「ぐ・・・うぅ・・・」
「き、貴様・・・・レイヴェルを・・・・俺の妹を・・・離せ」
煉に首を絞められ、うめき声をあげるレイヴェルだが、ライザーは倒れながらも煉の足を掴みレイヴェルを解放させようとするが、
「だったらお前が俺から奪ってみろよ。まあ、不死鳥の力のみで強がって生きていたお前にできればの話だけどな」
煉はライザーを見下しながらライザーに言う。だが、ライザーは煉の足を掴む力ぐらいしかまだ回復できていない。すると、
「ライザーさま!レイヴェルさま!」
空からライザーの『
『リアス・グレモリーさまの「
朱乃のリタイヤの放送を聞き、煉は視線をライザーの『
「ユーベルーナ!レイヴェルを助けてやってくれ!」
ライザーは大声でユーベルーナに叫ぶ。ユーベルーナは頷き、煉を見る。
「そこの人間。レイヴェルさまを離しなさい。さもないと、私の爆撃であなたを殺します」
杖を煉にかまえ殺気を出し言うが
「やめておいたほうがいいぞ?今のこいつに不死の力はない。今は俺が不死だ」
煉は炎の翼を出す。それを見たユーベルーナは驚愕し、歯を食いしばる。
今、あの人間に攻撃したらライザーさまが.....。
今、ユーベルーナが煉に爆撃魔法を使ったとしても煉とレイヴェルは復活するが、ライザーはダメージを負ってしまう。どうするか、打開策を考えていると目の前に炎が現れた。
「きゃあああああああああっっ!?」
ユーベルーナは炎に包まれ光となってこの場から消失した。
『ライザー・フェニックスさまの「
「考えすぎで、放った炎にも気づかないとはな。さて、残念でした、ライザーくん。これで、希望は失ったな」
煉は視線をライザーに戻すとライザーは絶望の表情をしていた。煉はそんなライザーを見下しながら言う。
「メインであるお前は後にしてやるよ。まずは前菜だ。こいつを喰ったらすぐにお前も喰ってやるよ」
煉は残酷な笑みを浮かべながらライザーに言うとライザーは首を横に何度も振りながら煉に頼む。
「頼む・・・・そいつだけは・・・俺の妹だけは・・・助けてくれ」
「俺は最初はそのつもりだったけど、こいつが割り込んで来るからな。ついでだ。不死鳥の力を二体分喰って更に力を得るのも一興だからな。断る」
ライザーの頼みを断り煉は視線をレイヴェルにし、自分の神器に言う。
「さあ、『
煉がそう言うと『
「やめろーーーーーーーーーーッッ!!」
ライザーが地面に這いつくばりながら叫ぶ。そこへ
ザシュ!
「・・・・何のつもりだ?木場」
木場が『
「レンくん、これ以上はする必要はない。それに、もし、キミがこの二人の力を取り込んで力を得たらフェニックス家だけじゃなく他の悪魔たちがキミを危険因子として殺しに来るかもしれない。だから、これ以上はやめたほうがいい。もし、これ以上するというのなら」
木場は魔剣を煉に向け言う。
「僕が相手になる」
木場はまっすぐ煉に言い放つが煉はおかしそうに笑う。
「クク、今の俺は限定的とはいえ、不死鳥だぞ?お前に勝ち目はあると思うか?」
「なくても、キミを止める」
木場は真っ直ぐな瞳で煉に言う。すると煉は唇を吊り上げ笑い木場に言う。
「木場。お前は知ってるだろう?俺は欲しいものは必ず手に入れる。例え悪魔たちが襲ってこようが俺にとっては格好の餌だ。どれだけの力を持っていようが、俺には関係ない。そいつらの力を全て奪うだけだ。だから、そこをどけ、木場。もし、お前らにも何かされたら俺がそいつらを殺してやるから安心しろ」
「ダメだ」
木場は力強く断ると煉は深くため息をし木場を睨む、そして
「じゃあ、消えろ」
ドゴンッ!
