「なるほどな。つまり、グレモリー先輩が瀕死の状態のイッセーを助ける為に悪魔にした。で、いいか?」
「ああ、その通りだ」
煉はイッセーから自分が悪魔になった経緯を聞いた。すると煉は真面目な表情でイッセーに言った。
「なあ、イッセー。悪魔になって後悔しているか?」
「いや、正直わかんねけど、生きてて良かったとは思ってる」
「・・・・そうか。グレモリー先輩」
煉がリアスを見るとリアスは不機嫌そうな顔をしていた。
「・・・・何かしら?」
先程まで、煉はリアスに対して自分勝手な態度を取っていた為リアスは煉に苛立った声で返事をするが、煉はリアスの前まで行き頭を下げた。
「イッセーを、俺の親友の命を救ってくださりありがとうございます」
突然、煉の態度が変わり、リアスに頭を下げて来たのでリアスだけじゃなくこの場にいる全員が唖然としていた。
....私の勘違いみたいね。こんなにも友達想いなのに私ったらなんてことを考えていたのかしら。
先程までリアスにとって煉の評価は自分勝手のわがままで他人のことはどうでもいい人と考えていた。でも、今、親友である一誠の命を救ってくれたリアスに頭を下げお礼を言っている。その行動でリアスのなかで煉の評価が変わった。リアスはいつもの笑顔になり言った。
「頭を上げて、私も好きでしたことなんだからあなたがお礼を言う必要はないわ。それよりあなたのことを教えてくれる?」
リアスはいつものお姉さんキャラの笑みで煉に言うと煉も笑顔で言った。
「そうなんすか。じゃ、用が済んだのでこれで」
それだけを言いさりげなく帰ろうとしていたが、イッセーが止めに入った。
「て、おい、レン!なに帰ろうとしてんだよ!?まだ話は終わってねぇだろ!?」
「何言ってんだ、イッセー。俺は最初からお前が何故悪魔になったのか知りたかっただけだ。俺の用事は終わったから帰る。メインであるシュークリームも食えたことだしな」
「お前、最初からそれが狙いか!?」
「当たり前だ。イッセーが悪魔になろうとお前はお前だろ。いつもと変わらん。それで終わり。っじゃ」
「待ちなさい!」
煉は再び帰ろうとするがリアスが止めよとするが煉はこう言い放った。
「あと十個今のシュークリームを食わしてくれたら話を続けてやるよ。さよなら~」
煉は扉に手を掛け帰ろうとするが
「これで、どうかしら!」
煉は振り返るとリアスの手元にさっきのシュークリームがあった。すると煉はすぐにソファーに座り直した。
「さあ、話を続けようか」
煉の行動にイッセーはため息を吐く。リアスは煉にシュークリームを渡し煉はすぐに食べ始めた。
「じゃあ、まず、あなたは何者?」
リアスの質問に煉は食べながら答えた。
「名前は煉ヴィクトル。父親が日本人で母親がドイツ人。俺が五歳のときに両親は事故で死亡。それから、ある人物と一緒に世界を旅しながらいろんなところに行き現在にいたる以上。質問は?」
さりげなく両親が死んだことを言う煉だが、本人はまったく気にせずシュークリームを食べている。
「・・・・そのある人物というのは誰かしら?」
リアスがそう訊くと煉は食べるのを止めて真面目な表情で言った。
「悪いが、それは言えねぇ。一応あいつには育ててもらった恩があるからな」
そう言うとまた食べ始めた。リアスは質問を変えた。
「わかったわ。じゃあ、あなたは神器を持っているかしら?」
煉は今のリアスの質問にハッと笑う。
「いくら、親友のイッセーの主だからって俺はあんたを信用してねえから答えねえぞ。それにまだ、俺にとってあんたらは敵かもしれねえんだ。そんな相手に自分の力を教えるかよ」
「おい!レン!なんだよそれ!まるで部長が敵みたいな言い方じゃねえか!?」
一誠がそう言うが煉はため息を吐き、イッセーに言う。
