十五の力を秘めし者の異世界戦乱記   作:カズミン

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久々に
『小説版仮面ライダー鎧武』を読み、
『天下分け目戦国MOVIE大戦』
『昭和VS平成』
を見て、

衝動的に書いてしまった、でも後悔はしていない。



プロローグ

それは8年前の出来事。

 

ある土砂降りの雨の日にポツンと一人の少年が体を雨に濡らしながら公園のブランコに座り込んでいた。

 

 

 

少年の双子の兄のとある行動により、小学校のクラスメイトや双子の兄のとある行動の被害者たちの友人や兄弟の上級性や同級生からイジメや暴力を受けていた。

担任や学校の先生たちは少年を庇ってくれていたが、少年はイジメや暴力に抵抗することなくそれを受け入れた。

 

双子の兄の行なった行為は人として最低な、下劣な行為だった。

だが、双子の兄は何度注意されても、反省せず同じ行為を繰り返す。

少年は、双子の兄がいつかは変わってくれるんじゃないか、という考えがあった。

 

少年の頭には、双子の兄はいつか被害者かその家族に殺されるんじゃないか、という考えがよぎった。

少年はいつかは変わってくれるであろう双子の兄は自分が守ろうと、兄の代わりに自分がイジメや暴力を受けていたのだ。

 

だがその一方で、少年は気付いていなかったが

被害者やその家族に兄なんかのために手を汚して欲しくない、という気持ちもあったのだ。

じわじわと黒い感情が少年に蓄積されていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、運命の日である土砂降りの雨の日。

 

少年は、双子の兄の行動に耐えきれなくなり、とうとう蓄積されていた黒い感情を爆発させた。

小学校で双子の兄が習慣となっていたとある行動を行った時、少年は双子の兄を土砂降りの雨でぬかるんだグラウンドまで引きずっていくと、押し倒し、何度も何度もその顔や体を殴りつけた。

全校生徒が教室や体育館の窓から除き見ている中で何度も何度もその体を殴りつけたのだ。

騒ぎを知った少年の担任や双子の兄の被害者の身内である上級生達が必死に取り押さえても双子の兄を殴りつけようと抵抗した。

 

だが、その抵抗も唐突に終わりを迎えた。

少年は水たまりに移った自分の顔を見てしまったのだ。

憎しみや怒りで殺意に染まったその瞳、その表情を。

 

 

 

 

少年は担任達が落ち着いたと判断し、拘束を解いたのと同時に走り出した。

学校から飛び出すと逃げるようひたすら走った。

 

 

 

 

 

 

学校から逃げ出した少年はいつも一人で遊んでいた公園にたどり着き、ブランコに座り込み動かなくなったのだ。

 

 

 

 

 

そして、運命の時が訪れる。

 

 

 

 

少年の前にしめ縄のようなもので出来た一本の線が現れ、ファスナーが開くかのような音をたてながら楕円形の穴となった。

 

そして丸い穴から血のように紅い鎧に身を包んだ一人の鎧武者が現れたのだ。

 

『面白い眼をしているな、小僧。俺と共に来るか?』

 

鎧武者は少年にそう言うと手を差し出した。

 

『・・・うん。』

 

少年は少し考えた後、その手を掴んだ。

 

 

『そうか。では行くとしよう―――』

 

 

そして、少年と鎧武者は穴の中へと消えていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『―――武神の世界へ。』

 

 

 

 

 

 

こうして少年はその世界から姿を消し、異なる世界―――武神の世界と旅立った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

余談ではあるが、少年の双子の兄は意識不明の重体となったが、一命をとりとめた。

警察には、家族間の問題である事から、少年の失踪届けが出されただけだった。

そして結局少年は一カ月経っても見つかることはなかった。

そしてそのことに、少年の両親は少年の気持ちをわかってやれなかった、少年の担任を含めた教師たちは少年を救えなかったと悔やみ、少年に暴力を振るいイジメていた生徒たちは自らの行いを恥じた。

 

この事件は後に『駒王町の神隠し』としてその後8年間、少年の生まれ育った町で語り継がれることとなる。

 

