八幡は現在携帯を耳に当てながら早足で昇降口に向かっていた。
『もしもし、朝宮だ、八幡、まさかとは思うが今日召集されていたことを忘れていたわけではないよね?』
「ぐっ、すまん、色々あって忘れてた・・・てか、俺は
『簡単なことだ、皆が君のことを好いているからだ』
「へいへい、そりゃどうも。で?迎え来てんの?」
『ああ、門の前に停車している』
「了解、今昇降口ついたから少し待っててくれ」
『わかった』
「んじゃ切るぞ」
『ああ』
通話の終わった携帯を鞄にしまい上履きから靴に変え門へと向かう。
すると、黒い車が見えてくる。
案の定リムジンだ。
「はあ、毎回普通の軽自動車にしてくれって頼んでんだけどな~」
と愚痴りながらもリムジンに近づくとドアが開く。
「待たせたな」
と言い乗り込む。
「それにしてもバーサーカーにルグもいるとはな。久しぶり」
というと、がたいのいい男と目を瞑っている男が応える。
「ああ、久しぶりだな」
「お久しぶりです、八幡さん。相変わらず弟子クラスと言っても良いような見事な気と身のこなしの偽りかた」
とバーサーカーと呼ばれた男は短く応え、ルグと呼ばれた男は褒め言葉?も混ぜ応える。
その後リムジンが発進して、しばらくして、
「八幡、君がいつも持っている刀はどうしたんだい?」
「さすがに家に置いてある。学校に持っていけば嫌でも目立つしな。それに持っていないときの戦い方だってある。」
「僕はまだ見たことないが噂に聞く幻刀というやつかい?」
「うん?それもあるが、無手の方も一影から少しだけアドバイスもらってる。」
「?オーディーン、その幻刀とは?」
「さあ、噂に聞いた程度だからね、教えてもらってもいいかい八幡?」
「あん?無理に決まってんだろ。」
「だろうな」
八幡がそういうと暫し沈黙が訪れる。
すると、ルグがふと思い出したかのように、
「そう言えば、八幡さんはなぜ今日の召集を忘れていたのでしょう?」
「うっ、それはだな、アレだよアレ、そう、アレなんだ」
「アレじゃあわかんねえぞ八幡」
「いきなり入ってくんなよバーサーカー、びっくりするだろ。部活に入ったんだよ。作文でやらかした罰として。そんでまあ、そこの部長様があの雪ノ下家の次女だったんだよ」
「ッ!!なるほど・・・そうですか。ちなみにどんな部活なんですか?」
「あん?さあ、人助けするような感じの部活だったが」
「「「八幡(八幡さん)が人助けか(ですか)。なんというか似合うね(うな)(いますね)」」」
「声揃えて言うな。っと、目的地はあの建物であってるのか?龍斗」
「ああ、そうだ。もう皆集まっているだろう」
そこで一旦会話を止める。
すると、ほどなくして車が止まる。
「到着しました」
運転手が言うと、ドアが開く。
「そんじゃ、ま、とっとと終わらせて帰りますか」
「「「さすが八幡(さん)。始まってもいないのに帰ることを考えるとは・・・・」」」
なんか拳聖の弟子三人衆に白い目で見られたが、まあ気にしないでおこう。
もう少しペースあげられるよう頑張ります
八幡の持つ刀"無銘の名刀"の設定を大きくいじりました。
理由としてはしぐれの父からもらったとなると八幡は一体何歳なんだよということになり色々物語的に不都合が出るため"しぐれの父"から"しぐれの父以降の刀匠"からもらったことにしました。
勢い任せで書いているので設定が甘いところが多くて申し訳ございません。