「ほら、レン!今日ぐらい学校に来なさい!」
「嫌だ、面倒くさい。授業なんてだりぃし、今日も欠席するわ」
朝、煉の家でリアスが煉を起こしにきたが煉は学校に行くのが面倒という理由で学校を休もうとしていた。
「そんなのダメに決まってるでしょう!いいから早く学校に行くわよ!」
「あらあら、大変ですわね。リアス」
煉の部屋の前で煉とリアスを微笑ましく見ている朱乃。その光景は駄々をこねている子供とその子供を何とかしようとしてしてる母親のようだった。すると、朱乃が煉の傍まで来る。
「レン、今日はサーゼクスさまとリアスのお父さまが来る日ですの。リアスは自分一人だけじゃあ不安だからレンも一緒についてきて欲しいとリアスは言っているのですよ」
「ちょっ!?朱乃!?何を言ってるの!?私は別にそんなんじゃ!」
「仕方ねえな、リアスは。俺がいないと何にも出来ないんだから」
「子供扱いしないでよ!別にレンがいなくても私は平気よ!」
煉は起き上がりリアスの頭を撫でる。リアスは顔を真っ赤にして否定するが、煉と朱乃は親が子供の成長を見るかのように微笑ましく見ていた。
そんなこんながあり煉はリアスと朱乃と一緒に学校に行き、自分の教室に着くと
「まずはこれを用いて練習をしよう」
ゼノヴィアがコンドームを一誠の目の前に展開させていた。それを見た一誠は
「・・・・・・・。バ、バカかぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああっ!な、何を大衆の面前で取り出してんの!?」
一誠は取り乱したかのように慌ててゼノヴィアから取り上げる。それを見た煉が一誠に言う。
「良かったな、イッセー。これで童貞が卒業できるじゃあねえか。じゃあこれは俺からの前祝いだ」
煉はポッケトからある物を取り出し一誠に渡す。それは....ゼノヴィアと同じコンドームだった。
「アホかぁぁぁぁぁぁぁぁああああっ!何でレンまで持ってんだよ!?しかも、それを大衆の面前で出すんじゃねえ!」
「ハァ?何言ってんだ?イッセー。コンドームなんていつも持っているもんだろ。別に大衆の面前で出してもおかしくねえぞ」
「おかしいだろ!なんでコンドームをいつも持っているんだよ!?学校でするわけじゃねえのに!?」
「甘いな、イッセー。学校でするからこその楽しみもあるんだぞ」
「しているのか!?おまえは!?」
「ちなみに、このクラスの数人はもう俺と学校で何回かしているぞ」
「「「何っ!?」」」
煉の爆弾発言に変態三人組は周りを見ると何人かは一誠たちから顔を逸らした。
「ああ、そうだ。せっかく出来る相手が出来たんだ。イッセーだって学校でするのに憧れたりしてるだろ。その時は保健室に行きな。な~に大丈夫だ。校医はすでに堕としてあるから」
煉の話を聞いた一誠たちは思った。
煉はこの学園を性で支配するつもりなのかと。
それから時間が経ち授業が始まった。授業は英語だったが、何故か英語の教師が嬉々としてこう言う。
「いいですかー、いま渡した紙粘土で好きなものを作ってみてください。動物でもいい。人でもいい。家でもいい。自分が思い描いたありのままの表現を形作ってください。そういう英会話もある」
ねぇよッ!
