戦姫絶唱シンフォギア/ブレイドッ!!   作:にゃはっふー

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インベスが住まう森、その意思である蛇より話された鏡。

そして現れるは、鏡の世界に住まう怪物だった。


第9枚・世界を超えたユニゾンと異変

 私はいま、マリアさんと共に歌いながらレイドラグーンであると連絡が入ったモンスターと戦う。

 

 銀の剣と風と共に、飛び回るそれを倒す。

 

「気を付けてマリアさんっ、映るものからこれらが出たり入ったりしてます」

「ええ、分かっているわセレナ」

 

 背中合わせでそれを話し合い、このままではいけない。

 

 速攻で決める認識をして、私達はイグナイトに手を伸ばす。

 

「「イグナイトモジュール、抜剣ッ」」

 

 銀の剣に黒が装飾され、私の纏うアガートラームも黒が混ざって、剣を構え歌いだす。

 

 黒と銀、そして白の衣装。歌を歌い、銀の風に乗り滑る。

 

 無数のナイフを取り出し、マリアさんも蛇腹剣を伸ばし、広範囲に攻撃する準備をした。

 

 私は回転して、スカートが刃のように鋭くなり、銀の刃をまき散らす。それが雪を放ち、辺りに刃がばらまかれる。

 

 マリアさんはそれと共に銀の風を纏い突風になり、辺り一面にいるレイドラグーンを切り刻む。

 

「これで殲滅完了ですね」

 

「………ええ」

 

 気のせいか、やはり敬語を使うと妙に間がある。

 

 ひょっとしたらこっちのマリアさんは、マリア姉さんと大して変わらない寂しがり屋なのかもしれない………

 

 

 ◇

 

 

「オッラアァァァァァァァァァァ」

 

 槍を投げ、それが無数に分かれ、空を飛ぶレイドラグーンを貫き、翼は逆羅刹で倒し、こちらに来る。

 

「このままでは我々の体力が削れるだけ」

 

「なら、一気に歌うが、付いてこれるか?」

 

「無論だっ」

 

 上等、私達はブローチに手を伸ばす。

 

「「イグナイトモジュール、抜剣ッ」」

 

 翼は青に黒の鎧を纏い、私は黄色に黒い槍を掴み、ブースターがついた身体を見る。

 

 私だけ少し鎧じみてないか? まあいいか。

 

 歌いながら加速して、弾丸のように貫き、翼は炎と共に飛翔する。

 

 私達は塊を見つけたとき、すぐに連携に入り、翼が私の背中に張り付き、炎の翼になり、私は槍を最大に回転させ、まさに炎の流星のように、レイドラグーンを粉々に蹴散らす。

 

「うし、問題ないっ」

 

「ああ、いまの我々は無敵だ!」

 

 そして私は大爆発が轟き、お互い驚く。

 

 あれは………

 

 

 ◇

 

 

「私に地味は似合わないっ」

 

「全部壊すゾ♪♪」

 

「それでは聞かせてください、あなた方の歌を」

 

「ま、久々だからやりますか」

 

「―――――」

 

 オートスコアラー全員を取り出し、オレもダウルダブラを纏い、蹴散らせる。

 

 たわいないが、少しばかりおかしい。

 

(数が今回は多すぎる………誘導か? なら狙いはなんだ………)

 

 念のためインカムに連絡をつけ、エルフナインに話をする。無論渡されたものだ。

 

「エルフナイン聞こえるか」

 

『はいっ、キャロルなにか』

 

「少しばかり動きが気になる。他の装者は」

 

『響さんたちは外側付近で待機してます、これでレイドラグーン殲滅は問題ないと思います。それ以外はなにも』

 

「………そうか」

 

 思い過ごしか? そう思うが、

 

「「ダブルエクストリーム」っ!!」

 

 風を纏い、塊を蹴り飛ばすダブルが現れ、それに気づく。

 

「ダブル、一真は」

 

「ああ、彼奴は」

 

 その時、大爆発が起き、オレ達はそちらを見た。

 

 

 ◇

 

 

 虫が飛ぶ、めんどくさい。

 

「仕方ない、行くぞ魔剣ダインスレイフッ」

 

 そう言い私はブローチを押し、魔剣を呼び起こす。

 

 獣のようなうなり声と共に、黒い影が私に纏い、私の身体を闇に染め、巨大な爪を構え、拳を握りしめる。

 

