強欲を司る略奪者   作:ユキシア

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ライザー・フェニックス

アーシアを助けに行ったとき一誠の神器は神滅具の一つ『赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)』だとわかり、一誠はあれから、リアスと早朝トレーニングをしている。そして、アーシアは一誠の家に住むようになった。そして、ある日、煉は読みたい本が出来てそれを読み終わってから遅れて部室に顔を出すと一誠が泣いていた。それを見た煉は

 

「おいおい、リアス。イッセーをいじめる気持ちはわかるが泣くほどまでしちゃ、おもしろくないだろう?」

 

「私じゃないわよ。というか、何で私なの?」

 

「いや、おもしろそうだから」

 

煉が普通にそう答えるとリアスはため息をし、煉に説明をした。

 

「なるほど、イッセーはアーシアに変なことされるか心配なんだな。仕方ねぇな。俺がアーシアと一緒に行ってやるから安心しろ。イッセー」

 

煉がアーシアの肩を掴み一誠にそう言うと一誠はすぐにアーシアと煉の間に入り、煉に憤慨する。

 

「レン!おまえ隙を見てアーシアを食べるつもりだな!?まだ諦めてなかったのか!?」

 

「当たり前だ。俺は狙った獲物は逃がさん。アーシア、イッセーに飽きたらいつでも俺のところに来いよ。俺はいつでも、Welcomeだ」

 

「テメーにアーシアは食べさせねぇ!」

 

一誠はアーシアを煉に近づかせないようにしていた。アーシアは食べられるという意味がよくわかっていないらしく首を傾げていた。

 

「はいはい。それじゃ、イッセーはアーシアと一緒に契約者のところに飛びなさい。これ以上待たせちゃダメよ」

 

「はい!行くぞ、アーシア!」

 

「はい、イッセーさん!」

 

一誠は煉から逃げるようにアーシアを連れて魔方陣でジャンプした。煉は笑いながらソファーに座る。

 

「ハハハ、やっぱり、イッセーをからかうのはおもしれー」

 

「・・・・やっぱり、からかっていたのね。というか、本当にアーシアを食べるつもりじゃないでしょうね?」

 

リアスは煉にそう訊くと煉はこう答える。

 

「親友に惚れている奴を俺から食ったりしねぇよ。まあ、アーシアから頼まれたら食べるけど」

 

「本当に強欲ね。ここまでくればもう感心するわ。そこまで自分の欲望のままに生きる人初めて見たわ」

 

リアスは煉の欲望の素直さにもうあきれるどころか感心していた。するとリアスが先日の堕天使の件の話を煉にする。

 

「そういえば、レン。祐斗から聞いたのだけど、あなた、ここから教会まで瞬間移動したり、神父たちを壁に突き刺すほどのパワーを持っているみたいね。そろそろ、あなたの神器について教えてくれないかしら?」

 

「いつか話してやるよ。それまで待ってな」

 

リアスの問いに煉はそう答えるとリアスは少し不機嫌そうになるが煉はこういう人間と少しは理解できたのでこれ以上は訊かなかったが.......。

 

「じゃあ、レン。あなた私の眷属にならない?」

 

「断る。俺は俺のものになるなら誰でも受け入れるが俺は誰のものにはならん」

 

煉はリアスの眷属入りを即座に断った。リアスもとりあえずは諦めた。

 

それから軽く談笑し、煉は家に帰る。

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、寝るか」

 

煉は自分のベットに寝転んだとき

 

カッ!