だが、この事件の関係者で唯一、双子の兄だけは己の行いを顧みることなく、自らの欲望のままにとある行動を続けていた。自らを痛めつけた少年への憎しみを胸に抱きながら。

 

 

 

 

 

 

~武神の世界~

 

紅き鎧武者と共に異世界に旅立った少年は成長し、黒いツタのような線の入った紅い着物を着ながら、崖の上に立っていた。

その眼下には、黒い龍の意匠の鉄仮面の騎士の軍勢とがAの意匠を持つ黄色い仮面に黒いの剣士の軍勢の戦いが映っていた。

「邪神リュウガに邪神グレイブか。」

 

成長した少年―――シュウは、どこからともなく禍々しい印象を受ける骨を象った剣―――黄泉丸を取り出すと、頭上に掲げた。

すると少年の頭上にはかつて紅き鎧武者が現れた時と同じ(ただし、しめ縄ではなく骨で出来た)穴―――クラックが現れ、そこから、無数の異形の怪物―――否、戦士たちが現れた。

 

「我が臣下たちよ!この世界に意味もない戦乱を広げ、罪なき民を争いに巻き込む邪神ライダー共に裁きを下そうではないか!!!!」

『『『ウォォォォォォ!!!!』』』

シュウの臣下たちは戦意を高揚させるべく雄たけびを上げた。

 

「すでに武神ドライブとヒデヨシ軍は邪神G4軍と、武神ゴーストとイエヤス軍は邪神オーガ軍の討伐のため遠征に出立した。武神エグゼイドとマサムネ軍は邪神ゲンム軍と既に交戦中だ。我らは眼前で既に交戦中の邪神リュウガ軍と邪神グレイブ軍討伐に向かう。」

 

シュウはそう言うと、左手で懐から小さな刀のようなものがついた黒い板―――戦極ドライバーを取り出すと、腹部に押し当て装着した。

 

「トリガー、サジタリウス。お前達はここから狙撃による後方支援に徹しろ。」

『・・・。』

シュウの命令にライフル銃になっている右腕が特徴的な青い異形―――トリガー・ドーパントは人の手と同じ形の左手でサムズアップした。

『ふむ、承知した。』

身に纏った黒を基調としたクロークと左腕についた弓が特徴的な骨のような仮面をつけた異形―――サジタリウス・ゾディアーツも力強く頷くと羽織っていたクロークを脱ぎ捨てた。

「アンク、ナスカ、ヴァルゴ。お前たちは空中から敵をかく乱しつつ指揮をとれ。」

『ハンッ!まぁ、セルメダル分の仕事はしてやる。』

赤い鳥のような異形―――アンクは不遜な態度でシュウにそう返すと、美しい居ろとりどりの翼を広げ飛び立った。

『任せたまえ我が主。』

オレンジ色のマフラーをなびかせた水色の剣士―――ナスカ・ドーパントは自らの得物であるナスカブレードの刀身を撫でるとハチドリの地上絵を具現化したエネルギーの翼を出現させ、アンクに続いていく。

『全くあいつらは。では主、あの二人のフォローはお任せを。』

「頼むよ。」

女神のような姿をした―――ヴァルゴ・ゾディアーツは天使のような純白の翼を広げ天を駆けて行った。

 

「それでは行こうか。」

 

シュウは骨を象った錠前―――フィフティーンロックシードを取り出すと、それを起動した。

<<フィフティーン!≫

起動したフィフティーンロックシードをドライバーに装着すると、頭上にクラックが現れた。

「変身」

シュウはその言葉と共にドライバーについた刀状の装置―――カッティングブレードを操作すると、エレキギターのようなBGMと共にクラックから頭蓋骨と肋骨をかたどったものが下りてきてシュウのみを覆い、骨を象った漆黒の鎧へと変化した。

『さぁ、戦争を始めよう。』

武神の世界に十五の力を秘めた武神―――武神ライダーフィフティーンが顕現した。

 

 




ファウストにはナイトローグ、ブラッドスタークに続く第3の戦士が、
コウモリ・コブラときたからスパイダー枠がいる気がする。
そしてナイトローグの変身動画みてブレン級のネタキャラになる予感


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