強欲を司る略奪者   作:ユキシア

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作者の都合により、グレモリー眷属VSバアル眷属のレーティングゲームは飛ばします。

すみませんが、イッセーとサイラオーグの決着は原作通りにしますので、この二人の戦いを楽しみにしていたかもしれない読者さまは申し訳ありません。

今回からグレモリー眷属VSヴィクトル眷属とのレーティングゲームを始めますのでこれからも読んでいただけると嬉しいです。


グレモリー眷属VSヴィクトル眷属

『さぁ、やってきました!若手悪魔の最後のレーティングゲームです!』

 

「「「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっ!!!」」」」」」」」

 

実況の声に盛り上がる観客たち。そして、会場にはリアスが率いるグレモリー眷属と煉が率いるヴィクトル眷属がいる。

 

『今、会場に集まっていただいたグレモリー眷属とヴィクトル眷属は両者無敗の成績を残しています!この試合で若手悪魔最強が決定します!』

 

熱の入った実況の声を無視して煉はリアスたちに話しかける。

 

「とうとう、この時が来たな。リアス。楽しみにしてたぜ」

 

「ええ、負けないわよ。レン。あなたの無敗記録を私が壊してあげるわ!」

 

「そいつは楽しみだ。手加減はしねえから覚悟しときな」

 

リアスと煉。両者睨み合うなか、実況が、話を続ける。

 

『赤龍帝であるおっぱいドラゴンを従えるリアスさま、圧倒的力で勝ち上がってきたおっぱいドラゴンの宿敵エロ魔王である煉さま。勝利の女神はどちらに微笑むのでしょうか!?それでは、若手悪魔、最後のレーティングゲームのルールを説明致します!』

 

実況から最後のレーティングゲームのルールが説明された。

 

・今回のゲームでは通常のレーティングゲームとは違い『(キング)』が、途中でやられたとしてもその眷属全員が、終わるまでゲームは続く。

 

・フェニックスの涙は各チームに一つ支給される。

 

・特殊ルール。出場する選手は実況側からランダムで決まる。ただし、出る人数は決まっていない。最大で出れる人数は四人。1対4になることもあれば1対1や2対2になることもある。

 

・試合に勝った選手は負けるまで何度でも出れる。ただし、本人がギブアップするほどの負傷をしていたら強制リタイヤ。

 

・戦うフィールドは両者が本気を出せれるように頑丈なところで行うようになっている。

 

・選手が、決まったとしても5分だけの作戦会議が与えられる。

 

・戦闘不能もしくは本人がギブアップと宣言すれば勝者は決まる。

 

の七つ。リアスと煉たちはそれを確認すると、自分の陣地へ戻る。そして、最後のレーティングゲームが始まる。

 

『注目の若手悪魔の最後のレーティングゲームの最初に出る選手は・・・・こちらだ!』

 

実況の指す方向にあるモニターに最初に出る名前と顔写真が出てきた。

 

リアス・グレモリー眷属                  煉 ヴィクトル眷属

 

騎士(ナイト)』木場祐斗              『騎士(ナイト)』サイト・クウラ

 

騎士(ナイト)』ゼノヴィア             『戦車(ルーク)』山神徹

 

以上、両者二名が出場します。

 

『決まった!リアスさまの眷属からは神速の貴公子木場祐斗選手!そして同じく騎士(ナイト)の聖剣使いゼノヴィア選手!それに対するは煉さまの眷属で忠実な騎士(ナイト)サイト・クウラ選手!シトリー眷属戦でジャングルを一瞬で消した圧倒的力を持つ戦車(ルーク)の山神徹選手!さぁ、この試合、どちらが勝つのでしょうか!?それでは五分の作戦会議のスタートです!』

 

作戦時間が始まるとリアスはすぐに二人を呼ぶ。

 

「いい、わかっているとは思うけどどちらも強敵よ。サイトは自分の血液を自在に操れるし、徹くんに関してはきっとソーナととき以上にキマイラの力が使えるから充分に気をつけて勝ってきなさい」

 

