今回は咲兎の神器が少し出てきます。
では、第四話どうぞ
第四話 力の片鱗
SIDE 咲兎
「おんや、助手のアーシアちゃんじゃああ~りませんか。どうしたの?」
金髪シスターの登場にフリードは振り向く。
「い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
金髪シスターのアーシアは絶叫をあげる。
(まあ、壁に死体があれば、悲鳴の一つや二つはあげるか。)
「かわいい悲鳴ありがとうございます!
そっか、アーシアちゃんはこの手の死体ははじめてですかねぇ。
そっちの悪魔君じゃない男の子は悲鳴上げないんだねぇ。」
俺のことを言っているのだろう。
「あいにく、俺はこの手の死体には見慣れているからな。
いちいち、悲鳴なんてあげないよ。」
「え、イッセーさんが悪魔?」
アーシアはキョトンとしている。
「なに?君たち知り合いだったの?
わ~お、これは驚き大革命。
悪魔とシスターの許されざる恋とかそういうの?マジ?マジ?」
面白おかしくイッセーとアーシアさんを交互に見るフリード。
アーシアさんはうつむいている。知りたくなかったのだろう。
イッセーも知られたくなかったのか、険しい顔をしている。
「まあ、そんなことは正直どうでもいいんですよぉ。
俺としては、さっさとその悪魔を切って仕事を終了させたいんですよ。
んじゃ、ちゃっちゃとやりますか。覚悟はOK。」
フリードはイッセーに向けて光の剣を向ける。
(まずいな、光は悪魔にとっては天敵。
しかも、さっき光の銃弾を打ち込まれて弱ってるイッセーなんてあんなので刺されたら
本当に消滅しちまうぞ。)
そんなことを考えていると金髪の女性が二人の間に入り込んだ。
「....おいおいアーシアちゃん。
君、自分が何してるかわかってるの?」
「.....はい、フリード神父、お願いです。
この方を許してください。見逃してください。」
――――っ。
この子、自分が何言ってるのかわかってるのか。
シスターが悪魔を守るなんて。
「もういやなんです....悪魔に魅入られたからといって
人を裁いたり、悪魔を殺したりするなんて、そんなのまちがっています!」
なんて、意思の強い子だ。
(でも、そんなことをこの神父が許すとは思えないな。)
「はあああああぁぁぁぁぁぁ!?
何言っちゃてんの?悪魔はクソだって教会で習っただろうが。」
フリードに顔は憤怒に包まれていた。
「悪魔にだっていい人はいます!!」
しかし、アーシアも譲らない。
「いねぇよ。バァァァァカァァァァァ!!」
「私も少し前まではそう思っていました。
でも、イッセーさんは悪魔でもいい人でした!」
「ざけんじゃねえよ。このクソアマが!!」
そう言って、アーシアの顔面を殴った。
イッセーはすぐさまその子に近づく。
「レイナーレの姉さんからはお前を殺さないように言われるから殺さないけど、
少し痛い目見せねえといけないかな。
でも、その前にそこのクソ悪魔君から殺すけどね。」
そう言って、またイッセーに光の剣を向ける。
(レイナーレか。どうやら、こいつらを辿っていけば、見つかりそうだな。
さあ、イッセーお前はどうする?相手はそれなりに強い悪魔祓いだぞ。)
「庇ってくれた女の子を目の前にして逃げられるかよ。」
イッセー、それがお前の選択なんだな。
「ヒュ~、いいね。でもその傷で何をするって言うの?
