香風智乃の弟   作:A.K@OMG

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安定して3000文字越えれるようになりたい…










第3羽

ーーチノsideーー

 

 

 

 

春休みが終わり、いよいよ今日から学校です。知り合いがいるクラスになるといいですね。

 

「ココアさん、ヒロ、もう行きますよ。」

 

「「ま、待って〜。」」

 

昨日、ココアさんがうちに下宿したのですがココアさんがフレンドリーな性格なため、内気な性格のヒロとすぐに仲良くなっていました。

 

「それじゃあお父さん、行ってきます。」

 

「行ってきます!」

 

「行ってきます。」

 

「ああ、行ってらっしゃい。気をつけて。」

 

私たちは登校した。

 

「3人とも道が同じなんてラッキーだね!」

 

「そうですね、これからは一緒に行けますね。」

 

しかし、私はすぐに道を曲がらないと行けない。ここからヒロとは別の道になるのだ。…もっと一緒に居たいですが仕方ないです。帰ったらいっぱい甘やかすつもりです。

 

「…じゃあ、ヒロ、またあとd「うぇええ!?もう道が別れるの!?」…!?」

 

私は驚きました、驚いているのはココアさんの発言ではなく、通学路。私″だけ″ここで別れるのだ。つまり、ココアさんとヒロの2人きりで登校することになる。ヒロに抱きついたりしないでしょうか…。

 

「で、では私はここで。」

 

若干顔を引きつらせつつ、私は歩き出した。

 

 

 

 

 

 

 

しばらく歩いていると、

 

「おっ!おはよーチノー!」

 

「チノちゃんおはよー。」

 

「おはようございます。」

 

マヤさんとメグさんと合流しました。

 

「久しぶりだなー!チノと会うのは!」

 

「そうですね、春休み前の終業式以来ですかね。」

 

「春休みもあっという間だったよねー。」

 

メグさんの言う通り、ラビットハウスで働いていたせいなのかは分からないが春休みは結構短く感じた。春休みの思い出とかあっただろうか。元々春休みは短い方なので思い出とか作る暇はあまり無いかもしれない。

 

そんな事を考えているといつの間にか学校に着いていた。

春休み明け恒例のクラス替え発表だ。これから一年間一緒に生活を送っていく仲間になるので誰と同じなのか凄く緊張してしまいます。

 

「おっ!チノ!メグ!一緒のクラスだぞ!」

 

「ほんとですかっ!」

 

運がいい事にマヤさんとメグさんと同じクラスに慣れました。知り合いが居なかったらどうしようと思いましたがこの2人が居るなら安心ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーヒロsideーー

 

 

 

 

 

今はクラス替え発表の一覧表を見ている。

どうやら僕はB組らしい。去年もBだったのでなかなかクラス替えした感がない。と言うか1年生の頃からB組率が高かったんだよねー。

僕はB組の教室へ入り、自分の座席に座った。

 

「おおーヒロだー。」

 

「また同じクラスだなー!」

 

景色を眺めてると声をかけられた。

 

「あ、凜空(りく)と泰介(たいすけ)じゃんか。」

 

よく同じクラスになる友人の凜空と泰介だった。2人とは昔からよく遊んでおり、クラスも3回くらい一緒になった事がある。

 

「そういえばさー、昨日は学校が楽しみで眠れなかったんだよねー」

 

凜空が語り出す。

 

「分かる!俺も全然寝れないからミルクココア飲んでたわ!」

 

泰介が答える。いや、寝れない時にミルクココア飲んでも逆に目が覚めちゃうのでは?

 

「……あ。」

 

「「?」」

 

「あ、ごめん。何でもない。」

 

ミルクココアで思い出したけど…ココアさん、大丈夫だろうか。上手く学校に着いてると良いんだけど…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー数十分前ーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えへへー。2人きりになったねヒロくん。」

 

「そうですね。」

 

お姉ちゃんは通学路が別なので、ココアさんと通うことになった。…変なことされないだろうか。

 

「ねぇヒロくん!」

 

「はいっ?」

 

「モフモフしていい!?」

 

やっぱり。両手をワキワキさせながら目を輝かせるココアさん。

 

「ダメですよ。て言うか昨日、お姉ちゃんに抱きついたらダメだって言われてたじゃないですか。」

 

「うぇえ……だってー…。」

 

僕がそう答えると、さっきまで目を輝かせてたココアさんは一瞬で涙目に。忙しい人だな。

 

それからしばらく雑談しながら歩いていた…っとここでお別れですね。

 

「では、ココアさん。僕はこっちなので」

 

「あ、うん!またねヒロくん!」

 

僕たちは別々の道に別れた。

 

 

 

 

 

 

 

「んっ?…あれは…」

 