「はい!ゼノヴィア、行くよ」

 

「ああ」

 

木場とゼノヴィアは魔方陣の方へ移動すると一誠が二人に言う。

 

「勝ってレンに一泡吹かせてやれよ!」

 

「それはいいね」

 

「ああ、ますます勝たなければな」

 

そう言って笑顔になりながら木場とゼノヴィアは魔方陣でジャンプした。一方その頃煉たちは

 

「サイト、徹。木場とゼノヴィアは強敵だ。だが、お前らは強い。勝ってこいよ」

 

「・・・・はい。勝ってきます。行くよ、徹」

 

「勝ってきま、す」

 

サイトは徹の手を取って一緒に魔方陣でジャンプする。そして、フィールドには木場とゼノヴィア。サイトと徹の四人が睨み合うかのように向かい合った。

 

『出てきました!注目の第一試合!初戦はどちらが勝のでしょうか!?それでは観客の皆さまも一緒に!5!』

 

カウントを始める実況や観客たちのなか木場はサイトと徹に話しかける。

 

「こうして、戦うのは初めてだけど勝たせてもらうよ」

 

『4!』

 

「・・・・勝つのは私たち」

 

『3!』

 

木場は聖魔剣をかまえ、サイトはナイフを取り出して自分の手を刺して血を変形させて刃を作る。

 

「木場の言うとおり私たちが勝たせてもらう」

 

『2!』

 

ゼノヴィアもエクス・デュランダルをかまえる。

 

「負けませ、ん」

 

『1!』

 

徹は体が膨れ上がり一気に変貌し巨大な生物へと変化する。そして、カウントが終わった。

 

『始めて下さい!』

 

実況の合図と同時、最初に動いたのは木場とサイトだ。

 

ガキィィィンッ!キィィィン!キィン!

 

金属音みたいな音がフィールドに鳴り続けるが、木場とサイトは観客たちには見えない速度でお互いの得物をぶつけ合う。

 

「流石だね。動きにまったく無駄がない。少しでも隙が出来れば致命傷を負ってしまいそうだね」

 

「・・・・そういうお前も動きに無駄が少ない。だが」

 

ドン!

 

「グッ!」

 

お互いの得物をぶつけ合っている途中、サイトは木場に膝蹴りを喰らわす。

 

「・・・私より、動きに無駄がある。私を倒したかったらあの聖剣の騎士団になることだ」

 

「・・・・そう、させてもらうよ!禁手化!」

 

木場は聖魔剣から聖剣に持ち替えて「聖剣創造(ブレード・ブラックスミス)」の亜種の禁手「聖覇の龍騎士団(グローリィ・ドラグ・トルーパー)」で木場は龍騎士を創りだし、木場自身も騎士団長のような甲冑騎士になる。

 

「それじゃあ、いくよ!」

 

木場は龍騎士を従えながらサイトに向かっていく。サイトも無言でそれを迎え撃つ。そのころゼノヴィアと徹たちは

 

「ハァァァッ!」

 

ザシュッ!

 

ゼノヴィアはエクス・デュランダルで徹の触手を斬っていくが

 

「・・・またか・・・・ッ!」

 

ゼノヴィアが、斬った触手の斬られたところからまた新たな触手が生えてきた。ゼノヴィアは襲ってくる触手を次々斬っていくが、キマイラの再生能力のせいで徹の本体へ攻撃ができなかった。

 

「これじゃあ、キリがないな。なんとかして懐に入らなければ」

 

エクス・デュランダルのフルパワーなら一気にダメージを与えられるとは思うのだが、そんな隙は作ってくれないだろうな。

 

ゼノヴィアはどう攻めるか考えていると、ゼノヴィアの視界に龍騎士の木場が入った。木場が創った龍騎士たちは全てサイトにやられ、木場も少しだが、傷を負っていた。

 

「まさか、血でそこまで出来るなんてね」

 

木場は驚きながらも聖剣をかまえる。ゼノヴィアは木場の言葉に気になってサイトを見ると、腕、腹、背中、足の体中の至る所から血の刃が出ていた。

 