「そうとは言ってねぇ。ただ、まだ敵か味方かわからん奴に教えることはないってことだ。なにより俺だけ話したら損じゃん。デメリットしかないじゃん」
リアスはそれを聞き鋭い眼光で煉を見るが、リアスは煉の言ってることも正しいと思ってる。いくら同じ学校の生徒とはいえ、実際に話したのは昨日と今日、まだ信用できなくて当たり前なのだから。
「・・・・・わかったわ。神器のことは言わなくていいわ。でも、祐斗の
昨日、煉は木場から悪魔の
「それなら、もうとっくに返してるぜ。なあ、イケメン」
「そうなの!?祐斗!」
リアスは木場に確認を取らせると木場は頷き答えた。
「今、確認しましたけど確かに元に戻っています」
「ほらな。シュークリームも食ったし、帰るわ。ごちそうさん」
帰ろうと立ち上がろうとしたが、小猫に服を掴まれ止められた。
「・・・・まだ、話は終わっていません」
「いや、今度は完全に終わったろう?もう話すことは何もなねえはずだ」
煉の目的はシュークリームを食べることとイッセーのことを聞くだけ、リアスの質問にも答えたので完全に終わったと煉は思っているがリアスが言う。
「小猫の言うとおりよ。煉ヴィクトル。あなたはオカルト研究部に入りなさい」
「面倒だから断る」
煉は速攻でリアスの誘いを断るがリアスはこう言う。
「私はこの土地の責任者でもあるの。あなたの監視の意味を込めて入ってもらうわ」
「嫌だね。そんなの悪魔が勝手に決めたことだろ?人間の俺には関係ない。それとも悪魔のお嬢さまは束縛プレイが好みなのか?」
「・・・・そういうことを言っている訳じゃないわ」
「じゃいいってことか。じゃあな」
煉は小猫の手を払い帰ろうとしたが
「私は・・・」
「ん?」
「私はグレモリー家次期当主としてあなたを見逃すことはできない!だから、入りなさい!」
さっきの理論などはない。ただ、まっすぐな子供のように煉に言い放った。煉はそんなリアスを見て。
「あははははははははははははははっ!」
大声で笑った。それを見てリアスは憤慨した。
「な、何がそんなにおかしいの!?」
煉は笑うのを止めリアスを見て言う。
「いや、いい強情ぷりだと思ってな。気に入った。入るってやるよ。オカルト研究部に」
「本当に?」
リアスが確認を取るかのように訊くと煉は『ああ』と答えたが、
「ただし条件がある。それを飲むんなら入ってやるよ」
「・・・いいわ。何でも言ってちょうだい」
リアスがそう返事すると煉は笑った。そしてリアスを指して言う。
「条件は・・・お前、いや、リアス、俺の女になれ」
「「「「「えっ?」」」」」
煉のとんでも発言のあと数秒間静まり
「「「「「えええええええええええええええええええええええええええええええっっ!?」」」」」
煉以外全員が大声で叫んだ。だが、リアスは突然の告白に顔を真っ赤にしていたが煉はそんなの気にせずにリアスに近づき手の甲に軽くキスをした。
「な、ななな、何を突然に言ってくるのよ!?あなたは!?」
リアスは顔真っ赤にしたまま煉に訊くが煉は笑って答える。
「リアスの強情ぷりが気に入った。だから、俺の女にする。それ以外に理由がいるか?」
平然と答える煉。リアスは更に顔を真っ赤にする。
「まあ、安心しろ。どっちにしろオカルト研究部には入るよ。だが、これだけは言うぜ」
煉はリアスの腰に手を回しリアスに抱き着く。そして煉は言った。
「俺は欲しいものは必ず手に入れる。だから、リアス。お前を必ず俺の女にする。覚えとけよ」
リアスはそのときイッセーの言葉を思いだした煉は強欲だということをそして今自分が煉にとって欲しいものに入ってしまったことにリアスは今頃気づいた。
私はもしかして、とんでもない人を部活に入れちゃた?
リアスとリアスの眷属そして煉の物語が動き出した。