戦姫絶唱シンフォギア/ブレイドッ!!   作:にゃはっふー

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この物語は剣崎一真、十九歳(奏とセレナと同い年)であり、多くの悲劇を回避した………

ヤンデレに愛された仮面ライダー剣に変身できる男性です。

装者は闇に堕ち、この剣崎一真は普通の男性より頑丈程度です。血は赤い。

それでは、物語を始めます………


ワイルドカード・暗黒面

 俺の名前は剣崎一真。大昔の力、ラウズカードの適合者であり、仮面ライダーブレイドに変身できる、フリーターだ。

 

 学校は行っていない。親の都合で世界中を飛び回りすぎていたから、通信教育で行った方が早いため、そっちばかりである。

 

 俺は仮面ライダーブレイドに選ばれたのは早い時期であり、その力でノイズと静かに戦う。

 

 そして………

 

「ん………」

 

「起きた一真? いま朝食作ってるから」

 

「響………」

 

 響。コンサート事件の被害者、風評被害で心が傷だらけになった子だ。

 

 俺が助けたときも、死にたかったのにとかすらも無く、もうなにもかも投げ出していたため、家族のもとにも帰せず、一人暮らしの俺の家に置く。サラバッテニャイヨっ!!

 

 これでも昔は酷く、親がいない我が家の使って無い部屋を使わせているが、時々布団の中に入って来たりして大変だった………

 

 子猫のような子だが、こうして元気になってよかった。

 

「か~ず~ま~ご飯」

 

「ああ」

 

 そして響が作った朝食を食べる。

 

 いまは(・・・)平和だ………

 

 

 ◇

 

 

「ねえ一真、今日はなにするのかな?かな?」

 

 そう、眼から光が無く、漆黒の闇で話しかけて来る………

 

 洋食の朝食、ベーコンや目玉焼きを食べながら、軽い会話だ。

 

 まずい、今日はセレナにお願いされて、買い物に付き合うのだ。気づかれるわけにはいかない。

 

「キョウナイヨ」

 

 よし。

 

「………」

 

 響はそれを聞き、静かに、

 

 

 

「嘘だッ!!」

 

 

 

「っ!?」

 

 そう言って持っていたフォークを握りしめながら、いつ掴みかかってもおかしくない様子で、

 

「一真は私だけに優しくしてほしいって何度言えば分かるのかな?かな?なんで他の人まで優しくするのッ!!まあそれが一真の良いところで好きなところだから仕方ないけどどうしても嫌なのッ嫌なのッねえなんでかな?かな?なんで私のお願いを分かってくれないの?ねえどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして―――」

 

 説得にかなり時間がかかりながら、響は俺に依存している。

 

 俺のせいであるのだから、最後まで責任を取るが………

 

 俺は生きていられるだろうか? 頑張ろう。

 

 

 ◇

 

 

「一真さん」

 

 セレナと待ち合わせの場所に来る。

 

 セレナは俺がまだブレイドの力が制御できないとき、たまたま助ける形で助けた子だ。

 

 本人はそれを知っている。けれど、それでも恩を抱いてくれるいい子であり、時々こうして会っている。会わないと大変だから。

 

 理由はマムことナスターシャ教授のこと、姉の行き遅れそうなとこなど、色々重い愚痴である。聞いてあげられるのが俺しかいないのだから仕方ない。

 

「あっ、一真さんお昼どうしますか?」

 

「お昼? その辺で食べるつもりだけど」

 

「よかったらお弁当作ったので、味見お願いしていいですか?」

 

「ウェイ? いいけど」

 

 時折、セレナが調ちゃんたちのために作る料理の味見をお願いする。

 

 時々心配になる。いつもゆびに傷ができていて(・・・・・・・・・・・・・)、心配になる。不器用だな………

 

「うん、うまい♪ セレナはいつか、良いお嫁さんになるよ」

 

「あぅあぅ~~恥ずかしいですよもう♪」

 

 そう顔を赤くして、俺が食べているのをジッと見ていた(・・・・・・・・・・・・・・・)

 

「なにか隠し味みたいなものあるの?」

 

「はいっ、色々入れてますよ」

 

 そう微笑みながら、俺を見ている………

 

 

 ◇

 

 

 今日も全部食べてくれた。

 

 あの人が口にするたび、身体が震える………

 

 一口一口、あの人の中に入る。

 

 私のいろいろな………

 

 この人と私は結ばれる運命なんです。

 

 だって偶然にも私の危機に現れ、そしてまた現れるなんてこれを運命と言わずなんて言いますか?

