東方死人録   作:nismon

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四話 可愛い子には旅をさせよと言うけれどそれよりも手元でひたすらに愛でたい。

 〈前回までのあらすじ〉

 

 襲われてる美少女を助けたぜ。

 

 

 大きな黒い目。透き通る白い髪。整っていて、でも幼い顔。そしてすらっとした手足。一目で悟ったよ。

 

 

 

 えーなにこの子超可愛い。

 

 

 

 

四話 可愛い子には旅をさせよと言うけれどそれよりも手元でひたすらに愛でたい。

 

 

 

 

 

 ついつい助けてしまったけど、彼女が可愛い女の子でよかった。状況が読み込めて居ないようでその可愛らしい顔を惚けさせている。

 妖怪に対して過激なおじさんとかじゃなくってよかったよかった。

 

「こんにちはお嬢さん。無事かな?」

 

 うーん、我ながらめっちゃ格好いい登場の仕方だったんじゃないか。でも、今は少女姿だからいまいち締まらないけど。いやぁ生前の姿だったらもう完璧に惚れさせてたね。ええ嘘です。そんなこと無いです。

 

「あ……ありがとう」

 

 そうお礼を言ってくれる可愛い彼女。青と赤のツートンな服のセンスはよくわからないがやっぱり可愛い。しかし残念なことにその目には疑いの色が見られたのだった。彼女の弓を握る手に力が篭もるのがわかる。

 いくら幼女とはいえそう簡単には警戒を緩めてはくれないか。

 

「なんで……助けてくれたの?」

 

 確かにいきなり現れた奴に疑いをかけるのは当たり前だ。それにしてもさっきまで凄い怖がっていたのに回復の早いこと。この子は思ったより大物かもしれない。

 

「貴女……妖怪よね?」

 

 そう言われる。まあさっき妖術使ったから言い逃れはできない。

 彼女は恐らく私を追い返した近くの人里に住んでいるのだろう。妖怪を敵視するのは仕方がないというもの。うーむ、私としては人間とは仲良くしたいのだけれど、上手いこと警戒を解いてもらうにはどうしたら良いだろうか……いや、細かく悩んでも仕方ないか。私にその辺を上手く出来る話術は無い。よし。

 

「君が可愛いかったから助けた」

「……はい?」

 

 というわけで正直にいこう。直情径行。

 正直な好意をぶつければきっと解ってくれるはず!前世の格好でそれをやったら逮捕されるが、見た目は同い年ほどの幼女。イケるイケる。

 

「怯える美少女を見捨てるなんて紳士にあるまじき行為だもん。それに正直凄く萌えた。いやぁ久々だね。大昔のケモ姉以来だよ。君は逸材だ」

 

 ケモ姉以外とまともに交流は無いですが気にしない。

 そしてさっきまでの格好良さも台無しだが気にしない。紳士とかいって今はもう男ですらないし。

 

「是非これを気にお近づきになりたいと思っております」

「何を言ってるの……」

 

 彼女の目の色が呆れに変わっている。どうやら敵意は無いということをわかってくれたようだ。やはり真摯な気持ちは伝わるね。

 

「よくわからないけど、とりあえず貴女が変人なことはわかったわ。ひとまず助けてくれてありがとう。でももう大丈夫よ。私はもう人里に帰るし、妖怪は近づくと退治されるわよ」

 

 そう言って。地面に落ちた薬草を拾う彼女。さっきまであんなに怯えて居たのに妖怪の私を心配して頂けるのはありがたい。だが……

 

「また襲われたらどうするの?」

「……さっきは油断しただけよ。これでも弓矢が得意なの。数が少なければ遅れは取らないわ」

 

 会敵した時に都合よく数が少ない保証はないけどね。と私が言うと彼女は口を噤んでしまう。

 彼女を送り届けるのは確定として……そうだな、ついでに頼み事をしてしまおう。

 

「送り届けて上げるから、さっき助けた分も含めてちょっとお礼をして欲しいんだよね」

「……何よ?」

 

 訝しげに此方を見る彼女。そう警戒しなくて良いよ。

 さて、人里は確かに妖怪にとって危険である。しかし今回の私の目的は……

 

「人里の中に連れてって欲しいんだ。」

「……はぁ?」

 

 せっかくなので彼女に仲介してもらおう。何だコイツ馬鹿なのか?という顔で彼女はこちらを見てくる。

 

「いくら貴女が強くても里には妖怪退治のプロも居るわ。始末されるわよ」

「大丈夫、大丈夫。きっと私が妖怪だってバレないし」

 

 妖術を使わず力を隠していればそうバレることはない。それにもしバレても能力なり妖力なりを使ってさっさと里から離脱してしまえば良い。

 