「ガハッ!」
一瞬で木場の懐に入り木場の腹に一撃入れると木場は吐血する。そして、光に包まれ消失する。
『リアス・グレモリーさまの「
「木場ッ!?レン、テメェ!何で木場を攻撃した!?仲間だろ!?」
一誠は怒声を上げ煉に言うが煉は平然と答える。
「俺の欲を満たすのを邪魔したからだ。文句あるか?」
煉の答えに一誠は拳を震わせる。そして、ブーステッド・ギアの宝玉が輝くと一誠は叫ぶ。
「レン!テメェは俺が止める!ブーステッド・ギア!俺にレンを止める力をよこせー!」
『Welsh Dragon over booster!!!!』
一誠の宝玉が赤い閃光を解き放つ。そして、一誠の体が真紅のオーラに包まれる。
『小僧。久びりだな』
「お前はあの時のドラゴン!?」
『そうだ。俺は、赤い龍の帝王、ドライグ。おっと、今は時間がない。小僧、左腕を代償としてこの力を貸そう。十秒だ。それ以上はお前の体が保たない』
「わかった!」
一誠は鎧を身に着け煉に向かって突っ込む。だが、煉は一誠をおもしろそうに見て言う。
「へぇ、これが、赤龍帝の禁手、『
『
煉は炎の翼を広げ一誠に突っ込む。
「たった十秒で俺をたおせるか!?イッセー!」
「レーーーーーーーーーンッッ!!」
煉は拳に炎を纏い、一誠は拳を前に突きだす。
ドゴォォォォォォォォォオオオオオオンッッ!
二人を中心に衝撃波が生まれる。
『
一誠はカウントは少しずつ減っていく。そして、一誠は鎧越しで煉に訊く。
「レン!何で、ライザーとその妹を殺そうとするんだ!?」
「何で!?この不死鳥の力が欲しかったからだよ!他に理由がいるか!?」
『
「理由とかの問題じゃねぇ!なんでそこまで欲しがるんだよ!?お前は充分強いじゃねぇか!」
一誠は再び拳をかまえ、煉を殴ろうとするが煉も一誠の拳を横に流し炎の拳を一誠の顔面に当てる。
ドガァァァァアアンッ!
「グハッ!」
一誠は倒れるがすぐに起き上がり煉に突っ込む。
「強いとか、そういう問題じゃねぇよ!欲しいから手に入れるんだ!人間は皆そうだろ!?欲しいもののためならどんなに他人を犠牲にしても気にしない!それと同じだ!」
『
「だからって!命乞いをしている奴から奪うほどお前は外道なのかよ!?」
一誠の拳と煉の拳クロスカウンターの要領で入り、お互いが吹っ飛ぶがすぐに起き上がりまた、殴り始める。
『
「ハッ!随分と甘いことを言うな、イッセー!俺は世界を見てきたが命乞いをしようが、抵抗もできない子供だろうが、赤ん坊だろうが、全て奪い殺しているところも見てきた!そいつらと俺はどう違うっていうんだよ!?」
お互いが殴り、殴られる状態の中一誠は答える。
「確かにそういう奴もいるかもしれない!でも、お前は人のものを無理矢理奪う奴じゃないはずだ!?」
『
「随分と信用してくれるのは嬉しいぜ!確かに俺は味方からは無理矢理は奪わね!でも、あいつらは敵だぞ!躊躇う必要がどこにある!?」
「敵だろうが味方だろうが関係ねぇ!俺は目の前で苦しんでいる人を放っておけないだけだ!」
一誠は拳に力を入れる。
『
「だからレン!これ以上、お前の好き勝手にはさせねぇ!」
一誠の全ての力が籠った拳が煉の腹部に抉りこむように入った。
と、思ったら.......。
「なっ!」
一誠の拳は煉の腹を貫いていた。だが、手応えがなかった。すると、煉の体が揺らめきながら消失した。
ドゴンッ!
