のんびり口調の可愛い妹   作:ブリザード

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タイトルが思いつかなかった。

それはそうと全く話は別なのですが閃の軌跡4が2018の秋に発売予定に決まりましたね。
ふと四時くらいに目が覚めて、ツイッター見てたら、その事が書かれていたwww
びっくりして一瞬で目が覚めたブリザードです。




第13話 モカの好みのタイプと修学旅行に行きたくないラテ

「なぁ、モカ。俺ちょっと気になる事があるんだよ」

 

「んー、なにー?」

 

「モカの将来結婚したい人ってどんな人だ?」

 

「いきなりモカになに聞いてんの。もしかしてラテの頭おかしくなった?」

 

現在つぐちゃん家のカフェで俺、モカ、蘭の3人でお茶している時。ふと、疑問に思っていた事をモカに投げかけた。

 

「いや、ふと思ったんだけど。モカの好みの男性を知りたくなって」

 

兄として妹の好みの男性を知る事は義務だと思っている。

 

「モカの好みの男性って目の前にいるじゃん」

 

「え、誰!?」

 

辺りの席を見渡すが、周りには女性客しかいない。

 

「………誰もいないじゃん、男性客」

 

「目の前って言ったでしょ。ラテの事だよ」

 

「俺?そうなのか、モカ?」

 

「んー、お兄ちゃんはお兄ちゃんだから〜。結婚したい人って言うのとはちょっと違うんだな〜」

 

「そうなの?」

 

「そう〜。モカちゃんにとってお兄ちゃんは世界にたった1人しかいないかけがえのない存在なんだよ〜」

 

「…………モカ。俺もそう思ってるぞ。俺たち両想いだな」

 

「わ〜い。お兄ちゃんと両想いだ〜」

 

「…………つぐみ、コーヒーおかわり」

 

「あはは……この2人は相変わらずだね」

 

蘭がため息をついて、飲み干したコーヒーカップをつぐちゃんに渡した。なんだろう、俺たちが一体何をしたって言うんだろうか。

 

「で、話戻すけど。モカは結婚するならどんな人がいい?」

 

「んー……考えた事ないな〜。あたしはずーっとお兄ちゃんと暮らせればそれでいいから〜」

 

「それはつまり、俺も絶対結婚してはいけないってことになるよな?」

 

一生結婚できずに独り身の生活を送るのか。それとも、モカとともに死ぬまで一生暮らすのか…………

 

「考えるまでもないな。モカと一生暮らすのが正しい」

 

「でしょ〜」

 

「………一生こんな風に兄妹でイチャイチャしてるのもちょっと怖いと思う」

 

「た、確かに……蘭ちゃん、これは幼馴染としてわたし達がどうにかしてあげるべきだと思うんだけど?」

 

ヒソヒソと俺とモカには聞こえないくらいの声で何かを話し出す蘭とつぐちゃん。俺たちにも聞こえるくらいの声で話してほしい。

 

「でも、確かに結婚はしたいよな〜。でも、モカともずっと離れたくないし………」

 

「お兄ちゃん、いい考えがあるよ〜」

 

「なにっ?どんな考えだ?」

 

「ふっふっふー。それはねー?」

 

コーヒーカップをトン、と机の上に置いたモカはとんでもない事を言い放った。

 

「お兄ちゃんが蘭と結婚すればいいんだよ〜」

 

「へっ?」

 

「えっ?」

 

「なっ!?」

 

「そうすれば、あたしとお兄ちゃんと蘭の3人でずーっと一緒に暮らせるよ〜」

 

「何言ってるんだモカ?俺が?蘭と?結婚する?そんな事できるわけ」

 

「でも、モカちゃんはお似合いだと思うよ〜、蘭とお兄ちゃん」

 

「い、いやいやいや。そんなの………いや、待てよ」

 

俺が蘭と結婚する。蘭は俺とモカがこうやって仲良くするのを幼い頃から見てる=嫉妬なんて絶対しない。つまり離婚する事なんてほぼ100%ありえない。そして蘭はモカと一緒に暮らせる。3人でずーっと仲良く暮らしていける。

 

「…………意外とありかもしれない。いや、ていうかありだなそれ。モカ天才だな!!」

 

「でしょ〜。お兄ちゃん、もっと褒めて〜」

 

「天才だモカ!やっぱりモカは俺の自慢の妹だよ!!」

 

神がかった意見を出したモカの頭を優しく撫でてあげる。するとモカは気持ちよさそうに目を細めてもっとして〜、と言わんばかりに頭を近づけて来た。

 

「いやー。さすがモカだな。て事で、蘭。俺と結婚しようぜ」

 