「私は儚。という訳で以後よろしくね」

「いや、だから……」

「貴女の名前は?」

「……はあ、わかったわ。八意永琳よ」

溜め息と共に呆れた様子の見た目が私と同じくらいのその少女はそう名乗った。

 

 

 

 

 

 

「貴女、変な妖怪ね」

「よく言われるよ」

 

そう言って二人で森を歩きながら会話する。

 

「しかし、永琳も無謀なことするね~薬草採集するために独りで森に来るとか。自殺行為じゃない?」

「もう言わないでちょーだい。今は反省してるわ」

 

永琳は森で薬草を採集するのが目的だった。薬を作るのが得意らしい。若いのに大した物だこと。

 

「あなただってそんなに変わらないでしょ」

「いやいや、多分永琳の三倍くらいは生きてるよ」

 

 永琳が十歳位だとすると、高校生だった前世と今生を合わせれば大体それくらいだろう。

 

「……本当妖怪って理不尽ね」

 

 呆れて溜め息をつく永琳。いやいやこれでも若い方なんだよ?

 

「まあいいわ。それよりそろそろ人里に着くわよ。……本当に大丈夫なのよね?」

 

 永琳が心配しているのは街を見回っている妖怪退治屋のことだった。曰わく妖怪が人里に入ってきたなら速攻で抹殺するらしい。

 

「大丈夫大丈夫。気づかれないって。というか永琳も良いの?一応仮にも妖怪な私を里内に入れて」

 

 今更ながら大丈夫なのかな?

 

「貴女が他の妖怪みたいに野蛮な事をするようには見えないし、もし私の事を騙してたとしても断って貴女に殺されるより、里の人に退治してもらう方が良いわ」

 

 いや、断っても殺さないよ?流石に冗談で言ってるんだと思いたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「本当に何とかなったわね……」

「でしょ?」

 

 私達は里の中を歩いていた。里というより街だなぁとその景観を見て思った。

 永琳を連れて人里に入ったのだが、入る前に門を通る必要が有った。ほんの少しだけ不安だったが問題なく上手いこと行ってよかった。

 以下回想。

 

「永琳様、無事でしたか。全く勝手に外に出て行かれた時は肝が冷える思いでしたよ。貴女は貴重な薬師なんですから……」

「小言は良いわ。早く入れて頂戴。薬を作らないといけないのよ」

「それはありがたいですが、言うだけ無駄でも小言の一つでも言わせてくださいよ。それで其方の方は?どうやら見たこと無い御方ですが……」

 

 門番の言葉から想像するに永琳はこの里の貴重な人材であるらしい。薬師という人種がそう多そうな感じもしないのでそういう事なのだろう。

 その兵士は私に目を向ける。少し訝しげなのは見知らぬ顔であるのに加え私の容姿が珍しいからだろうか……あれ、でも永琳も白髪じゃない?冷静に考えたらそれもなかなか変かもしれない。やはり今生はファンタジー世界なのか。

 さて、門番に対して私のことをなんとか誤魔化さなければならない。それは永琳の仕事だった。

 

「私の友人よ。箱入り娘で今まで余り外に出てきて無かったのよ。でも弓の腕は確かだから護衛に付いてきてもらったわ」

「はあ、そうでしたか」

 

 私は今永琳から借りた矢筒を背負い手に弓を持っている。ワンピース姿にその装備はあからさまに不自然だがもう致し方ない。

 色々と無理がありそうな設定だがこれ以上特に思いつかなかった。

 上から下まで舐め回すように少し腑に落ちなさそうな顔をしていたが、最終的に兵士は納得せざるを得なかった。永琳の話によればこの門番は手練で妖怪の気配にも敏感だと言うがそもそも永琳は人間だし私は能力で妖力を完全に隠しきっている。

 それではどうぞ、という言葉とともに門番は私達を門に通したのだった。

 

 以上回想。

 

「逆にこの里の警備が不安になるわ」

「私が特別なだけだから大丈夫」

 

 そう私は例外だ。私は現在溢れる妖力を限りなくゼロに近づけている。こんなことする妖怪なんてまず居ない。メリットないし。つまり今の私は妖怪である証拠が一つもないのだ。見る人が見てもただの白髪桃紫目の少女。そりゃ刃物で切り裂かれたり火であぶられたりすれば話は別だけどそんなことを人里の中でやる酔狂な奴は居ないと思う。

 

「永琳様って呼ばれてたけど……もしかして永琳ってお偉いさん?」

「そんなこと無いわ」

 

 少しうんざりとした感じに否定される。

 本人的にはそう扱われるのはあまり良くないらしい。

 

「薬を作ったり治療したりしていたら少し敬われるようになっただけ。あんまり居心地は良くないんだけど」

 

 十代そこらなのに大人達に敬われるのは少し歯痒いのだろう。

 

