フリスコフィールド。
マルカーノ・ファミリー屋敷
コトッ
「で…リンカーンどうなの」
「まだ、生きています。
幹部の半数が殺られました」グビッ
黒のTシャツとデザートカラーの
アーミーパンツを履き
多様のアクセリー装着した
サリエントアームズ・インタナショナル
ティア・ワンとSIG SG552-2を所持した
ボディビルダーみたい男たちの間に
シルヴィア・クリステル風のアバターを
使用している女性プレイヤーが
足を組んで、紅茶を飲んで
ソファに座っている。
その前に冷汗を大量にかいている
マルカーノファミリーのボス
サルが小刻みに震えながら
ソファで縮こまっていた。
「厄介ねぇ〜ウチで始末しましょうか?」
「いえ…こちらの問題ですので」
「オヤジ」
「ジョルジ、黙ってろ」
「息子さんの意見も聞かして。
なにか案があるみたいだから」
シルヴィア(仮)はサルの息子である
ジョルジの案を気まぐれで聴くことに。
「アンタとこで使える奴は何人いる?」
「ジンにエリアス…タノとタジョとか
居るけど」
「その中で死んでもイイやつはいるか」
サルは息子の軽率な言葉に睨みつけるが
逆にシルヴィアは
「自分がヒーローだと思い込んでる
奴らならいるわね」
とジョルジの計画にノリノリだった。
「よし…あとは場所だな」
「それならバイユーファントムが
良いんじゃないかしら」
「イイぜ。最高だな!
俺たちがそこに呼び寄せるから
アンタはそいつらに待ち伏せを頼むぜ!!」
「わかった。連絡はあとで」
「分かりました」
「それじゃまたね」
シルヴィアはボディビルダー達を連れて
応接室を出る。
残されたサルはため息をついた。
「たまらんな…」
「問題ねぇよオヤジ。
あの女の部下だ、リンカーンぐらい
殺れんだろ」
「わしらの計画と彼女の目的は
根本的に違う。ホントに
上手くいけばいいが…」
ーーー
ーー
ー
北限界基地前。
バチンッ!
「ここだ」
「かなり激しくやったみたいですね」
「だな…」
UKタウンにバイユーファントムの
沼地を越えた先にある限界基地は
荒廃していた。
「中の司令部で…」
ジャキジャキジャキッ
「司令部にはコイツらが
案内してくれるみたいです」
リック・グライムズのアバターを
使うリョウとブライアン・オコナーと
化しているエレンは両手を上げる。
ジェイ・スワンの長谷川は
世界観的に場違いなスマホの画面を
オプション装備満載の
Mk.18 Mod0の銃口を向けてくる
限界基地の兵士たちに
身体を横へ回転させながら見せた。
「落ち着いてくれ。オレは
ゲームの管理人だ」
「認識票を」
スッ
「どうだ?マルコ」
「本物です。
管理人No.39のタイゾウ・ハセガワで
間違いありません」
「マルコ?」
ラジの姿になっているのは
かつての仲間で死ぬハズだったが
レインに助けられ、『進撃の巨人』から
脱出した104期の訓令兵団メンバーである
「エレン…まさか
こんな場所で再会できるなんて」
「レインの言った通り、生きてんだな!」
エレンは行方知れずだった
マルコと久しぶりに抱擁を交わした。
兵舎、簡要司令部。
ガチャンッ
「ここが今現在の司令部です」
「マルコ、誰だそいつらは」
「その声は…」
エレンはスピーク大尉姿の
プレイヤーの声に聞き覚えがあった。
「すみませんが…」
「なんだ」
「人違いかも知れませんが
エルドさんですよね」
「ウソだろ…ほんとにエレンか?」
「はい、エレン・イェーガーです。
久しぶりですねエルドさん」
「何年ぶりだ?元気にしてたかエレン」
限界基地の司令官は『人類最強の兵士』と
呼ばれるリヴァイの班の副リーダー
エルド・ジンだった。
旧リヴァイ班は全員、死ぬハズだったが
レインの気まぐれで助けられている。
自分を護るために
全力を尽くしてくれた
旧リヴァイ班メンバーに対しては
エレンは心の底から感謝していた。
「LSDの冴羽撩だ。
レインから話は聞いてるよエルドさん」
「まさか…CITYHUNTERに会えるなんて
夢にも想わなかった」
「よぉ、久しぶりだなエレン」
リョウとエルドが握手していると
レンジャー装備した
ガブリエル・ドラマーのプレイヤーが
フォアグリップ、ホロサイト付きの
コルトM4A1を両手に握って
エルドの背後から現れる。
「フロック…久しぶりだな」
「君がフロックか?!
レインから話を聞いてるよ」
「はぁ…いやっその」
「色々とレインが迷惑かけて
悪かった」
「いや、こっちも言い過ぎた。
もう少し言葉を選べば良かったからな」
フロックは過去にエレン及び
新リヴァイとトラブり危うく、レインに
殺されかけた過去があった。
数年ぶり和解した2人とは
別に長谷川が通信機で
誰かと会話していた。
「あっ…ハイ。分かりました」
「どうした?ハセガワ」
「なんかよォ南基地で管理人が一名
買出しへ出掛けたきり
行方不明になってるみたいだぜ」
「認識番号は?」
「27だ」
「ジャンのやつが珍しいな」
「アイツも居るのか?」
「なんかよく知らねぇが…
誰かに頼まれて管理人になったらしい」
「妙だな」
リョウは首をかしげる。
エレンと同じボディーガードである
ジャン・キルシュタインに
指示を出せるのは、レインか父親の
碇シンジなどのLSDメンバー以外ありえない。
仮にメンバーなら情報交換などするが
そんな話は聴いてなかった。
「長谷川さん、ジャンは
どこへ向かったんですか」
「確か…UKタウン」
「長谷川さんは待機していて下さい。
俺とエレンでUKタウンへ向かいます」
「ええっ?!俺、置き去り!?」
「マルコ、長谷川さんのことを頼むぞ」
「わかった。気をつけて」
「UKタウンは治安がいい所じゃない
新参は目立つから注意しろエレン」
「…わかりました」
リョウとエレンはUKタウンを目指し
辿ってきた道をLMV装甲車で疾走する。
レイン編に戻ります。
メインキャラ以外は基本的に
経歴を説明します。
専門用語も気が向いたら説明を。