 

突然、床が光、光は円状に展開した。その図柄はグレモリー眷属の紋様だった。すると魔方陣からリアが現れた。煉はいつもの調子でリアスに言う。

 

「なんだ、リアス。夜這いにでも来てくれたのか?」

 

リアスは思い詰めた表情をしていた為か煉の言葉を無視して煉を見るなり詰め寄りリアスは言う。

 

「レン、私を抱きなさい」

 

煉はいつものリアスとは違ったため怪訝そうにしていると、リアスがもう一声を言う。

 

「私の処女をもらってちょうだい。至急頼むわ」

 

「喜んでいただくぜ!」

 

煉は一瞬で理性を飛ばしてそう言う。リアスを押し倒してリアスの制服を脱がし、下着だけにする。そして煉はリアスの首筋を舐めるとリアスは官能的な声を漏らす。

 

「・・・お願い。早く、もらってちょうだい」

 

そのときのリアスの表情を見て煉はリアスに言う。

 

「やめた」

 

そう言い煉はリアスから離れリアスに制服を掛ける。リアスは煉に訊く。

 

「どうして・・・あんなにしたがっていたじゃない。今なら出来るのよ?どうして、やめるの?」

 

リアスは煉が途中に止めたことを不思議に思い訊いてみた。すると煉は

 

「今のお前は何か思い詰めてるだろ?そんな女を抱いたところで俺の欲求は満足しない。俺は心と体、両方奪ってこそ初めて満足するんだ。今のリアスを抱いても満足出来ねぇよ」

 

「・・・・・」

 

リアスは煉の言葉を聞いて黙ってしまった。煉は普段から学校の女子たちにもヤラないか?と訊くぐらい女好きとリアスは聞いていたし、実際にリアスもいつも言われている。煉にそんな拘りがあるとはリアスは知らなかった。すると、再び床が光輝き出した。そこからは、銀髪のメイドが現れた。

 

「こんなことをして破談に持ち込もうというわけですか?」

 

メイドは呆れた口調で淡々と言う。それを聞いたリアスは眉を吊り上げる。

 

「こんなことでもしないと、お父さまもお兄さまも私の意見を聞いてくれないでしょう?」

 

「このような下賤な輩に操を捧げると知れば旦那さまとサーゼクスさまが悲しまれますよ」

 

メイドの言葉にリアスが一気に不機嫌な様相を見せ何か言おうとしたが

 

「その下賤な輩に捧げるほどあんたらがリアスを追い詰めたんだろ?違うか?メイド」

 

煉がリアスの口を手で塞ぎ言うとメイドは鋭い視線で煉を見るが煉には効かなかった。

 

「それに、私の貞操は私のものよ。私が認めた者に捧げて何が悪いのかしら?たとえ、あなたでも怒るわよ?グレイフィア」

 

リアスは煉の手を取りグレイフィアに言う。

 

「何はともあれ、あなたはグレモリー家の次期当主なのですから。無闇に殿方へ肌を晒すのはお止めください。ただでさえ、事の前なのですから」

 

「グレイフィア、あなたがここへ来たのはあなたの意志?それとも家の総意?・・・・それとも、お兄さまのご意志かしら?」

 

「全部です」

 

グレイフィアはそう即答する。それを聞いたリアスは諦めたかのように深く息をつく。

 

「そう。兄の『女王(クイーン)』であるあなたが直々に来るのだもの。そういうことよね。わかったわ」

 

リアスは煉に謝る。

 

「ゴメンなさい、レン。さっきまでのことはなかったことにしてちょうだい。私も少し冷静ではなかったわ。今日のことはお互い忘れましょう」

 

それを聞きレンは息を吐き言う。

 

「わかってるよ。でも、次は本当のお前を全ていただくからな」

 

煉がそう言いリアスはあきれながらグレイフィアと共に魔方陣でどこかにジャンプした。

 

「こりゃあ、何か起こるな」

 

そんなことを思い煉は寝た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日、煉はトイレに行ってから行くと一誠たちに言いトイレ行き、出るとちょうど美人で有名な新任教師に会い、煉は速攻で口説きにかかり最初は戸惑っていた新任教師も最後にはOKの返事を出した。口説くのに少し時間のかかった煉は遅れて部室に到着するとそこには、いつものメンバーと昨日現れた銀髪のメイドグレイフィアと金髪のホストみたいな奴がいた。ホストは俺を見てリアスに言う。

 

「おいおい、リアス。何で人間がここに来る?」

 

