俺ガイル×ケンイチ   作:ゆけむり

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久方ぶりの投稿、そして駄文ꉂ(ˊᗜˋ*)


第4話

 

 皆さんこんにちは、比企谷八幡です。

 今俺は奉仕部に向かっている所なのだが・・・正直言って敷居が高い。

 昨日の今日だよ?

 部長と敵対したの。

 まあ、向は気づいてないとは思うがなんか気まずいじゃん!!

 などと考えていると、部室に着いてしまった。

 

 (ここは一先ず自然体で)スウーハアー

 

 ガラッ

 

 「うーす」

 

 適当に挨拶をして部室に入る。

 すると、

 

 「こんにちは、比企谷君」

 

 「おう」

 

 部長殿、もとい雪ノ下から挨拶を貰ったのでこれまた適当に返した。

 そこからは特に何かあるわけでも無く読書をして時間を潰した。

 

 そして・・・

 

 下校時間があとすこしという時に雪ノ下が口を開いた。

 

 「比企谷君、少し良いかしら?」

 

 「あん?なんだ?」

 

 「昨日の夜、具体的に言うと8時頃から9時頃にかけてあなたはどこにいたのかしら?」

 

 「ッ!!おいおいなんだ?急に?まあ、別にいいけど、その時間帯なら家にいたけど」

 

 「それを証明できる人は?」

 

 「いないな。俺一人暮らしだし」

 

 「そう・・・、では、質問を変えるわ」

 

 そこで区切り続けた。

 

 「あなたは一体何者なの?」

 

 「・・・」

 

 「あなたのその掌のタコ。それは長年剣術をやっていないと到底できるようなものでは無い」

 

 「・・・」

 

 「お願い、教えて、あなたは一体何者なの、ただの趣味で剣術を嗜んでいる人?それとも・・・」

 

 「はあ・・・降参だ」

 

 八幡が両手を上げて言う。

 

 「では、やはり」

 

 「雪ノ下、お前の想像通りだ。俺は闇の武器組の達人の1人だ」

 

 そこで一拍おき、

 

 「そして、周りからは”腐眼(ふがん)”と呼ばれている」

 

 そう言うと互いに黙り込む。

 

 

 少し経ち八幡が本来の気当たりを放ちながら沈黙を破る。

 

 「それで?雪ノ下は俺をどうしたい?この場で取り押さえるか?」

 

 「ッ、それが出来ればやっているわ。それにこれだけの気当たりを浴びて取り押さえられるなんて言えるわけがない。そこまで自惚れていないわ」

 

 「そうか・・・、ならこっちから何もしないしする気もない」

 

 そう言いながら気当たりをやめる。

 

 「それとだ雪ノ下」

 

 「何かしら?」

 

 「闇の中に潜入させてる調査員達をそろそろ引き上げさせろ。無手組、武器組、双方のトップが勘づき始めている。引き際を見誤ると全員死ぬぞ」

 

 「わかったわ、忠告感謝するわ」

 

 キーンコーンカーンコーン

 

 「下校時間ね、部活を終了しましょう」

 

 「おう」

 

 「ねえ、比企谷君。もし、また昨日のような形で敵対した時あなたはどうするの?」

 

 「どうするって?」

 

 「私を殺す?」

 

 「雪ノ下がターゲットならな」

 

 「そう」

 

 「おう」

 

 

 

 

 

 「でわ今日はこれで解散ね。さよなら比企谷君」

 

 「じゃあな、雪ノ下」

 

 こうして彼と彼女は互いの帰路についた。

 

 




いやー先代のスマホさんがとうとう天に召されましてそのショックから読専になってました!!

ついでに言うと書き溜めといたものも一緒に天に召されました。

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