『こ、これは凄いことになりました・・・・。ヴィクトル選手、たった一人でグレモリーチームの
実況が、先程の煉たちの試合のことを話しているとき、一誠たちは煉の魔神の力にまだ驚きを隠せないでいた。
「・・・あれが、魔神の力・・・。なんて常識はずれなのでしょう・・・」
ロスヴァイセが思わずそう言う。だが、ロスヴァイセの言葉に誰も何も言えなかった。それだけエースである木場と
「・・・あの、木場が傷一つ、つけられないなんて」
木場は今までどんな相手でも少なからずの手傷は負わせてきた。サイラオーグのときはゼノヴィアとロスヴァイセと共にサイラオーグの右腕を斬りおとしてフェニックスの涙を使用させることまでしたのに煉相手には木場だけじゃなくリアスも小猫も何も出来ずに倒れてしまったことに一誠は踊り追ていたが、それと同時、拳を強く握りしめる。
まだ、終わってない・・・ッ!例え部長や木場がいなくても俺たちは最後まで諦めえぞ・・・・ッ!
一誠が、戦意を燃やしているとき、次の試合の対戦カードが発表された。
リアス・グレモリー眷属 煉 ヴィクトル眷属
『
以上、両者一名が出場します。
『出ましたー!おっぱいドラゴンの登場です!それに対する七実選手もおっぱいドラゴンと同じ、ドラゴンの力を宿した者!ドラゴン対ドラゴン!これは見ものです!』
良しッ!と一誠は気合を入れて魔方陣へ移動する。
「皆!いってきます!」
一誠はアーシアたちにそう告げると
「頑張ってください!イッセーさん!」
「頼むぞ、イッセー」
「同じドラゴン同士の戦いです。気をつけて」
「サイラオーグ戦で見たあの一撃は私以上に強力なものです。気をつけてくださいね。イッセーくん」
アーシア、ゼノヴィア、ロスヴァイセ、朱乃は一誠にエールを貰いながら一誠はフィールドへと転移する。
そして、フィールドへと転移するとそこにはすでに鬼姫が待っていた。
「どうもっす、イッセーさん。お手柔らかにお願いしまっすよ?」
「悪いが、それはできそうにないんだ。煉にやられた部長たちのためにも勝たせてもらうぜ!」
一誠はすぐに
『始めてください!』
一誠と鬼姫との試合が始まると同時、一誠は禁手化になるカウントを開始させ、
「行くっすよ!」
鬼姫は拳を作り一誠に攻撃をするが、一誠はそれを回避する。
速いが、いつも特訓付き合ってもらっている木場ほどじゃねえ!これなら躱せる!
そう確信した一誠は次々くる鬼姫の攻撃を躱していく。そして、カウントが終わった。
「
赤い閃光が籠手から発生して、一誠の体を包み込む。そして、一誠は赤い鎧を身に着ける。そんななか、鬼姫は一誠から距離を取る。
「それが、赤龍帝の鎧なんっすね。なら、こっちも本気で行くっすよ!」
鬼姫の体から雷撃が迸り、赤い髪が黄色になり、体のあちこちに鱗が出てくる。
「きたきたきた!広がれ、俺の夢の世界!」
一誠は脳内の魔力を解き放ち、
「へい!そこの龍人のお嬢さんのおっぱい!何をするんだい?」
一誠は鬼姫のおっぱいに話しかけると
『パイリン・・・なんとかを潰すっす☆』
鬼姫のおっぱいの言葉の意味がよくわからず、首を傾げる一誠だが、鬼姫に視線を送ると先程まで体中から迸っていた雷撃が消えていたと思ったら
ドゴ!
「ガッ!?」
いきなり、一誠は吹き飛ばされた。一誠はすぐに体勢を整え、さっきまで自分がいた場所を見ると鬼姫がいた。
攻撃されたのか!?まったく見えなかったぞ!?
驚愕する一誠だが、頭を振るい冷静になりながらももう一度、
『次も真正面から殴るッす☆』
おっぱいの声が聞こえた一誠は正面の方に警戒するように防御をしようとすると
ドゴン!
「ぐふっ・・・・!」
また、いつのまにか一誠の懐に入り込んでいた鬼姫は一誠の腹に深く抉るように殴ると一誠はくの字になりながらふっ飛ばされる。
「どうしたんっすか?この程度っすか?」
鬼姫はいつもの調子で一誠に話しかけるが、一誠はそれどころじゃなかった。
パイリンガルはちゃんと発動している。でも、早すぎて防御が間に合わないんだ・・・・ッ!
