戦姫絶唱シンフォギア/ブレイドッ!!   作:にゃはっふー

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戦姫絶唱シンフォギア/ブレイドッ!!のその後ですが、G編、GX編をやるべきか。

AXZは分かりません。

物語に色々付け加えること、オリジナルフォームなりのタグ付けたり、変更する可能性があるので、今後の活動報告の方でアンケートを募集します。

そちらでの返信など反応が無いと思いますが、ご意見をお聞かせください。

それでは、物語をどうぞ。


第10枚・そして戦いは終焉へ

 コンサートは成功した。その際に、ツヴァイウィングの一時解散が発表された。

 

『私は、多くの人に歌を届けたい』

 

 天羽奏はフリーとなり、多くの人、大小構わず歌を届けたい。そう願い、いまから風鳴翼、いまのテレビから離れていくと宣言。翼もそれに頷く。

 

 その理由は、

 

『あたし達はあの日、助かった人達の風評被害になにもできなかった。だけど、いまは違う』

 

 そう告げて、彼女達も歩き出す。

 

 響もあの日から、未来と仲良く、ふらわーと言うお好み焼き屋に顔を出し、未来と会うようにしている。

 

 響のお世話したい未来、響は別に何も無いと言うが、お世話されている響。

 

 そんな日常の中で、クリスは思いつめている。

 

 

 ◇

 

 

「クリス………」

 

 俺は買い物、響はふらわーに顔を出していたら、寝床に居るはずのクリスがいない。

 

「………」

 

 そして予測通りと言うか、クリスは何も言わず、どこかに行ったようだ。

 

「たぶん、クリスでなんかしてた奴のとこだね」

 

 そう言う響に、スペードのAを渡しながら、

 

「響は待っててくれ」

「………ち」

 

 小さく舌打ちしつつも、カードを受け取る。

 

 クリスのことは詳しくは聞いていない。ただ知っているのは、何かを企てている者の側にいた。ソロモンの杖と言う、ノイズを操る道具を使っていたこと。

 

 おそらくそれに関係あるのだろう。

 

 クリスだけ、問題が解決していない。案の定、一人で動いたため、忍ばせていたカード。クラブのAの気配を追うことにする。

 

「じゃ、行ってくる」

「ん………」

 

 響が何か言いたげだが、いまは気にしてはいられないため、シャドーチェイサーに乗り、すぐに走り出す。

 

 

 ◇

 

 

 森の中、音を最大限に消しながら進んでいると、

 

「弦十郎さん」

 

 それは視覚と言うより、アンデッドの感覚で彼ら二課の人達を見つけ、バイクから降りて、人の姿のまま、彼らに接近する。

 

 隠密、明らかに人目を気にしている様子だ。まだ気づかれないと思ったが、弦十郎さんは静かに止まれと指示した。

 

 気にせず、と言うよりなぜ気づいたのか。スピードを上げてすぐに顔を出す。

 

「君か、悪いがここから先に少し」

「クリスも先にいる」

「なんだと………分かった、共に行こう」

 

 部下の方々と共に、森の奥、とある屋敷が建てられている。

 

 日本にこんなのがあるのかと思いながら、中に入っていくと………

 

「一真、おまっ、これは」

「分かってる。死んでからだいぶ経ちすぎだし、落ち着け」

 

 死体の山と、クリスがいて、なんでわかったんだと言う顔に、ポケットを指さす。

 

 蜘蛛の絵柄が蠢き、よりにもよってクラブを渡すなと怒鳴られる。

 

「とりあえず、周りに爆薬あるからな」

「だそうだ、気を付けてくれよ」

 

 そう言われながら、気を付けている中、爆薬を俺が外し、彼らはここを調べるらしい。

 

 クリスを利用した者はここにはいないようで、クリスは何か言いたげであり、弦十郎さんも気にしている。

 

 少しだけ二人に会話させ、その後、俺は弦十郎さんに少しだけ話を聞くと、

 

「カ・ディンギル?」

「ああ、分かったのはそんな塔が関係あると言うことだ」

 

 クリスはバイクの方に乗る中、距離を取って話をしている。塔と聞かれても、

 