「ぶち壊すッ、道を開けろ絶望!!」

 

 ブースターから吹きだす炎と黒い闇を纏い、空を駆け、目につくレイドラグーンは全て千切り、大地にいる者達には、闇を纏った紅蓮の炎を塊にしてプレゼント。

 

 大爆発が起きる中、一掃完了し、私は周りを見る。

 

「………一真がいない?」

 

 

 ◇

 

 

 それは静かに見ていた。

 

「予想外に力が集まった、これは上々」

 

 そう言い、なにかの欠片を手に持ち、ほくそ笑む。

 

「なにが上々だ、十面鬼」

 

 それは一真の問いかけに驚き、球体に乗りながら、振り返る。

 

「仮面ライダーブレイドっ!? なぜ貴様がミラーワールドの中にッ」

 

「答えろ」

 

 静かに戦闘の構えを取りながら、レイドラグーンを何匹か呼び出し、キングフォームのブレイドをけん制する。

 

「まあいい。我が名は十面鬼ユム・キミルっ、貴様を倒すものだっ」

 

「………行くぞ」

 

 瞬間、13のレリーフからカードの光が飛び出し、ジョーカーの力により一枚になる。

 

「来いッ」

 

≪ワイルド≫

 

 その音と共に加速し、レイドラグーンを切り捨てながら接近するが、

 

「ワイルド返しッ」

 

 その時、爆発するエネルギーがぶつかり、少し吹き飛ぶ。

 

 すぐに着地するが、困惑する一真。

 

「この私には、全てのライダーの技を返すという、ライダー返しと言う技があるッ。仮面ライダーブレイドっ、破れたり!」

 

 そう言うが、すぐに重醒剣を捨て、そしてジョーカーに成る。

 

「はっ!!? ま、待てッ」

 

【ハアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ】

 

 今度はマンティスを取り出し、それで斬りかかる。

 

「ま、マンティス返しッ」

 

 そう叫ぶがそのまま切り裂かれ、欠片をジョーカーが握りしめる。

 

「ば、バカな………同じ怪人が………」

 

 爆発すると共に、それを背にしながら、元の姿に戻る。

 

「悪いな、俺は怪人であると共に、ライダーでもあるんだ」

 

 

 ◇

 

 

 ミラーワールドから出て来ると共に、時間が経つとエルフナイン達が来る。

 

「これがミラーワールド内で、敵が持っていた物ですね?」

 

「解析はここの組織に任せた方がいいだろう」

 

 キャロルもそう言いながら、フィリップはその欠片を見る。

 

「何かの欠片のようだね、エネルギー? それをどこかに送るものかな。興味深い」

 

「この世界でエネルギーなら、フォニックゲインか」

 

「フォニックゲインって、なんだ?」

 

 翔太郎の問いかけに、キャロルは腕を組みながら、

 

「かみ砕けば聖遺物を起動させるエネルギーであり、歌と言えばいいんだろうな。まあ代理エネルギーはいくらでもできるが」

 

 そう言いながら横目で一真を見る、フロンティアを万能の力で起動させた男。

 

 それにふ~んと反応を見せながら、そう言えばと懐に手を伸ばす。

 

「そう言えば、これを返すの忘れてた」

 

「………ああ」

 

 そう言い、翔太郎が懐から、紙束を取り出す。

 

 それを見た一真も思い出して納得して、手を伸ばすが、

 

「ふっざけるなあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 キャロルは叫びながらそれを取り上げた。

 

「これはヤントラ・サルヴァスパ、だとっ!?」

 

「ああ、財団Xって言う組織と、少し面倒ごとがあってな。その時にこいつが異世界から来た」

 

「あの時は、キャロルが何度も追いかけて来て大変だったから、次元の隙間を通ったら関わった」

 

「その時のことかッ、異世界に逃げていたのか貴様ッ」

 

 憤慨しながら睨み、エルフナインも驚愕していた。

 

 響たちは呆れ、向こうの装者は驚いている。

 

「それのおかげで、奴らしか使えない装置の起動を止めて、どうにかなってな。んで、その次があった。その時に、そのままどっかに帰ったから、俺が持ってたんだ」

 

「聖遺物を置いて行くなバカっ」

 

 そしてキャロルは懐にしまう。それに一真は少し考えるが、まあいいかと思い立ち上がると、

 

「!?」

 

 後ろから響に刺される。

 

「えっ? なにキャロルにプレゼントしてるの一真? 刺すよ?」

 

