転生したらいっそ清々しいほどのチートになった   作:フラグ建築したい男

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お久しぶりでーす。フラグ建築したい男でーす。・・・疲れました。ええ。今回はお待たせしてた読者様のために急ピッチで作り上げたものですから・・・。



 タイトルのネタが思い浮かばないです。


救助作戦とはこれ如何に

 初めて見たのは村の中。商人さんの前で、買ったんだろう果物を頬張っていたところ。

 

 その時の私は「村の中で見たことない子がいる」としか思っていなかった。

 

 「きっと親に付いて来て「ちょっとだけど遊んできてもいいよ」と言われたのかな」ていうふうに考えていた。

 

 けど実際は、その子は一人暮らしで、更にまだ私と変わらないくらい小さいのに自分で狩りに行っていて。

 それを知ってからは「スゴい」とか「私には無理だ」とか、そんなことしか思い浮かばなくなっていった。

 そんな気持ちがいつしか憧れになっていて、気付けば「私は将来はあの子より強くなって、そしてあの子と一緒の魔導士ギルドに入る」と思っていたのだけれど・・・。

 

 ある日私達の村を襲ってきた『ゼレフ教(?)』の人たちによって、その夢は叶わなくなったんだ。

 

 その『ゼレフ教(?)』の人たちが私達を連れてやって来たのは、世界で一番有名な『黒魔導士 ゼレフ』を復活させるための建造物。

 私達はそこで、その建物を建てるために働かされていた。そのなかでもあの子は顔色一つ変えないまま、今まで過ごしてたの。

 

 けど今日、アリアが―――アリアっていう名前なのはこの前本人から聞いた―――表情を変えたの。教団の鞭で叩かれて。

 私は「おかしい」と思ったの。だって、その子が他の人の仕事さえやっていたのに叩くんだもの。

 アリアだけで、他の人の数倍の量の仕事をこなしているのに「仕事が遅い」とか「もっと速く歩け」とか、挙げ句の果てには「気に入らない」ていう理由で叩き始めた。

 けど、アリアの背中には傷一つも無く、傷ついていたのはアリアの服くらいだった。

 

 これにはジェラール―――ここに連れて来られて仲良くなった友達っていうか、仲間っていうか・・・あ、ジェラールの方が私達より長くここに居るんだ。いつかここから出るのを楽しみにしている。私も早く出たいなぁ。ジェラールとアリアと私で、フィオーレ一の魔導士チームになるんだ。

 

 ただ、これはあくまでも夢で、叶えるのは無理に等しいってことは分かってる。だから毎日そんな夢のことを思ってこの日常に耐えてきた。

 

 けど、今日はもう、そうやって耐えるのは無理だ。

 

 脱走しようとしたことがバレて、私は犯人として連れていかれた。ジェラールが私を助けようとしてくれたおかげで、私はもう返されたけど、ジェラールが捕まっちゃったんだ。

 

 ・・・もう、限界だ。

 

 アリアのこともある。ジェラールのこともある。・・・みんなのことがある。

 

 今日で、こんな日々を抜け出してやる。

 

「・・・自由を掴むには、もう、戦うしかない」

 

 みんなに、ゆっくりと語りかける。

 

 

「自由にために、立ち上がれぇぇぇっ!!」

 

 

 

      ジェラールを助けて、そして逃げるんだ。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 壁の後片付けどうしよっかな~。とか思ってたらエルザ達が反乱を起こしたでござる。・・・え、ちょ今ですか?タイミング良すぎではありませんこと?しかも都合よくジェリーくんに擦り付けれそうだし。よし、後は任せたよジェリーくんやい。ってあれ、ジェリーくんがいないぞ。どういうこった。

 

 ・・・んー。

 

  俺の知らないところだな!なんかここの話についてアイツがバカみたいに話してたけど、俺覚えてないし!にしても随分と都合よく『覚えてる』『覚えてない』があるもんだな。まあいいか。とりあえず俺はこんなとこさっさとオサラバして「魔法兵だぁぁ!」

 

 ・・・は、何事じゃ?

 

「に、逃げろ!いくら武器を持ってるって言っても、俺らが敵う相手じゃねぇっ!!」

 

 ほう。魔法兵とな?字面から想像するに、魔法を使う敵とな?・・・俺が一掃するかねぇ。けど俺がいる時点で中々バタフリー効果※がありそうなのにその上で助けるとか、なんていうかもう、ねえ?

 

「ジェラールを助けてぇぇぇぇっ!!」

 

 ハイハーイ了解でーす。女の子が頼んできたら断れないよね。そういうことで。

 

 

  ジェラールくんを助けよう大作戦!

   内容はジェラールくんを見つける。そして助ける。以上!

 

 行ってきまーす!

 

 

 

 

     あ、お前ら邪魔だ。「・・・魔竜の翼撃」「ぐああああああ!!?」

       行き掛けの駄賃ってことで。魔法兵は退場願いまーす。

 

                        ☆

 

 走ること数分。道中の教団のヤツはぶっ倒して来ました。そして見つけたおそらくジェラールがいるだろう部屋。何てったって今も部屋からジェラールくんとやらの声が聞こえるからね!

 

 というわけで・・・

 

(おはようございまーす!)

「・・・」

(おやおやどうしたジェラールくん。随分静かですねぇ)

「・・・ん?ああ、アリアか。すまない、ちょっと考え事してたんだ」

「・・・いい」

(別にいんだぜ?とりあえず今はさっさと抜け出すぞー)

「着いてこいって?」

「・・・(コクリ)」

 

 さて、ジェラールくんの鎖はなぜか外れてたし、さっさと連れていくか。・・・にしてもなんか忘れてる気がする。具体的にはこの楽園の塔について。なんかラスボスについて忘れてる気がする。

 めっちゃ重要なはずだ。なっか、もうちょっとで思い出せs「悪いな、アリア」

 

 

 

 

 

 

             「眠っていてくれ」

 

 

 

 

 何か・・・眠くなって・・・・・・

 

 

「・・・ククク・・・アハハハハハハハハハ!!!」




※正確にはバタフライ効果。バタフリー効果はアリアの間違いです。

 もう少しでモンハンワールドが出ますね。私は楽しみで仕方ありません。楽しみにしすぎてXXでクエストを埋めようとするくらいには。

 まあ飽きたんですけどね。ああ・・・早くモンハンワールド出ないかな・・・

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