ようやく理解した一誠に気づいたのか鬼姫は笑みを浮かばせながら一誠に言う。
「どうやら、気づいたみたいっすね。そうっすよ。自分は体内に雷撃を走らせ、身体能力を無理矢理上げてるんっすよ。普通の人なら数分で全身が筋肉痛になりますが、自分は龍の力を宿しているっすから、数日はこの状態でもいけるっすよ」
『なるほどな、雷撃で体を刺激させて身体能力をあげたのか。グローム・ドラゴンの力を宿しているから出来るのだな。まるで雷速だ』
納得するかのように言うドライグ。一誠は立ち上がると再び
「遅いっすよ!」
鬼姫は一誠が防御する前に攻撃していく。だが、一誠も鬼姫の攻撃に耐えながらどうするか考える。
速え、木場やサイラオーグさんも速かったけど、鬼姫ちゃんは速すぎる!でも、何かが、おかしい!
ドゴン!
「ぐっ!」
真正面から来た鬼姫の攻撃に一誠はふっ飛ばされるが、先程感じていた疑問が解けた。
「・・・わかったぞ、鬼姫ちゃん。キミは自分の速さについていけてないんだな!」
「っ!」
目を見開く鬼姫の表情を見て一誠は確信した。
さっきから感じたことはこれだったのか!木場やサイラオーグさんに比べると鬼姫ちゃんの攻撃は直線だった。必ず真正面や真横からしか攻撃してこなかった!
「よくわかったっすね。確かに自分はまだ、雷速の速さにはまだついていけていませんっすよ。でも!」
鬼姫は一瞬で一誠の目の前に現れる。
「それでも自分を捉えることの出来ないイッセーさんには十分っすよ!」
ゴン!
今度は一誠の横腹を蹴り飛ばす鬼姫。そして、鬼姫は休むまなく攻撃を開始する。
「自分を捉えたかったらトリアイナを使わなきゃ捉えられないっすよ!」
「ぐっ!ウッ!」
一方的に攻撃を受ける一誠。
鬼姫ちゃんの言う通り、煉と戦うために温存しようと思ったが、これ以上のダメージはまずい。でも、
「考えている暇はねえ!
『Change Star Sonic!!!!』
鎧がパージされ、一誠は神速で動き出す。
ガシッ!
一誠は神速の動きで鬼姫の雷速を見抜き、鬼姫を掴まえる。
「掴まえた!
『Chang Solid Impact!!!!』
肉厚となった一誠の鎧。そして、肘にある撃鉄を打ち鳴らし、オーラを噴き上げながら拳の勢いが激しく増す。
ドゴォォォォォォオオオオオオオオンッッ!
その一撃は鬼姫に直撃し、鬼姫は吹き飛ばされる。だが、鬼姫はすぐに立ち上がるが
「ゴホッ!ガハッ!」
腹を殴られたせいか、鬼姫は口から血を吐き出す。
「さすが・・・凄い一撃っすね・・・・。でも!」
鬼姫は翼を広げ空に向かって飛ぶ。そして、体内に走らせていた雷撃を今度は拳に纏わせ始める。
「一撃必殺なら負けないっすよ!フルパワー降雷撃ッッ!」
サイラオーグ戦のときに戦ったガンドマ・バラムの時と違った巨大な一撃。一誠は再び内の駒を変化させる。
「
『Change Fang Blast!!!!』
鎧が通常の厚さに戻り、背中にバックパック、肩にキャノンが形成されていった。そして、チャージしながら砲口を上空にいる鬼姫へと向ける。
「俺は、負けるわけにはいかねえんだぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああッッ!ドラゴンブラスターァァァァァァァァァ!」
ズバァァァァァンッ!
放射された絶大なオーラは鬼姫の降雷撃とぶつかり合う。
小猫ちゃん、木場、部長!
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっ!!」
『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost!!!』
一誠の想いに応えるかのように一誠の放射されたオーラの勢いが増し、鬼姫の降雷撃を打ち破った。
「いっけえええええええええええええええええええええええええええええええええっっ!」
降雷撃を打ち破った一誠のオーラは鬼姫を包み込み、巨大な爆発を生み出した。そして
『煉 ヴィクトル選手の「
「いよっしゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっっ!」
一誠は勝利の叫び声をあげる。