「まるで、全身刃だな」

 

「うん、最初は龍騎士たちの攻撃が少しずつではあったけどダメージを与えていたと思ったのが間違いだったよ。ワザと僕の攻撃をギリギリで喰らい、そこから新たな血の刃を出すからね。聖剣相手に少しでもミスをすれば致命傷なのにそれを行うなんてね」

 

「さすが、レンの眷属たち、ということか。どうする?木場。私もどうするか考えていたところだ。このままジリ貧で負けるのはゴメンだからな」

 

「・・・・わかっているよ。でもサイトさんは僕以上に無駄がないうえに隙もない。徹くんは巨大な大きさに加え再生能力を持っている。ゼノヴィア、きみのエクス・デュランダルを最大までチャージすれば徹くんは倒せるかい?」

 

「・・・・おそらくはな。だが、あの二人がそんな時間を与えてくれるとは思えない」

 

ゼノヴィアの言葉に木場は頷く。すると、サイトが徹に言う。

 

「・・・・徹、一気に終わらせるよ」

 

サイトの言葉に骸骨のような巨大な徹の顔は頷く。すると、徹は一本の触手に口が出来る。そして、その触手は

 

バクッ!

 

「「えっ」」

 

サイトを食べた。その光景に驚く木場とゼノヴィア、いや、それを見ている全ての人々。

 

『な、なんということでしょうか!?徹選手が、味方であるサイト選手を食べてしまいました!これはいったいどういうことでしょうか!?』

 

実況も思わず声を上げて叫ぶが、木場とゼノヴィアは聖剣をかまえる。

 

「なにかあるだろうね」

 

「ああ、気をつけろよ」

 

木場とゼノヴィアは警戒しながら武器をかまえる。すると、食べられたはずのサイトの声が徹のなかから聞こえてきた。

 

「・・・・禁手化(バランス・ブレイク)

 

その言葉と同時、突然徹の体から血が噴き出してきた。だが、その血は徹の体を纏わり、血の鎧を創りだした。

 

「・・・・私の禁手化は『紅血の刃鎧(クリムゾン・サンラム・アーマー)』全身から血が噴き出して全身刃と鎧で埋め尽くす。だが、徹はキマイラという様々なDNAを持っているだけじゃなく新たなDNAを作りだすことが出来る。それで私のDNAを徹に飲ませて私のDNAと同化することに成功した」

 

今まで以上に長く話すサイト。だが、サイトは続ける。

 

「・・・・私の血液と同化させたことにより徹が私を体内に入れることで私の力を徹に貸すことが、出来る。私は徹に混ぜった私のDNAを操り私の禁手化を徹にも使えるように出来るようになった。これで、トドメをささせてもらう。徹」

 

血の鎧を身に着けた徹は触手で木場とゼノヴィアに攻撃を開始する。ゼノヴィアはその触手を斬ろうとするが、血の鎧がそれを防いだため血の鎧が壊れただけで触手自体は無傷だった。しかも、壊した血の鎧はすぐに修復されていく。

 

「どうする、木場!?ただでさえ厄介な再生能力に加え、血の鎧の強固さ!このままではまずいぞ!」

 

「わかってるよ!龍騎士たちよ!」

 

木場は龍騎士たちで攻撃を開始するが、徹の攻撃で一瞬で散らさせていく。

 

「くっ!やっぱり、龍騎士たちではダメか!どうにかしてゼノヴィアの聖剣のオーラをチャージする時間を稼がないと・・・・ッ!そうだ!ゼノヴィア!」

 

木場はゼノヴィアを呼び、耳打ちする。それを聞いたゼノヴィアは笑みを浮かばせる。

 

「なるほど、この状況だ。それしかないな。だが、それに失敗したら私たちの負けは確実だな」

 

「そうだね、でも、やってみようよ」

 

木場も笑みを浮かばせながら言うとゼノヴィアも笑みを浮かばせながら言う。

 

「ああ、木場の賭けに賭けようじゃないか!」

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