数多の者達のその後、どうぞ。
朝日の中、眼が覚める。
「ん………」
病室でボクは目を覚まします。この身体はキャロルの物で、念のために検査しておこうと言う話になり、ボクは検査を受けていました。
切歌さんからお手紙をもらったり、もう退院します。
「あっ、響さん」
「エルフナイン、元気?」
響さんはクリスさんと同じくらいよくお見舞いに来てくれます。
いつも果物を持ってきたり、食べさせてくれたり、身体を拭いてくれたり………
少しおかしいですね。
「もうすぐ退院だね、エルフナインはこれからどこに住むのかな」
「はひっ、本部の研究室に住もうとおも「だめだよ」」
そう言って、響さんはボクの腕を掴みます。
「エルフナインは私とクリスの家を交互に住むんだよ、部屋はもうできてる」
「えっ、な、なん」
「身体が一真でできてるなら………一真と変わらないよね?」
その時、ボクは怖くなってナースコールしようとしました。なぜかは分かりません、ですけどボクはすぐにナースコールしようとしたら、何も起きません。
そして代わりに、クリスさんが入ってきます。
「響準備はできてる」
「さあ退院だよエルフナイン」
「えっ、いえまっ、うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ―――」
◇
袋に入れてそそくさと移動する二人。
だがその前に、
「っ!?」
「またか………今度は少しばかり強めにお灸をすえないといけないようだ」
「人類最強風鳴司令」
私達はすぐにギアを纏い、縛ったエルフナインを置く。
「エルフナインを手に入れるため、押しとおるっ」
「そのような強制、許すわけにはいかぬ。来いッ!」
激突する中で、袋から出て来るエルフナイン。
「大丈夫エルフナイン」
「セレナさん」
もともと痕が残らないように緩めだったため、簡単に拘束を外すセレナ。
「助かりました、ありがとうございます」
「うん、それじゃ、私のところに行こうか」
「えっ………」
「じょうだんだよ♪」
その目は消して笑っていないように見えた気がしたエルフナイン。だがすぐに気のせいと思い、そして二人から離れていく。
二人は司令に怒られ、エルフナインに過剰な愛情表現をしないよう言い渡された。
「………ふふ」
◇
「まったくあの二人は………」
私はさすがに呆れてしまう。
だがエルフナインは一真さんでできていると言う話だが、あながち外れてはいないらしい。
人間で、生物が持つ抗体とは思えないほど、身体が持つ免疫力が強いとのこと。
病気になったとしても、不可なく自然治癒するほどだ。
別に病気にならないと言うより、なった後、理想的な治り方をしそうな身体とのこと。櫻井女史がここから、新たな新薬が生まれるだろうと、研究に入る。
ある意味エルフナインは別の意味でも攫われる可能性が高い為、本部が自宅と化す。
「翼、なにか考え事? なにかようがあるらしいけど」
「マリア。ああその………父のことだ」
とっさに別の考え事を答えた私。マリアはああと納得する。一真さんのことを考えてる事を知られずに済んだ。
マリアは静かに横に座り、この前の、風鳴の家でのことを話す。
「どこかの演歌をよく歌う女の子の後ろから、何度も警察に通報されて職務質問されながら見守っていた人がいたらしいわよ」
それは少し恥ずかしい。見ていたし、聞いていたのか。というよりそんなことが、
「ちなみに警察を呼んだのは彼よ」
「一真さんっ」
◇
私は呆れながらも、父親に愛されていたことを思い出す。
風鳴の家での出来事、それに、
「聞いていたのか、一真さんも………ううっ」
なにかこう、顔が赤くなる。
恥ずかしい、けど嬉しい。
その日、歌をほめてくれた男性が誰か分かった。
「ううっ………」
「あっ、翼さんっ」
「ん、エルフナインか。どうした」
「はひっ、実は翼さんに一真さんから伝言があります」
それを聞いて、少し驚く。
あの人が私に………少しだけ心音が早まる。
「『もしも剣とスペードのペンダントを見つけてたら、持ってていい』とのことです」
私はいの一番に奏の下へと走る。
だが奏はすでにどこかのボランティア活動に出かけていた。
一真さんのペンダントを持って………
「かなではいじわるだ~~~」
◇
「奏さん買い物に付き合ってくれてありがとうございます」
ボクは着る物など、色々無かったですから、今日はそれらを買いに出かけてます。
「なに、気にすることないさ。あたしは楽しいからさ」
そう言って、いつでも頼っていいそうです。
ですけど、
「どうしてボクが買い物に出ることがわかったんだろう?」
すでに買い物に出かける準備していた気が………気のせいですね。
◇
「マリア姉さん、やっぱり長く家を空けるのはだめだよね」
「セレナ………」
言いたいことは分かる。探しに出かけたいのは分かるが、
「切歌や調の面倒は誰が見るの? マムのこともある。私はアーティストとして活動しないといけないから」
「やっぱり我が儘だよね、ごめんねマリア姉さん………」
そう言い、少し吹っ切れた顔になるセレナ。
私もあの人に会いたい。正直、切歌や調だってちゃんと話をしている。していないのは私達姉妹だけだ。少しずるい。
「………」
私はもう二十歳過ぎで、一真は22歳ぐらいで歳が止まっている。
もうすぐ、憧れの人の歳を抜く。
◇
「お願いしますっ、歳を止める術を教えてくださいッ」
「………」
私は迷える子羊をどう言いくるめるか、頭を痛める日々である。
◇
私の親友はいま、実の父親と対面してます。
「………久しぶり」
「ああ久しぶり、元気にしていたか? そのな………」
少しだけ言葉を選びながらでした、私は隣にいてと親友に言われ、隣で手を繋いでます。
「………どこまで知ってるの」
「全部………かな。剣崎くん、っていう、人なのか………いや、元人間だからいいのか? 彼のもとで、暮らしていて、苗字を借りてるとか。あとはそうしゃってものとか」
「そ………」
そう言いながら、握る手が強くなる。
「………父さんが何かを言う資格は無い、全部俺が引き起こしたんだからな。だけど」
「お母さん、たちのこと………」
「ああそうだ、母さんたちだけは違う。頼む響、俺はいい、だから、母さん達には連絡をしてくれ、一度家に帰ってくれっ」
そう言って頭を下げる洸さん。
響は………
「………」
フードを取りながら、静かに、
「いやだ………」
「響………」
「………お父さんも一緒じゃなきゃ、いやだ………」
親友は少しだけ、前を歩いていきます。
◇
手を繋ぎながら、今日は未来と帰る。
「響、苗字のこととかどう説明するの」
「うん………」
それをどうするか決めている。
「一真とそういう仲とか言えば、深く聞かれないかなって」
「待って響ッ、それは待って!! 絶対に深く聞かれるからッ」
なによりなにを想定してそう答えるか問いただされた。
その時の未来は、神獣鏡を纏っているかのように、バックミュージックがそれだった。
なんで?