「はぁ!?なんでそうなるの!!」

 

「話聞いてただろ?俺が蘭と結婚すれば俺たちはずっと3人で暮らしていけるんだよ」

 

「嫌!絶対嫌!!誰がこんなシスコンと結婚なんて!!」

 

蘭は席を立ち上がり、顔を真っ赤にして俺を指差しながら拒絶してくる。

 

「蘭ー、もしかして照れてる〜?」

 

「照れてない!変なこと言わないで!」

 

「ら、蘭ちゃん。落ち着いて」

 

「そうだよ蘭ー。落ち着こう〜」

 

「モカは黙ってて!!」

 

「蘭が怒ったー。モカちゃんこわーい」

 

こわーい、って言ってるけど全然そんな風には見えない。むしろ楽しんでるようにしか見えないぞモカ。ていうか、周りからの視線が痛い。

 

「ら、蘭。落ち着け。他のお客がこっち見てるし、取り敢えず座ろう、なっ?」

 

「あっ………」

 

冷静になってまわりを見渡すモカ。1人キレてるのを自覚した蘭は恥ずかしくなったのか、さらに顔を赤くして席に座った。

 

「ま、まぁ、確かにあれだ。俺もいきなり変なこと言って悪かったよ」

 

「あたしも〜。ごめんね、蘭〜」

 

「別にいいけど。でも、とにかくあたしはラテと結婚なんて嫌だから」

 

「蘭にここまで嫌がられるのもすごくショックなんだけど………」

 

「お兄ちゃんかわいそー。よしよし〜」

 

「あー、癒されるー……」

 

落ち込む俺の頭を今度はモカがよしよしと撫でてくれる。

 

「まったく……」

 

「あはは……災難だったね、蘭ちゃん」

 

「…………あ」

 

「ん?今度はどうした?」

 

ふと何かを思いついたように声を上げるモカ。そして、またとんでもない事を言い放つ。

 

「蘭がダメならつぐは〜?」

 

「えっ、わたし!?」

 

「つぐちゃんか………」

 

確かにこの前つぐちゃんにこんな兄は嫌だと言われた。だが、結婚相手としてはどうだろうか?

 

「つぐならあたしたちのお世話もしてくれそうだよね〜?」

 

「お世話って……あー、でもわたしは」

 

「それにー、つぐと結婚したらこっちに引っ越して来てモカちゃん達3人でここを切り盛りすることもできるよ〜?」

 

「確かに……つぐちゃんと結婚すれば俺の就職先も一瞬で決まるわけだ。そしてモカとも暮らせる。一石二鳥だな!」

 

「確かにつぐみなら面倒見も良さそう。いいんじゃない?」

 

「ら、蘭ちゃん!モカちゃんも!わたしは別に結婚とかそういうのはまだ全然考えてないし!…………あ、ほら、ひまりちゃんも巴ちゃんもいるし!ね?」

 

「……今明らかに話題ずらそうとしたよな?」

 

「したね〜?」

 

「うん、した」

 

「うぅ………」

 

涙目になるつぐちゃん。やばい、これはさすがにやりすぎたのかもしれない。

 

「ご、ごめんつぐちゃん!冗談!冗談だから!な、2人とも?」

 

「う、うん。あたしもさっき色々言われたからちょっと言い返したくなっただけっていうか」

 

「つぐ〜、泣かないで〜」

 

「う、ううん。いいの。私もちょっと焦っちゃっただけだから。ごめんね、わたし仕事に戻るね」

 

駆け足で厨房の方へと戻るつぐちゃん。なんかものすごい悪い事をしてしまったような気になってしまった。

 

「あーあ。お兄ちゃんがつぐを泣かせちゃった〜」

 

「ラテ、最低」

 

「ちょっと待て!全部俺のせいか!?」

 

2人がすごい冷たい目で俺のことを見つめてくる。

 

「だって、ラテが勝手に納得したからつぐを泣かせることになったんだし」

 

「お兄ちゃん、つぐをいじめたらダメだよ〜」

 

「いやいや!蘭の時はともかく今回悪いのは俺たちだろ。つぐと結婚したらとか言ったのはモカだし、蘭だって納得してただろ!」

 

「あたしはやり返しただけだし。そもそもモカが変な提案するのが悪い」

 

「モカちゃんはお兄ちゃんの話に答えただけだよ〜」

 

「………………」

 

「………………」

 

「………………」

 

「追加で何か頼むか」

 

「そうだね」

 

「そうしよ〜」

 

何かものすごい悪いことをしてしまった気になった俺たちは3人で追加にケーキとコーヒーを頼んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁ、モカ」