「彼はここの部員よ。来たらおかしいのかしら?ライザー」

 

煉はまだ状況がつかめずにいたがリアスとライザーは険悪というのはわかった。するとグレイフィアが煉の側まで来ると挨拶をする。

 

「初めまして。私は、グレモリー家に仕える者です。グレイフィアと申します。以後、お見知りおきを」

 

昨日の夜のことはなかったことにされているため煉も初めましてと挨拶をし今の状況を聞いた。

 

ライザーはリアスの婚約者だが、それは御家で勝手に決められたことでリアスはライザーとの結婚を認めていない。なら、レーティングゲームで決着をつけないか?とグレイフィアが提案しリアスとライザーが了承したところで煉が部室に来た。それを聞いた煉はあきられた表情でライザーに言う。

 

「情けな」

 

「何だとっ!?貴様、今なんて言った!?」

 

憤慨するライザーだが、煉は構わずに言う。

 

「情けないって、言ったんだよ。女一人自分の力で手に入れられない奴を情けない以外なんて呼べば言いんだ?」

 

「おい、リアス!部員の躾はどうなってるんだ!?」

 

リアスに言うライザーだが、リアスは顔を背け知るかと言わんばかりにそっぽを向いている。

 

「おいおい。俺に直接言えないからってリアスに当たるなよ。何だ?悪魔の坊ちゃんは女にしか強く当たれねぇのか?ますます情けねぇな」

 

それを聞きますます怒るライザーの周囲に炎が駆け巡る。

 

「貴様・・・言わせておけば人間の分際で調子になりやがって、覚悟は出来てんだろうな」

 

臨戦態勢を取るライザー。だが、煉はその炎を見て鼻で笑い言う。

 

「ハッ!その程度の炎で脅しているつもりか?随分と弱い炎だな」

 

それを聞いたライザーは更に怒りをます。

 

「貴様っ!我が一族のフェニックスの炎までもバカにするか!?」

 

「フェニックス?」

 

煉はその一言に反応する。するとライザーが自慢そうに言う。

 

「そうだ、我が一族は命を司る聖獣と同等の力を持った悪魔だ!どうだ!?恐ろしいか!?今、謝れば許してやってもいいぞ!?」

 

煉に謝罪しろと言うライザー。だが、煉は、

 

「訂正するよ、金髪悪魔。フェニックスだから、お前は今から雛鳥と呼ぼう。うん、似合ってる。親鳥の力なしじゃ女も手に入れられない奴なんて雛鳥だ。だから」

 

煉は笑いながら言う。

 

「その力、俺が貰ってやるよ。雛鳥ちゃん」

 

最後の雛鳥と聞いたライザーは怒りが頂点に達し炎を纏い煉に攻撃しようとするが

 

「お待ちください。ライザーさま」

 

グレイフィアがライザーを止めた。

 

「・・・退いていただきたい。この人間は我が一族を侮辱した。いくら最強の『女王(クイーン)』であるあなたでも今のこの人間の発言は許すわけにはいかない」

 

「お怒りはごもっとも、ですが大事なゲームが控えています。ここは抑えてください」

 

グレイフィアがライザーを宥めるとライザーは炎を消した。

 

「・・・・最強の『女王(クイーン)』に救われたな。人間」

 

「先にやめたのはそっちだろ?雛鳥」

 

「煉ヴィクトルさま。これ以上言うのであれば私も黙ってはいられません」

 

静かで迫力のある言葉を煉にぶつける。煉は『へいへい』と言いおとなしく一誠たちのところに移動する。その時煉は皆にばれないように静かに笑った。

 

不死鳥と同等の力か、欲しいな。

 

そう思い煉は一誠の隣に移動する。するとライザーがリアスに言う。

 

「なあ、リアス。まさか、ここにいる面子がキミの下僕なのか?」

 

「だとしたらどうなの?」

 

リアスの答えにライザーはおもしろおかしそうに笑い出した。

 