◇
「了子さん私はどうすればいいんでしょうかっ」
「………」
私は櫻井了子、この人生を生きようと思うため、まずは結婚でもしようと考える。
その前に片付けなければいけない案件が多く、辛い。
身から出た錆故に、なにも言えないが………
◇
休憩室でボクは目を覚まします。
なにか柔らかいものに包まれていました。
「はひ?」
「起きたか」
なぜかクリスさんがボクを抱きしめていて、起きるとボクを開放して、そのままどこかに出ていきました。
ボクは困惑しながら、なぜクリスさんがいたか分かりません。
そう言えば、鍵は掛けましたっけ?
◇
「やったデスよ調~」
「うん、古本屋巡りしてよかった」
私達は目的の物、一真さんの本を手に入れたデスっ。
「これは私と調の宝物」
「先輩たちにもマリアたちにも渡さない」
「デスっ、それじゃさっそく読むデスよっ」
「うんっ」
私たちは一真さんのことを、もっと知るデスっ。
◇
オレ達はいまとある町にいる。
それは、ある親子と家族のその後を見るためだった。
旅の相方が、満足そうに歩いて、顔を出す。
「いい結果だったか」
「ああ、やっと願っていたことの一つが叶った」
悠長なことだ。数は増え続け、叶わない願いばかり、世界がこいつを押しつぶす。
なのに、これは変わらない。
「行くか」
「ん」
そしてオレ達は走り出す。まずは世界を知る。
「………聞きたいことがある」
「なんだ」
走りながら、静かに、
「魔剣はもういいのか」
こいつは一度、魔剣の危険性から、装者達を守ろうとした。
あの後、魔剣がどうなったか、エルフナインの記憶を見て知る。
魔剣は響のガングニールにイグナイトとして融合したらしい形跡はあったらしい。
装者響は、撃槍と魔剣の装者になったのだ。
それにこいつは、
「問題ない。あとは………みんなを信じる」
「………」
それに少しばかり気分が悪くなる。
だが仕方ない、これがこいつだ。
「もう一つ、本当にお前は元に戻れないのか?」
「………どういう意味だ」
それは、オレが長くこいつと付き合って疑問に思ったことだ。
「お前は万能の力を手に入れたんだ、その力で、人間になることだってできる、そうじゃないのか?」
「それは」
「できないなんて嘘、オレには通じないぞ」
「………」
それにこいつは黙りながら、
「………完全に制御できるようになった時、もう馬鹿でも分かるくらい、時間が経ってたからな」
「………」
予想した通りだ。もうこいつは人間に戻れる。
だが望んで戻らない。己に封じた力や、聖遺物がある限り。
「だけど、この身体だから、やれることはあると分かってたし、聖遺物、バトルファイトの爪痕はいまだに各地にある。俺はそれを終わらすまで、人間に戻る気は無い。終わっても戻るか分からないが」
「………そうか」
そうか、戻れる気はあるのか。
オレの肉体年齢はどれくらいだろうか?
世界中の聖遺物の封印か、少しばかり考え物だ。
こいつの説得には骨が折れそうだが、やる価値はある。
新たな命題を見つけ、オレは静かに目を瞑り、背中に顔を埋めた。
いまはこいつとの旅を楽しもう。
それが、いまを生きる、明日を信じたパパとこいつを信じることにした、ワタシの、答えだ。
◇
一人の男がいた。
一人の怪物であった。
そして、全てを守る、戦士である。
響「終わりだと思うか?」
作者「ひいぃぃぃ」
クリス「オリジナルを書け、書かなきゃ分かっているな?」
銃口を向けられ、速度は落ちますがオリジナル章、始まります。
≪ダークマターゼリー!≫
393「変身」
≪潰れる!流れる!溢れ出る! ダークマターインミクサ! ブラァ!≫
393「私は響を手に入れる!」
自称天才物理学者「彼女を止めるにはこれしか無いんだッ!!」
≪ハザード・オン!≫
響「未来ぅぅぅぅぅぅ」
ライダーの物語、上のように他ライダー登場します。
さすがに未来さんたちは変身しません。風鳴司令はさせたかった。
あとすいません、ビルドはここでしか出ないです。
全部終わったら、セレナ主体で物語を作りたいですね。やっと出番来たよこの子。
それではこれ、ん? 未来さ、えっ嘘だめ? その手、や、やめ、あっ………
未来「人を勝手に闇堕ちさせて………あっ、お読みいただき、ありがとうございました♪」