ハイスクールD×D~魔神を宿す者~   作:鳴海ゆの

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遅れてすみません

久々な投稿です


第十二話 修行開始

SIDE咲兎

 

智花達と暮らすようになった夜、俺はアザゼルと連絡 をとっていた。 『はっはっはっはっは、何だ?じゃあお前は赤龍帝に 弁当箱持ってったところでばったり妹と鉢合わせてそ のまま勢いで使い魔(ドウター)契約したってのか。

 

マジうける、超面白いわ、あはっはっはっはっは。』

 

アザゼル大爆笑中

 

「うるせぇ、笑いすぎだ!」

 

超ムカつく、絶対今度会ったら鋼の重力球ぶつけてや る。

 

『それで、本題は?』

 

「明日からグレモリー眷属とともに修行をすることに なった。

 

何処までなら使っていい?」

 

俺がアザゼルに連絡した理由は能力のリミッターのこ とでだ。

 

鋼を使えば、あの金髪フェニックスごと異空間に送れ ば簡単に決着は着くのだがそんなことをすれば後でど うなるかわからない。

 

もっと厄介なのは以前グレモリー眷属と敵対したとき に使った機巧魔神は使えない。

 

これは身から出た錆なので仕方ない。

 

つまり、現状で藍銅、薔薇輝、鋼は使えない。

 

相性的に翡翠と翠晶ではきつい。

 

だが、幸い、金髪フェニックスの眷属でまともな強さ を持っていたのは女王だけ。

 

そいつ以外は亜鉛華の爆発で潰すことは出来る。

 

『そうだな。別に黑鐵にしたって、白銀にしたって 使ってもいいが、全展開は駄目だ。

 

お前は一応、『神の子を見張るもの』の切り札の一つ なんだからな。』

 

あ、そういえばまだアザゼルに黑鐵・改になったこと話してなかったっけ?

 

「あ、アザゼル俺さぁ『アザゼル様、何呑気に電話なんかしてるんですか!そんなことじゃまた、シェムハザ様に怒られますよ!』あー、んじゃそういうことで。」

 

プツっ

 

向こうで何が起こっているかはわからないが、

 

アザゼルがこっぴどく怒られてたのをみるとまた仕事しないで人工神器の開発でもしてたな。

 

「そういえば今の声どっかで聞いたような?

 

まあ、いいか、明日早いらしいし寝るとしよう。」

 

『さーきと。』

 

「フェイトか、どうしたんだ?」

 

何か久しぶりに出てきたなフェイト。

 

『はい、メタいこと考えない!

 

もう、グレモリー眷属との会談のときに私も出してほしかったよう。』

 

プンプンとしているフェイト

 

というか、良く俺の考えてることわかったな、エスパーか?

 

「まあ、仕方ないだろ。

 

俺としてはまだお前の存在をみんなに知られたくはないんだ。

 

見つかったら厄介なことになるのは目に見えているだろう。」

 

たとえ、妹と会おうが俺の目的は変わらない。

 

神器の中からフェイトを助け出すこと。

 

もし、それで、俺の神器が使えなくなったとしても構わない。

 

もう、ずいぶん昔に決めたことだから。

 

「おやすみフェイト。」

 

俺は決意をし直し、静かに眠りに落ちていった。

 

SIDEOUT

 

SIDEフェイト?

 

あ、咲兎寝たみたい。

 

咲兎の寝顔を見るのは私の日課でもあります。

 

私と咲兎が出会ったのは咲兎が捨てられた日

 

まあ、捨てられた理由が私にあるのは複雑な気分だ が、私は咲兎に会うことができて本当に良かったと思ってる。

 

咲兎と出会うまでの私は無力だった。

 

お母さんが妹を鞭で叩きつけていることを見るしかできなかった私はどれだけ自分の無力さを恨んだだろう。

 

私はその子がお母さんが私を作り出そうとして生まれた存在だと知っている。

 

だからこそ、私は彼女には彼女として生きてもらいた かった。

 

いつも、溶媒液の溜まったポットの中から見える同じ景色から解放してくれる人をまっていた。

 

そして、解放してくれた咲兎のためにも私はフェイトとして自分の力を使う。

 

でも、いつか自分の本当の名を呼んでもらいたいな。

 

・・・・って。

 

SIDEOUT

 

SIDE咲兎

 

目覚めると、俺の隣には智花が寝ていた。

 

「・・・。」

 

「すうー、すうー、むにゃぁ、お兄ちゃ~ん。」

 

しかも、俺を抱き枕にしながら・・・。

 

ドタ、ドタ、ドタ、バタン!!

 

何者かが走って俺の部屋に入ってきたようだ。

 

俺は智花にがっちりホールドされており、動くことはおろか、顔をドアの方に向けることすら出来ない。

 

「にゃあ、・・・おそかったです。」

 

塔城かな?

 

「咲兎先輩、無事ですか?」

 

「塔城、出来ることなら助けてくれ。

 

動けない・・・。」

 

「無理です、トモちゃんは寝起きがかなり悪いんです。

 

私も昔抱きつかれて動けなくなることがありました。

 

ですので、諦めてください。

 

運が良いことにトモちゃんが起きる時間まで後十五分です。

 

頑張って耐えてください。

 

その間私も暇ですね。

 

少しお話ししませんか?」

 

塔城は智花が起きるまで俺の話し相手をしてくれるそうだ。

 

「そうだなぁ~。」

 

「何でもきいてください。

 

出来る範囲なら全て答えます。

 

でも、エッチな事はだめです」

 

塔城はこう言っているが、如何せん繋がりがそんなにないため話す話題もない。

 

ひとつ聞きたいことならあった。

 

何故、悪魔になったのか?

