「ご対面!再会だねぇ!感動的だねぇ!」
煉たちが教会に入るとそこには白髪の神父がいた。
「俺としては、ゲフッ!」
白髪の神父が何か言おうよしたとき煉がまた瞬間移動をして白髪の神父を黙らせた。
「よし、行くぞ」
煉は変わらず行こうとするが、一誠たちは煉の容赦の無さに唖然とする。
「・・・容赦ないね。煉くん」
木場が苦笑しながら言うと煉は平然と答える。
「俺の欲求を邪魔する奴は容赦はしないのが俺の持論だからな」
「・・・・相変わらずだな、レンは」
一誠もあきれながら言う。そうして煉たちは祭壇の隠し階段を見つけて足を向けた。祭壇の下にあった地下の階段に下り奥へ行くと大きな扉が現れる
そして、煉が扉を開けると
「いらっしゃい。悪魔の皆さんと人間さん」
堕天使レイナーレと複数の神父がいた。そして、奥の十字架に磔にされた少女を見て、イッセーが叫んだ。
「アーシアァァ!」
一誠の言葉に気づき、アーシアがこちらへ顔を向ける。
「・・・・イッセーさん?」
「ああ、助けにきたぞ!」
一誠が微笑んでやると、アーシアは涙を流した。
「イッセーさん・・・」
「感動の対面だけれども、遅かったわね。いま、儀式が終わるところよ」
「いただきます」
「え?あれ、きゃあああああああっ!?」
「アーシア!?て、あれ?何でアーシアがここに・・・てか、レン!やめろ!?アーシアを食べるな!」
奥の十字架で磔になっていたはずのアーシアがいつのまにか一誠たちのところにいて今、煉に食べられそうになっていた。煉がアーシアを食べようとしようとしたが一誠に止められた。
「何だよ、イッセー。俺が助けたんだから俺がいただいて何か問題があるか?」
「あるわ!何平然と問題ないみたいにアーシアを食べようとしてんだよ!?つーか、いつのまにアーシアを」
どうやってアーシアを助けたか疑問に思っているイッセーに煉は答えた。
「なに、金髪美少女アーシアをあそこから奪っただけだ。もう食べていいか?イッセー。言わなくても食べるけど」
「だから、やめろ!アーシアを食べようとするな!小猫ちゃん、頼む!」
「・・・・いい加減にしてください。野獣先輩」
小猫は煉に食べられそうになっていたアーシアを素早く救出。アーシアを取られた煉は不満そうに言う。
「なんだよ。一口くらい食べても問題ないだろ?」
「・・・・問題大ありです。それより早くここから離れたほうがいいですね」
小猫の言葉に煉が周りを見ると堕天使レイナーレを始め、神父たちが怒りに燃えていた。
「早くアーシアを返しなさい!その子の神器で私は至高の堕天使になれるの!あんたたち早くアーシアあの悪魔たちと人間から奪い返しなさい!」
レイナーレの一言で神父たちは光の剣や銃を持ち襲ってくるが、煉はため息を吐き拳を握り床をおもっきり殴ると
ドォォォォォォオオオオオオオオオンッ!
足場が激しく揺れ、地響きが発生する。
何人かは突然の揺れに尻餅をついたり、煉のパワーに唖然としていたり、驚愕していたが煉はもう一回ため息を吐き神父たちに言う。
「俺は今、金髪美少女が食べられなくて苛立ってるんだよ。悪いがこの欲求をテメェらで発散させてもらうぜ」
煉は神父たちにニコッと笑ったあと、
ドゴンッ!
