"要塞空母デスピナ" スターティングオペレーション! 作:SAIFA
あれは嘘だ。
航空隊の出撃は、7話になります。
なお、「太平洋横断記」とか言う謎シリーズは、今回をもちまして無事終了する事が出来ました。
ご愛読ありがとうございまs(殴
2018年1月2日(火)、南鳥島から横須賀までの距離を1800kmから1700kmへ修正。
googleマップで見てみたらwikipediaに書いてある距離よりも100km近く短かったので。
距離測定機能を使った所、ちゃんと1800kmだったので再び修正。(2019年2月25日)
2019年1月14日(月)、本文を少しだけ修正。
第6話:~太平洋横断記~「遭遇」編
つい今朝まで自分が突破してきた東の空は、まるで別世界への出入り口のように分厚い雲が広がっている。
一応自分は、転生してからあのハリケーンの中を突破してきたため、本当に異世界との境目のようにも感じた。
6月16日、転生して4日目の昼。
ようやく、待ちに待った青空を拝む事が出来た。
朝日までは見られなかったが、明け方のお月様を眺めながら、
「変な魚、釣ったどー!!(with航空参謀)」して手に入れた、名前の分からん魚を焼いて食べるのは格別だった。
元々使っていた疑似餌ではどうにも調子が悪かったので、途中、擬似餌を魚の飾りから、俺と航空参謀の悪ノリで彼女に換装してみたら、何故か大物が釣れた。
航空参謀「し、死ぬかと思ったぜ……」
それも、30cmくらいのやつが連続で。
寄ってきたところを体張って捕まえてくれたのだ。お礼に彼女には沢山食べさせて、航空兵達への土産も持たせてあげた。
その疲れかどっと出たのだろう。航空参謀は、東の空に広がる雲の上から太陽が顔を覗かせる前に、床についてしまった。今俺の肩には副長と砲雷長が乗っかっている。
副長「わぁ、すっかり晴れましたねー!」
砲雷長「ふぁーあ……いい天気」
おかげで、グショ濡れだった学ランも大分乾いてきた。でもちょっと暑いよやっぱ…。
さて、太陽が昇り空は晴れ、服も気分も晴れた所で、副長に今まで気になった事を訊いておく。
訊くべき事は、以下の2つだ。
訊くべき事その1:衛星軌道兵器ノートゥングについて
これは絶対に訊いておかねばなるまい。いつのまに軌道上に乗せたとか、バレて撃ち落されないのかとか、何機あるのかとか。
特に後者は重要だ。滅多に使うことは無いかもしれないが、本当に必要なときに真上に無いとかだったら最悪である。
訊くべき事その2:副長を初めとするデスピナ艤装の妖精達はいつから艤装にいるのか
これも、この世界においては割と重要だと思う。
俺の艤装に居る以上、他の艦娘にもほぼ確実に居ると予想は出来る。ならば妖精達は、艦娘が"造られた"後で艤装の乗組員になったと考えるのが妥当だろう。
問題は、俺の場合は艦息として転生したのが太平洋のド真ん中と言う事である。
ノートゥングについても言える事だが、この世界の俺がいつ、どこで造られたのかを知る手がかりを得るためにも、そしてこの世界における妖精の素性を少しでも知るためにも、是非訊いておきたい。
さて、まずは1つ目から片付ける。
デスピナ「なぁ、副長」
副長「はい。なんでしょう?」
デスピナ「昨日の夜、ノートゥングからの衛星画像見たけど、アレって何機あるんだ?」
副長「12機はありますよ」
デスピナ「12機? マジで?」
副長「マジです。正20面体の配置を起点として、12機の攻撃衛星が、衛星軌道上で攻撃指示を待っています」
デスピナ「そうか…」
結構多いな。まぁ、発射される光学兵器は大気による減衰で威力が若干下がるから、大気の層が厚くなる斜め下方向には発射したくないんだな。機数が多いのは、出来るだけ真上から発射出来るようにするためだろう。
デスピナ「いつの間に、あんな物騒なモン12機も打ち上げたんだ?」
