戦姫絶唱シンフォギア/ブレイドッ!!   作:にゃはっふー

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剣崎響「物語の始まりは、ここ平行世界の未来に捕まるその前、ここに来た時まで遡る」

未来「それよりも響、なんで苗字が違うの? 私が側にいない結果どうなったのッ」

剣崎響「ご想像に任せするよ」

未来「いや………いやあぁぁぁぁぁぁぁ」

キャロル「そんな前書きから始まる今回の物語、それでいいのかこの物語」

調「あの、私いまかなりピンチなんですけど………」

剣崎響「それではどうぞ」


第6枚・平行世界者の戦闘と

 私達はいま、平行世界へとたどり着く。

 

 それは数時間前、私はある違和感を感じたため、了子に平行世界関係で何か聖遺物は無いかと聞いてみた。

 

 そしたら、

 

「完全聖遺物ギャラルホルンが起動していると言う情報を確認した」

 

 その話を聞き、私達の行動は早かった。

 

 すぐに平行世界に行く組を決める為、

 

「ウオォォォォォォォォォォ」

 

「負けるものかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 

「ジャアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ」

 

「ンゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ」

 

「ケエェェェェェェェェェェンゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ」

 

 全員が気合いを入れてジャンケンした結果、私、奏、セレナと言う三人組が平行世界に来た。

 

「おーあんまり変わらないな」

 

「そうでもないよ、場所によっては種族とかそういうの違うかもしれない」

 

 私は平行世界は一真と来たことがある。

 

 吸血鬼のようなもの、全く違う世界、無職の神が天地創造してる星。色々だ。

 

 そして、

 

「んあ」

 

「ん………んッ!?」

 

 それと出会った。

 

 

 ◇

 

 

 暗闇の中、私は身体をゆすられて目を覚ます。

 

「だ、だいじょうぶ………」

 

 酷く怯えている、私より小さな男の子。

 

「ここは」

 

 どこかの建物の中、何人かは不安そうな顔で集まり、私のように困惑したり、恐怖しながら周りを見る人達。

 

 起きていた人達は、

 

(行方不明のリストにいた人っ)

 

 そう、攫われた人達だ。

 

 念のため、反応を追う発信機付きの装飾品は外れていないし、いざとなればギアを纏えばみんなが駆けつける。

 

 シュルシャガナはここにある、なら逃げだせるはず………

 

(あれ)

 

 とここで私は疑問に思う。

 

 別に拘束されている訳でもない人達の他に、おかしなものがあった。

 

 

 

 巨大なメロンだ。

 

 

 

 もう一度言う、巨大にカットされたメロンが置かれている。

 

「これ、おやつだって置かれてるの………いまは食べよ」

「これって」

 

 そして気づいて、建物の窓の外を見て、愕然とする。

 

「私、私たち、小さくなってるっ!?」

 

 

 ◇

 

 

「そんなバカなっ、発信機の反応が微弱過ぎます!? これはいったい」

 

「壊されたわけでもないのに、微弱な反応………地下か」

 

「いえっ、それでも反応は拾えます。ですが、これは発信機が放つ電波が弱まったとしか」

 

 本部は混乱しながら、それでも場所を特定するために、必死に捜索し出す。

 

 

 ◇

 

 

「小さくなる、これって」

 

『ああ、新しいお友達起きたの~~~』

 

 とても大きな声が響き渡り、起きていた人達が泣きそうな顔になる。

 

 ここはドールハウスだったらしく、建物が割れて、女の人が嬉しそうに見ていた。

 

『ああとてもかわいいわ、とくに赤羽ちゃんっ。これで本当にお人形みたいだわ~』

 

 そう言って私を見る。巨人のように見えるけど、本当に周りの景色を見る限り、彼女が大きいんじゃなく、私達が小さくなっているんだ。

 

(そうか、これで攫う人達を小さくしたり、自分も小さくなれば)

 

 それが自在なら、通気口や少しの隙間から入り込める。

 

 これじゃ誰も気づかない。

 