煉は一番近くにいた神父を殴りその神父は壁へ突き刺さった。
「リンチターイム!」
「「「「「「「「ギャアアアアアアアアアアッッ!!」」」」」」」
煉のパワーと容赦の無さに恐怖を感じた神父たちは逃げようとしたが煉のものすごく速くあっという間に追いつかれ壁に突き刺さる。煉は神父たちを殴り、蹴りなどして神父たちを壁に突き刺す。それを見ている一誠たちは.....。
「・・・・・俺たちいらなくないか?」
「言わないでよ、兵藤くん。僕もそう思ってるんだから」
「・・・・強すぎます。野獣先輩」
三人は煉の強さに自分はいらなくても最初から煉に頼めばいいと思い始めていた。
「オラオラオラ!どうした!?もっと俺を楽しませろ!剣でも銃でも使って俺を楽しませろ!」
煉は笑いながら楽しそうにそう叫んだ。木場は煉を見て思った。
彼の神器はいったいなんなんだ?僕の
木場がそんなことを考えていると神父たちは全員壁に突き刺さり煉はフゥと満足そうにしていた。
「な・・・なに・・あなたは何者なの?」
レイナーレはあんなにいた神父を一人で倒した煉に驚愕しながら煉に訊くと煉は平然と答える。
「何者って人間ですけど?あとお前だけか」
煉は祭壇の上にいるレイナーレを見るとレイナーレは光の槍を作り煉に向かって投げる。
「く、来るなっ!」
投げられた光の槍を煉は軽々避ける。そして一瞬で近づいてレイナーレを祭壇の下へ叩きつけた。
「ガアッ!」
叩きつけられたレイナーレは悟ったこの人間には勝てないとその思ったとき煉はレイナーレにこう言う。
「おい、堕天使、お前にチャンスをくれてやる。そこにいる兵藤一誠を倒したらお前の命は助けてやる」
「えっ」
「お、おい、レン!何言ってんだ!?」
突然のチャンスに驚くレイナーレと自分がそのチャンスの相手にされたことに驚き煉に言う一誠。
「イッセー、俺は別に金髪美少女アーシアを食べさせてくれなかったことに腹が立ちこんなことを言っているわけじゃねぇぞ」
「思ってるんだろう!?」
ツッコム一誠だが、煉は真面目な表情で言う。
「今のお前のままじゃ誰も助けることも守ることもできねぇ。あの時お前はそれを知っただろ?だったら強くなってみな。そいつを倒してな」
レイナーレを指す煉。イッセーは拳を強く握り前に出る。
「・・・・・わかった」
「よし!いい覚悟だ、イッセー!おい、堕天使!お前はどうする?」
「・・・・もちろん、やるわ。こいつを倒したら私の命は助けてくれるのよね?」
「ああ、もちろんだ。だが、イッセーとの戦闘中に飛ぶのは禁止な。もし飛んだら俺が殺すから」
「・・・・わかったわ」
前に出るイッセーとレイナーレ。煉は木場たちのところに移動する。
「煉くん!どうしてこんなことをするんだい!?このままじゃ兵藤くんが!?」
「お願いです!やめてください!このままじゃイッセーさんが!」
「・・・・・どうしてこんなことをさせるんですか?先輩」
全員煉に怒りをぶつける。全員、今のイッセーだとあの堕天使には勝てないどころか殺されると思ってるからだ。
「お前らこのままだとイッセーが殺されると思ってるだろ?」
「当たり前じゃないか!兵藤くんはまだ悪魔になったばかりなんだよ!それに兵藤くんの神器は『
木場の言っていることは最初から煉は知っていた。だが、
「木場、イッセーはな、アーシアを助けられなかったとき泣いたんだぞ。助けられなかった自分の弱さにな。あいつは今、乗り越えようとしているんだ。自分の弱さから。だから、イッセーはあの堕天使と戦うと自分の意志で決めたんだ」
「・・・その気持ちはわからないことでもないけど、でも!」
それでも納得のいかない木場の肩を煉が叩く。
「まあ、信じてやれよ。仲間だろ?」
そう言うと皆一誠無事を見守るかのように一誠を見る。
乗り越えろよ、イッセー。
心の中でイッセーに応援する煉。そして一誠とレイナーレの戦いが始まる。
レイナーレは光の槍を作りそれをイッセーに向けて言う。
「悪いけど。私も命が懸かっているから、容赦はしないわ。悪く思わないでね」
もうすでに勝ったかのような表情を浮かべるレイナーレ。イッセーは俯いた表情で言う。
「・・・・はじめての彼女だったんだ」
「えぁ、見ていてとても初々しかったわ。女を知らない男の子はからかいがいがあったわ」
「・・・・大事にしようと思ったんだ」
「うふふ、大事にしてくれたわね。私が困ったことになったら、即座にフォローしてくれた。私を傷つけないように。でも、あれ全部私がわざとそういう風にしてたのよ?だって、慌てふためくあなたの顔が可笑しいんですもの」
「・・・初デート、念入りにプランを考えたよ。絶対にいいデートにしようって思って」
「アハハハ!そうね!とえも王道なデートだったわ!おかげでとてもつまらなかったわよ!」
「・・・・夕麻ちゃん」
「うふふ、あなたを夕暮れに殺そうと思っていたから、その名前にしたの。素敵でしょ?ねぇ、イッセーくん」
そして一誠の怒りは超えて、怒声を張り上げる。
「レイナーレェェェェェェェェェッッ!!」
『Dragon booster!!』
一誠の怒りに応えるように宝玉が輝きだし怒声と共に一誠はレイナーレに向かって走り拳を突きだす。だが、レイナーレはそれを華麗に避ける。
「おバカなあなたにもわかるように説明してあげるわ。単純な戦力差よ。私が千。あなたが一。この差はどうやっても埋められないわ。たとえ、その神器が発動しているところで、倍の二。どうしようもないのよ!どうやっても私に勝とうというの!アハハハハハハハハ!」
『Boost!!』
宝形から再び音声。一誠は再び拳に力を乗せて一気に詰め寄る。
「へぇ!少しは力が増したの?でもまだね!」
再び一誠の攻撃を避けるレイナーレ。そしてレイナーレは両の手に光の槍を作り
「力を込めてあげたわ!食らいなさいな!」
ズドンッ!