副長「うーん……いや、実はわからないんです」
デスピナ「分からない?」
副長「はい。私たち妖精は、艦艇が艦娘として転生した直後に、艤装の扱いをサポートするために派遣されるんです。デスピナさんに限らず、艦娘がこの世界に生まれるまでは、私たちデスピナ妖精を含め艤装の妖精はみな、この世界に存在しませんでした。なので、艤装についてどれだけ非常識なことがあったとしても、私達には"それが現実だから"と割り切ることしか言えないのですよ」
意図せず、訊くべき事その2に片足踏み込んでしまった。
彼女達には、ちまっこい図体に見合わずちょっとした事情がある存在らしい。
何はともあれ、少なくとも12機もあれば、いざ必要になった時に使えないなんて事は無さそうだな。
デスピナ「つまり、ノートゥングがいつ打ち上げられて、何故平然と周回軌道を回っているのかは、副長にも分からないって事か」
副長「はい。お答えできず申しわけありません」
そう言って、副長はペコリとお辞儀をする。
デスピナ「別に、副長が謝ることじゃぁない。追々、俺のほうで調べてみるさ」
さて、次は2つ目だ。
デスピナ「話は変わるけど、さっき副長、妖精は艦娘が生まれた時に派遣されるって言ったけど、どこから派遣されるんだ?」
副長「この世界には、世界を管理する"神様"のようなものが存在しているんです。その補佐であり、私たち妖精のまとめ役である"大妖精"から、役割を与えられてこの世に降り立ちます」
なにやら、想像以上に規模がデカイ事情があるらしいな、妖精って。
デスピナ「異次元からやって来るって解釈でおk?」
副長「おk」
デスピナ「ところで、"大妖精"って誰?」
「異次元」「神様の補佐」と言う単語から、一人の人物を想像する。
副長「猫をぶら下げた、人間とほぼ同じ大きさの女の子です」
やっぱりかー。あの悪魔っ子(仮称)かー。
俺を裕一からデスピナに生まれ変わらせてくれたのは素直にありがたいけど、太平洋の真っ只中に放り出すのは流石にどうよ。やっぱアンタ鬼だろ。
誰か他の艦娘が通りかかった所で拾って貰えってか? ドロップ待ちしろってか?
略してドロ待ち。ラノベのタイトルか。
デスピナ「じゃあ、副長たちが俺の艤装の妖精としてやって来たのは、いつの話?」
副長「裕一さん――いえデスピナさんの魂がこの世にやって来た時ですよ」
なるほど、どうりで転生した直後には見当たらなかったのに、突然声をかけてきたのね。
デスピナ(収穫ナシ、か)
結局、俺の生まれについては何も分からなかった。
副長の言っている事が真実なのかは分からないが、疑った所で、同じ問答が繰り返されるだけだろうから、問い詰めるのはやめておく。
そもそも俺は、すでに魂だけ現実と創作物の壁を超えてしまった。
艦これをはじめとした二次元の世界なんて、根本的には「絵(イラスト)」や「マンガ」「ゲーム」と言った、"人や世界に似ているもの"でしか無いのだ。
二次元世界とは元より、"紙に塗られたインクの薄い膜"や、"モニター画面を構成する無数の素子の発光の仕方をプログラム制御する事によって表現しているもの"
と言う認識を思い出せば、元居た世界の裕一の魂が艦これの世界に転生した時点で、どれだけ現実の物理の常識を超えてしまっているのかは明白である。
だがその「超常的な現実」が起こってしまった以上、
"この世界で艦息として生まれたのだから、必ず俺は誰かに造られた筈だ"との先入観は、持っている時点で無駄なのかも知れない。
何故なら、俺がこの世界で目覚める直前を目撃していた者は、何処にもいないからだ。
やはり、本当に大海原に完成した"俺"が召還されたと見るのが、妥当だろうか。
いずれにせよ、現時点で分かっている事は一つ。
確かに俺は、太平洋のど真ん中で目覚めた。それだけは確固たる事実だ。
デスピナ(しかし今は……)
CDC妖精「! レーダーに反応あり! 敵機動艦隊が本艦に向けて接近中!」