(どうしよう、シュルシャガナを纏っても、これじゃみんなを守れない)

 

 本当に身体の大きさは人形だろうか。そう思っていると、人形の服を持ち出す。

 

『これ、これ赤羽ちゃんに似合いそうっ♪ ふふっ、不思議の国のうさぎちゃ~ん♪♪』

 

 そう思っていると、身体を掴まれ、グルグル回される。

 

 それだけでジェットコースターのようにGが掛かる、なにより、

 

(このままじゃ、裸にされて、服を着せられるっ)

 

 そう思うが、これじゃ抵抗も何もできない。

 

 なぜかカメラも回ってる。いやっ、そんな、いやッ。

 

 そう思っていると、トントンとノックが響き渡る。

 

『えっ』

 

 

 ◇

 

 

 誰だ、私の城に土足に入り込むのは。

 

 また探検ごっこしに来た子供かそこらか。

 

 子供じゃなければ殺そう。

 

 小さくすればどんなものだろうと怖くない。そうして口封じしたし、誰も気づかない。

 

 ハハッ、この素晴らしい力があれば、私の可愛いお人形コレクションは完璧よっ

 

「だれ?」

 

 そう思った時、

 

「ウッイイィィィィィィィィィ」

 

 窓ガラスを割り、私を蹴り飛ばす。

 

 

 ◇

 

 

「っと、平気か」

 

 小さくされた月読調をキャッチして、両手で覆う。

 

 静かにこくりと頷く、どうやら問題ないらしい。

 

「あんた、いったい」

 

「あいにくと、耳と目は良いんでね………小さくなったあんたがスタジオに入ったりしたり、出ていくのを見て、こうして追うこともできた」

 

「………そう」

 

≪サイズ≫

 

 USBメモリを取り出し、それを押す。

 

 瞬間、光の渦が自分を囲むが、

 

「効かない」

 

 力を放ち、メモリの力を吹き飛ばす。

 

「えっ………」

 

 力が効かないことに気づくのに遅れ、すぐにドールハウスを持って、外に出る。

 

 

 ◇

 

 

「いまはこの子達の安全か」

 

【ラウンド1】

 

「ッ!?」

 

 一真はすぐにそれを避ける。

 

 炎の拳が放たれ、ノイズが走り、すぐに姿が現れた。

 

【ノックアウトファイターッ、ロケットファィヤーッ!!】

 

 まるでボクシング選手が現れたように出て来るのは、

 

「バクスター………ノックアウトファイターゲーム、相手をKOするまで叩きのめす格闘ゲーム」

 

【ファイッ】

 

 炎を纏いながら、ドールハウスを持ち、手の中にいる調を守りながら、その拳を避けていると、

 

「私のコレクションを返しなさいッ!!」

 

 コネクタは腕に刻まれていて、そこにガイアメモリを差し込む。

 

 するとドーパント、サイズドーパントが現れ、腕のサイズを伸ばして、ドールハウスへと延びるが、すぐに高く跳び避けた。

 

「サイズか、身体の大きさや長さのサイズを操るのか」

 

【カエセエェェェェェェェェェェェェェェェェッ!】

 

 その時、

 

「貴様が言うなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 槍のように鋭い拳が放たれ、サイズドーパントは吹き飛んだ。

 

「響っ、いや、君は」

 

「かぁぁぁずうぅぅぅまあぁぁぁ………」

 

(えっ、ひ、響先輩?)

