鈴音「…………」
未来「あら、どうしたの鈴音?」
鈴音「いや、もうすぐ全国大会が始まるんだなぁって」
綾香「まさかの結果でしたもんね……」
鈴音「そうだね。まさか……中堅で団体戦が終わるとは思わなかったよ」
中堅戦で美咲が他校を飛ばして私達総武高校は全国出場を決めた。
美咲「えへへ……張り切りすぎちゃった!」
あらやだ、可愛い笑顔!でもそんなんじゃ誤魔化されませんぞ!!
鈴音「私はまだいいよ?でも1年の綾香はなるべくたくさん打たなきゃいけないのに、1回戦から決勝まで全部中堅で相手を飛ばして終わらせるんだもの」
未来「私はそこまで相手の点数を削ってはいないのだけれど」
確かに未来は他校の高い手を感じたらすぐさま安手を作りそのまま流すか、相手の安手に差し込むか、相手の当たり牌を抱えて流局するかのどれかをしてたからね。
鈴音「まぁ全部美咲が暴れに暴れまくってたのが原因だね」
美咲「うっ……!」
鈴音「言ってごらん?1回戦、2回戦、準決勝に決勝と美咲はどれくらい稼いだの?」
美咲「えっと……1回戦が……で、2回戦と準決勝が確か……くらい稼いで、決勝はさらに張り切ったから…」
ブツブツと美咲が計算している。特に決勝なんかは対戦相手全員泣いてたよ?別の意味で。先鋒の杏子も美咲程ではないにしてもかなり稼いだ。それでも決勝はそんなに収支は良くなかった。まぁつまりは……。
美咲「ぜ、全部で500000点くらい……かな?」
と言っている美咲がいた。決勝に至っては3校全部飛ばしたもんね。
鈴音「それで……何か私達に言うことは?」
美咲「す、すみませんでした!!」
いかにも土下座をするような勢いで美咲は謝罪した。
鈴音「次からは気を付けてね。対戦相手にトラウマを植え付けないように」
美咲「そ、そんなことしてないよ!」
鈴音「いやいや、決勝校の中堅3人全員『ごめんなさいごめんなさいごめんなさい……』って言ってたらしいんだけど……」
彼女達がこれを原因に麻雀を止めないか心配で気が気じゃないよ全く……。
美咲「ええっ!?その子達に謝らないと!!」
綾香「美咲先輩、それはとどめを刺してますから……」
未来「まぁなんにせよ全国への切符を手にしたのは間違いないわ。それに他の高校も副将と大将……特に鈴音のデータは今年の個人戦の分しかないからこちらとしてはいいことよ」
そうなんだけどさぁ……まぁいいや。
個人戦は美咲が1位で未来が2位、私が3位で私達3年組が個人戦全国出場を総取ったのだ。この順位の理由については出場基準がトーナメントというわけではなく点数の収支によるもので団体戦と同じ調子で美咲が暴れまくってた結果、1位と2位に圧倒的な差がついたのである。
ちなみに綾香は5位で杏子は9位という好成績を収めた。千葉のレベルがこのままだと来年はワンツーフィニィッシュも期待できそうだね。
美咲はまだ土下座スタイル中だ。
鈴音「まぁこの話は終わりにするよ。美咲も元に戻って話を聞いて」
私の声に美咲は土下座スタイルを解き、椅子に座り全員が話を聞く体勢になったところで私は話を始める。
鈴音「東京に出発するまであと1週間。それまでの間は部活は休みとするよ」
綾香「休み……ですか?」
未来「まぁ理由は主に私達3人にあるのよね」
杏子「先輩方は生徒会でしたもんね……」
綾香「あっ……」
鈴音「杏子の言う通り私達3人の生徒会活動が主な原因ではあるけど、東京に行くための準備期間でもある。身体をしっかりと休めて東京に行くことがこの1週間の総武高校麻雀部の活動とするよ」
私がそう言うとみんなは納得したような様子だった。
鈴音「じゃあ今日は解散。1週間後の午前10時に千葉駅に全員集合ね」
鈴音以外『はいっ!』
私達は東京に行くための準備をそれぞれ終わらせた。
~1週間後~
伊吹「みんな揃ってるね?じゃあいざ!東京へ出発!」
伊吹以外『はいっ!!』
次は東京か……。どんな人達と打てるかな?楽しみ!!
今回はここまでです。
次回は抽選のところになります。