生死を賭ける戦いから麻雀の世界に転生しました。   作:銅英雄

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あけましておめでとうございます。今年は文章の出来が良くなればいいな……と思います。では今回もよろしくです。


湯町の巻①

鈴音です。この世界に来てから千葉で麻雀したり、番外編をやってきましたがこれは予想外としか言いようがありません。何故ならここは咲の世界の中でも……。

 

???「鈴音ちゃーん、早く行こうよー!」

 

……『シノハユ』の世界なのだから。

 

鈴音「今行くよ……慕」

 

慕「閑無ちゃんが家で待ちぼうけくらってるから急ごう!」

 

鈴音「そうだね」

 

色々とありえない現象だけど番外編だから関係ないよね?

 

 

~そして~

 

慕「閑無ちゃん、来たよ~」

 

鈴音「お待たせ」

 

閑無「おう、適当に座ってろよ」

 

慕「ところで何を見てるの?」

 

閑無「手紙。まだ中身は見てねーけど」

 

玲奈「ラブレター」

 

慕「えっ!?」

 

鈴音「あの閑無にラブレター……?」

 

閑無「そりゃどういう意味だよ鈴音!?……玲奈も適当言うなよ」

 

玲奈「ごめんごめん」

 

鈴音「申し訳ない」

 

慕「ラブレター交換会……?」

 

閑無「なんか複雑な会だな……」

 

小学生なのにドロッとしてるよね……。なんか昼ドラでありそうな展開だよ。……最近の昼ドラ余り知らないけど。

 

鈴音「もしかして今から出しに行くの?」

 

玲奈「いや、これは届いたやつなんだ」

 

慕「読まないの?」

 

玲奈「杏果待ちだね」

 

鈴音「……ということは閑無と玲奈と杏果が出した手紙ってこと?」

 

玲奈「そうなんだけど……そうなるのかな?」

 

玲奈に手紙の内容を聞こうとすると杏果が遅れてきた。

 

杏果「ごめん、遅れた」

 

閑無「遅いぞ~」

 

杏果「もう手紙読んだ?」

 

閑無「まだ。匂い嗅いでた」

 

……なんで?

 

閑無「まろやかな香りだった……」

 

杏果「普通の紙の匂いでしょ……」

 

ちなみに紙の種類によっては匂いが全然違うらしい。

 

鈴音「……でさっきの続きなんだけど」

 

玲奈「ああ、そうだった。……これは自分からの手紙なんだよ」

 

慕「自分からの?」

 

杏果「うん、小学校に上がる前の頃に出したんだ。何かの企画だったんだけど……何だったか忘れちゃった」

 

閑無「それでうちにも届いたから一緒に見ることにしたんだよ」

 

慕「へぇ!なんだかワクワクするね」

 

閑無「……コイツらより字が下手だったらヘコむな」

 

杏果「…………」

 

玲奈「…………」

 

鈴音「思いの外ハラハラしてたね……」

 

心なしか閑無達の間に火花が散っているように見える。

 

閑無「じゃあ早速開封だ!」

 

杏果「よーし」

 

まぁ楽しそうでなによりだね。

 

閑無「慕と鈴音も見せてやるよ」

 

慕「いいの?」

 

鈴音「じゃあ見せてもらおうかな」

 

どんなことが書いてあるか少し興味があるし……。

 

 

~そして~

 

杏果「うわ……全然書いた覚えないや。普通の挨拶……だよね?」

 

杏果の手紙?にはこんにちは元気ですか?みたいな内容が書かれていたらしい。小さい頃の奴だから覚えがないのは無理ないけどね。

 

玲奈「本当に自分が書いたのかわからん……」

 

鈴音「まぁそれはしょうがないんじゃないかな」

 

閑無「ヤバイ……私は昔から賢かった」

 

慕「閑無ちゃんのはなんて書いていたの?」

 

閑無「聞いて驚け!かけ算をしている!!」

 

鈴音「手紙じゃないじゃん……」

 

私は呆れながら閑無に手紙を見せてもらった。

 

閑無「でもこれかけ算じゃないな……」

 

鈴音「足し算になってるね」

 

玲奈「私のは……なんだろう」

 

鈴音「玲奈のは書きたいものを書いてる感じに見えるけど……」

 

玲奈「多分好きな絵と書ける言葉を書いただけ……?」

 

内容はバッタ、ヤカンと書かれていた。……この頃の玲奈はきっとバッタとヤカンが好きだったのだろう。細かいことは気にしない方向でいこう。

 

杏果「辛うじて手紙として成立している私の勝ちだね」

 

閑無「くっ……」

 

慕(えっ……これってそういう勝負だったの?)

 

鈴音(というか勝負だったのかな?)

 

字の善し悪しは競っていたっぽいけど……。

 

 

~そして~

 

閑無「けどこのくらいの年で未来の自分に手紙を送ってもあんまりピンとこねー」

 

まぁこういうのは子供の頃の自分が大人の自分に向けて送る……という方がしっくりきそうだしね。

 

慕「でも楽しそうだね!」

 

杏果「まぁ仕込んだ手間分くらいは楽しめたかな」

 

閑無「よし、また書くか!」

 

玲奈「いいね!」

 

慕「私もやりたい!」

 

閑無「今ならかけ算もできるしな!」

 

鈴音「手紙書くんじゃないの?」

 

杏果「そのはずだけど……。鈴音もやらない?」

 

鈴音「う~ん……私はやめとくよ」

 

私の場合はややこしくなりそうだし……。

 

 

 

~そして~

 

閑無「できた!」

 

慕「なんか質問ばかりになっちゃったよ……」

 

玲奈「こっちは近況報告みたいなのになった」

 

杏果「封した?」

 

閑無「したぜ!」

 

杏果「じゃあ私が預かるから10年後に……あれ?」

 

鈴音「どうしたの杏果?」

 

杏果「封筒に名前書いてない……」

 

閑無「いきなりどれが誰のかわからなくなったな……」

 

何やってんだか……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

キャラ紹介

大宮鈴音……ある世界から転生してきた主人公。湯町小学校の6年生。今回は島根県民で何故か小学生に……。色々とややこしくなっているので後に情報収集した結果、慕よりも早く閑無達と関わっているということがわかった。閑無達とは小学3年生からの付き合いらしい。

白築慕……シノハユの主人公。湯町小学校の6年生。マザーにコンプレックスを抱いている系の女の子。ちなみにおじさんにもコンプレックスを抱いているかも……。鈴音とはたまに料理の話で盛り上がる。鳥さん大好き。

石飛閑無……湯町小学校の6年生。レボリューション系の女の子。ガキ大将みたいな存在だけど何故か鈴音には頭が上がらない。

稲村杏果……湯町小学校の6年生。しっかりとした女の子。閑無によく突っ込んでいて最早名コンビ。旅館の子。地元の中学生や高校生よりも大人びて見える鈴音を尊敬している。

本常玲奈……湯町小学校の6年生。閑無の子分的ポジションの女の子。最近スイミングを始める。将来は水泳選手になる……かもしれない。


次回もお楽しみに!
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