「どでかい塔なんて目立つものを、どうやって………」

「敵さんの情報網は俺達、二課側にもいる。君達が聞かないこともあり、情報を制限していたが、クリスくんが動いたか。ともかく、君が計画を狂わす切り札だが」

「向こうも承知か………」

 

 少し派手に動いているし、弦十郎さんの組織内に敵がいるのなら、もうほとんど知られている。

 

「その計画は、放っておけないよな?」

 

 クリスを利用した事もあるが、あの死体、人達は殺された。

 

 計画の為にすでに人を殺す段階なら、放っておくことはできない。クリスのこと、全て関わりがあるのなら、

 

「少し、相手の目をそむく手段はある」

「………頼めるか」

「ああ、俺は戦えない人の為に戦う。変わらない、それが俺だ」

 

 

 ◇

 

 

「………暇なの」

「ううん、響に会いたかったの」

「そ」

 

 そう言いながら、お世話されている中、ポケットの気配に気づく。

 

 ラウズカードを取り出すと、カブトムシが蠢く。

 

「響」

「ノイズ………」

 

 その言葉に、だけど少し首をかしげる。

 

 本格的に動いていない。まるでいるだけと言う、少し反応がおかしい。

 

 それに首をかしげながらも、ノイズはノイズだ。この手で壊す。

 

「未来はリディアンのとこに行け、あそこは地下シェルターがある」

「響」

「私はノイズを壊す」

 

 そして走り出そうとしたとき、その手を握られる。

 

「! なにッ」

「響の手は壊すだけじゃないよ」

 

 それに少し驚く。なにを言っている。

 

「私の手は………」

「一真さんだって、私だって、この手を離さないから」

「………早く行け」

 

 一真のバイク。ブルースペイダーが現れ、それに乗っかると共に、

 

「行ってくる」

「気を付けて………」

 

 

 

 急いで向かう中、インカムで二課の人達から情報が入る。

 

 カ・ディンギルとかいう塔が、フィーネとか言う、雪音クリスの後ろにいて、ノイズを出すソロモンの杖を持つ人間の目的らしい。

 

 なにをどう使うかは知らないが、どうでもいい。壊すだけだ。

 

 そう思う中、でかい塔の建物が見えて来る。

 

 あれがカ・ディンギルの塔なのか。だがあれは普通の施設、建物だ。特別な意味を持つものではないはずだが、

 

「ともかく全部壊すッ」

 

 巨大なノイズは戦艦のようにノイズをばらまき初め、空を飛ぶノイズが空に飛ぶが、

 

「天羽奏っ、風鳴翼っ」

 

 すでに戦い始めていた二人の名前を呼ぶと、こちらを見る。

 

 天羽奏は最近、リンカーとか言う薬を多用するが、一真のおかげで肉体の負担はリセットされている。だからと言って乱用できないのに。一真は私のなのに、頼るな。

 

「響っ」

 

「! 響以外に、このバイク音は!!?」

 

 その時、バイク音と共に弾丸が空のノイズを蹴散らし始め、そしてそこからイチイバルを纏う、雪音クリスが現れる。

 

 あのバイク。『グリンクローバー』か。

 

「一真からクラブのカード借りてるのか」

「なんであたしは他の奴で、テメェは一真のカードなんだよっ」

 

 なんでだと? 私は一真と共に戦ってたんだぞ。後ろで見ていることしかしなかった奴がなにを言うんだか。

 

 向こうが睨むから睨み返す。そんな風に睨み合っていると、

 

「そこッ、痴話ケンカは後か本人の前でしろ!」

 

「「一真はそんなんじゃない!!」」

 

 そう言いながら、お互い後ろのノイズを倒す。空の戦艦ノイズを睨みながら、

 

 カリスが現れ、ノイズを倒しだす。

 

「一真っ」

 

 カリスは何も言わず、地上のノイズを倒す用意に、背中合わせに雪音クリスと合わさる。

 

「気付いてるかバカ」

「ああ、ともかく戦艦みたいに浮いてるの殺れるか?」

「ハッ、時間稼げるか?」

「分かった。天羽奏っ、風鳴翼!! 雪音クリスが戦艦ノイズを倒す、私らはその護衛」

 