一誠は心のなかでそうツッコンでしまった。一誠は目を閉じて何かを妄想し始める。
「ひょ、兵藤くん・・・」
先生は一誠の肩に手を置き一誠は目を開け振り返ると何か驚いた表情をしている。さらにクラスからも歓声が沸くのを見た一誠は自分の物を見ると、「おおっ!」と感嘆の息を漏らす。
そう、一誠の手元にはミニアーシアがいた。更に
「先生、俺も出来たぞ」
煉に呼ばれ先生は煉のほうに振り向くと再び驚いた表情をする。そして、また、クラスの歓声が沸く。煉の手元にはミニリアスとミニ朱乃がいた。それを見た先生は目元を濡らしながら言う。
「す、素晴らしい・・・・。兵藤くん、ヴィクトルくん。キミたちにこんな才能があったなんて・・・・。やはり、この授業は正解だった。二人の隠された能力を私は引き出したのです・・・」
「イッセーのはアーシアちゃんで・・・レンのがリアス先輩と朱乃先輩か。クソ!イッセーはアーシアを・・・レンはあの二大お姉さまと・・・・!」
「こ、こうなれば大至急『イッセーとレンの撲滅委員会』を開いて対策を練らなければ・・・」
松田と元浜は震えながらそう言うと煉はトドメをさす。
「元浜、もう遅せえぞ。リアスも朱乃ももう俺の女だ」
煉の言葉に松田と元浜だけじゃなくクラス全員が驚愕の表情をするなか誰かが「五千!」と言った瞬間授業は様変わりする。
「アーシアちゃんに六千!」
「リアスお姉さまに八千出すわ!せめてそのお体だけでも」
「今夜のお供に朱乃先輩に一万!どうだ!」
いつのまにか一誠と煉が作った像をめぐるオークション会場と化した。
「さあ!アーシアに六千!リアスに八千!朱乃に一万!それ以上はないか!?今ならこの三人の下着写真もつけてやるぞ!」
煉は懐から写真を見せるとクラスの勢いは更にヒートアップする。
「レン!やめろ!これ以上クラスの勢いを上げてどうすんだよ!?」
一誠は体を張って煉を止めにかかる。
「よく出来てるわね」
昼休み飲み物を買いに来た一誠たちは偶然、リアスたちと会い、リアスたちは一誠と煉が作った紙粘土を触っていた。結局は一誠が止めに入ったためオークションは中止となったため一誠と煉は誰にも売らなかった。
「ちっ、イッセーが止めなかったら二万は期待できたのに」
煉は売れなかったことに舌打ちをすると一誠が煉に言う。
「レン、お前は部長たちの像が売ってもいいのかよ」
「しょせん像は像だろ。本物のリアスたちには足の小指にも及ばん」
煉は平然とそう言うと一誠は何も言わなかった。すると、木場が現れた。
「あら、祐斗。お茶?」
リアスが木場に訊くと木場は廊下の先を指さす。
「いえ、何やら魔女っ子が撮影会をしていると聞いたもので、ちょっと見に行こうかなと思いまして」
木場の返答に一誠たちは首を傾げ、煉は風のように動き出す。
カシャカシャと音のする方へ一誠たちは行くとそこにはカメラを持った男子たちが廊下で撮影をしていた。一誠は人垣をくぐり抜けてるとそこにはアニメキャラの『魔法少女ミルキース7オルタナティブ』の格好をした人がいた。そしてその横に煉がいた。
「魔法少女さん。今から俺と秋葉デートにでも行かないか?良いコスプレ店があるんだ」
「んー、どうしよっかな☆」
煉は魔法少女を口説き始めていた。そして、人垣を通り抜けてきたリアスが魔法少女を目にした途端、慌てふためく。
「なっ!」
あまりの狼狽ぶりに一誠も驚く。
「オラオラ!天下の往来で撮影会たーいいご身分だぜ!」
そんなことを言いながら匙が人だかりに飛び込んでいく。その後ろにはほかの生徒会のメンバーがいた。
「ほらほら、解散解散!今日は公開授業の日なんだぜ!こんなところで騒ぎを作るな!」
匙の言葉に人だかりが無くなっていくが煉はいまだに魔法少女を口説いていた。それを見た匙は煉の肩を掴む。