 

 手の中にいる調は困惑する。目の前にいるのは響。

 

 だが凶悪な笑みを浮かべ、武装が所々尖っているガングニールを纏う。

 

 そして、

 

(ぇ………)

 

「響さん、前に出すぎですっ」

「って、一真っ」

 

 奏とセレナが現れ、調が驚愕する。

 

 そんな中、サイズドーパントが起き上がり、

 

【あら♪ 新しいお人形ウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ】

 

 手のひらが光り、光弾を放つが、そこに風が吹き、帽子が激突する。

 

 帽子が小さくなるが、一人の男に一真は、驚いた。

 

「! 左翔太郎」

 

「ドーパントは任せろ、仮面ライダーブレイド」

 

 そう言い、ジャケットを整え、静かに風が吹く中、サイズドーパントの前に立つ。

 

 

 ◇

 

 

「そう言う訳にはいかない、響たちは、ノックアウトファイターを頼む。俺たちは」

 

「おいおい、ま、いいけどな」

 

【ダレダアァァァアアァァァァ、わたシのコレクションを奪うのはあぁぁぁぁ!】

 

 そう叫ぶサイズドーパント。

 

 それに静かにドライバーを取り出す左翔太郎。

 

「誰かの涙をぬぐう、一枚のハンカチさ」

 

≪ジョーカー!≫

 

 取り出したのは、黒いメモリ。

 

 その瞬間、全てのカードを一つにし、構える一真。

 

「変身」

 

 いつの間にか緑のメモリが差し込まれたドライバーに二つのメモリを設置する。

 

≪サイクロン! ジョーカー!≫

 

 風が吹き荒れ、緑の右に黒の左。

 

 左右別れ、マフラーをなびかせるライダーが姿を現せる。

 

「「さあ、お前の罪を数えろっ!」」

 

 異なる声を重ね、相手にそう宣言した。

 

【サイズドーパント、貴様のメモリ、封印、いや、メモリブレイクするッ】

 

 バニティアンデッドはそう宣言すると、サイズドーパントは雄たけびを上げ、巨大化する。

 

 それに驚くが、

 

【乗れ、ダブルっ】

 

 そう言い、竜へと変化し、飛翔する。

 

「応っ」

 

 そう言い乗り込み、二人のライダーが協力しだす。

 

 

 ◇

 

 

「ったく、人にこいつらの面倒を押し付けて」

 

(きゃ、キャロル?)

 

 キャロルはすぐに一真からドールハウスと調を受け取り、すぐに場所を離れ、ドールハウスの者達は眠らせた。

 

「おい平気か平行世界の月詠調」

 

 それに驚きつつも頷き、フラメンコのように剣を構えるファラが仮面ライダーを見る。

 

「マスターあれは」

「知らない、が、敵ではないだろう。とりあえず平行世界、どうもオレ達が想定しているよりも厄介な事態にはなっているな」

 

 そう忌々しげに言い、響達の方も見る。

 

 

 ◇

 

 

「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ―――」

 

【オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ―――】

 

 拳と拳が激突し出す戦い。

 

 炎を纏いながらの拳だが、それをすれすれに避け、カウンターを放ちながら、

 

「ここ、だッ」

 

 その時、顔を蹴られ、体制が崩れた瞬間、銀の風が突風として放たれる。

 

【ま、待て、三対一は卑怯だっ】

 

「知るか」

 

 両腕のバンカーを伸ばし、吹き飛ばすと共に、そこに追撃するようにガングニールの槍を構える奏が敵を貫く。

 

≪ゲームクリア―≫

 

 そう鳴り響き、静かにふんと鼻を鳴らす。

 

「レベル5くらいか………本家より下過ぎ」

 

 

 ◇

 

 

≪ルナ! トリガー!≫

 

 右は黄色、左は青になり、胸についている銃を取り出し、軌道を変える弾丸を撃ちまくる。

 

【ダブル、メモリブレイクを頼む】

 

「任された、翔太郎っ」

「応よっ」

 

≪ブリザード≫

 

 バニティが口から冷気を放ち、足元を凍らせた瞬間、銃ことトリガーマグナムにトリガーメモリをセットする。

 

≪トリガー!マキシマムドライブ≫

 

「「トリガー!フルバースト!!」」

 

 無数の弾丸が軌道を変えて、サイズドーパントに放たれたが、サイズドーパントの力が放たれ、全て小さく変えられる。

 

 だが、

 

「計算の内さ」

 