「分かったッ。てか仲良いのか悪いのかどっちだよ」

「いまはいいっ、急ぐよ奏っ」

「あいよッ!!」

 

 カリスは無言のまま、ノイズを倒す。

 

 そして………

 

 

 ◇

 

 

「落ち着いてっ、落ち着いて地下に避難してくださいっ」

 

 私は響に言われた通り、リディアンの方に避難していた。

 

 だけど無数のノイズが襲撃してきて、いま避難の手伝いをしている。

 

 そしていまは緒川さんと共に、地下の施設へと逃げるエレベーターの中、どうしてこうなっているのか。

 

「司令、カ・ディンギルとはおそらく」

 

 その時、エレベーターが壊され、その時、鎧を纏った人が緒川さんを襲った。

 

 

 ◇

 

 

「まさかこうも早くかぎつけられるとはな」

「塔なんて目立つものを、人知れず建造となれば、地下へと上すしかありません。そんなことをできるとすれば」

 

 特異災害対策本部二課は地下にある。それは塔を収めるのには可能なほどだ。

 

 そしてその創立者は、

 

「くっ」

 

 エレベーターが付いた途端、どうにか離れて銃弾を放つが、全く効かない。

 

 ネフシュタンの鎧を纏う前では無意味であり、鎖で縛られる緒川さんの為に、未来ちゃんがどうにかしようとするが、なにもできず、それでもあきらめず、彼女を見る。

 

 そして彼女に手を上げようとした瞬間、

 

 

 

 巨大な鎌が回転しながら飛来し、それを避ける。

 

 

 

「なに………」

 

【無事か、未来ちゃん】

 

「貴方は………」

 

 アンデッド体では気づかないか。すぐに人間体に戻り、彼女の前に現れる。回転しながら、手元に戻った鎌、デスサイズを手に静かに睨む。

 

「貴様、剣崎一真ッ!?」

 

「こんにちは、櫻井了子さん」

 

 それに困惑しながら、すぐにこちらを睨み。不可解な疑問を口にする。

 

「貴様は陽動の方、向こうにいたはずだ!? カリス体で向こうにいたのは」

 

「俺はジョーカー………どの姿も俺だ。この姿は」

 

 白い姿、始の戦い、戦士として登録されたジョーカーと対を成すもう一人のジョーカー体。

 

【アルビノジョーカー………統制者の戦士。人を殺す者】

 

「ジョーカーの姿がもう一つ………」

 

【そして】

 

≪リモート≫

 

 数枚のカードを投げ、リモートの光をくぐると、そこからアンデッドが地面に着地して、武器を構えながら、緒川さんと未来ちゃんを守る。

 

「なん、だと………」

 

【封印されたアンデッドを、意思無くそれを操る。いまのリモートの能力だ。こいつのおかげで、人はだいぶ助けられてるよ】

 

「チッ、そのような力もあったか」

 

 その時、天井を破壊し、遅かったと言う顔をしておくか。

 

「俺も話を聞いたときは驚いたさ」

 

「弦十郎くん………」

 

「まだそう言ってくれるのは嬉しいな了子くん」

 

 静かに構える中、気が引ける中で語る弦十郎さん。

 

 すでに調査部の米国政府の案内で、彼女の手の内は読んでいた。

 

 陽動に陽動をぶつけ、いまこうして彼女をいぶりだしたのだ。

 

「悪いがここは任せろ」

 

【人の身で行けるか、下がれお前ら】

 

 アンデッド達を下げたその瞬間、戦いが始まる。

 

 完全聖遺物である了子を追い詰める、その光景に驚く二人。

 

「完全聖遺物を追い詰める………ふざけたことが」

 

「知らいでかッ、俺はこれでも、後ろにいる一真くんとは仲がいいんでね!! いつも時間があれば、ジョーカー体でいつも鍛錬に付き合ってもらっていたんだ。なによりも後は飯食って映画見て寝るッ。それだけで男の鍛錬は十分だッ!!」

 

