初めましての方ははじめまして!知っている方はお久しぶりです!シベリアと申します!
さて、今回は新作を書かせていただきました!今回の新作は、BanG Dream!略してバンドリの二次創作です!
ですがバンドリには最近ハマり出したので勉強しながらの執筆になりますね、はい。
ではでは初めはプロローグ。どうぞ!
夏も近づいてきたある日。
例年とは違ってだんだん暑さが目立ってきて半袖でも過ごせるぐらいになった。
そんな暑さに負けないほど
バンド……つまりは音楽だ。
「なぁなぁ、知ってたか?」
「ん?ごめん、聞いてなかった」
「おいおい……だからまた
「へぇ〜、名前は?」
「確か……
また新たなバンドが結成されたみたいだ。
このバンドのことを話している逆立った黒髪が僕の友達である
透とはバンドの話で意気投合して仲良くなって、親友と言ってもいい。知り合ってからずっとバンドのことを話したり、楽器店やライブハウスに行ったりしている。
透が言っていた女子校とは"花咲川女子学園"である。なんだかその学校ではバンドに入っている生徒が多い。
「でさ、そのバンドのドラムの人が可愛いんだよ!なんかこう……たよれるお姉さんって感じの!絶対あのグループのお姉さん的存在だって!」
「わかったわかった。透の年上好きはよくわかったから」
「そういう事を話してるわけじゃ……」
この透という男は年上が好みだ。秘密条約で口外はしていないが、こいつはよくあの先生可愛いやら、あの高校生可愛いやら、あの大学生可愛いやら年上の観察をよくしている。
「でもさ、お前も俺に負けないほど年上好きだろ?」
「…………なんでそうなる」
なんでそうなる。
「だってお前のお姉さん
「それがなんで僕が年上好きになるんだ?」
「だってお姉さん好きだろ?」
「もちろん」
「それだよこのシスコン野郎」
透の言ってることはよくわからない。普通弟は姉を好きなものだろ?
補足しておくと、こいつは僕の姉のことだけは「可愛い」とかいう変態チックな目で見たりはしない。そしたらこいつの人生は親友によって終焉を迎えるからだ。
「だから普通だっていつも言ってるだろ?弟は姉を好きなものだって」
「ええー?ほんとにござるかぁ?」
「はぁ……」
思わずため息をついてしまう。
「それはさて置き、透は漢字のテキスト見なくて大丈夫なのか?」
「え、なんで?」
「なんでって……次の国語、テスト」
「…………あ」
こいつ、忘れてたな。
だが虚しくもチャイムが鳴ったと同時に国語の担当教師が教室に入ってきた。
「みんなテキストを閉じて〜。すぐにテスト始めるぞ〜」
「なんてこったァ〜!!」
「ま、ドンマイ」
そして漢字テストが始まった。
受験を控えた僕達は漢検の過去問が小テストとして出される。透は僕の前の席なのだが、頭を抱えて必死に絞り出してるみたいだ。
僕?僕は昨日の夜、姉に教えてもらいながら勉強したからバッチリ。
そして僕は先生の終了の合図と同時に親友と亡骸を見た。
「じゃあ本日の授業はこれまで。家に帰ってしっかり勉強してくださいね。さようなら」
『さよなら〜』
「じゃ、お先に」
「今日は生徒会か?」
「そうそう。文化祭の仕事があるから」
「そうかそうか。お前にとっちゃ、文化祭もめんどくさいだな」
「はいはい面白い面白い。じゃ、また明日」
「また明日〜」
僕は帰りの
「……見事にスルーされた」
ところ変わって生徒会室。
今日は各学年、各クラスから2学期にある文化祭にすることの候補が集まってきている。それに全て目を通すのが僕の仕事。
「あ、お疲れ様です!」
「お疲れ、森さん」
この薄くて綺麗な茶髪で頭の後ろで団子を作っている子は生徒会副会長で1つ学年が下の
穏やかそうな外見で、しっかり者だからこの子なら安心して仕事を任せられる。
僕と森さん以外にも書記で1つ下のツンツン赤色短髪の
今日もこのメンバーでの最後の大仕事である文化祭に向けての準備を進めていった。
