生死を賭ける戦いから麻雀の世界に転生しました。   作:銅英雄

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今回もよろしくです。


総武の巻⑥

ゴールデンウィークも今日で終わり、明日からまた学校である。

 

私はリビングでゴロゴロしながらゴールデンウィークを振り返る。

 

鈴音(風邪を引いて、長野で麻雀して、お土産をあげたりもらったり……)

 

休みが足りない……!いや、県大会まで1ヶ月もないし練習していかなきゃいけないからそんなことを言ってられないか。

 

鈴音(そういえばそろそろオーダーを決めておかないといけないね。綾香と杏子が入部して1ヶ月……。私達の実力に当てはまるポジションだけを見ると……)

 

 

先鋒 佐野美咲

 

次鋒 妹尾杏子

 

中堅 響未来

 

副将 大宮鈴音

 

大将 綾瀬綾香

 

 

鈴音(こうなる。だけど綾香の原村さんにリベンジをしたいという思いには応えたい。確か原作だと原村さんは副将だったはずだから……)

 

 

副将 大宮鈴音→綾瀬綾香

 

 

鈴音(とりあえず副将はこれでいい。次に決めるのはやっぱり先鋒だけど、原作によると宮永照と辻垣内智葉がいるから去年2人と戦った美咲をぶつけるべき?永水女子も神代小蒔が先鋒だったと思うし、先鋒といえばエースや高火力の選手を添えるポジションだから……いや待てよ?清澄高校は1年生の片岡さんに先鋒を任せてた。それは彼女が先鋒向きの打ち方や火力を持っているからなのかもしれないけど、1年生の内から強豪校のエースにぶつけることで大きな経験を積ませるためだとしたら……。だったらこれからの麻雀部のために……!)

 

 

先鋒 佐野美咲→妹尾杏子

 

 

鈴音(先鋒が1年生だから若干の不安要素は残る。だから次鋒ではもしものためのアフターケアで私達3年生が少しでも点数を取り戻すこと。私達の中でそういった役割がぴったりなのは……)

 

 

次鋒 妹尾杏子→響未来

 

 

鈴音(やっぱり未来が適任だよね。それで本来先鋒にぶつける予定だった美咲は千里山や姫松のことを考えて……)

 

 

中堅 響未来→佐野美咲

 

 

鈴音(中堅に置いて残った大将に……)

 

 

大将 綾瀬綾香→大宮鈴音

 

 

鈴音(……なんか考え方だけ見たら完全に消去法で決めたお飾り大将みたいになってるけど、私一応この作品の主人公だしいいよね?主人公は大将でどっしりと構えても問題ないよね?)

 

そう考えていると……。

 

未来「あら、リビングで何を悩んでいるのかしら?」

 

鈴音「未来……」

 

我が友人の未来がやってきた。家では眼鏡をかけているみたいだ。

 

読者の皆がお忘れかもしれないので改めて説明すると私と未来は一緒に暮らしています。

 

この世界に来たときに未来があの御方とやらに言われてこの家を用意してもらい、生活費諸々のお金もたんまりもらい、裕福な暮らしをしております。お金だけなら美咲のところよりあるんじゃないかな?知らんけど。

 

未来「この紙は……成程、大会のオーダーを決めていたのね」

 

鈴音「うん、そろそろ決めておいた方が良いと思ってね。未来はこれを見てどう思う?」

 

未来「いいんじゃないかしら?左側は私達の適性だけを見て考えたものだと思うけれど、右側はこれからのことを考えた素晴らしいものだと思うわ」

 

そう言われるとなんか照れるね……。

 

鈴音「綾香が原村さんにリベンジしたいという思いを応えたいっていう気持ちを組み込んでそこから他のポジションを当てはめたものなんだけど……」

 

未来「そうね、綾香に関してはそれでいいわ。次は先鋒だけれど、これは本来ならば私達3年生の誰か……特に去年宮永照や辻垣内智葉と戦った美咲が適任よ。けれど麻雀部の未来を考えて2年生が1人もいないウチとしては1年生にエース格と渡り合えるようになっておかなくてはならないから、綾香が副将にいる以上先鋒に杏子をぶつけるという提案は理にかなってる。杏子も火力はかなりのものだしね」

 

やっぱり未来も似たようなことを考えていたんだね。

 

未来「それで次鋒は先鋒を務めた杏子がもしも落ち込んでいたらそこをカバーするという役割ね」

 

鈴音「これに関しては未来が適任だと思ってるんだけど……」

 

未来「まぁ私の打ち方は先鋒や大将のそれとは違うものだから私もそう思っているもの。鈴音や美咲には向いていないわ」

 

しれっと毒舌吐くのは止めてちょーだい!まぁ私も同じこと思っていたから未来を次鋒にしたんだけど!

 

未来「中堅に関しても姫松は中堅にエースを置くのを伝統としているし、千里山は原作によると去年エースだったセーラを中堅に置いているみたいだから、そこにウチの稼ぎ頭になると思う美咲を入れるのも先鋒に杏子を置いた時点で決定でしょうね」

 

鈴音「うん、それで大将なんだけど……」

 

未来「何も問題はないわよ?それがどうかしたの?」

 

鈴音「……先鋒~副将を決めて最後に大将を決めていたから私が消去法で決めた捨て大将になってないか不安なんだよね」

 

未来「そんなことで悩んでいたのね……。私の意見を言わせてもらうと大将は鈴音しかありえないわ」

 

鈴音「未来……?」

 

未来「私だけじゃないわ。美咲も、杏子も、綾香も、伊吹先生もきっと同じことを思っているはずよ。『総武高校麻雀部の大将は大宮鈴音以外ありえない』と。だから自信を持ちなさい」

 

皆がそんなことを思っていたとは……。やばい、顔が熱い!にやけてしまう!とにかくこの感情を未来に悟られないようにしないと……!

 

鈴音「……ありがとう」

 

未来(それに鈴音はこの世界で誰よりも麻雀が強い。高校生の中ではもちろん、この世界の雀士の中の誰よりも……。もしも私達が不甲斐ない様を晒しても鈴音ならそれを余裕で覆す。だから安心して大将を任せられるもの)

 

鈴音「未来?何か言った?」

 

未来「……なんでもないわ。とにかくオーダーはそれでOKよ。明日発表するつもり?」

 

鈴音「そのつもりだよ」

 

未来「そう、その紙は見なかったことにしておくわ。オーダー発表を楽しみにしてるわね」

 

そう言って未来は自室へと戻った。……私も部屋に戻ってよっと。




今回はここまでです。

キャラ紹介

大宮鈴音……ある世界から転生してきた主人公。総武高校の3年生で麻雀部部長。オーダーを決める際に皆のことを考えている内に自分に自信がなくなっていたが、未来によって自信を取り戻す。

響未来……鈴音と一緒にある世界から転生してきた。総武高校の3年生で麻雀部副部長。今回は鈴音を励ます流石親友ポジだという役割。翌日のオーダー発表も見なかったことにするという気遣いも見せる。家では眼鏡。

では次回もよろしくお願いします。
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