お疲れ様でした、先輩。」
「もう!冬樹ったら…私とはもう何日もの付き合いなのよ?もうそろそろ春媛って呼んでくれても……。」
「先輩と会ったのってほんと
「もう、冬樹のツンデレさん!可愛いわね、どうしてこんなに可愛い生き物が存在するのかしら!さすが私が一目惚れした冬樹ね!愛してるわ!将来私が養ってあげるわ!一生!そうなったら冬樹は家から出なくて大丈夫よね。だって私がなんでもしてあげるんですもの!て言うか今すぐ外から出ないで欲しいわ!冬樹を見て良いのは私だけ!そう、私だけに課せられた使命なの!!」
「なんであんたはそうやって人の言った事を自分の都合の良いように変えてしまうんですか?」
冬樹は足元に転がっている数人の男の内一人を蹴り飛ばす。
「今日も多かったわね〜。
「……最近、こいつらが居るせいでここら辺が荒れてる。早く追い出さないと
「そんな風に思ってもらえる
わざとらしく春媛はパンッと手を叩く。
「……とりあえず、他の
「そうね……あらやだ。」
春媛は上を向く。
「雨が降って来たわ……。」
「何処かで雨宿りしましょうか。」
冬樹は先ほどの棒を半分に取り外し竹刀の袋に入れる。
二人は少し入り組んだ路地裏を進んで行く。
「あれ?」
「どうしたの?」
「こんな所に喫茶店なんてありましたっけ?」
冬樹が足を止めるとすこしこじんまりとした喫茶店がある。
「「悠々」ってお店ね。ここで雨宿りする?」
「………そうですね。」
外見のこじんまりとした様子とは異なり、中は案外広々としている。
「ん?珍しいな……。」
声のしたカウンターを見るとタバコ……では無くシュガレットを加えた男が座っている。
「雨が急に降ってきたもんで……。」
「ああ、雨宿りしに来たのか?」
「はい。」
「何か飲むか?」
「………コーヒー。」
「なら、私は紅茶。」
二人はカウンターテーブルの席に座る。
「解った。紅茶は……レモン?ミルク?」
「ミルクで頼みます。」
「珈琲は砂糖とミルクいるか?」
「………はい。」
男はテキパキと二人の注文した飲み物を作る。
「そういや、お前ら傷だらけだな。」
「………まあ……。」
「喧嘩か?それとも転んだか?」
「………どっちでも……。」
「なら、当ててやろうか?喧嘩だな。」
男は冬樹達を見ながら断言する。
「あら、貴方…感がいいわね。」
「お褒めの言葉ありがとうございます。まず、嬢ちゃんはそのバットどうにかしなよ。」
春媛が持っていた金属バットを見ると血がついていた。
「先輩、だからバットのケース用意しておいて下さいって……。」
春媛は大急ぎで金属バットを拭く。
「それにしても、お前は酷い顔してるな。」
「………傷だらけだからですか?」
「違ぇよ。隈がヒドイんだよ、最近寝てないのか?」
「あと、目付きが悪い」そういいながら男は紅茶と珈琲を出して来る。
「残念ね、冬樹の体調管理は私がしているのよ?冬樹はちゃんと11時までには寝かせてるわ。」
「嬢ちゃんは姉貴か何かか?」
「こんな姉がいたら吐きます。」
「嬉しくて!?」
「悲しくて。」
冬樹は角砂糖を入れながら淡々と答える。
「喧嘩はあんまり好きじゃねえな。」
「お説教かしら?でも、私達からは売らないわよ…向こうが勝手に売って来るの。」
「へぇ……。」
「言っておくけど、ここら辺の路地裏が安全なのは私達のおかげなのよ。」
春媛は紅茶を一口飲む。
「あら、美味しい……。」
「ところで、お前はどんだけ砂糖を入れるんだ?」
先ほどから冬樹は角砂糖を入れる手を止めようとしない。
「興味本位です。」
「冬樹、それ前もしてたわね。」
「まあ、いいけどよ。全部飲めよ。」
すると冬樹はグイッと珈琲を飲む。
「……………………………雨はまだ止まないんですかね?」
「あ……水、いるか?」
「ありがとうございます。」
冬樹は出された水をゴクゴクと飲み干す。
「まあ、また何かあったらここに来いよ。傷の手当くらいならできるぞ。」
「……そうですか?ならお言葉に甘えて。」
「良かったわね冬樹、アジトが出来たわ。」
「おいおい、ここを争いの場の中心にすんじゃねえよ。」
男は両手を挙げて飽きれたように言う。
「そういや、お前ら名前は?」
「羽ノ浦春媛です。」
「………真白です。」
「え?……でも、嬢ちゃんは冬樹って……。」
「
「あ……そう……
俺は小早川大河だ。よろしくな。」
それが彼らの出会いだった。
友達が大河兄さんに乗り換えました、とってもウザイです。ウザイほど大河兄さんの出番を要求してきます。助けて下さい。