 バニティアンデッドの尾と蔦が身体に巻き付かれ、静かに空高く飛び、助走を付ける。

 

≪ヒート!メタル!≫

 

 右は赤、左は鉄の色へと変わり、背中に背負ったメタルシャフトを取り出し、すぐにメタルメモリをセットする。

 

≪メタル!マキシマムドライブ≫

 

「お熱いの、行くぜ」

 

 メタルシャフトから炎が噴き出され、そのまま突進するバニティアンデッド。

 

「「メタルブランディング!」」

 

 激突する炎、そのまま雄たけびと共に切り裂き、吹き飛ばす。

 

【アァァァァァァァァァァァァァァァァ】

 

 悲鳴と共に爆発が起き、炎の中、メモリが飛び出て砕け散った………

 

 

 ◇

 

 

 元の姿に成り地面に下りる二人。

 

 風と共に変身を解いて、ドールハウスは光り、眠っている人々が元の姿に。調ももとの大きさに戻る。

 

「も、もどった………」

 

 どこかほっとした顔になる調。身体を触りながら、キャロルはったくと言う顔で呆れていた。

 

「どうやら解決したようだね」

 

 フードをつけた、本を片手に持つ男性が現れ、調を見る。そしてギアを纏う三人も、

 

「これが話に聞いていたアームドギアとシンフォギア、実に興味深い、ゾクゾクするねっ♪」

 

「おいフィリップ、あんまレディをジロジロ見るな」

 

 そう言い、元に戻った帽子をかぶり直す左翔太郎。

 

「左翔太郎、フィリップ………いや少し違う。俺のいたライダーの世界じゃない」

 

 そう首をかしげながら言うが、

 

「おそらく少し違うだけだろうね、そこもまた興味深い」

 

「ま、あんたが剣崎一真、仮面ライダーであることは変わらない。よろしく」

「ああ、だがなぜ響………この世界ではなく、平行世界の響と」

 

「この世界に来たとき、公園のベンチで倒れてたのを見つけた」

 

「あのぉ………」

 

 調がよくわからない会話をされ、困惑していた。

 

 響は響で、頭を撫でたりしながら、調を可愛がっている。

 

「ともかく簡単に言えば、ここにいる人間と物はお前の知る世界の物じゃない、平行世界のものばかりだ」

 

「キャロル………ギャラルホルンだね」

 

「それそれ。一真たちは」

 

「写真館」

 

「ああ」

 

「なんで写真館が平行世界に移動できるのっ!?」

 

「おいそれ俺らも驚愕ものだぞっ」

 

 そう二人から言われながら、響はぷにぷにと調の頬を触ったりする。

 

「あ、あの、どうしたんですか?」

 

「………こっちの調は大人しいな、私を見てマリアの布団から離れられなくなった調じゃない」

 

「そっちの私になにかあったのっ!!?」

 

「おいっ、コントはその辺にしてそろそろ移動するぞっ。こっちの世界のお前ら色々説明すると長くなる! ただでさえ一真以外の仮面ライダーがいるんだぞ」

 

「けどよ、旦那達に話を通した方が」

 

「バカか天羽奏っ、ここにいる者のほとんどは一真がいなければ死んでいた人間ばかりだっ。ならこの世界のお前は」

 

「………よし、翼が来る前に移動するぞ」

 

「マリア姉さん、こじらせてそう………」

 

「せ、セレナ」

 

 そう言い、響は静かに後ろから抱きしめる。

 

「ひ、響せん」

 

「可愛がってあがるよ、調ちゃん………」

 

「ぇ………」

 

 

 ◇

 

 

 急に反応がはっきりして、すぐに出向くと、調は、

 

「調っ」

 

「マリア………」

 

 なぜかガクガク震え、響を見ると怯えてマリアのもとに出向く。

 

「えっ、なに、どしたの」

 

「響先輩怖い」

 

「なにがあったのっ!?」

 

 こうして調はしばらく、切歌と共に眠る………




調になにをしたか、暴力は使っていません。

剣崎響「まんぞく」

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