Wild Card   作:アンデッド

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始めます。短めです。


プロローグ

数年前…

 

アオギリの樹『アジト』、拷問部屋

 

 

バツン

 

「ああ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”ああ”!!」

 

 

 

僕が目を覚ましたとき最初に見たのは

 

 

「おにいちゃん!」

 

 

僕を拷問していたヤモリと呼ばれている喰種が

血の海の中で転げ回ってる姿だった。

 

更に視線を下にすると顔を返り血で

真っ赤にした『妹』のレインが

僕の腹部を抱きしめていた。

 

「や…ヤモリち”ゃん”」

 

「ウシジマくん」

 

「おう」

 

グシャッ

 

「ギャアアアアアア!!?」

 

 

レインの幼馴染、闇金業者の

牛島馨が工具用の大型ハンマーで

ニコと呼ばれているオカマ喰種の

右腕を砕いた。

 

「いやっ〜Rc抑制液って便利だねぇ」

 

 

レインはそう言って錠剤にしたRc抑制液を

薬品を撃てる拳銃、アップルシューターに

装填するとヤモリへ撃ち込んだ。

 

すぐにヤモリの元へ行くと髪の毛を

鷲掴みして僕の前まで引きずってくる。

 

 

「みてみて〜おにいちゃんの足の指を

切ったお返しに両手の指をぜんぶー」

 

「ちょん切ったよ」

 

 

無邪気な笑顔でヤモリの指が

付け根から無い手を僕に見せる。

 

更には

 

 

「けっこう抵抗するからさぁ

両足のアキレスも切っちゃた」

 

パカパカパカパカ

 

 

ヤモリの右片足を持ち上げ、踵の

アキレス腱をパックマンみたいに

切口を開いたり閉じたりした。

 

「さって〜メインイベントだよ!」

チョキチョキ

 

 

レインは楽しいそうにはしゃぎながら

前に倒れて気絶しているヤモリの

首の後ろにキッチンバサミを突き立てた。

 

 

ギューパチン

 

 

「っ〜」

 

「マグロの解体ショー開始」ドッ

 

スッー

 

 

文字通りだった。

 

 

マグロを解体する要領で

 

背骨をキッチンバサミで外し、内臓を

取り除くと背開きにして出刃包丁で

赤身の部分をさばき始める。

 

懐から刺身醤油を取り出し

おろしてきたワサビが乗っている

小皿に垂らす。

 

パチッ

 

 

「おにいちゃん…はぁ〜い」

 

 

パクッ

 

 

たっぷり醤油ワサビを浸した赤身を

割り箸で挟み、それを僕に差し出す。

 

つい…それを食べてしまった。

 

 

「美味しい?」

 

「う、うん」

 

 

ヤモリの赤身は単体では

食べられたモノじゃないと思う。

 

でも、レインがおろしてきたワサビの

鼻からすき透る辛味と刺身醤油の絶妙な

甘さが赤身を『絶品料理』に変貌させた。

 

 

「お代わりあるよ」スッ

 

 

レインが食べさせてくる赤身を

口にしながらこう想う。

 

 

僕にとっての切り札(WILD CALD)はー

 

 

「縄、解いてやれよ」

 

「ホントだ…メンゴメンゴ」バサッ

 

 

レインだった。

 

 

「立ってる?ゆっくり歩こ」

 

 

ブーンブーン

 

 

「おとうさん?」

 

『レイン! ケンは?!』

 

「頭、真っ白だけど生きてるよ」

 

『そっか…良かった』

 

「どうすればいい? おにいちゃん

半喰種じゃんか」

 

『CCGとは話をつけてるから

堂々と出られるよ』

 

「オ〜ライ」

 

 

ガチャンッ




関係ありそうな感じですが、金木研が
モノローグしている以外は無いです。

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