 

しかし、これは転生悪魔にとっては辛い過去をほじくり返すこと。

 

よって禁忌(タブー)

 

なにか、他の話題を。

 

そうだ!

 

「じゃあ、何か塔城のことを教えてくれよ。

 

智花のせいで一緒に暮らすことになったけどお互いにまだよく知らないだろ。」

 

よし、これなら塔城が話してくれることに応答すれば良いだけだ。

 

相手の辛いことに触れることも少ない。

 

「・・・わかりました。

 

では、私の趣味の話からでもしましょう。」

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 

十五分後

 

「うみゅ、あ、お兄ちゃんおはようございます。」

 

本当に十五分経ったら智花が起きて拘束が外れた。

 

「おはよう、トモちゃん。」

 

「うん、おはよう、ネコちゃん。

 

ん?ネコちゃん?

 

何でお兄ちゃんの部屋にいるの?

 

ま、まさか夜這い!?

 

駄目だよ、兄さんには私が

 

「うるさい!」あぅ(ノ_<。)。」

 

智花が暴走し変なテンションになっていたので、

 

対アザゼル用の『脳天チョップスペシャル』を与えた。

 

説明しておくと、珍しい神器などを見て暴走したアザゼルを止めるために作ったのがこの技。

 

本来なら高速で三回脳天にチョップを振る技なのだ が、初めての智花に流石に三回は鬼畜だと思い、一回にしておいた。

 

「情けない声を出すなよ。

 

それに夜這いをかけたのはお前だろうが。」

 

「失礼な入ったのは夜じゃないもん、明け方だもん。 」

 

「どっちでも同じだ。」

 

「むぅ、お兄ちゃんは妹に厳しすぎるよ。

 

私が想像してたのは、

 

『智花、もう朝だぞ。早く起きないと遅刻するぞ。』

 

『う~ん、まだ眠いよ~。』

 

『そうか、せっかく今日の朝御飯は智花の好きなもの ばっかりにしたのになぁ。』

 

『食べるよ!でも、その前におはようの チュー・・・。』」

 

ズドン、ズドン、ズドン

 

「次は手加減無しだからな。」

 

「はい(T-T)。」

 

流石の智花も本物の『脳天チョップスペシャル』を受けた後は何も言わなくなった。

 

「んじゃ、今から朝御飯作るけど何がいい?」

 

「私はお兄ちゃんの愛がこもっていれば何でもいい よ。」

 

「私は朝は和食なのでご飯がいいです。」

 

「了解、少し経ったら降りてこい。

 

後、今日から修行らしいからなスタミナ料理にしてや る。」

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 

「「ご馳走さまでした。」」

 

「おそまつさまでした。」

 

「おいしかったです、先輩。」

 

「流石お兄ちゃん、更に料理の腕に磨きがかかった ね。」

 

「そりゃどうも、二人とも修行の準備でもしてきたらどうだ。」

 

「そんな、先輩に悪いです。

 

片付けぐらい手伝います。」

 

「あ、私も。」

 

「そっか、ありがとう二人とも。」

 

三人で朝食を食べた後一人で片付けをしようと思っていたのだが、手伝ってくれるらしいので素直にその厚意を受け取ることにした。

 

一応感謝の気持ちを表すために頭を撫でたら、

 

「にゃふ~。」

 

「え、えへへ。」

 

二人ともすごい気持ち良さそうにしてた。

 

何でだろ?

 

そして、俺たちは準備を終え、待ち合わせの場所へむ かった。

 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 

「俺はハーレム王になるんだぁ。」

 

イッセーが馬鹿なことを言っているが気にしないでおこう。

 

修行は山で行うらしく、俺たちは山の頂上にある合宿場所へと向かっていた。

 

「ほらほら、イッセー、もっと早く歩け。」

 

「なんで、咲兎は何にも持ってないんだよ。」

 

「そりゃ、俺はお前たちと違って眷族じゃないからな。

 

グレモリー先輩の言うことを聞く必要はないのさ。」

 

まあ、持てと言われても黑鐵・改の重力制御で軽くするけど・・・。

 

「わかっているとは思うが『赤龍帝の籠手』は使用者スペックが高ければ高いほど効果があるんだ、つまりはお前を鍛えたぶんだけ効力は上がるんだ。

 

今のお前じゃまだ足りないくらいだ。」

 

2を4にあげることより10を20にあげることの方が効力 があるのは分かりきっていることだ。

 

イッセーの体力を考えれば『赤龍帝の籠手』で強化できる回数はきっと五回が限界

 

あの金髪の強さの数値は150程度

 

出来ることならの強さを2から5まであげたいところ だ。

 

そうすれば五回の倍加により金髪の力を越えることができる。

 

だがもと人間のイッセーの力を3あげるには10日じゃ 足りないかもな。

 

だが、もう一人の天龍と共に育った俺がいる。

 

やれるところまではやってやる




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