しばらく歩いていると、

紫髪のツインテールでブレザーを着ている女性がいた。

……リゼさんだろうか。

 

「どうしたんですかリゼさん。」

 

「ひ、ヒロ!?良かった!てっきり異次元に迷い込んだかと……。」

 

「い、異次元?」

 

この人は何を言っているのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーリゼsideーー

 

 

 

 

 

 

 

「ん?あれはココア?」

 

「あ、リゼちゃん!ブレザーかっこいいね!交換してみない!?」

 

ココアだったようだ。制服を交換って……っとそれどころでは無かった。

 

「ココア、そんな事より早く行かないと遅刻するぞ。」

 

「ああ!そうだった!じゃあまたねリゼちゃん!」

 

ココアはそう言うと歩き出して行った。

しばらく歩いていると、

 

「あ、リゼちゃん!また会ったね!」

 

「おう。遅刻しないようにな。」

 

「分かってるってー!じゃあまたね!」

 

ーー数分後ーー

 

「わー!また会ったね!リゼちゃん!」

 

「お、おう。」

 

「じゃあねー♪」

 

ーー1分後ーー

 

「あれあれ?また会ったね!」

 

「ええ!?」

 

「リゼちゃんも遅刻しないようにね!」

 

ーー数十秒後ーー

 

「すごーい!!まただー!!」

 

「!?!?」

 

「またねー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……私は異次元に迷い込んだのか!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーヒロsideーー

 

 

 

 

 

 

 

「…て訳なんだ。」

 

「は、はぁ…。」

 

何してるんだココアさん…。

 

「でもそれって単にココアさんが迷子になっただけですよね?」

 

「そ、そうだよな!異次元なんて無いよな!!」

 

「はい。それにしてもココアさん、無事に学校に着いてたら良いのですが。」

 

「…だな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まぁ、あの人なら大丈夫だろう。大丈夫…だよね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーチノsideーー

 

 

 

今日は始業式だったので、昼前に学校は終わりました。

 

ガチャ。

 

「あ、おかえりチノちゃん!」

 

ココアさんが先に帰っていた様だ。

 

「ただいまです。ココアさん、高校の方はどうでしたか?」

 

私が尋ねるとココアさんはビクッと肩を震わしました。……何かあったんでしょうか。

 

「い、いやぁそういえばこの街ってほんと素敵だよね〜。」

 

明らかに何か隠していることが見え見えだ。

 

「そうですか、高校の方はどうでしたか?」

 

「うさぎさんとか可愛い動物もたくさんいるし…。」

 

「高校の方は……」

 

「聞かないで!!」

 

いきなり叫びだした。やっぱり何か訳ありみたいですね。

 

ガチャ。

 

そう考えているとヒロが帰ってきた。

 

「ただいまー。」

 

「あ、おかえりヒロくん!」

 

「ヒロ、おかえり。」

 

ヒロはココアに気づくと汗を垂らしながらこう言った。

 

「あ、ココアさん!登校中大丈夫でしたか!?異次元に行ってませんよね!?」

 

「「??」」

 

私とココアさんは首を傾げ、頭の上に?を浮かべた。

その後、ヒロとココアさんに問いつめると、ココアさんは登校中に何度もリゼさんと出会い、おかしいと思ったリゼさんは異次元に迷い込んだと勘違いしてたらしい。当の本人であるココアさんも自分が迷子になっていた自覚は無かったらしい。そしてココアさんはその後、たまたま同じ学校の人と出会い、今日は学校は休みと言う事実を知らされた為、今日は早く帰っていたらしい。……そんな事より

 

「ココアさん、登校中にヒロに何もしてませんよね?」

 

私はヒロを抱きしめ、ジト目でココアさんを睨む。

 

「モフモフしていい?って聞いたら断られちゃったんだー…。私の事嫌いなのかな…。」

 

ナイスですヒロ!モフモフを断るのはいいことです。あれは私だけの特権なのですから!

私が興奮しているとヒロは申し訳なさそうに、

 

「あの、ココアさん…モフモフされるのはちょっと嫌ですけど、別にココアさんが嫌いな訳では無いですよ?」

 

「ほんと!?」

 

「はい。」

 

「ありがとうヒロくん!!」

 

「「!?」」

 

そう言ってココアさんは私ごとヒロに抱きついた。

 

「こ、ココアさん!ヒロに抱きついたらダメと言ったではずです!」

 

「えー、今日はいいじゃーん♪」

 

「だ、ダメです!!んぅ…は、離してください!」

 

「やだー♪」

 

「えっと…」オロオロ

 

今日のラビットハウスはとてもカオスな状況になりました。

 

 






読んでくれてありがとうございます!
第1羽の後書きのヒロのプロフィールにちょこちょこ付け足しとかしてるので良かったら見てくれると幸いです。
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