生死を賭ける戦いから麻雀の世界に転生しました。   作:銅英雄

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この小説を投稿するのは、なんと6年以上振りなんですよね……。

このまま未完状態で終えようとも思ってたけど、書きたいと思っていたので、書きます。相も変わらず麻雀描写が下っ手くそですが……。まぁそんな大多数が見てる訳じゃないだろうし、問題ないでしょ……という開き直り。

6年越しの投稿なので、前までに投稿していたやつとは、また書き方が大幅に変わっております。

という訳で……今回もよろしくです。


第93話 全国大会決勝戦!先鋒戦⑱

杏子side

 

~南3局2本場 ドラ八筒 親 妹尾杏子~

 

南3局の2本場……!点数的にも最下位だし、この親が継続してる限りは和了り続けたいのに……!

 

杏子(手牌が悪過ぎる……。このままじゃ、親が流れてしまう)

 

一応私持ち前の異能によって九種十牌にはなってるけど……。

 

照「………」

 

杏子(宮永さん相手にここから国士無双を進めるのは、無理難題だよ……)

 

三元牌や風牌が1つ、場風の南が2枚重なってるから、ここを起点にする事は出来そう?それならこの異能を最大限活かしたアレが使える……!

 

杏子「AstralGlyphConvergence……!」

 

照「……!?」

 

先輩達や綾香ちゃんと打ち続けて、リーチなしで打点を高める他の打ち手の異能に頼らない、私自身の能力を活かしたあの力を……!

 

 

杏子sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

杏子(回想)side

 

 

杏子「ツ、ツモです……」

 

あれは5月に入る前の部室での対局。私は字一色を七対子の形で和了れたんだ。

 

綾香「は……?えっ!?つ、字一色!?」

 

美咲「しかも七対子の形になってるね……」

 

未来「ローカル役で名前は大七星……だったかしらね」

 

鈴音「貴重な役だから、滅多に見られないね」

 

綾香「親っ被り痛いとかそういう次元じゃないんですけど……」

 

この時の綾香ちゃんには申し訳なかったけど、これがきっかけでこの異能の開拓に繋がったんだよね……。

 

鈴音「見てよ未来。この局の杏子の捨て牌」

 

未来「ええ。恐らく九種九牌の形からほぼ無駄なツモなしでこの形にまで持ってきているわ」

 

美咲「それって……。もしかしたら杏子ちゃんがこれをモノに出来る可能性があるって事?」

 

この大七星が……。私固有の最強の異能になるのかな?

 

未来「けれど多様はしない方が良さそうね」

 

綾香「えっ?副露絡めれば、滅茶苦茶役満和了れそうなのに、駄目なんですか?」

 

未来「これ自身は杏子が1番よくわかっていそうだけれど、これがバレて警戒されると、連打出来る確率が著しく落ちるからよ」

 

杏子「そう……ですね。今回は字牌がいっぱい来れば良いのにって願いながら、この形に持っていけました。でも2牌以上は引けませんでしたし、もし鳴いちゃうとこれが和了れないかなって思いまして……」

 

鈴音「……その判断は多分正しいね。大四喜や大三元を狙うには、リスクが高いと思う」

 

鈴音先輩はああ言ってたけど、大会中も1、2回は大三元なら和了れたんだよね。結果論に過ぎないけど……。

 

未来「とはいえこの大七星の形なら、もしかしたら手中に収められるかも知れないわね。部活外でも大七星を組めるようにイメージしておくのは、悪くない練習方法でしょう」

 

綾香「イメトレってやつですか……。でもこの大七星がモノに出来たとしても、ここぞという時以外はやらない方が良いんですかね?」

 

未来「全国大会の決勝戦とか、もし勝ち上がれれば個人戦の決勝戦とかにこれを使うのをお勧めするわ」

 

杏子「き、気が早くないですかね……?」

 

未来「私達なら、それくらいは不可能ではないって事よ」

 

美咲「流石未来ちゃん。自信満々だねぇ……」

 

鈴音「まぁそれくらいの勢いや思考は大切って事だよ。杏子もそのつもりでいてね?」

 

杏子「は、はい……」

 

 

杏子sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

総武控え室(未来)Side

 

 

美咲「あの手は……!」

 

未来「遂にやるのね」

 

綾香「みるみる字牌が杏子の元に集まってくる……。これって他校の控え室目線だとイカサマと見られても文句言えませんよね……」

 

未来「どうかしらね。一部の怪物なら、これよりも上の異能があるのかも知れないわ」

 

綾香「か、勘弁してくださいよ……」

 

実際白糸台の大星淡は杏子が用いてるAstralGlyphConvergenceを宮永照相手に打っていた時があったし、他の異能との重ねがけも可能にしていた筈……。

 

未来(AstralGlyphConvergence自体は杏子が天然で生み出した異能ではあるけれど、大星淡もこれが出来るのは想定外……というのも間違いないわね)

 

白糸台……特に大星淡と宮永照はこの光景をどう見るかしら?