「なにしてるの私っ!? そういうのは刺す前に言わなきゃっ」

 

「ちげぇだろバカっ」

 

「いつものことのような気が………」

 

「一真さん私も何か欲しいですっ」

 

「………セレナ」

 

 緑の血を流しながら、どこから取り出したか分からないナイフをしまう響。

 

 立花響は向こうの自分がヤンデレでびっくりしていて、困惑し、マリアはこの世の終わりのような顔でセレナを見る。

 

 キャロルは悪くないと言う顔をして、オートスコアラーはとりあえず宝石に戻った。

 

 

 ◇

 

 

 もう一つの世界の私は過激だ。

 

 刺すとか壊すとか、少し分からない。だけどやっぱり私なんだなと、心のどこかでそう思う。

 

「ともかく明日の用事を終えないとな」

「明日か、あたしらは泊まればいいか」

「えっ、平気なの私? 夏休みの宿題とか、課題とか」

「んなもん、もう終わってるよ」

 

 彼女は私なんだろうか?

 

 ともかく、

 

「お願いッ、助けて私いぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」

 

 

 ◇

 

 

 翌日の教室で、出された課題をこなすある少女の姿がいた。

 

 教師はすぐに採点してくれて、少女は眠そうなのか、少し目つきが悪いが、本人はすいませんとすでに一声かけていたため、咎められない。

 

「はい、よくできました立花さん。よくやり遂げましたね」

 

「はい………すこし、いえ、かなり眠いですけど………」

 

「正直まだまだあるのですが、いまは休んでくださいね」

 

「はい………失礼します」

 

 

 ◇

 

 

 そして私が教室から出ると、こちらの世界の未来がいた。

 

「お疲れさま響」

 

「そっちの私はちゃんと勉強してる?」

 

「それがしっかりさせてるよ。もう響ったら………」

 

 課題の点数の結果では、まだまだ夏休みの途中で呼び出される数が増えるため、どうしても赤点回避しなければいけなかった。

 

 だから平行世界から来た私が受けたのだが、

 

「疲れた?」

「正直。バレないように、全問正解も避けなきゃいけないし、赤点回避ギリギリがいいから、調整がね………」

 

 苦笑する未来。私達はともかく歩いていると、

 

「お疲れ」

「デース」

「お疲れ様です」

 

 そう言って、後輩とこちらのクリスが出迎え、私は調を抱きしめる。

 

 抱き心地いいんだよな。

 

「調ーーーー」

 

 こっちの切歌も取られたように叫ぶけど、しばらくすると慣れるのはこちらも変わらない。

 

 帰り道の中、他の装者の様子を聞く。

 

「マリアはセレナと一緒デス。デスけど………」

「セレナは、異世界の人として接するから、じりじりと精神を削られてます。正直迷惑かけて申し訳ないです」

 

 後輩ズからそう言われる。それでも離れられないのは、こちらのマリアも寂しがり屋のようである。どうするんだこれ。

 

「先輩の方はカラオケ程度なら問題ないって、奏先輩とすぐに打ち解けたりしてるんだけどな」

「仕方ないよ、二人とも、こっちの自分のこと考えてるんだしね」

 

 難しい問題だと思いながら、静かに歩く。

 

 そうして歩いていると、

 

「!」

 

 その時、調を投げ、私はすぐに魔剣を開放して炎を防いだ。

 

 

 ◇

 

 

【ノックアウトファイトッ!!】

 

「なんだありゃっ!?」

 

 突然あのバカじゃない方が後輩を投げ渡したと思ったら、炎を放つ、変なもんが現れた。

 

 周りからも変なもん。ゲームの敵キャラのようなもんが現れる。取り巻きのように、やる気マンマンらしい。

 

「まったく、未来、平気?」

 

「平気だよ響」

 

「そっちは、イグナイトの力、かなり制御できるんだな」

 

「もう一つの相棒さ。とりあえずボスは任せろ、周りを頼む。けど近づくな、あれはバクスターだから」

 

 バクスターってのは確か、ゲーム病とか言う、人に感染するコンピューターウイルスだったか。

 

 私らにかかることを考えると、問題だが、

 

「お前は平気なのか」

 

「魔剣を纏う、問題ない。行くぞっ」

 

【ファイッ】

 

 後輩はギアを纏わせず、小日向を守らせ、私は雑魚キャラを遠方で倒す。

 