「これじゃ、話にならないんじゃないか?キミの『女王』である『雷の巫女』ぐらいしか俺のかわいい下僕に対抗できそうにないな」

 

そう言い、ライザーは指をパチンと鳴らすと、部室に魔方陣が光だす。

 

「と、まあ、これが俺のかわいい下僕たちだ」

 

堂々と言うライザーの周囲に総勢十五名の眷属。そして眷属全員は女。それを見て一誠は泣いた。

 

「お、おい、リアス・・・・。この下僕くん、俺を見て大号泣しているんだが」

 

一誠を見てマジで引くライザー。リアスは困り顔で額に手を当てていた。

 

「その子の夢がハーレムなの。きっと、ライザーの下僕悪魔たちを見て感動したんだと思うわ」

 

するとライザーの眷属たちは一誠を見て心底気持ち悪そうにしていた。

 

「そう言うな、俺のかわいいおまえたち。上流階級の者を羨望の眼差しで見てくるのは下賤な輩の常さ。あいつらに俺とおまえたちが熱々なところを見せつけてやろう」

 

そう言うとライザーは眷属の女の子とディープキスをし始めた。

 

しばらくキスをし、ライザーは嘲笑しながら言う。

 

「おまえじゃ、こんなこと一生できまい。下級悪魔くん」

 

「俺が思っていること、そのまんま言うな!ちくしょう!ブーステッド・ギア!」

 

一誠はブーステッド・ギアを発動させ、ライザーに突っ込むが

 

「ミラ。やれ」

 

「はい、ライザーさま」

 

ライザーの命令で武道家みたいな女の子が現れると

 

ガッシャァァァァァンッッ!

 

一瞬で一誠はやられた。一誠は腹部を押さえ悶える。するとライザーは煉に指を刺し

 

「ミラ。あの人間は我がフェニックス家を侮辱した。あの人間にも同じ目に合せてやれ」

 

「はい!」

 

ミラは今度は煉に照準を定め棍で煉の腹を突こうとしたが

 

「なっ!?」

 

煉は一瞬でミラから姿を消した。だが、消えたのは煉だけじゃなかった。

 

「私の棍が・・・ない!?」

 

棍が消えたことに驚愕しているミラ。だが....。

 

「ここにあるよ」

 

ミラの横に煉がいて煉の手には先程までミラが持っていた棍を持っていた。ミラが煉と向かい合った瞬間。

 

ガッシャァァァァァァンッッ!

 

先程ミラが一誠にしたように今度は煉がミラに一誠と同じようにした。そして悶えるミラを煉は踏みつけた。

 

「弱いな。お前、本当に悪魔か?人間に瞬殺されるなんて悪魔失格なんじゃねえの?」

 

痛みで悶えているミラは何も言えなかったがライザーが言う。

 

「おい、人間!ささっとその薄汚い足をどけろ!」

 

煉はミラを踏みつけたままライザーに言う。

 

「ハァ?何偉そうにしてんの?お前がこいつに命令したからこいつは今、こんな風になってんだろ?こうなったのもお前が無能だからだ・・・よ!?」

 

煉はミラを蹴飛ばしてライザーの眷属に渡す。

 

「貴様・・・もう我慢にならん・・」

 

再び炎を纏うライザーを見て煉は言う。

 

「俺を殺したいなら俺をゲームに参加させな。そしたら相手になってやるよ。雛鳥ちゃん」

 

煉がトドメの一言を言うと

 

「いいだろう!おい、リアス!ゲームは十日後だ!それまでせいぜい下僕でも鍛えてやるんだな。おい、人間!ゲームでの死亡は事故として扱われる!覚悟しておくんだな!」

 

「それは、俺を倒してから言うんだな。雛鳥」

 

ライザーは舌打ちを下僕を連れて帰って行った。

 

よし、これで、俺もゲームに参加できる。待ってろよ。不死鳥の力。必ず俺のもんにしてやる。

 

煉は心の中で嬉しそうに笑った。

 

 

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