奇跡を呼ぶ銀腕 〜セレナの誕生日~   作:奏者りおん

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1話目です。上手いこと書けるか不安です。

と、当日までに間に合うよね..(震え声


ふたりの計画

「そういえば、そろそろセレナの誕生日」

 

 

‪訓練が終わった帰り道。家路につく[月読調]は、隣を歩く[暁切歌]に声を掛ける。‬

 

 

「あー...そうデスね..」

 

 

セレナこと[セレナ・カデンツァヴナ・イヴ]は、かつて切歌や調、マリアとともにFISの施設で訓練を受けていた少女だ。完全聖遺物[ネフィリム]の起動実験で起きた事故に巻き込まれ、既に亡くなっている..。

もう会えない彼女を思い出し、少しだけ表情を曇らせる切歌。

 

 

「やっぱりちょっと、寂しいよね..」

 

 

それに応える調も、やはり表情が曇ってしまっている。だが。

 

 

「ねえ切ちゃん。セレナの誕生日、私たちだけでも祝ってあげられないかな?」

 

 

調からの突然の提案に驚く切歌。しかし、その表情がみるみる明るくなっていく。

 

 

「おお!いいデスね!でもせっかくだから、クリス先輩達にもセレナのことを知っててほしいのデス。」

 

「だったら、みんなでセレナの誕生日パーティ開こ。それならセレナも喜んでくれるかも。」

 

「デスデスっ!私達の大切な友達も教えてあげたいのデス!」

 

「明日、みんなに相談してみよう。」

 

 

話が膨らむにつれ、2人の足取りは軽くなっていく。

だが、後に大きな騒動が起こることを、二人はまだ知る由もなかった。

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

翌日。

訓練を終えた奏者たちが昼食を取っている時、2人がセレナの誕生日パーティについて提案する。

 

 

「と言うわけで、協力してほしいのデス!」

 

「セレナのこと、先輩方は詳しく知らないはず。いい機会だから、皆さんに知っててほしい。」

 

 

提案を聞いた奏者達は..

 

 

「やろうやろうッ!セレナちゃんのことはよく知らないけど、きっと喜んでくれるよ~!」

 

「ふむ、良い提案だ。」

 

 

賛同したのは[立花響]と[風鳴翼]だった。最初期から戦い続けてきた2人にとって、誰かの誕生日を祝えることは自分達にとっても嬉しい事なのだろう。ただ...

 

 

「クリス先輩はどうデスか!?」

 

 

切歌が期待の視線を向けた先には、一足先に昼食を終えた[雪音クリス]がいた。

 

 

「あー..まあ、いいんじゃねえか?ただ..」

 

 

言葉を濁すクリス。

 

 

「それ、ほんとにセレナは喜んでくれんのかな..アタシらはいいとして、知らないヤツらから誕生日祝われて嬉しいか?」

 

「それは..その..」

「そうじゃなくて、デスね..」

 

 

突然言葉を詰まらせる切歌と調。だがそこへ、訓練から帰ってきた彼女が声をかける。

 

 

「セレナが知らないみんなだから、力を貸してほしいのよ。」

 

「マリアさん!お疲れ様ですッ!」

 

 

[マリア・カデンツァヴナ・イヴ]。セレナの実の姉であり、奏者の中では1番の年長者である。FISで切歌や調と長い間一緒に過ごしてたためか、2人の考えはすぐに分かるようで。

 

 

「切歌と調は、セレナに教えてあげたいのよ。[大切な友達が出来たんだ]って。FISにいたときには考えられなかったようなことができた、それをセレナに自慢したい。そうでしょ?」

 

 

「え..えへへ...実はその、その通りデス..」

 

「流石に、そんなこと恥ずかしくて言えない..」

 

 

赤面する2人。と同時に、クリスも同じく顔を真っ赤にしていた。

 

 

「なっ..!?ま、まあそうか!!なら..やってやってもいいぞ..?」

 

「「やった!ありがとうございます!(デス!)」」

 

「...?どうした雪音?顔が真っ赤だぞ?」

 

「あ~!クリスちゃん照れてる~!」

 

「う、うるせえ!!..んで?パーティっていっても具体的に何すんだ?」

 

 

茶化す2人を一蹴し、本題に戻すクリス。

 

 

「司令にも相談してるんですが、S.O.N.Gの会議室を借りてパーティを開こうと思ってます。FISの頃の話をしたり、ご飯を食べたり..みたいなことがしたいです。」

 

「なるほど名案だ。だが、主役がいないというのは..」

 

「いいじゃない、翼。それも私達らしいんじゃないかしら?それと、」

 

 

調から計画を聞いた奏者達。と、マリアが2人に声をかけた。

 

 

「本当にありがとう、調、切歌。セレナも喜ぶと思うわ。」

 

 

自らの妹のため、計画を考えてくれた2人に感謝するマリア。

 

 

「セレナは大事な[家族]デス。会えなくたって、それは変わらないのデス!」

 

「家族の誕生日は祝ってあげたい。出来るだけ豪華に。」

 

 

二人の言葉に、思わず涙を零しそうになる。もう会えないセレナだが、彼女との思い出を絶やすまいと考えてくれた2人に精一杯の感謝を伝え、優しく頭を撫でる。

 

 

「それじゃみんな!セレナちゃんの誕生日パーティ、盛大にやろうね!!」

 

 

響がそう言った瞬間だった。

 

 

 

 

 

『奏者の諸君!多数のノイズの出現を確認した!総員、殲滅に向かってくれ!!』

 

 

 

 

 

突如として響くアラートと、司令の指示。ノイズ発生により、住民が危険な状態らしい。

 

 

「もう..折角話してたのに..」

 

「タイミングが悪いヤツらデス!」

 

「仕方ないわね..行くわよ!!」

 

 

 

マリアの号令で現場へと急ぐ6人。

 

そして。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奇跡が、始まろうとしていた。

 

 

「行かなきゃ」

 

<続>




駄文、失礼致しました。

こんな感じでいいのかな..?と恐る恐る書いております。

着地点見失わないよう、尽力致しますm(_ _)m
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