「薬ってどこで作るの?」

「私の家よ」

「永琳の家って?」

「向こうよ。すぐ着くわ」

 

 そう言って彼女は向こうの方を指差した。ついでに私は改めて辺りを見回す。

 町並み自体は生前に博物館で見たジオラマみたいだった。確か記憶の中のそれは奈良時代の集落とかだった気がするが文化レベルは近いのかも。

 うーん、数年前までこの人里は縄文とか弥生とかそんな感じだった気がするんだけれど。里を覆う柵が木から漆喰と瓦のしっかりしたものに変わってるし。この世界の人類は発展が早いのかもしれない。

 

 そんな趣あるしっかりした町並みなのだが、余りにその往来は少なかった。

 というか皆無である。

 

「随分閑散してない?これが普通?」

「今は皆病に伏してるのよ」

 

 人通りが無くなるレベルで皆病気してるのかな……?だとしたらそれってかなりの人数なのでは。

 

「それにしても、って感じだね」

「だから急いで薬草を取りに行ったのよ」

 

 流行病の治療薬を作るために永琳は里の外に出たとは聞いていたが、これは思った以上にやばい状況だった。道理で幼くても聡明な彼女が無理をするはずだ。

 うーん、一人で全員分作るのかな?

 

「早く薬を作らないと……あなたはこの後どうするの?」

 

 さてどうしようか。元々暇だから人里に来てみただけだし。この分だと街を回っても現代のシャッター街よろしくろくに店は空いてないだろう。

 

「永琳のことを手伝うよ」

「……本当に変な妖怪ね。貴女」

 

 まあ、元人間だしねぇ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぇ~」

 

 思わず変な声が出てしまう。私達二人は永琳宅に着いた。割かし綺麗に整頓されているが、土壁に取り付けられた木の棚には所狭しと大きめの瓶が並んでいた。中身は薬草だったりよくわからないトカゲみたいのだったり。

 

「これ全部永琳が?」

「そうよ」

 

 恐らく全部薬を作るのに使うのだろう。にしても一人でこの量を集めるのはかなり果てしない苦労の様に思える。永琳ちゃん半端ないです。

 取り敢えず薬の作成の準備に取り掛かる。永琳の指示に従ってアレやコレやをボウルみたいなものの中に入れ混ぜていく。作業をしながら会話を投げかける。

 

「いつから薬を作り始めたの?」

「物心着いたときからかしらね。昔居た家に薬草の本があってそれを見て色々やったものだわ」

 

 筋金入りの薬師らしい。永琳マジパネェ。

 

「今までもこんな感じで皆のために薬を作ってたの?」

「ええ……まあ皆のためと言うより、私の好奇心を満たすためだけどもね」

 

ふむふむ。つまりこういうことだね。

 

「べ、別に皆のためなんかじゃないんだからねっ!って事ね。」

「いや、何よそれ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「で、できたぁ……」

 

 ようやっと薬の作成が終わった。正確には数えてないけど、4桁を余裕で超える数だったよ。どっと疲れに襲われる。なかなかに辛かった。

 

「ご苦労様。おかげで思ったより早く終わったわね」

「そりゃよかった……」

 

 対して永琳は涼しい顔をしている。手際の良い彼女は私の二倍の数をこなしている筈なのにそんなのはおくびも感じさせない。他の人のために平気でこんなことができるんだから凄い。薬草の採集の時もそうだったけど私には無理だね。

 

「それじゃあ薬を配りに行きましょう」

「ええ……休憩は?」

「少しでも早く飲んでもらったほうが早く治るわ」

 

 それは仰るとおりですが、貴女も疲れてるでしょう?え、そんな事言ってる場合じゃない?

 いや永琳ちゃん凄過ぎでしょ。

 

 それから永琳とともに里中を薬を配って回った。なかなかにこの里は栄えているらしく予想よりかなり広かった。端から端まで歩くのは非常に骨が折れた。

 それでもちょっとした収穫はあったのでまあ良しとしよう。

 

「あら永琳ちゃんに……お友達?お人形みたいな子だね。薬ありがとうね。これでようやく旦那が畑仕事ができるようになるわ」

「本当にありがとうございます……!これでおっかさんが楽になります……!」

 

 などなど。薬を渡した皆はもれなく各々の感謝の言葉をくれた。それに対してはもちろん私も悪くない気持ちだった。

 でもそれよりもその言葉を嬉しそうに、そして少し気恥ずかしそうに受け取る永琳を見る方が楽しかったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 用事を終え永琳宅に帰ってきた私達。日はもうほとんど暮れて空には薄っすらと星が見え始めていた。

 

「いやぁいい仕事をしたよ。うん」

 