 彼奴は、暴走状態っ!? あっちとこっちじゃかなり違う。暴走状態で殴り合い始めた。

 

 まったく、こっちとは別の意味で問題児のようだぞっ。

 

 

 ◇

 

 

「これはおもしろいことになっているな」

 

 それを見下ろす男がいる。

 

 整備された学園の道で戦いだすバクスターと未知の力。

 

「ノックアウトファイターを攻略できるかな?」

 

 不敵に笑いながら、彼は彼で静かに観察する。

 

 自分の為に………

 

「ふふ………この神の出番はあるか?」

 

 そう静かに呟いた………

 

 

 ◇

 

 

 炎を纏うノックアウトファイターの拳に対して、暗闇を纏い、獣のように殴り合うが、

 

「なんなんだあっちのバカはっ」

 

「暴走状態のはずデス!? なのにどうして」

 

 理性的、技と言うものを使い、カウンターやフェイントを躱しながら、周りにいる雑魚キャラですら打ち倒しながら、攻め入っていた。

 

 そして獣が蹴りを叩き付けるとHIT!と叩き付けたときに、

 

【!?】

 

 その足を掴み、拘束するようにその場にとどめた瞬間だった。

 

「デスっ」

 

 無数のパズルが頭上から降って来て、二人はそれに潰された。

 

「響さんっ」

 

「響っ!?」

 

「誰だッ」

 

 クリスは何かがいた場所にガトリングを放つと、それをパズルのような壁が現れ防がれる。

 

「ほっほっほ。私はパーフェクトパズルのバクスターっ。レベル99!!」

 

 そう言い、杖を持つバグスターが現れ、それにガトリングを放ったが、霧かノイズのようにそれがずれて、攻撃が素通りする。

 

「なっ」

 

「無駄です、我々バグスターはウイルスっ。落ち着いて対処すれば、あなた方の攻撃は無効化できるのですよ!」

 

 そう言った瞬間、黒い炎がパズルから巻き起こり、全員が驚愕する。

 

「なっ!?」

 

 GAМE CLEAR!と鳴り響くと共に、暗闇の炎から響が現れた。

 

 その拳と言う名の爪で、ノックアウトファイターを貫いて………

 

「ふんっ、だったら一ミリも残さず壊してやんよ」

 

「響がロングっ!? いい………」

 

「ヒナさんっ!?」

 

「アニメかッ」

 

 その様子に恐れて、また霧状になる。

 

 それに舌打ちした響だが、

 

「ッ!?」

 

 辺りが光に包まれ、逃げ出そうとしたバグスターがその場に姿を現す。

 

「なっ、なぜ逃走がっ!?!」

 

 

 

「ふっははははははははははッ」

 

 

 

 突然何者かの笑い声が響き渡り、その男が姿を見せる。

 

「なんだっ!?」

 

 クリスはそれを見ると、その腰には蛍光色のベルトが巻かれ、男は何かを握りしめ、叫ぶ。

 

「グレード0ッ。変身!」

 

≪ガッシャット!レベルアップ!マイティーアクショーンX!≫

 

 それは黒い戦士。

 

 ハンマー型の武器をすぐに剣へと変え、堂々と歩きながら現れたのは、

 

「仮面ライダーエグゼイドっ!?」

 

 響の言葉に、

 

「違っうウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ、私は、神だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!」

 

 そう叫び、仮面ライダーゲンムが姿を現した。

 

 

 ◇

 

 

「仮面ライダーゲンムッ!? 檀黎斗が外に出たのかっ」

 

 バイクを走らせ、左翔太郎と共に現場に向かう中、インカムからの通信を聞き、そう叫ぶ一真。

 

『何者なんですかっ!?』

 

 エルフナインの言葉に、

 

「神と自負する男だッ」

 

『そんなんだけで分かるかッ、詳しい人物像を言えっ』

 

 キャロルに怒られた一真は、

 

「神だッ」

 

『殺すぞッ』

 

 

 ◇

 

 

「ふっははははははははっ」

 

「くっ、貴様のゲーマドライバーの所為で、逃げられないのかッ。このっ」

 

 無数のパズルがクリス達の頭上に現れるが、ゲンムは気にせず、

 

「行ったぞっ」

 

 そうしか言わない。

 

 仕方なく、響や他の装者がそれを防ぐが、バグスターは叫ぶ。

 

「貴様っ、自分でどうにかしないのかっ」

 