デスピナ「こっちでも確認した。総員、戦闘態勢!」
考えるのを中断し、目の前の障害を取り除く事に専念する。
何事も、まずは横須賀に到着してからだ。
――――――――・・・・・・・・――――――――
楽しい時間はすぐに過ぎ去ってしまうが、つまらない事や面倒くさい事をしている時間はかなり長く感じる。
でも航空参謀を餌にして釣りをするのは結構楽しい。
昨日は良く晴れていたため、夜には改めて、月が昇った中での釣りに勤しむ事が出来た。
6月17日、転生5日目の昼前。
だんだん、出現する深海凄艦の主力艦も、eliteの割合が高く、flagshipの割合は低くなってきた。
海図によると、そろそろ日本の最東端である南鳥島が見える頃だ。見えると言っても、厳密には広域レーダーの探知範囲内に入るってだけだから、まだ遠いことには変わりないけどな。
そこを起点に北西へ進路を向ければ、少なくとも日本列島最大の島、本州のどこかには、確実にぶつかる筈だ。
副長「横須賀まであと少しですね」
デスピナ「つっても、あと2日以上動き続けないとね……」
まぁ、大分目的地に近づいた事には変わりあるまい。
今までは主機に余計な負担を掛けぬよう20ノット前後で航海をしていたが、どうせ永久機関なんだし、もう少しスピード上げても良いよね。
デスピナ「副長~、この主機って最速どれくらい?」
副長「現用艦船にはついて行けますから、30ノットは固いですよ」
デスピナ「お、図体の割には速いのな。それじゃ、最大船速!」
機関出力を上げ、スクリューの回転数を上げる。
南鳥島までは、直線距離で残り約500km。南鳥島から横須賀までは、約1800km。
合計2300km。遠っ。
小中学校でさんざん習わされた、いわゆる「み・は・じ」の法則に当てはめて、30ノットで全力航行した時に掛かる時間を計算してみる。
「距離(km)÷速度(km/h)=時間(h)」の公式に、各数値を当てはめると、以下の通り。
※30ノット=55.56km/hとして計算
2300km÷55.56km/h=約41.4時間
41.4時間…
41.4時間……
つまり2日かかることには変わりねーって事だよ畜生。
10分後……。
航空参謀「グッモーニンっジャスティーース!!」
副長「意味分からん」バキャ
航空参謀「ぶべらっ!?」
おはよう。
まだまだ掛かりすぎる時間に、心の中で悪態をつきながら航行し続けて30分弱。
突然、レーダーに一際大きな反応が現れた。
デスピナ「なんだこれ、赤い上にデカイ…」
副長「!? これはまさか、鬼の反応!?」
デスピナ「鬼? ……て、鬼!?」
副長「鬼です! 総員、警戒態勢!」
速度を再び20ノット近くまで落とし、コマンドから海図を開く。現在地をレーダーの中心と合わせる。
なんと、太平洋から日本列島へ向かうチェックポイントである(と俺が勝手に思い込んでいる)南鳥島と反応が一致した。
通称「鬼」。この世界でもこの呼称なのかは分からないが、少なくとも裕一の世界の前世で遊んでいたブラウザゲームには、通常の敵艦船とは一線を画す強さを誇る、いわゆる"ボスキャラ"に該当する者が存在した。
「鬼」や「姫」と分類されたそれらは、特定の海域やイベント戦にて、その圧倒的な性能を以て猛威を振るい、全国の提督諸氏を苦しめた。
その一角が今、目と鼻の先に迫った……いやだから500km近く離れている目標なんて水平線の遥か彼方に隠れて見える訳ないっつーの。
それだけ遠くの南鳥島に、その鬼が巣くっているらしい。
俺はコマンド画面から、既に2度はお世話になっているノートゥングからの衛星写真を傍受する。
デスピナ「コイツは……」
副長「これは……!」
砲雷長「……」
航空参謀「おぅ!? なんすかコイツ!」
何とも形容しがたいモノが、ホログラムで構成される画面に映っていた。