 

「なーにー?」

 

「実は、ものすごく大変な事があるんだ」

 

「大変な事〜?」

 

「あぁ?実はな」

 

俺は現在高校2年。そして、もうすぐ高校生で最大と思われる行事が行われようとしていた。

 

「もうすぐ俺修学旅行なんだ」

 

「………つまり〜?」

 

「モカとまる4日ほど会えなくなる」

 

「それは本当に大変だね〜」

 

俺の高校は5泊6日の沖縄旅行に決定していた。つまりモカと丸一日会えない日が4日間も続いてしまうということだ。

 

「モカ。俺は考えた。5泊6日の旅行は楽しみ。確かに楽しみだ。でもさ、4日もモカに会えないってなると、俺に死ねって言ってるようなもんなんだと思うんだよ」

 

「そーだね〜。あたしもお兄ちゃんと4日も顔会わせられないのはものすごく辛いよ〜」

 

「そうだろ。だから、物凄く辛い決断だったんだけど、考えたんだ。モカと丸4日間会えなくなるくらいなら別に修学旅行なんて行かなくてもいいんじゃないか、って」

 

「いや、そこは修学旅行行けよ」

 

「ラテさん!わたしお土産はちんすこうかサーターアンダギーがいいです!!」

 

今まで黙って俺たちの話を聞いていた巴とひまりちゃんに突っ込まれてしまった。

 

「嫌だって考えても見ろよ!4日だぞ!1週間の半分以上モカと会えないんだぞ!そんなの…………そんなの俺には耐えられない」

 

「我慢しろ」

 

「本当、ラテさんってモカ命ですよね」

 

「当たり前だろ!なんだったら俺の携帯の待ち受け見るか?モカとツーショットだぞ」

 

「うわ、それはさすがにキモいです」

 

………そこまでバッサリ言わなくてもいいと思うんだけど。

 

「あたしもツーショットだよー。見る〜?」

 

「ほら見ろ!モカもこう言ってるじゃん!」

 

「え、モカもなの?」

 

「モカ……それはさすがに」

 

携帯の待ち受け画面を俺たちに見せてくれるモカ。俺とモカは考える事が一緒なんだよ。だからモカも俺とのツーショットを待ち受けに……

 

「モカ、これなんのツーショット?」

 

「んー、山吹ベーカリーのパンとツーショット〜」

 

「モカは平常運転すぎるな」

 

「ていうか、パンと写真撮ってるのをツーショットっていうの?」

 

「ツーショットだよー。モカちゃんは山吹ベーカリーのパンを愛してるから〜」

 

確かにモカは山吹ベーカリーのパンを愛してると言っても過言ではないだろう。けど、まさかパンとのツーショットを待ち受けにするほどとは思いもしなかった。

 

「……よし、話を戻そう。俺の修学旅行開始までは後10日ほどある。 それが過ぎれば地獄の6日間だ」

 

「修学旅行って普通高校の最大行事だよな?それを地獄の6日間って、ラテさん、ある意味凄いよね」

 

「こいつにとってモカと一緒に行けない旅行はただのおもんない旅行なんだよ。ほら、ラテって友達いないし」

 

「いるわ!バカにすんな!隣の席の鈴木とか、後ろの席の女の子の加藤さんとか!後……隣のクラスの山田とか!他にもいっぱいいるんだぞ!」

 

「うわっ、名前がありきたりすぎて、友達じゃなくて、知り合いにしか思えない」

 

「あぁ。これは絶対いないな」

 

「ううっ………」

 

違うんだ。俺は悪くない。毎日毎日モカのために早く帰宅していたら、いつの間にかクラスで1人の状態が続いてしまっているだけなんだ。

 

「大丈夫だよ〜。お兄ちゃんにはモカちゃんがいるからー」

 

「……そうだな。俺はモカさえいれば後は何もいらない。友達なんていらないんだ」

 

「ラテさんダメですよ!友達はちゃんと作らないと大人になった時後悔しますよ!」

 

「心配すんな。モカ以外にもひまりちゃんや巴っていう仲のいい友達がいるからな」

 

「やだっ、どうしよう。今わたしものすごくキュンってなった」

 

「あ、あぁ。今のはちょっとした不意打ちだったな」

 

俺の言葉にフッと顔を背ける2人。蘭とつぐちゃんもいるんだ。俺には友達が4人もいるんだからそれだけいれば十分だろう。

 

「ねぇねぇお兄ちゃん。あたしは〜?」

 

「ん?最可愛で最高で最愛の妹」

 

「最可愛ってなんだ?」

 

「最強に可愛いの略だ」

 

「略すなよ」

 