一誠の両足に光の槍が貫く。
「ぐぁあああああぁあぁっ!」
絶叫を上げる一誠。
「イッセーさん!」
一誠の絶叫を聞き一誠のところに行こうとするアーシアを手を止める煉。
「離してください!このままだとイッセーさんが!」
「ダメだ。今、俺たちが行けばイッセーはもう立ち直れない。これはイッセー自身が乗り越えないといけねぇんだ」
そう言ってアーシアたちを制止させる煉。イッセーは光の槍を手で抜き取りその場にしりもちをつく。
レイナーレは余裕そうに長々と自分の力を話す。
『Boost!!』
そうして再びなる音声。一誠は顔を上げ何かを呟く。
「魔王さま、俺の頼む聞いてくれますか?俺も一応悪魔なんで、ちょっと俺のお願いを聞いてくれませんか?」
「・・・どうしようもないわね。こんなところで独り言を始めているわ、この子」
「いまから目の前のクソ堕天使を殴りたいんで邪魔が入らないようにしてください。ほら、乱入とかマジでゴメンです。増援もいりません。俺がなんとかしますんで。ああ、足も大丈夫です。いまからなんとかして立ちます。だから、俺とこいつだけのガチンコをさせてください。いい場面なんです。怒りが凄まじくて、痛みもどうにか耐えられます。一発だけでいいんで。・・・・殴らせてください」
一誠は足がガクガク震えながらも、血を大量に流しながらも立ち上がり一歩、また一歩レイナーレに近づく。
「なあ、俺の神器さん。目の前のこいつを殴り飛ばすだけの力はあるんだろうな?トドメとシャレこもうぜ」
『Explosion!!』
その音声と共に一誠の力が跳ね上がった。その力は完全にレイナーレを越えている。レイナーレは光の槍を再び作り一誠に投げるが一誠はそれを横殴りに拳で薙ぎ払った。それを見たレイナーレの表情は青ざめる。
「い、いや!」
レイナーレは黒い翼で逃げようとするが一誠に掴まり
「吹っ飛べ!クソ天使ッ!」
「おのれぇぇぇぇぇぇぇぇ!下級悪魔がぁぁぁぁ!」
ゴッ!!
一誠の拳がレイナーレの顔面に直撃し壁まで殴り飛ばした。
「ざまーみろ」
そう言いイッセーは倒れた。
「イッセーさん!」
アーシアはすぐにイッセーのところに行き治療を始める。そのとき魔方陣が現れそこからはリアスと朱乃が現れた。
「これはどういう状況かしら?」
周りを見てそう言うリアス。壁に突き刺さった神父、重症の一誠、一誠を治療しているアーシア。
「ああ、部長。これは煉くんが・・・あれ?煉くん」
さっきまでいた煉を探すように辺りを見渡す木場。だが、煉の姿はなかった。しかも
「・・・・先程の堕天使もいません」
小猫の言うとうりさっき一誠に殴り飛ばされた堕天使レイナーレの姿もなかった。そのとき
ドゴォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッ!
教会の外から何か爆発音みたいな音が聞こえた。するとリアスは
「小猫と朱乃はイッセーたちをお願い!私と祐斗で見てくるわ!行くわよ祐斗!」
「はい!」
全員に指示を出し巨大な音がしたほうへ向かった。
時は少し戻る。
「この辺でいいか。おい、起きな」
煉は堕天使レイナーレを抱え教会近くまで瞬間移動をする。煉はレイナーレを起こす。するとレイナーレは目を開け、煉を見る。
「・・・・私を殺すの?」
「ああ、もちろん。殺すよ」
煉は平然と答えるとレイナーレは命乞いをしてくる。
「お願い!助けて!何でもする!いえ、しますから!どうか命だけは助けてください!お願いします!」
それを聞いた煉はおもしろそうに笑った。
「じゃあ、俺に永遠の服従を誓うか?そうしたら助けてやるよ」
「なっ!・・・いえ、わかりました。それで助けてくださるのなら・・・」
一瞬反抗しようと何か言おうとしたが自分の力では煉には勝てないとすぐに悟った。すると煉は足をレイナーレに近づけこう言う。
「それじゃあ、俺の靴を舐めて永遠の服従を誓いな。そうしたら俺のものにしてやるよ。俺は自分のものは大切にする主義だからな。服従を誓うならたっぷり可愛がってやるぜ」
煉がそう言うとレイナーレは体を震わせ
「ふざけるなぁぁぁぁぁああああっ!」
光の槍を出し煉に攻撃しようとするが
ドゴッ!