島の北端を頂点として、三角形の左辺に沿うように伸びる滑走路は、通常の空港のそれに見られるように太陽光を反射したアスファルトの色はしておらず、黒く沈んでいる。
それを滑走路だと分かるようにしているのは、赤白い色で発光する中央の白線である。
更に異質なのは、南鳥島そのものだ。
南鳥島に限らず、離島と言うものはその立地も相まって開発が進まず、青々とした自然が見えているのが普通だろう。
衛星写真に写るそれは、生い茂っている植物の息は殆ど感じさせないほど赤黒く染まっている。
島を一周する砂浜と思しき
画像を拡大してみると、沿岸には複数の黒い構造物が確認でき、形状から大小さまざまな砲台であると確認出来た。
一言で表すなら、"南鳥島そのもの"が、絶海の孤島を利用した、一つの巨大な要塞と化していたのだ。
デスピナ(……形容出来てるじゃねぇか。"形容"の意味合ってるか覚えてないけど)
一人ノリツッコミをしながら、敵の正体を推測する。
飛行場そのものの規模はそこまで大きいものでも無さそうだし、南鳥島は"離島"である。
もう一度繰り返す。"離島"である。
これらの状況から予測するに、恐らく敵の正体は――
デスピナ「離島棲鬼、だな」
副長「……そのようですね。どうします? 無理に戦う必要も無いとは思いますが」
デスピナ「うーん……」
こりゃまた、攻略難易度高い奴を見つけちゃったなぁ……ハーデストくらいか?
右手を顎にやり、左手を右肘に添えて考える。
そのためならば、敵との接触を避け、時間が掛かってでも大回りで横須賀を目指す事も選択肢に入れねばならない。
敵の性能も総数も未知数な以上、下手に手を出して轟沈とかしたら最悪である。
デスピナ(ミサイルでアウトレンジを決めるか、ノートゥングで消し炭にするか……早速衛星兵器は
だが下手に使うのも、それはそれでマズい。他の観測衛星に見らたりしたら、ノートゥングの存在が早速モロバレしてしまう。下手に他国に知れたら、破壊…されるならまだ良いが、最悪乗っ取られて諸外国の重要施設を消し炭にされてもおかしくは無い。
試しに、レーダー上の離島棲鬼の赤い反応をタッチしてみた。
しかし、コマンド画面の大きな赤い反応は、いつも敵にロックを掛けたときみたいに明滅せず、兵装選択メニューも出現しない。
目標物が密集しすぎていて上手く打ち込めないのか、ECMの類でも使用しているのか、何故かレーダーロックが出来ないのだ。
CDC「! 敵航空基地から、航空機多数発進中!」
まさか……
デスピナ「感づかれたか?」
衛星からの画像の更新速度をうんと速め、映像と呼べる状態にする。
嫌な汗が背中を流れる。手先と顔がほんの少しだけ痺れたような気がした。
しかし、忘れかけていたが敵との距離は約500km(今は490kmくらいか)。広域レーダーや偵察衛星でも持っていなければ、相手の存在を確認出来ないのは向こうも同じなようで。
CDC「敵機総数、およそ70機!」
副長「……いや、逆ですね。北西の方向に飛んで行きます」
現在、俺たちのいる所は南鳥島から見て東南東の方向であるため、敵の航空機の目標は俺たちでは無いようだ。
念のため、自身の周辺もレーダーとソナーで見渡すが、反応はナシ。つまり……
航空参謀「コイツら、さては日本を空襲するつもりか、あるいは…」
副長「味方の艦娘が、この海域に接近しているとも考えられますね」
方角的には、どちらの意見も一致する。
デスピナ「いずれにせよ、ここで落としておいた方が良さそうだな」
副長「ええ。せめて航空機だけでもなんとかできれば」
今ここで、完全に無視を決め込むと言う選択肢は捨てられた。
機関の出力をさらに落とし、レーダー/ソナー画面を見つめる。
さっきまでまばらとは言え、eliteやflagshipクラスの艦で構成される艦隊はしょっちゅうレーダーの中に現れたが、今は全く見当たらない。