「生憎と、できる者がやった方が効率がいい。貴様を倒せるのは、神である私だけだッ。ほかのことなぞぉぉ………知ったことかッ!」

 

 斬り合う中で、ゲンムはバグスターにたびたび意味不明に触れている。

 

 それにバグスターは、

 

「これは」

 

「気付くのが遅かったなッ、レベル0はその名の通りレベル0ォォォ。貴様のレベルはぁぁ、すでに0ダァァァァァァァァァァァァァア!!」

 

「早いッ、これは」

 

「無駄に牢獄の中にいたわけではなぁぁぁいいぃぃぃぃ。私はレベル0の能力を上げておいたのさ!」

 

 そして静かに、

 

「さ・ら・にぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃい」

 

≪ウィザード!≫

 

「グレート0レジェンド!」

 

≪アガッチャ!シャッシャッシャバドゥビタッチで変身!プリーズ!マジッグウィザード!≫

 

 赤い魔法陣が現れ、その姿が変わる。

 

 手に持つ武器も変わり、ゲンムは叫ぶ。

 

「この通りっ、隠し持っていたライダーガシャットも使用可能ぉぉぉぉぉ。やはり………私は天ッ才だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 高笑いしながら、炎を纏いながら、トリッキーに動き戦うゲンム。

 

 その様子に、

 

「な、なんか、嫌な人を思い出すデスっ」

 

「うん、似てる………」

 

 そう言い合いながら、静かに見ているしかない。

 

「これで終わりだッ」

 

 そう言い、いつの間にか設置されているコイン状の何かに触れる。

 

 それと共に、ガシャットを腰ベルトの別口にセットした。

 

≪高速化!≫

 

≪キメワザ! マジックザクリティカルストライク!≫

 

 高速に移動し、何度も炎が切りつけると共に魔法陣が拘束し、空にいつの間にか高く跳び上がり、魔法陣を叩き付けるように、バグスターに飛び蹴りを叩き付けた。

 

「ゲームクリアだ………」

 

 そう言い、静かに仮面ライダーゲンムは勝利を収めた。

 

 

 ◇

 

 

「仮面ライダーゲンム」

 

「檀ッ、黎斗神だ!!」

 

「檀、黎斗神」

 

「言い直すなよッ」

 

 一真と檀黎斗神が向かい合う中、周りに関係者、人が集まる。

 

「仮面ライダーW、仮面ライダー剣、このような形で再開するとは」

 

「一真、こいつ」

 

「雪音クリスくん、は、どうやら初対面のようだ」

 

 こいつ私の事知っているのかと言う顔になるが、響が落ち着かせ、無視して話を進める。

 

「お前も、呼ばれた口か」

 

「そうとも、この、神の才能を求められたらしいが、どうやら求めていたものと違うらしく、危なく、残りの残機を消されるところだった」

 

 そう言うと、立体映像のようにモニターが出て、1と表示されている。

 

 その話を聞く中で、翼が気づく。

 

「待て、その口ぶり。この騒動を起こしている者と」

 

「出会った、そしてどうにか逃げ延びたのさ、この私はっ」

 

 それに空気が変わり、全員が神を見る。

 

「少しばかり厄介だ、そろそろ奴らは」

 

 その時、司令室から連絡が入り、それと共に地震が大地を揺らす。

 

 全員が体勢を崩し、切歌と調を支えた為、響がギロリと二人を見る。

 

 戦慄する二人だが、それより驚くことが起きた。

 

「これは」

 

 空に、地球が映り出す。

 

「これは」

 

「あんときと同じ」

 

「どうやら動き出したらしい、相手はあの時の者だ、仮面ライダーブレイド」

 

「なん、だと」

 

「そして目的は………」

 

 

 ◇

 

 

 一人の男が鏡と黒ローブに祈るように、装置を動かす。

 

「これで本当に………」

 

「ああ。お前の願いが、この魔法石と聖遺物と連動して、お前の願いを叶えてくれる」

 

「………また怪物を出すだけじゃないのか?」

 

「その怪物の力は見ていたはずだ。その力を使えば」

 

「………」

 

 そして男は言われるがまま、魔法石に触れ続ける。

 

 黒ローブ、ファントムは心の中で笑う。

 

 全て、自分の願いの為に………




神です、この人です。

ライダーの奴とかきっと隠し持っているだろう神。

そして物語は終わりへと近づきます。
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