 

 

総武控え室(未来)Sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白糸台控え室Side

 

 

誠子「あ、あの妹尾のツモ牌はどうなってるんですか……?」

 

菫「あれは……大星が照と打つ時にたまに使ってた打ち方か」

 

淡「あの妹尾っての、どうなってんのさ!?この淡ちゃんのダブリー戦術も簡っ単に真似してくれちゃって!」

 

菫「あれは一昨日の準決勝と西東京大会の決勝戦で使っていたから、その牌譜を参考に妹尾がコピーしたんだろうが……」

 

淡「あのアストラルグリフなんたら、まだテルー以外には見せたないよ!」

 

尭深「……という事は」

 

菫「あの打ち方そのものが紛れもない妹尾自身の異能……という事になるだろうな」

 

菫(余計な心配だろうが、気を付けろよ……照)

 

 

白糸台控え室Sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

杏子「…………」

 

恒子『な、なんと総武高校の妹尾杏子、8巡目で役満聴牌だーっ!』

 

健夜『脅威的な聴牌速度ですね。他家の動きにも注目したいところです』

 

杏子(張った……!)

 

出和了り狙いなら、リーチするのも悪くない。でも点数的にはツモの方が……!

 

照「………」

 

優希「………」

 

玄「………」

 

杏子(当然だけど、ここで字牌は出ない。でも……!)

 

この決勝戦で燃え尽きる勢いで、私が待っている字牌を持って行く……!

 

杏子(頭が痛い……。目眩と吐き気がする……。照魔鏡からの異能を使い過ぎたのかな……?)

 

そういえば千里山の園城寺さんが異能の使い過ぎで倒れたという話を聞いた。あの人の場合は身体が弱いのも原因ではあるとは思うけど、私も同じようになるのかな……。

 

杏子「………」

 

玄「あ、あの……。大丈夫……?」

 

杏子「……はい。大丈夫です」

 

一瞬意識が飛びかけ、松実さんに声をかけられるまで気付かなかった。私のツモ番が回ってきたみたい。

 

杏子(来て……くれたんだね)

 

杏子「ツモ……!」

 

照(これは、淡の……)

 

杏子「16200オール……です」

 

 

清澄 140800-16200=124600

 

総武 67800+48600=116400

 

白糸台 101200-16200=85000

 

阿知賀 90200-16200=74000

 

優希(な、なんだあれは……?七対子の役満……!?)

 

玄(た、確かローカル役でこんなのあったよね……?)

 

ラム(七対子の字一色……。大七星……でしたっけ。とんでもないですねこれは……)

 

恒子『妹尾杏子、役満和了!2度も役満を振り込んだにも関わらず、一気に2位に浮上したーっ!!』

 

健夜『点数四桁から原点以上にまで稼いだのは、インハイ史上初になるでしょう。清澄の片岡選手といい、今年のインハイはとんでもない事が起こっていますね』

 

な、なんとか和了れた、けど……。

 

杏子(体力の消耗が半端じゃない……。家でイメトレした時も、部活で実践した時も、消耗具合はここまでじゃなかったのに……)

 

やっぱり異能コピーを沢山使ったからなのかな?照魔鏡のコピーの負担がかなり大きかったから……なのかな?

 

~南3局3本場 ドラ発 親 妹尾杏子~

 

玄「ロン!」

 

杏子「……!」

 

杏子(振り込んで……しまった)

 

玄(妹尾さん、苦しそう……。でも、この対局中だけは……!)

 

ラム(……致し方ない、ですよね)

 

玄「24900!」

 

杏子(三倍……満。不味いなぁ……)

 

いよいよ、不味いよ。これで3位に転落……。

 

 

総武 116400-24900=91500

 

阿知賀 74000+24900=98900

 

 

しかもこれから始まるのは……。

 

照「………」

 

南ラス。宮永さんの親番だ……!

 

 

後半戦 南3局終了時点

 

清澄 124600

 

阿知賀 98900

 

総武 91500

 

白糸台 85000




今回はここまでです。次回が先鋒戦ラスト……になるかな?

じかいよこく!

大七星によって、点数を持ち直した杏子!しかし直後に三倍満を振り込み、親番が終了してしまう。

そして始まる宮永照の連荘……。杏子含む他家はどう食い止めるのか!?

書き方が大幅に変わった当小説ですが、これからもゆっくり、定期的に投稿していきたい所存です。GW中にもう1、2話は投稿したい、したいところです……。
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