もう一度、ノートゥングから受け取った南鳥島周辺海域の衛星画像を見る。島の周辺には居ない……。
航空参謀「旦那! 我ら航空隊の発進許可を! 敵基地の偵察がてら、航空隊を追撃しやす!」
デスピナ「……出来そうか?」
一瞬考えて、衛星画像では粗くて敵陣の詳細が判りづらい事や、今なら敵航空隊や離島棲鬼に後ろから奇襲を掛ける事が可能な事も考慮する。
航空参謀「衛星からの映像を見る限り、敵の速度はマッハ1程度も無いっす。マッハ2越えのジェット戦闘機を扱う我々なら、高高度から敵の真後ろに奇襲をかけるくらい朝飯まえっすよ!」
デスピナ「ふむ……」
もう少しだけ、敵の航空機のみ追撃する場合と、離島棲鬼攻略も視野に入れる場合の両方のケースを天秤に掛ける。
ケース1。
制空権の確保だけを考えるのなら、戦闘機だけ出撃させれば良い。敵の航空機に最も効率的に対処できる兵器は、戦闘機しかない。これは第一次大戦からの鉄則だ。
ただ、南鳥島から放たれた航空隊が全滅すれば、いくら俺の戦闘機隊を見つからないように行動させたとしても離島棲鬼がこのあたりの
デスピナ(俺の最大船速と敵航空隊追撃の緊急性、敵の偵察機の速さを考慮すれば、母艦である俺が発見されるのは確実…と)
ケース2
敵基地を効率よく破壊出来るのは、対地ミサイルを積んだ攻撃機や爆装を施した航空機である……多分ね。
陸戦隊を載せた発動艇は俺の艤装には居ない(と言うよりこの世界にあるのか分からない)から何とも言えないが、少なくとも艦これのゲーム内では三式弾等で大ダメージを与えられたから、爆撃機で空爆させるのが一番良さそうだ。
何より、
デスピナ(あっ、でもミサイルロック出来ないんだよな……まぁ、デスピナ航空隊で背後から空爆に成功すれば、十分勝機はある…か?)
以上2つの要素で作戦を詰めていく。
デスピナ(あ、そう言えば…)
更に、前世で遊んだ艦これの記憶では、離島棲鬼の航空機はすべて艦載機だった事を思い出した。
日本列島本土から1700kmも離れている南鳥島からは、大型爆撃機なら兎も角、中型の爆撃機や艦載使用の戦闘機/爆撃機/攻撃機程度の航続距離では行って帰ってくる事自体が難しい。
また、やはり離島棲鬼の周辺海域には、ノートゥングからの画像を見る限りでは何処にも見当たらない。
まとめると、
[離島棲鬼が戦闘状態+近くに随伴艦なし=この海域に深海棲艦側にとっての"敵"が接近中]
と言う図式が成り立つ事になる。
なので、俺の決断は……。
デスピナ「……よし。これより本艦は、日本列島への航路確保のため、敵航空隊追撃及び離島棲鬼攻略作戦を発動する! 総員、戦闘配置!」
妖精達「「サーイエッサー!!」」
デスピナ「クゥ、戦闘隊と爆撃隊の出撃準備を進めてくれ!」
航空参謀「アイサー! さぁ待ちに待った仕事だぞお前らぁ!!」
航空妖精達「「「オオォォォーーーー!!!」」」
頼もしい声だ。実艦だった頃のデスピナも、この声を聞いのだろう。ちまっこい妖精の声帯の都合上、やたら声は高いけど。
彼らに任せておけば絶対に負けない。心からそう思えた。
デスピナ(さぁ、転生初のイベント戦のスタートだッ!!)
自分で書いておきながら、航空参謀のキャラが判らなくなってきました……。
次回は艦娘との会遇……まで行けたら良いなぁ。(遠い目)
ところで最近知ったのですが、レーダーって基本的に水平線の向こうの目標は探知出来ないんですね。
なのに第3話から早速450kmとか言う、AWACSでも無ければ存在すら絶対に知る事が出来ない距離の相手(しかも艦船)を探知してしまうとは……。
後で、どうにか辻褄合わせるための設定考えないと。
最後に、少なくとも本作品の中に登場する陸上型の深海棲艦(今回は離島棲鬼)は、いわゆる"アルペジオ形式"と言う物になります。
流石に、人間サイズの身体に陸上の基地やら要塞やらを詰め込んでの辻褄は、私には合わせる事が出来ませんでした……。