 

 これは運命なんです、一真さんは私のナイトなんです。

 

 色々な人が一真さんの優しさに勘違いしてます。ですが本当は私と結ばれるのが正しいんです。

 

 いまは一真さんを自由にしてます。ですけどいずれ………

 

 ふふ………ふふふ………

 

 待っていてくださいね、一真さん♪

 

 

 ◇

 

 

「おお、一真」

 

「奏か」

 

 そう言い、サングラスに素顔を隠す天羽奏。

 

 色々な事件の後はボランティア活動メインで、アーティスト活動している。

 

「奇遇だな、こんなところで会うなんて。少し散歩付き合えよ」

 

 そう言ってフレンドリーに接してくる奏。仲が良く、時折暴走を止めるのにも手を貸してくれて助かる関係だ。

 

 いまも首に手を回している。少し異性なんだから、フレンドリー過ぎる気がするが………

 

「別にいいけど、荷物持ちは勘弁してくれよ」

 

「え~どうしようかね」

 

 そう言えば、よく奏とは会うんだよな。ナジェジャロ?

 

 

 ◇

 

 

 一真………

 

 あたしは一真と別れた後、すぐに家に戻ってコレクションを見渡す。

 

 一真の写真、一真の捨てた物、一真の服。

 

 捨てたんだからあたしがもらっても問題ない、髪の毛も気づいていないんだから問題ない。今日の分もちゃんと管理しないと………

 

 服だってそろそろ捨てる物をあたしがもらっただけだ。捨てておくと言ったが、これもあたしが好きにしていいもんな一真?

 

「一真の写真、今日も増えた………」

 

 一真は戦闘なんかじゃ隙は無いけど、少しでも親しくなるとこうも緩いんじゃ、心配になるな。まったく………

 

「そう言えばまた響達の話か」

 

 少しばかり嫉妬してしまうが、可愛い後輩なんだから我慢しないとな。

 

 なにより一真は私を頼ってくれている。後輩達のおかげで、一真は私を信頼しているんだから、少しくらいはいいだろう。

 

 私は見ているぞ。

 

 ずっと、ずっっっっっとな………

 

 

 ◇

 

 

「すいません、いつも手伝ってもらって」

 

「いいよ、気にしないで」

 

 翼ちゃんの部屋の掃除、翼ちゃんとは昔、偶然出会っていた中である。

 

「いつもいつも、申し訳ない」

 

 そう言いながら、翼ちゃんはいつの間にか俺を頼るようになった。

 

 だがこのままじゃ問題だな。

 

 翼ちゃんはアーティスト。俺が毎度部屋に来るのは問題だもんな~

 

 そう俺は考えていた。

 

 

 ◇

 

 

 カチャカチャと、私はパソコンを操作する。

 

 風鳴翼に男の影っ!?

 

 これでいい、後は緒川さんに気づかれずに、この噂を大きくすればいいだけだ。

 

 私もいい歳、問題ないし、こういったことがあっても問題ない。

 

「ああ………」

 

 剣崎さん。これを知ったらどんな顔をするんだろうか?

 

 困った顔? 困惑する? 迷惑?

 

 可愛いな剣崎さん、困った剣崎さんは私だけのお兄ちゃんだ。

 

「はーやくおーきくなーあっれ♪」

 

 そう言いながら、私は静かに、待つことにした………

 

 

 ◇

 

 

「………クリス」

 

 いつものようにクリスがいた。

 

 クリスもまた、俺が完全にブレイドの力を制御できないとき助けたようなものだが、結局助けたか分からない。

 

 この子の親、大切な家族を助けられなかった。

 

 しばらく保護された場所と近く、何度も付き合うようになり、なぜか………

 

「一真、一真は私を捨てるのか?」

 

 なぜか誤解を生むような言い方をする。

 

 出会った頃はこうじゃなかった。なのに、いつしか俺が別の人と一緒に居ると、このように誤解を生むようなことを言う。

 

「待てクリス」

 

「一真が捨てるのか私を捨てるのか捨てないよな一真一真はそんなことしないようにもんな私のこと大事だって言ったもんなそれならううん違う先輩が悪いんだな部屋を片付けられない先輩が悪いんだなうんそうだ―――」

 

 どうも翼の部屋を片付けたときの話をしているようだ。

 

 翼もまた、小さい頃出会った関係で、部屋を掃除したりする。

 

 そう言えば、年頃なんだから、男の前で薄着はどうなんだろうね。いつも言うのに、気にするなって………

 

「私と話してるときに他の女の子と考えんなッ」

 

 ナジャココロガ!?

 

「お前だから分かるんだよッ」

 

 マジャ!?!