「おい!ヴィクトル!お前もさっさと教室に戻れ!」
「それじゃあ、携帯のアドレス交換しないか?時間がある日にそこを案内してやるよ」
煉は匙を無視しながら魔法少女を口説き続けていた。匙も無視されたことに苛立ち煉に叫ぶ。
「おい!ヴィクトル!無視するんじゃねえ!」
「うるせーな、ちょっと黙ってろ。あんまり俺の邪魔すると、殺すよ?」
煉はにこやかに笑いながら匙に殺気を送ると、匙は一歩引いた。その後ろにいる生徒会のメンバーの表情が険しくなる。
「何事ですか?サジ、問題は簡潔に解決させなさいといつも言って」
匙の後方からソーナとサーゼクスとリアスの父親が近づいてきたが、ソーナは魔法少女を見るなり言葉を止める。
「ソーナちゃん!見つけた☆」
魔法少女は嬉しそうにソーナを抱きついていく。そこへ、サーゼクスが魔法少女に声をかける。
「ああ、セラフォルーか。キミもここへ来ていたんだな」
「あの方は現四大魔王のお一人、セラフォルー・レヴィアタンさま。そして、ソーナのお姉さまよ」
「えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええッッ!?」
一誠の絶叫が廊下にこだます。リアスはセラフォルーの所に行き挨拶する。
「セラフォルーさま、お久しぶりです」
「あら、リアスちゃん☆おひさ~☆元気にしてましたか?」
「は、はい。おかげさまで。今日はソーナの授業参観に?」
「うん☆ソーナちゃんったら、酷いのよ。今日のこと、黙ってたんだから!もう!お姉ちゃん、ショックで天界に攻め込もうとしちゃったんだから☆」
冗談なのか本気なのかわからないことを言うセラフォルー。
「レン、イッセー。ごあいさつなさい」
「は、初めまして、兵藤一誠。リアス・グレモリーさまの下僕『
一誠は頭を下げて挨拶する。
「俺は煉 ヴィクトルだ。よろしくな。セラフォルー」
「レン!」
煉がセラフォルーを呼び捨てにしたことにリアスが注意しようとするがセラフォルーは気にしていないかのように挨拶する。
「はじめまして☆私、魔王セラフォルー・レヴィアタンです☆『レヴィアたん』って呼んでね」
「ああ、よろしくな。レヴィアたん。それよりさっきの話の続きなんだが」
「あ、うん。OKだよ☆その時はよろしくね☆」
煉とセラフォルーは携帯を取り出してアドレスを交換する。
「ねぇ、サーゼクスちゃん。この子たちが噂のドライグくんと強欲の略奪者?」
「そう、彼が『
俺、そんな風に呼ばれてんだな。強欲の略奪者か.....強欲の魔王の強欲と神器の略奪をあわせたんだな。なんか、安直だな。
煉がそんなことを考えているとソーナが顔を真っ赤にしていた。
「あー、大丈夫か?ソーナ会長」
「・・・・大丈夫じゃありません」
ソーナは小さい声でそう言うとセラフォルーはソーナの顔を心配そうに覗き込む。
「ソーナちゃん、どうしたの?お顔が真っ赤ですよ?せっかくお姉さまである私との再会なのだから、もっと喜んでくれてもいいと思うのよ?『お姉さま』『ソーたん!』って抱き合いながら百合百合な展開でもいいと思うのよ、お姉ちゃんは!」
「レヴィアたん、ぜひ、そのなかに俺も入れてくれ。俺とソーナとレヴィアたんの3Pでも、痛てててて。何すんだよ、リアス、朱乃」
煉がセラフォルーに3Pをしようと言おうとしたがリアスと朱乃が無言で煉の頬を引っ張ってくる。
リアスと朱乃は煉を解放すると煉は頬をさすりながら言う。
「何だよ。嫉妬してんならそう言えよ。言ってくれればいつでもするのによ」
煉がそう言っている間にソーナは顔を真っ赤にしながらこの場を去っていてセラフォルーもソーナを追うようにこの場を去っていった。
それからは一誠たちはいつもの教室に戻ったが、煉はその後、こっそりとセラフォルーたちを追って行った。