生死を賭ける戦いから麻雀の世界に転生しました。   作:銅英雄

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オーダー発表の前に少し小話を……。

では今回もよろしくです。


第14話 大宮鈴音の長野麻雀旅行①

5月初旬、世間でいうところのゴールデンウィークなる連休てある。

 

そんな中私こと大宮鈴音は1人で長野に来ております。何故こうなったのかは昨日に遡る。

 

 

 

~昨日~

 

鈴音「ゲホッ……!ゴホッ……!」

 

未来「風邪ね」

 

鈴音「馬鹿な……!あの世界で体を鍛えたのに何故こんな目に……!」

 

未来「ちゃんと体調管理をしないからでしょ。いくら鍛えてもそういった油断がその体たらくに繋がるのよ」

 

ぐうの音も出ない正論に私は何も言えなかった。

 

未来「ま、今回の練習試合は諦めることね。まぁお土産くらいは買ってきてあげるわ」

 

鈴音「奈良に行くんだよね……?それだったら高鴨土産店のお土産をお願い」

 

未来「はいはい。今日はゆっくりしてなさい」

 

今日は休んでよう……。

 

鈴音「あっ、もし体調が良くなったら明日は私も合流してもいいよね?」

 

未来「ちゃんと風邪を治してからなら……いえ」

 

鈴音「未来?」

 

未来「鈴音には別のところに行ってもらうわ」

 

別のところに……?どこに行けばいいのさ!?

 

鈴音「どこに行けば……?」

 

未来「長野よ」

 

長野……?ということは……。

 

未来「清澄に……と言いたいところだけれど雀荘の方に行ってもらうわ。そこで運が良かったら清澄の1年生と打てるかもしれないから」

 

鈴音「わかったよ」

 

未来「もしも打てたらしっかりと目に焼き付けておきなさい」

 

 

 

~そして現在~

 

……ということがあったのだ。ふぇぇ……緊張してきたよう。……とりあえず雀荘に行こう。お土産とかはその後でいいか。

 

さて、今何時かな……あれ?メールが来てる。伊吹先生に美咲、綾香、杏子からだ。

 

伊吹『昨日は残念だったね。それで今日は長野の雀荘に行くんだって?確か《rooftop》だったっけ……そこの雀荘はたまに藤田プロが麻雀を打ちにくるらしいからもしかしたら藤田プロと遭遇するかもね。もしそうなったら精一杯鈴音の実力を示してきてね』

 

そういえば原作でも藤田プロ来てたな……。カツ丼食べに……。次は美咲からのを見てみよう。

 

美咲『具合はどう?長野にいるんだよね。病み上がりだと思うし余り無茶しないでね?ファイトだよっ!』

 

……この子はどこのスクールアイドルだよ。9人の女神のリーダーだったりするの?生徒会長だし。次は綾香。

 

綾香『鈴音先輩!風邪が治ってよかったです!私達は奈良で頑張ってきますので長野で頑張ってください!連休明けにはお互いどんなことがあったか話し合いませんか?長野の雀荘の話を聞きたいです!!』

 

今日は雀荘で私がどれだけ打てるかということを綾香への土産話になるといいな。最後は杏子だね。

 

杏子『先輩!お体の具合はいかがでしょうか?先輩の身に何かあったら私……もう生きていけません!!無事に治ってなによりです!先輩が長野にいることを未来先輩に聞きました。鈴音先輩のいるところに私ありということで私も行こうとしたんですけど止められました……。連休明けにまた先輩に会えると想うと胸の高鳴りが抑えられません!!私、先輩のためにも頑張ります!!応援してくださいね?私も先輩を応援しています!』

 

……私杏子にフラグ建てるようなことしたっけな?なんかとある科学の先輩と後輩みたいになろうとしてるんだけど。私はノーマルよ?

 

まぁ応援は受け取ろう。いざ!rooftopに出陣!!

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

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