「僕は鍵を返してくるからみんな先に帰って大丈夫だよ」
「はい!ではまた明日!」
「「お疲れ様で〜す」」
「また明日ね」
生徒会室の鍵を閉めると他のみんなは先に帰っていった。
僕も職員室へ生徒会室の鍵を返して校門の方へと向かった。上靴を脱いでロッカーの中の靴を取り出して上靴を中に入れ、靴をはいて外に出た。
外はまだ明るく夏を感じさせるものだった。みんなには先に帰って大丈夫とは言ったものの、1人で歩く道は少し寂しい。
「さようなら」
「はい、さようなら」
守衛の人に挨拶をして学校の門を通った。
そして家の方向へと足を進めると、1人の女性が壁にもたれて本を読んでいて、1人の女性が暇を持て余すかのように壁から離れて空を見上げていた。
空を見上げている女性はくりっとした黄緑色っぽい目で、アイスグリーンの短髪で首のあたりで髪を結っていた。
本を読んでいる女性は目と髪の色は空を見上げている女性と同じだが、キリッとした目でさらに長髪であった。
ま、2人とも知ってるんだけど。
そして空を見上げている女性が僕に気がついて声を上げると、本を読んでいた女性は本に栞を挟んで閉じた。
「やっと生徒会の仕事終わったの〜?」
「うん、迎えに来てくれたんだ」
「たまたま近くによったから待ってただけよ」
「ありがとう。日菜ねぇ、紗夜ねぇ」
そう、この2人は僕の姉なんだ。
そして日菜ねぇと正反対と言ってもいい
紗夜ねぇと日菜ねぇは双子で紗夜ねぇの方が上。そして僕は一番下。2人は僕の自慢の姉なんだ。2人とも有名なバンドに所属してるし!
紗夜ねぇの所属してるバンドは
今日は2人とも練習がなかったみたいで、恐らくそれぞれの部活の後に迎えに来てくれたんだろう。紗夜ねぇの近くには弓道で使う弓のケース、日菜ねぇの近くには星座関係の分厚い本が入っている手提げカバンがあった。
つまり紗夜ねぇは弓道部に入っていて、日菜ねぇは天文部に所属している。
「じゃ、帰りましょうか」
「そうだね!」
「あ、その荷物僕が持つよ」
そろそろ歩き出す雰囲気になると、僕は紗夜ねぇのケースと日菜ねぇの手提げカバンを持った。
「ありがとう、さっちゃん」
「ありがとう、皐月」
2人のお姉ちゃんは礼を言うと僕より先に歩き出した。僕もその後を追うように歩いた。
申し遅れました。
僕は
紗夜ねぇと日菜ねぇの髪の色、目の色はもちろん一緒だ。それは母親譲りらしい。でも僕は髪の色は2人とは違って父親譲りで黒髪だけど、目の色は同じだ。
「ねぇねぇ、今日の晩御飯なんだと思う?」
「ん〜、カレーかな?」
「おっ、さっちゃんの考えてることがはよく当たるから今日はきっとカレーだね!」
日菜ねぇの言う通り僕の勘はよく当たる。
日菜ねぇは勘が鋭く、相手の考えてることを察するのが強い。でも僕は日菜ねぇみたいじゃないけれど、物事に対しての勘が
「………………」
紗夜ねぇはなんだか考え事をしているようだった。まぁ、大体考えてることは察しがつく。単に日菜ねぇみたいに勘で見抜いたのではなく、ただ
「はい、皐月にんじん好きでしょ?あげる」
「わーい!ありがとう、紗夜ねぇ!」
そう、紗夜ねぇはにんじんが苦手だ。だからカレーと聞いた時に考え事、というか詳しくは……
『カレーってことはにんじん入ってるわよね……皐月にまた食べてもらいましょ』
とでも考えていたのだろう。
いつもにんじんが出る度に僕が紗夜ねぇのを食べるからわかっている。
このにんじんが出た時は、僕をナデナデする代わりに僕が食べるという紗夜皐月協定は2人以外の家族は誰も知らない……はずだ。事情を知らない人から見たら、ただ優しいお姉ちゃんが弟に弟の好きな食べ物をあげただけ。
僕はにんじんが大好きだ。さらに、にんじんを棒状にカットしたものは格別。
さらに今日はカレーの中にもにんじんが入っているけど、もちろんサラダもある。そこにもにんじんもある。今日の晩御飯は天国だ……!
ん〜、にんじん美味しい!