俺っち優しくないからね、苦しめて殺すよ。」
フリードは剣を振り上げる。
(はあ、俺ってお人よしなのかな。悪魔は嫌いなんだがな。
フェイト、やるぞ。)
『うん、バッチリOKだよ。』
「こい、亜鉛華」
俺の右腕を白銀の籠手が覆う。
そして、その籠手の先から導火線が出て、フリードの腕に絡みつく。
「無事か。イッセー。」
「なんすか?なんなんすか?この赤い糸は!?」
フリードは目に見えて動揺している。
「ったく、途中から俺を空気にしやがって、いい度胸だな。」
「い、いや、別にそんなつもりは.....。」
イッセーに怒っていた俺にキレてくる奴がいた。
「俺っちを無視してんじゃねえよ。ったくこんな糸ぐらい。」
そう言って、フリードは光の剣で導火線を切った。
「切ったな。」
「切りました、切りましたよ。
それがどうしたっていうですか?」
「それがお前の最後だ。」
バアアアアアアアアァァァァァァァァァァン
火がついた導火線が爆発し家ごと吹き飛ばした。
SIDE END
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SIDE イッセー
「それがお前の最後だ。」
俺―兵藤 一誠は驚いていた。
今日ウチのクラスに転校してきた咲兎は神器を持っていた。
白銀の籠手とその指先から生えている赤い糸だった。
その糸はフリードが切った瞬間、赤い糸に火がつき、
バアアアアアアアアァァァァァァァァァァン
大爆発を起こし家を吹き飛ばした。
俺は爆風に飲まれ気を失った。
SIDE END
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SIDE 祐斗
僕―木場 祐斗は僕たちの主であるリアス部長と共に兵藤君の依頼先に向かっていた。
兵藤君の依頼先に神父がいるとの情報がはいったからだ。
僕や子猫ちゃんならまだしも、
まだ悪魔になったばかりで神器もうまく使えない兵藤君では死ぬ確率のほうが高いからだ。
「そろそろ、着きますわ。」
リアス部長の『女王(クイーン)』の朱乃さんがそう言い、兵藤君の依頼場所に着いた。
しかし、そこは焼け野原ともいえる光景だった。
家屋は無残にも燃え、台風が通った後のように家は完全に原型を留めていなかった。
「......これは。」
「...ひどいです。」
部長も子猫ちゃんもうまく言葉にできないようだ。
「そうだ、兵藤君は?」
僕はようやく我に帰った。
これがもし悪魔祓いの仕業なら兵藤君はもう...。
「...いました。」
子猫ちゃんが兵藤君を見つけた。
どうやら、タンスの下敷きになっていただけで無事のようだ。
「子猫、助けてあげて。」
「...はい。」
部長がそう言うと、子猫ちゃんは兵藤君に上にあったタンスをどかした。
「部長。」
先ほどからずっと黙っていた智花ちゃんが口を開いた。
「この爆発は自然にできたものではありません。
誰か意図的に起こしたものです。
しかし、その原因がわかりません。
何かに引火したような痕はありませんでした。」
どうやら、この少しの時間でこの爆発の原因を探っていたようだ。
「っ!!部長!この場所に堕天使が複数近づいています。」
珍しく子猫ちゃんが大きな声を出した。
(堕天使!?やはりこの件には堕天使がかかわっているのか?)
「そう。朱乃、本拠地に帰還するわ。ジャンプの準備を。」
「もう済んでますわ、部長。」
そして、僕たちは部室へと戻った。
しかし、僕たちは知らなかった。
この光景を密かに覗いている者がいたことに。
SIDE END
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SIDE 咲兎
「いいタイミングで着たな、グレモリー眷属。
イッセーはこれでよし。でも、明日なんか聞かれるかな?」
『十中八九聞かれると思うよ、どうするの。』
「明日は学校を休む。」
うん、それがいい。正直レイナーレを捕縛するまでは奴らに正体を知られたくない。
『はあ~、まあいいよ。
じゃあ、私はゆっくり機巧魔神(アスラ・マキーナ)の管理をするよ。
能力は使えるようにはしとくけど、纏えないし、召喚もできないからね。』
「わかった。じゃあ帰ろうか、フェイト。」
そうして、俺たちは家に帰った。
作者「作者と」
咲兎「主人公の」
「「用語解説コーナー!!」」
作者「というわけで始まりました。
作者と主人公で御送りするこのコーナー」
咲兎「まあ、簡単に言えばアスラクラインの用語など詳しく説明するのがこのコーナーです。」
作者「ではでは、まず最初はこれから」
咲兎「今回出てきた機巧魔神の亜鉛華だな。」
作者「亜鉛華は関東学生連盟・武装指導教員(ガーディアン・ドラグーン)の千代原 はる奈
(ちよはら はるな)が使用していた機巧魔神だな。
本編ではあまり登場してないし、呪文も出てきない。
実際、強いんだけどアニメ版では最終対決にも登場できないという残念な機体なんだよ。」
咲兎「そうなのか?
俺は結構気に入ってんだけどな。
あの糸使いやすいし切ったら相手は即怪我するからな。」
作者「咲兎君、意外と鬼畜なんだね。」
咲兎「お前がそういう設定にしたんだろ。」
作者「ギャー、そういうことは言わないの。
咲兎君が暴走し気味なので今日はここまで。」
「「それじゃあ、まったね~」」