 そう行って床の上に大の字で寝転がる私。少しヒンヤリしつつ温かみのある木の床が心地よい。

 妖怪ぼでぃで作業で手が痛くもならないし、歩き回ろうが息の一つも切れはしない。でも気持ち的に心地よい疲労感に包まれていた。

 

「……貴女いつまでここに居すわる気?」

 

 そんな私を呆れたように見下ろしながら永琳が言う。

 いつまで、か。うーん。あんまり考えてなかったけどどうしようかなぁ。

 里に賑わいが戻るには疫病が落ち着かないと仕方がない。永琳が薬を作ったとはいえ、そんなに早く薬は効きはしない。人里を堪能する、という私のざっくりした目的を達成するには時間がかかりそうだった。

 ……よし。

 

「私が飽きるまで!」

「……はぁそんなことを言うと思ったわ」

 

 ため息と共に頭を抱える永琳。どうせ今妖怪の集落に戻ってもケモ姉も居ないんじゃ暇を持て余すだけだし。それなら永琳と居た方が良いというもの。

 

「ってことで永琳、これからよろしくね」

 

 体を起こして永琳の方に手を差し出す。それを見た永琳は観念したのか呆れたように再度息を吐く。

 

「……仕方ないわね。ただし仕事は手伝ってちょうだい。よろしく、儚」

 

 そう言って永琳は私の手を握り返してくれたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 時は移ろい夕食時。

 

「……ちょっと永琳」

「どうかしたの?」

 

 私達二人は向かい合って食卓についている。向かい合う私たちは似た髪色のせいもあって少しだけ姉妹の様に見えた。当然私が姉だ。永琳に「儚お姉ちゃん」って呼ばれるのを想像して脳内で心中ニヤケが止まらなくなった。

 いやそれは良いんだ。問題はない。それよりも食卓に乗っている料理に問題があった。

 

「これ……何?」

「何って夕食よ。いらないの?ちゃんと栄養のバランスも考えてあるのよ。……ああ妖怪は別に食べなくても大丈夫だったわね」

 

 種類にも寄るが、確かに妖怪は基本食べなくても良い。人間やその恐怖が食事と言える。

 いやいや今はそう言うことじゃなくて……

 

 出されたそれはそもそもそれは料理と呼べるような物じゃなかった。まずご飯。これは一応炊いてある。何も乗っていないただの玄米のようだがそれはまだいい。

 その隣に無造作に並べられている草と肉片が解せない。野菜と肉ではない。草と肉片だ。そこには調理の「ち」の字も無い。

 

「……どうやって食べるのこれ?」

「これを使って頂戴」

 

 そう言って永琳に細長い瓶を渡された。まるで前世のときに見た試験管みたいなやつ。

 

「なにこれ」

「それは青椒肉絲(チンジャオロース)の味になる薬よ。他の味が良いかしら?妖怪に合う味があるかわからないけど……」

 

 ふむふむなるほど。ええ、なるほどなるほど。わかりましたよ。ええ。はい……

 

「料理をなめんなぁあああああああ!!」

「きゃっ」

 

 そこで私は勢い良く立ち上がった。それにびっくりした永琳が小さく悲鳴を上げる。人間である永琳を驚かしたから少し妖力を得たとか、こういうときだけ年相応の少女なのが可愛いとか、そんなことは今はどうでもいい!

 

「台所借りるね!」

「ち、ちょっとどうしたのよ儚!?」

 

 恐らく彼女の今まではこれでよかったのだろう。

 だがしかしっ!!人間として食事をないがしろにするのは許せないっ!!私は妖怪だけども!!

 

 

 

 

 

 

 「美味しい……」

 

 味噌汁をのんだ永琳がそう呟く。

 

「でしょ?人間ちゃんとした料理を食べないと性根が曲がっちゃうよ」

「妖怪に言われるのは何か解せないわ……」

 

 本日のメニューは和洋折衷な肉料理になった。幸いたくさんの材料が永琳家には保管されていたのでなんとか無事完成した。

 

「意外。こういうことは細かいのね」

「まあ昔からの趣味みたいなものだよ」

生前は半分一人暮らしみたいだったので良く自炊したものである。

 

「大体あんなので済ませてる永琳の気がしれないよ」

「しょうがないじゃない。薬は作れても料理は作れないのよ」

 

 少し不満げにそう言う永琳。にしても限度ってものがあるんじゃ無いだろうか……

 普段は大人びていてたまに何処と無く抜けていると思っていたが、訂正。結構大事な部分が抜けているようだ。永琳ちゃん実は人間じゃないんじゃないか……

 

「失礼ね。それにしてもこんなに料理出来るなんて、本当に妖怪っぽくないわね」

「確かに永琳のがよっぽど妖怪みたいかもしれないね」

「余計なお世話よ」

 

 そんな感じでゆるりとした食卓の時を過ごしたのだった。

 

 

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