最強に可愛いなんて言いにくいんだから略す方がいいに決まっている。

 

「よし。じゃあ話を戻そう。10日間ある中俺の取ることの出来る事は3つある」

 

「3つも〜?」

 

「あぁ。まず1つ。これから10日間。ほぼ6日会えなくなる俺のためにモカ成分を吸収するために、毎日バイトもしないで学校以外の時は常に一緒にいること」

 

「おー、それは10日間幸せかも〜」

 

「2つ。もうモカと一緒を優先して修学旅行を休む」

 

「この人本当に必死すぎる……」

 

「3つ。俺が今まで貯めたバイト代を全て出してモカも修学旅行に着いてくる」

 

「却下だ!3つともぜんぶ却下!!ラテももう高校生だろ!モカがいなくても生活できるくらいしっかりしろ!」

 

俺の素晴らしい3つの案は巴に全て却下されてしまった。この案のどこに不備があるのか教えてもらいところだ。

 

「たかが6日会えなくなるくらいでそんなメソメソしてどうするんだ?そんな事がいつまでも続いてたってラテ自身何も成長出来ないだろ?」

 

「だって……」

 

「だってじゃない。修学旅行くらいちゃんと行ってみせろ!」

 

「巴、なんだかお母さんみたい」

 

「本当〜。トモちん、お兄ちゃんのママだ〜」

 

「誰がママだっ!!」

 

巴ママは俺に厳しすぎる。アメとムチのムチしか与えてくれない酷いママだ。たまにはとっても甘いアメをくれたっていいじゃないか。

 

「うぅ……モカー、俺どうすればいい?」

 

「よしよし。お兄ちゃん、だいじょーぶ〜?」

 

挙げ句の果てにモカに抱きついた俺はよしよしと頭を撫でてくれる。あぁ、癒される。

 

「……ラテさんってモカのことになると、本当兄の威厳ってものが感じられなくなる時あるよね」

 

「あぁ。時々モカが姉に見える時があるのはアタシの気のせいじゃないんだよな?」

 

「現に今モカが姉のように見えるから気のせいじゃないと思う」

 

「あたしはお姉ちゃんじゃなくて、妹だよ〜?」

 

「それは理解してるから」

 

頭を撫でてくれるモカから離れた俺は、モカの後ろに回ってその場で胡座を組んで座り、モカを俺の足に座らせてそのまま後ろから抱きしめた。

 

「今日はこの体勢でずっと過ごす」

 

「お兄ちゃん、それはモカちゃんも辛いよ〜」

 

「もうラテさんが壊れちゃった」

 

「はぁ……アタシたちどうすればいいんだ?」

 

もう10日後のことを考えたら嫌になりそうな俺は後ろからモカをギュッと抱きしめていた。もういいじゃん。修学旅行なんて行かなくてさ。

 

「……ねぇねぇ、お兄ちゃん?」

 

「何?」

 

「もし、修学旅行を無事に乗り切ったらモカちゃんとデートしよ〜?」

 

「デート、だと?」

 

「そう〜。お兄ちゃんの行きたいところ、どこでもいいよ〜」

 

「どこでも?」

 

「うん。あたしもお兄ちゃんと同じできっと寂しい思いをしてるから、きっとお兄ちゃんに甘えたくなるんだよ。だから、お兄ちゃんが帰ってきたら、お兄ちゃんと一緒にデートがしたいんだなー。ダメ〜?」

 

「ダメじゃない!行きたい!むしろ俺も行きたい!!」

 

「わ〜い。じゃあ約束だよ〜?」

 

「あぁ。もちろん!」

 

修学旅行が終わったらモカとデートができる。その想いさえあれば6日間なんてあっという間に乗り切れる気がした。

 

「どこ行くか。久しぶりに遊園地とかありかもしれないな?」

 

「いいね〜。でも、モカちゃんはお兄ちゃんとなら別にどこでもいいんだよ〜」

 

「じゃあ今からその予定立てるか!!」

 

「は〜い」

 

抱きしめていたモカの体を離して、俺はメモ帳とペンを取り色々書き出していった。

 

「……結局、ラテさんの事を1番理解してるのはモカって事だよね」

 

「あぁ。あの超がつくくらいのシスコンを元気にできるのは妹のモカだけって事だ。ははっ、悩んでたアタシ達がバカみたいだな」

 

「だねっ!」




今回のAfterglowの曲鬼むずいんですけどw
後、今回蘭ちゃんが星4来たということは、モカが来るのはそう遠くないはず。
前回は当たらなかったので、今回は本気で行かせてもらいますwww

感想と訂正があればお待ちしております
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