Apokaiypse des Gott der Unterwelt 作:ムリエル・オルタ
戦闘描写は苦手なのです(訳:オリ主、魔理沙に完勝)
「僕たちも観戦と洒落込もうかMコード:遠隔透視」
僕は近くにあった鏡に遠隔透視を付与するとそれでレミリア対侵入者の戦いを見ていた。
戦いは壮絶だった。どちらも引かずお互い弾幕をギリギリで躱し負けじと撃ち返す。その攻防に大図書館に居たパチュリー、小悪魔、咲夜、僕は鏡越しにレミリアを応援していた。
しかし、そんな戦いも長くは続かずついにレミリアが負ける形で終わりを告げた。
「負けたか…。じゃあ、僕たちも行こう。Mコード:転移」
その言葉と同時に僕たちを光が包み、辺りが見えなくなった。
あ、ついでに僕はシャア専用ギャン出しておこう。
「負けてしまったのね、レミィ」
「あら、パチェ見ていたの?見た居たなら助けなさいよ」
「嫌よ、そんなことしたら貴女怒るでしょ?」
「当たり前よ」
パチュリーとレミリアがそんな会話をしている。なんかこの数ヶ月で見慣れた光景だな。これに、地下で感じるレミリアに似た魔力反応の子が居れば完璧なんだけどね。
「さ、レミリア、さっさと霧を解除しなさい。じゃないと退治するわよ」
「分かったわよ、パチェ。解除して」
「あぁ、これはアダムが術を維持しているの。解除はアダムに言って」
「えぇ、そこで僕に話を振るのかい?」
僕はそう言いながらやれやれと首を振るい。
「Mコード:解除。これで、霧はじきに晴れる」
「そう。で、あんたは何者?」
そう言って侵入者、ここからは巫女と呼ぼう。巫女は僕に向かって何やら力の入った棒を向けてきた。うん?僕と戦いたいのかい?
「僕はアダム・タルタロス。しがない人外さ」
「そう、まぁ良いわ。それじゃあ、宴会をしましょ。勿論食材なんかは貴方たち持ちで」
僕に興味を失ったのか巫女はレミリアに振り返りそんな事を言い出した。宴会かぁ、僕も仕事詰めで冥府ではあんまり出来なかったなぁ。
僕や小悪魔を置き去りにして話は進み、4日後に巫女の住む博霊神社で夜に行うらしい。その4日の間に食料やら酒やらを準備しろとのこと。
これ忙しくなるな。
「そう言えばレミリア」
「何、アダム」
「ずっと気になっていたけど、
「!?どうやって知ったの?」
レミリアがそう聞いてくる。どうしたレミリア、君にしては動揺して見落としているようだけど。僕は元々神だから何処にどんな力を発するモノがあるか分かるんだよ。
「僕は神だから、そういう事は分かるんだよ」
「はぁ、貴方って本当に規格外よね。教えるわ、パチュの居る大図書館の横には地下へ続く道があってそこに私の妹であるフランドール・スカーレットが居るわ」
「そんな所に居る理由を聞いても良いかい?」
僕がレミリアにそう聞くとレミリアは一瞬考えるような素振りをしたがすぐに此方を向き、話し始めた。
「あの子は危険なのよ、何が危険ってあの子の持つ能力。『ありとあらゆるものを破壊する程度の能力』を持っているの。それにあの子はその能力の所為か狂気で気が触れてしまっているし、パチェに協力して貰って色々試してみたけどどれも駄目。あの子がまだ押さえているから良いけどもし狂気で完全に我を忘れたら…」
「忘れたら?」
「あの子を殺さなくちゃいけない」
「!?」
僕はレミリアの口から出た言葉に驚き、言葉を無くしてしまった。
「それで…いいのか?レミリアは、そんな別れで本当に良いのか?」
僕が念を押すように、願うようにレミリアに聞く。するとさっきまで下を向いていたレミリアはバッと顔を上げ、僕を睨み付けるように見る。その目には涙がうっすらと滲んでいた。
「良い訳ないでしょ!私の大切な、お母様は死んでるから除いて生きている血の繫がった姉妹なのよ!?あの子は私の大切な妹。そんなあの子を見捨てるような、まして私の手で殺せるわけ無いでしょ!出来るものなら助けたい、一緒に笑い合って一緒に寝てごく普通な姉妹のように生活したい!」
「心得た」
「ぇ?」
レミリアの心の底からの叫び、願いそれを聞いて僕も決心した。レミリアのために、夫人のためにそしてその妹の為に。
「その願い、僕が叶えよう。数多もの神を(罰として、時々八つ当たりとして)喰らったフェンリルとして、冥府を管理し地獄を創り、奈落の神となったタルタロス名に誓って君の願いを叶えよう。しかし、今はもう寝る時間だ。よい子は眠りなさい。起きたら全てが解決しているのだから、Mコード:睡眠」
そう締めくくり僕はMコードを使い、咲夜、レミリア、パチュリーを眠らせる。
「小悪魔、後は頼んだよ。ジンクスを二機随伴させるからそれに二人運ばせてくれ」
「わ、分かりました!アダムさん、お気をつけて!」
「あぁ」
そう言って僕はそのレミリアの妹の居る地下室へと向かった。