【人間は俺が知らないうちに進化した】

「司令だけだと思います………」

 

 その時、彼女はノイズを出す聖遺物を取り出すが、それには光弾を放ち、ノイズは現れる瞬間、吹き飛ぶ。

 

【悪いが、ここまで近ければ、別空間からノイズが出現する前に壊すことはできる】

 

 援護射撃に配下のアンデッドもいる中、顔色が変わる。

 

「これで積んだなっ、終わりだっ」

 

 そしてトドメの一撃を放つ瞬間、

 

 

 

「やめて弦十郎くんっ」

 

 

 

 その叫びに、僅かに緩んだ瞬間、剣先のように鋭くなった鎖が弦十郎さんを貫いた。

 

【しまっ】

 

 すぐにスモッグなどを放ち、射撃をしながらその場を離れる。

 

 弦十郎さんを持って離れたが、

 

「だめ、だ………了子くんの目的が」

「司令喋らないでくださいっ、こちらへ」

 

 すぐに後を追おうとするが、ノイズの群れを許したうえ、道を破壊された。

 

 彼らを運ぶしか無くなり、急いでその場から離れる。

 

 

 ◇

 

 

「すまない………」

 

【気にするな】

 

 司令室に連れていくが、内側からハッキングされ全機能を奪われる。配下はカードに戻して、静かに人間体に戻った。

 

「外に出るには」

「すぐにルートを出しますが、避難ルートに影響を出さないとなると少し時間がかかります」

「頼む、すぐに外に出る」

 

 そして聞いたルートを聞いて、マッハ、ジャガ―アンデッドに代わり、すぐに走り出す。

 

 

 ◇

 

 

「カードが騒ぐから来てみれば」

 

 リディアン女子学院は酷いありさまであり、もう夜の中、そこに、

 

「あんたが全部の黒幕か、櫻井さん」

 

 そして笑い出すのは、天羽奏と風鳴翼は信じたくないと言う顔をするが、すぐに切り替え、彼女を見る。

 

 完全聖遺物を纏い、櫻井了子、先史文明の巫女、フィーネは語った。

 

 自身の血筋の関係者、それが聖遺物の起動に放たれるエネルギー波に触れれば、自分の意識が覚醒し、乗り移るように復活する。

 

 歴史の転機、パラダイムシフトと言うタイミング、いつも立ち会ってきたらしい。

 

「全てはカ・ディンギルとかいうのを創り出す為に、全部利用したのかッ」

 

「そうだ、全てはカ・ディンギルのためッ!!」

 

 その時、大地から、地下から巨大な塔が現れる。まるで砲身のように、それが現れた。

 

 実際砲台らしい、それで、

 

「それでいったいなにを、なにを撃つって言うんだよッ」

「そんなんで世界から争いが無くなるのかよ!!」

 

 天羽奏、雪音クリスの叫び声に、先史文明の巫女、フィーネは笑う。

 

「ああ、これで、この一撃で。月を穿つッ」

 

「なっ」

 

 なにを言っているか全員が分からないが、なぜかと問われたとき、まるで話が変わるように語りだす。

 

 あの方と言う存在に並びたいがために、塔を作り、並び立とうとした。

 

 だけど、あの方はそれを許さず、雷鳴で塔を破壊するどころか、人類から統一言語を奪い取ったらしい。

 

「バラルの呪詛、人々から相互理解を奪い、統一人語を奪ったもの。それが月だっ、月を、バラルの呪詛を破壊し、人類を開放する。そのために、私はカ・ディンギルを創り出した」

 

「バラルの呪詛………」

「それで、争いを無くすッ。ざっけんなッ!! 結局それは、あんたがこの世界を支配したいだけじゃないのかッ。安い、安さが爆発し過ぎてるッ」

「んなふざけた計画に、付き合ってられるかッ」

 

 全員がシンフォギアを纏う歌を歌い、全員が纏う。

 

「ここまでくるのにどれほどの時間を労したか、邪魔はさせぬぞ小娘ども!!」

 

 いまここに、月の下で最後の戦いが始まる。




アルビノジョーカー参戦、間に合うか。

それでは、お読みいただきありがとうございます。
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