門田達と別れて"その時"はまだかと待機する冬樹と春媛。
すると周りからメールの着信音が聞こえてくる。
「えっ!?なに?」
春媛はいきなりの事で驚く。
よく見ると着信音があった人たちは画面を見てどこかを向いている。
もちろん冬樹はその理由を知っている。自分と同じ学校に通う竜ヶ峰帝人がダラーズの創始者であること、この集会は"敵"である矢霧波江と会うため、そしてその"敵"と間違われない方法は…。
「先輩、ケータイの画面を見て下さい。」
「え?どうして?あ、違うのよ、冬樹くんを疑ってるワケじゃないのただどうして見なきゃいけないの?」
「それで、"敵"として見られなくなります。」
春媛はすぐにその言葉を信じ、ケータイを開く。
ダラーズのカラーは保護色。
改めてその凄さを実感した。
「まさか、ここまで大きな存在だとは…。」
老若男女問わずその数はすさまじい…。
「大丈夫よ、冬樹。貴方の白爛のほうがとっても優れた存在だわ。」
「そうですか、ありがとうございます。」
帝人の作ったカラーギャング"ダラーズ"。冬樹はその事を再度確認しながらケータイの画面を見て、インターネットに繋いだ。
もちろん調べることはこの世界について。冬樹のケータイは生きている頃のケータイで前の世界で今、何が起きたかを調べることができる。
「便利すぎる…。」
多分冬樹はこの世界で1番の物知りであろう…。
それもその筈だ、知っているから…。全てを。
きっとこの事がばれたら大変な事になる事は重々承知だった。
白爛の情報はその自分の情報と照らし合わせるための重要な物で、これがなければきっと冬樹はここに来れなかったであろう…。
「先輩。」
「どうしたの?冬樹くん。」
「俺、今すっごく興奮してるように見えます?」
「えぇ、見えるわ、とっても興奮してるわ。」
後ろでは首無しライダーの「存在」の声がしている。その近くで「愛」がひしめいている。冬樹は春媛に見えないように……笑みを深くした。
──────────…
次の日、案の定あの話しで学校は盛り上がっていた。
あの話し、ダラーズの集会の事だ。
早く自分もこの非日常に身を任せてみようか?
でも、まだ時期を見よう。
まだその時は来ていない。
まだ、まだ、まだ、まだ、まだ──────────…
しかし、案外早くにその時はやってくる。
…チャットルーム…
ーー真白さんが入室されました
田中太郎:あ、真白さん
田中太郎:お久しぶりです
真白:田中さんだけですか?
田中太郎:さっきまでセットンさんがいたんですけどね…
田中太郎:急用らしくって
真白:そうですか…。
真白:………。
田中太郎:真白さん?
ーー内緒モード
真白:田中太郎さん。
真白:ダラーズの集会、楽しかったですよ。
田中太郎:え!?
田中太郎:どういう意味ですか!?
真白:私は貴方のことを知っています。
真白:本当ですよ。
田中太郎:あの、真白はいったい…
真白:安心して下さい。
真白:よっぽどのことがない限り、私は貴方に、貴方のダラーズには手は出しません。
田中太郎:………
真白:むしろ、味方です。
真白:一時的ですが、私は貴方のチームと同盟を組みたい。
田中太郎:同盟、ですか?
真白:私のチームの名前は。
真白:白爛です。
真白:私はそのチームの、裏のリーダーのような者です。
ここでも、また一つ非日常が出来上がる。
そして、人生は狂い出す。
グッタグタ小説を見ていただいて本当にありがとうございます。
この度、もう1人オリジナル登場人物を出したくて、名前を募集しております。
もしよろしければご提案よろしくお願いします。