 

「一真一真一真一真一真一真一真一真一真一真―――」

 

 その時、刃物を取り出すクリス。

 

 その瞳に光は無く、静かに目を見開きながら近づく。

 

「一真が私のだ………みんなそれが分からないのなら、やっぱり」

 

「なにする気っ!?!」

 

「名前を書くんだよ!! 自分の物には名前を書くって、ママが言ってたもんっ」

 

 その時、クリスの両腕が気になった。

 

 

 

 

 

 なんで赤い染みがついた包帯を巻いてるの?

 

 

 

 

 

「………クリス?」

 

「あっ? ああ………書いたよ」

 

 そして包帯を取ると、そこには剣崎一真と書かれた………

 

 一つじゃなく、書けるだけ書きまくった血の文字の自分の名前がクリスの腕にびっしりと………

 

「クリスっ、なに考えて」

 

「私だって一真のものだもん、名前書かなきゃっ」

 

 当たり前な事のように、クリスは無邪気な笑顔で答えた。

 

 血は流れるが、それを舐める。

 

「痛くないのかよ!」

 

「一真に同じ痛みを与えるんだ♪ 一真と同じ………一真と………んっ♪♪」

 

 なにか身をよじらせて、高揚している。

 

 息が荒く、頬を赤く染めて、よく見れば血の染みが付いていた。

 

「い、急いで了子さんに連絡しないと」

 

「その前にお前に名前書くんだよッ」

 

 刃先を向けて、突き刺して来る。

 

 それを避けて、ただ逃げるために走り出す。

 

 走る中、あることを思いだす。

 

 ラウズカードのリカバーを使えば消えるだろうけど、

 

「消えても何度も書く、何度も何度も何度も何度も何度だって書くのッ!! 一真に私の名前、ずっと書く………いいなそれ、うんッ。すごくいいな!!」

 

 走りながら追いかけて来る。クリスは片手に彫刻刀を持ち、走る。

 

「背中にううん一真に分かるように腹に書こうッ。一真に字を、私の名前を、私を刻むの! 私の名前、私を刻む。一真に、一真あぁぁぁ」

 

 甘えるような声を出して、俺を追うクリス。

 

 いつからこんな関係になったんだろう、どこで間違えたんだろう。

 

 俺は走りながら了子さんたちに連絡しておく。

 

 クリスの傷はこれで傷があったと思えなくなるほど、綺麗になるだろうけど………

 

「逃げるな一真っ!! 私を、忘れれないくらいに、いっっっっっっぱい♪ 刻むんだからね♪♪」

 

 そう満面の笑みで、無邪気な子供のように言えるクリス。

 

 クリスに刻まれた俺の名前は、本当に消えるのか不安でいっぱいだ………

 

 

 ◇

 

 

「一真逃げないでッ」

 

 俺はいまマリアから逃げている。

 

 クリスは弦十郎司令に取り押さえられ、逃げている時に、出会ってしまった。

 

「名前を書くだけでいいのッ。この婚姻届にッ!!」

 

 ジャズケデ。

 

「マリアそう言うのは」

 

「貴方しかいないのッ、もうあなた以外にいない。これを逃せばもう後が無いのッ」

 

 そう言って向かってくるマリアから逃げる日々………

 

 

 ◇

 

 

「はあ」

 

「大丈夫?」

 

「マリアは仕方ないのデス、一真のことを考えて欲しいのデスよ」

 

 そう言って、唯一普通に接する二人。切歌と調。

 

 マリアから逃げていると、二人と出会い、二人のおかげでマリアを撒けた。

 

 いまは二人が住まう部屋に匿ってもらい、静かに過ごしている。

 

 この二人は、まあ普通だ。

 

 色々フォローしなくて済むし、依存もしていない。

 

 すごくホッとする………

 

 

 ◇

 

 

『私達と一緒に居て、ホッとしている一真』

 

『先輩らより、私達の方がいいのデス』

 

「これでいいね切ちゃん」

 

 調は部屋に仕掛けているカメラから抜擢した一枚を取り出し、携帯に移す。

 

 一真はもういない。落ち着きを取り戻して、部屋を出て行った。

 

 一真が座っていた座布団などは、後で二人でにおいを嗅ぐ。

 

 一真が飲み残したコーヒーは、後で二人で飲む。

 

 その前に、一真が自分達と一緒に居て安心しているこの映像を、流さなければいけない。

 

「はいデス調♪ 先輩たち、これを見てどう思うんデスかね?」

 

「さあ? いい加減、一真さんは、私達の一真さんだって気づくんじゃないかな?」

 