「ガッ!」
一誠の横から煉が現れ、一誠の横腹を殴った。さらに、一誠の鎧は解除された。
「なんで・・・レンが横から・・・」
「悪いな、イッセー。あれは、炎の熱で作った幻影だよ。悪いがおとなしく寝ててくれ。理由はあとで話すから」
煉がそう言い終わると一誠は気を失い。光に包まれ消失した。
『リアス・グレモリーさまの「
アナウンスが流れ煉はライザーのところへ行くが
「レン、やめなさい」
「レンさん!もうこれ以上ひどいことはやめてください!」
リアスとアーシアがライザーの前に立ち煉を止めようとしていた。
「リアス、何で敵を庇う?ゲームでの死亡は事故として扱われるんだろ?なら、今ここでこいつがいなくなったほうが、お前の為にもなると思うが?」
「・・・・それとこれとは別問題よ。それに、純潔の悪魔の数は少ないのはあなたも知っているでしょう?あなたは悪魔の未来を潰す気なの?」
「潰す気はない。俺は不死鳥の力が欲しいの。ただ、それだけだ」
リアスの問いに煉は答える。
「レン、お願い。もうやめて」
リアスは煉に頼むことしか出来なかった。アーシアも頭を下げて煉に頼む。すると、煉は
「わかった。やめる」
あっさりと了承した。リアスもアーシアもあっさりとやめた煉を見て唖然とする。煉は懐からフェニックスの涙を取り出しライザーにかける。そして、起き上がったライザーに言う。
「ライザー、お前とお前の妹はリアスとアーシアが助けた。本当ならお前らの力を奪ってもいいのだけど、リアスとアーシアの頼みだ、もう俺はお前らに手は出さねえ。その代わり、また、グレモリーとしてのリアスに会いに来たら今度こそお前の全てを奪うからな。
「・・・・
『ライザー・フェニックスさまが
アナウンスが流れ、勝利を確認する。すると、煉は空を見上げて叫ぶ。
「今、このゲームを見ている冥界の悪魔ども!俺の名前は煉 ヴィクトル!人間だ!てめぇら悪魔どもに言っておく!」
煉はリアスを引き寄せて続けて言う。
「もし、このライザー・フェニックスのようにグレモリーとしてリアスに近づてみろ!俺はそいつの全てを奪ってでもリアスの夢を守る!誰が来ようが一切の容赦はしない!よく覚えとけ!」
そして、転移し煉たちはいつもの部室に戻る。
「リアス、アーシア」
二人は煉に呼ばれるとビクッと体を震わせ煉を見ると
「ごめん。二人に怖い想いをさせて」
頭を下げ謝る煉がいた。驚きの連続のあまりリアスとアーシアはどうすればいいのかわからなかったが、煉は頭を下げながら言う。
「必要な演出だったとはいえ、皆を傷つけて二人に怖い想いをさせた。償えるなら償わせて欲しい」
「演出・・・それはどういうことなの?」
リアスは演出だけは理解し煉に訊くが煉はアーシアを見る。
「アーシア、後で説明するから俺とリアス二人だけにさせてくれ。それにイッセーたちの治療のほうを頼む」
「あ・・・は、はい!わかりました!」
煉に言われ、アーシア急いで一誠たちのところへ向かう。
「リアス、俺は修行の始まった日にお前の夢を聞いた時から考えてたんだ。もし、ライザーを倒したとしても、また、婚約の話が来る可能性がある。なら、どうすればいいかと修行期間に考えていたんだ」
「・・・・それが、あれなの?」
察しのいいリアスはすぐに気づいた。煉は「・・・ああ」と答え言う。
「どんな強い力を持っていようとも、リアスに手を出す奴は俺が容赦なく倒す。と、リアスを狙っている悪魔たちに教える必要があったんだ。木場やイッセーにも悪いことをしたな」
「でも、あんなことを言えばあなたを襲ってくる人もいるかもしれないのよ?」
リアスの言ってることは煉は承知している。血の気の多い悪魔や人間如きと思っている悪魔が煉を襲いに来る可能性がある。だが、
「そん時はそん時だ。俺はなリアス、お前を守れればどんな野郎が来ようが、どんな卑劣なことをされようがかまわねぇよ。いつも、言ってんだろ?俺は自分のものは大切にする主義だと。リアス、お前は俺のものだ。だから、俺はお前を守れればそれだげでいい」
煉がそう言った直後、煉の唇をリアスの唇で塞がれた。一瞬驚く煉だが、リアスを抱きしめキスを続ける。そして、一分ぐらいキスしていると、リアスの唇が離れリアスは笑いながら言う。
「ご褒美よ、私のファーストキス。あなたにあげるわ」
「へぇ、やっと、俺のものになってくれる気になったのか?」
煉はいつもの調子で言うとリアスは
「あなたはもう、私を自分のものにしてるじゃない。今更、何を言ってるの?」
「そうだな、それじゃあ」
煉はもう一度リアスを抱きしめキスをする。リアスの何の抵抗もなく煉のキスを受け入れる。
「このキスは俺のものだという証明な。それじゃあ、皆のところに行ってくる。木場やイッセーにも謝らねえといけねえし」
煉はリアスを離し一誠たちのところに行こうとするがリアスが止める。
「ちょっと待って、レン。一つ訊くけど、本当はライザーの力を奪う気はなかったの?」
「いや、奪う気だったよ。でも」
煉は自分の胸に手を当ててリアスに言う。
「不死鳥の力以上の欲をリアスが満たしてくれたからな。もういらね」
そう言い煉は部室を出て、一誠たちのところへ向かう。