「ガハッ!」
煉に腹を殴られその場に膝をつく。
「本来なら今みたいに逆らっても逆わらなくても俺のものになるなら俺は喜んで受け入れるけど。悪いが俺の親友を殺そうとしたお前を始めから助ける気なんてねぇよ」
すると煉の体から巨大な何かが出てきた。それを見たレイナーレは
「あ・・・・ああ・・・あ」
恐怖でまともに喋れなかった。
「こいつは冥途の土産だ。ありがたく思いな。さようなら、堕天使レイなんとかさん」
煉はレイナーレを指し巨大な何かに命令する。
「喰らえ」
ドゴォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッ!
巨大な破壊音が鳴り響きレイナーレの姿もなく消滅した。そして巨大な何かは再び煉の中へと戻って行った。そのとき、後ろから
「レン!?いったいここで何があったの!?」
「これは、いったい・・・」
リアスと木場は煉のいる場所にたどり着き辺りを見て驚愕しながら煉に説明を要求してくる。
煉のいる場所は一つの巨大なクレータが出来ていたが煉はいつもの調子で言う。
「なーに、ちょっと本気を出して堕天使を消滅させてあげただけだから気にするな。それよりリアスこれから一緒にホテルにでも行かない?」
「あなたのことだから何を訊いても無駄でしょうね。祐斗。イッセーたちのところに戻るわよ。ほら、レンも」
「華麗にスルーかよ。まあ、いつか食うから別にいっか。それより、リアス。ちょっと真面目な話だけど」
「なに?」
「なにちょっとな」
次の日の朝。部室で
「悪魔にありました。アーシア・アルジェントです。よろしくお願いします」
「アーシア!?」
アーシアが悪魔になったことに驚きの声を上げる一誠だがリアスが説明をする。
「実は昨日レンからアーシアを眷属にしてみたらって言って来たの。アーシアも了承してくれたし『
「そうだったんですか・・・。あれ、レンは?」
リアスの説明を聞き一誠が周りを見るが煉の姿がなかったが。
「どうせ、いつものどうりにしてるんでしょう」
「・・・・・そうですね」
その一言で納得してしまう一誠。すると、部室に木場、小猫、朱乃が入ってくる。
「おはようございます、部長、イッセーくん、アーシアさん」
「・・・・おはようございます、部長、イッセー先輩、アーシア先輩」
「ごきげんよう、部長、イッセーくん、アーシアちゃん」
それぞれのあいさつをする。リアスが立ち上がる。
「さて、約一名を除いて全員揃ったところでささやかなパーティを始めましょうか」
そう言いリアスが指を鳴らすとテーブルの上にケーキが現れるはずだったが
「よぉ、皆。おはよう」
ケーキの代わりに煉が現れた。口元にはクリームをつけて。
「・・・・レン、何故、ケーキじゃなくあなたが出てくるの?もしかしてケーキを」
煉はテーブルから降りてリアスに笑顔で言った。
「とても美味でございました」
ヒュ
「うおっ!」
リアスの手から消滅魔力が煉に向かって放ったが煉は避ける。改めて煉はリアスを見ると笑ってはいるが全身から怒りのオーラを出していた。
「おいおい、魔力はあぶねぇだろ。当たったら死ぬぞ。俺」
「・・・・一回くらい死んだほうがその強欲さも治るんじゃないかしら?」
「レン!お前、部長の手作りケーキをよくも!」
「・・・・レンくん。今回はキミが悪いよ」
「あらあら、これはちょっとお仕置きが必要ですね」
「・・・・・・死刑です」
「あ、あの、えっと。あぅぅぅぅ~」
全員が怒りに満ちているなか煉は指を鳴らすと再びケーキが現れた。
「ちゃんと全員の分を作ってあるから安心しろ。リアスのはいただいたが、俺が作ったのも一流パティシェにも負けないくらいうまく出来てると思うぜ」
「・・・・あなた、料理が出来るの?」
リアスが意外そうに訊いてくる。
「ああ、急にケーキとか食いたくなったら普通に作るぞ。俺は世界各国のいろんな料理を食って来たからな。他にもいろんなのが作れるぞ。まあ、食ってみな」
煉の言うとおり、全員、煉のケーキを食べると
「「「「「「お、おいしい!」」」」」」
と、全員が言い、リアスは「ま、負けた」と落ち込んでいたが皆、おいしそうに煉のケーキを食べて満足そうにしていた。