「皐月、にんじんばっかり食べてないでカレーも食べなさい」
「はーい……はむっ」
お母さんにそう言われてもこんなに美味しいにんじんが悪いんだ。この僕を誘惑しているから。
そして僕にはあだ名……というか通り名みたいなものがある。
それは僕が小学3年生のとき……
『にんじんおいし〜!』
『さつきって、にんじん食べてるときうさぎさんみたいね』
『うさぎさんのさっちゃんだぁ〜!』
ってな感じで紗夜ねぇが僕のことを「うさぎみたいだ」と言ってから、僕は時々"うさぎ"または"皐月うさぎ"とか呼ばれる。
ちなみに日菜ねぇは豆腐とかの味が薄い食べ物が苦手だ。でも僕は大豆製品が好きなので出た時は貰っている。大豆製品以外の味が薄い物に関しては基本
え?日菜ねぇには厳しいなって?でもまぁ、日菜ねぇは時々目をうるうるとさせてお願いしてくるから、そのときは無償で貰って食べている。
「ごちそうさまでした」
「あれ、おねーちゃんもう行くの?」
「別にいいでしょ?もうすぐライブなの」
紗夜ねぇは食器を片付けると部屋に戻っていった。
紗夜ねぇは真面目だ。常に頂点を目指してギターの練習をしている。ライブが近ければ余計練習に熱が入る。
それにしてもギターをあんなに練習していて、あんなに綺麗な手なのは凄いと思う。それはきっと
だけど僕は知っている……紗夜ねぇが抱える、
松本中学校実力テスト、2位。
松本中学校定期テスト総合得点学内順位、2位。
これは全部、紗夜ねぇが中学生の時の成績。
なら1位は誰なのか?それは……日菜ねぇ。
日菜ねぇは
定期テストはいつも100点。1度見たことはすぐに覚えて出来てしまう。ギターも紗夜ねぇより後に始めたんだけど、すぐにコードとか覚えてしまい、紗夜ねぇに負けないぐらいの演奏力を持っている。
そう、これが紗夜ねぇのコンプレックス、悩みなんだ。日菜ねぇはいつも紗夜ねぇの真似をして、それをいとも簡単に超えてしまう。
だからギターだけは越えさせない。誰にも越えられないほどの実力、技術を身につけると日々努力している。それで生まれたのが今の完璧な基礎の土台とその上に積み重なっている実力と技術という紗夜ねぇのギター。
でも日菜ねぇにも悪気はない。天才故に他人の気持ちを汲み取ることができないから、こういうことになっているのかもしれない。
でも普通に仲良いと思うんだけどな……お姉ちゃん達。
『ワァーーーーーーー!!』
ここはCiRCLE。今日もここではライブが行われていて大盛り上がりだ。
以前まではSPACEというライブハウスがあったのだが夏休み前に閉店してしまった。そしてその跡を継ぐように頭角を現したのが隣に並列しているカフェテリアと同時営業しているこのCiRCLEだ。ここにはライブスペースだけでなくスタジオもあって、様々なバンドが利用している。
皐月と透もこの場所に来ていてペンライトを振って盛り上がっていた。
そして今ライブをしているのが……
紗夜の所属しているバンド、Roseliaだ。
メンバーはボーカルの
曲が終わると大歓声がスタジオに響いた。
「Roseliaでした……」
友希那はクールにそう言うと大きな拍手や歓声に見送られながらRoseliaの面々はステージ脇に下がっていった。
そして一瞬、紗夜は皐月を見つけてウィンクをしたのを皐月は見逃さなかった。
「なぁなぁ、やっぱりRoseliaは最高だな!」
「当たり前だ。なんたって紗夜ねぇがギターなんだから」
皐月は紗夜が奏でるギターの音が大好きだ。
そして、紗夜と日菜のことも大好きだ。
これから語られるのは、
新作のプロローグを最後まで読んでくださりありがとうございます。
前書きでもお伝えしましたが、バンドリには最近ハマりだしたものでまだまだバンドリーマーとは程遠い未熟者なので未熟ドリーマーなんです。なので今必死に調べたりしています。
作品を読んでいただいてわかると思いますが私のいち推しは紗夜で御座います。いや、もうね、絵師さんの紗夜の絵を見てるとね、かわいいな〜って思ったわけですよ。そしてアプリを始めたら、まぁ可愛かったですね。
ま、そんなこんなで頑張って書いていきますのでみなさんどうかよろしくお願い致します。では、次回をお楽しみに!