「デス、一真は私達といるのが幸せなんデス。これを見て、気付くと言いデス」

 

「そうだね切ちゃん」

 

「そうデス調」

 

 二人は頬を赤く染めて、静かに微笑み合う。その瞳に光が無いが、それでも狂気と言う光を宿しながら、二人で一人の男を分かち合う。

 

 そうして写真がラインにあげられた。

 

 

 ◇

 

 

「響、どうしたの?」

 

 私が、たまたま(・・・・)、外を歩いていたら、たまたま(・・・・)、大切な親友と出会った。

 

「未来、一真を探してるの。一真がまた浮気してるの、探して分からせないといけないの。どこにいるか知らないかな?かな?」

 

「一真さんなら海辺付近のところに、走ってるのを見たよ」

 

「ありがとう未来っ、大好きっ」

 

 そう言って、私の親友は走る。

 

 姿が見えなくなった後、私は先ほどの言葉を繰り返す。

 

「大好き………響が、私の事、大好き………大好き………んっ」

 

 親友は私の知らない間、辛い目に遭っていた。

 

 だからか、そこから助け出した一真さんしか見ていない。

 

 ああ………

 

 心中から歌が沸き上がる。

 

 歌を歌いたい、貴方のための歌。

 

 ねえ響………

 

 響………

 

 響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き好き好き好き好き好キ好キ好キ好キ好キ好キ好キ好キ好キ好キ好好好好好好好好好好好好女の子って書いて好キ愛してる愛しているんだよ響好き響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響響―――

 

 ああ響ッ。

 

「もうだめ………愛してるよ響………」

 

 

 ◇

 

 

 サムイ。

 

 どうしてこうなったんだろう。

 

 海辺の人気の無い倉庫が並び立つ場所に、しばらく時間を潰そうとしたはず。

 

 寒いのを我慢していたら………

 

「響………」

 

「………どうして」

 

 目から光が無くなり、拳だけだが、それでも怖い。

 

 周りに人の気配は無く、町から自分たち以外誰もいなくなったように思える。

 

「ねえどうして? どうしてなのかな?かな? どうして一真は私を見ないのかな?かな?」

 

「ひび」

 

 

 

「どうしてッ!」

 

 

 

 そして静かに血走った目で、ドンッとぶつかる。

 

 その時、腹から何かが流れた。

 

「ひ、びき?」

 

「あああったかいなぁ………一真はやっぱり、あたたかいよ………」

 

 そう言って満足そうにしている響の手の中に、光り輝くなにかがあった。

 

「ひび、き?」

 

 そのまま馬乗りになり、上着を脱ぐ響。

 

 赤い血を肌に塗りながら、静かに、

 

「かずまぁぁ………わたし、一真の子供が欲しい♪」

 

「ひび」

 

「えへへ………えへへ………かーずまーのこーどーもー♪」

 

 そう言いながら、子供のように歌う。

 

 笑顔の顔で、ナイフを片手に、俺に………

 

 

 ◇

 

 

「………ん………ゆめ?」

 

 私の名前は剣崎響。

 

 いま、布団から身体を起こし、周りを見る。

 

「一真の夢………他の人も出て来たけど、一真の………」

 

 変わらない部屋、だけど僅かに感じた一真と言う存在。

 

「………だいぶあれだったな」

 

 だけど、

 

「うん、いい夢」

 

 一真のあたたかさが感じた、あのあたたかい血。一真のあたたかさ………

 

「他はともかく、もう一回見よ」

 

 そう思い、時間を確認して私は眠りにつく。

 

 ただ願うは、先ほどの夢の続き。

 

 そして他はいらない。私だけの一真、私だけいればいい。

 

 だけど………

 

(未来の反応はなんなんだろうね………)

 

 そして私は静かに眠りについた。

 

 

 ◇

 

 

 響? 私はここにいる………

 

 あなたのそばに、ずっと、ずっっっっっっっっっと………

 

 ふふ………ふふふふふ、ふっふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ………

 

 ほら、ふりかえって………

 

 そこに、あなたのとなりに………

 

「わたしがいるから………ね♪」

 

 ふっふふふふふふ………




響、クリス、依存型ヤンデレ。

奏、ゆっくり染めていくヤンデレ。

セレナ、料理になにか仕込み、妄想爆発ヤンデレ。

翼、周りから埋めていくヤンデレ。

後輩ズ、火に油を注いでしまうヤンデレ。

未来………ノーコメントヤンデレ

怖いな。

奏は少し違うかも知れないな、自分の表現ではここまでが限界でした。申し訳ない。

それでは、お読みいただき、ありがとうございます。
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