「双覇の龍王・『大紅蓮氷輪丸』」
漣の翼が七色から氷の翼に変わり、手足には氷でできた爪で覆われた。漣の上には十字の花が3つ咲いていた。
さらに漣は切っ先をしたに向け、剣を手離す。
普通なら地面に刺さるのだが、剣は地面には刺さらず、垂直に水に落としたように波紋を立てながら吸い込まれていく。
「双覇の龍王・『千本桜景義』」
すると漣の後ろには刀身がいくつもでてき、それらがすべて出てきたときに刀身が桜の花びらのように枝分かれしていった。桜の花びらの数は何億にも及ぶ。
オリフィアは綺麗だと思ったが直感的に花びらには触れてはいけないと感じていた。
漣「
漣は右腕を横に少しふるうとふるった後に氷柱ができ、オリフィアに向けられていく。
オリフィアは難なくよけていくが気が付くと何億もの花びらに囲まれていた。
オリフィアは花びらに囲まれたとき、
漣「双覇の龍王・『
花びらがすべてミサイルになりオリフィアに向けられている。
オリフィアは漣のほうを向くと漣の右腕にもミサイルがあった。
漣「やれ、桜蜂雷公鞭」
ミサイルがオリフィアに向けられて発射された。
ドドドドドドドドドドドドドドドドドッ
一つ目のミサイルが爆発すればそれに応じて次々ミサイルが発射しながら目標地点で爆発していく。
漣は爆風により吹っ飛ばされていた。
余談になるのだがこの爆発により妖怪のほとんどが消し飛んだ。
爆発は約5分続いた。
「フゥーッ」
爆発が収まり煙が立ち込める。
「やっ・・・」
オリフィア「た、と思った?」
漣は驚きながら振り替えるとオリフィアに会心の一撃のパンチを喰らった。
ドゴォン!
漣は吹っ飛ばされながら木にぶつかり木が折れた。
氷の花びらが一枚割れた。
漣は立ち上がりオリフィアに問う。
「どうやってあの爆発をよけた。」
オリフィア「敵なんだから教えるわけないでしょ。」
漣はオリフィアの能力を思い出した。
(そうか能力で・・・)
漣は千本桜景義を解除し、手元に剣を戻す。
(なら・・・)
漣は剣に霊圧を込めていくため集中する。
漣の剣は切っ先から徐々に焼け焦げた剣に変わっていき、後ろにあった氷の羽がパリパリと音を立てながら、消えていった。
(喉が渇く・・・)
オリフィアは喉の渇きと肌の乾燥のほかに漣から伝わってくる尋常じゃない熱気を感じた。
漣「双覇の龍王・『残火の太刀・東・旭日刃』」
漣が剣を上げる。その瞬間オリフィアは直感的にこう思った。
(よけないといけない!喰らっちゃいけない!)
漣は剣を振り下ろす。オリフィアは何とか振り下ろされた剣の直線上からよけることができた。
オリフィアは漣の振り下ろされた剣の直線上を見ると、そこには斬撃の跡で地面が切れ、切れた側面が溶けて半液体状になっていた。
「――ッ!」
その光景に絶句していたがここはいきるか死ぬかの場所であるため、そのような隙を見せてはいけない。
漣はその隙を見逃さず、すかさずオリフィアに切りつけようとする。
「くッ。」
紙一重でよけ、能力を使い漣の後ろに移動し、妖力で作った斬撃で切りつけようとするが・・・
ありえないことだが斬撃が溶けた。
漣「『残火の太刀・西・残日獄衣』」
漣は回し切りでオリフィア首を狙う。
しかし、仙人モードで読んでいてまたなんとかよける。
オリフィアは漣から距離をとった。
ハァハァ吐息を荒くしているオリフィアはフゥーと溜め息をついた。
「しょうがないわね・・・。」
するとルーミアがやってた。
ルーミア「やるの?」
「ええ。」
ルーミアははあーとため息をつくと右腕を、オリフィアは左腕を伸ばし、互いに伸ばした腕の手を重ねた。
すると重ねた手の間から光を発し始め、勅使ができないほどにまで輝く。
漣は眼を開けると、そこには
ルーミアとオリフィアはおらず、代わりに右手に剣を持っている黒い翼の生えた金髪の女性がいた。
顔を見ると目には三方向の熊取ができている。
???「いくわよ。」
漣君の卍解は全ての卍解が扱えるうえ、それらを同時に使用したり、組み合わせて使うことができます。
なので大紅蓮氷輪丸と千本桜景義を同時に使ったりしています。
桜蜂雷公鞭
千本桜景義の桜の花びらがすべて雀蜂雷公鞭になる。
さてさて最後に出てきた金髪の少女は誰なんでしょう?