生死を賭ける戦いから麻雀の世界に転生しました。   作:銅英雄

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今回もよろしくです。


第25話 2回戦全日の総武高校部員達。1回戦はキングクリムゾン?

1回戦、私達のブロックは中堅戦が今終わったところで美咲が戻ってきた。

 

美咲「戻ったよ!」

 

鈴音「お疲れ様。今日は対戦校を飛ばさなかったんだね?」

 

美咲「もう!それはやめてよ!!」

 

頬を膨らませて美咲は言う。なんか可愛い……。

 

美咲「ところで何を見てたの?」

 

未来「私達の上のブロックの試合よ」

 

ちなみに私達が見てたのは清澄のところである。

 

綾香「清澄の竹井さんすごいですね。もうこれで5連荘ですよ」

 

しかも既に1校飛び寸前だしね。

 

杏子「あっ……」

 

アナウンサー『決まった!清澄の竹井選手、怒涛の6連荘で副将に回すことなく1回戦を突破しました!!』

 

一応原作通りの展開なんだけどこれは……。

 

未来「私達……というより美咲がやったことを意趣返しというわけね」

 

鈴音「確かに。彼女も中堅だから準決勝には美咲と当たるね」

 

美咲「これは私も負けてられないよ!」ゴッ

 

何故か闘志を燃やす美咲。竹井さんの麻雀を見て火がついたようだ。

 

鈴音「そのやる気と熱気は2回戦にぶつけてね」

 

美咲「もちろんだよ!!」

 

アナウンス『間もなく副将戦が始まります。選手は会場に向かってください』

 

綾香「それでは行ってきます!」

 

杏子「綾香ちゃん、頑張って……!」

 

未来「なんなら副将で終わらせても構わないわよ」

 

おい馬鹿やめろ!フラグを建てるんじゃない!!

 

綾香「はい!!」

 

はい!!じゃねぇよ!すごいいい返事だったけども!

 

 

その後綾香は他校を飛ばして1回戦は幕を閉じた。また私の出番なかったよ……。

 

 

 

~翌日~

 

今日は試合がない日だ。伊吹先生もどこかに行っちゃったしとりあえずテレビを見よう。

 

 

アナウンサー『先鋒戦終了!園城寺選手、他校との点差を大きく開けました』

 

丁度先鋒戦が終わったところか……。結果は怜の無双で原作以上に稼いでいた。千里山が2回戦落ちする心配はないかな?

 

pull…pull…。

 

ん?電話か…誰からだろう……?この番号は確か……。

 

 

~そして~

 

鈴音「そっちも東京にいるんだ」

 

私が今電話しているのは千葉の個人戦でお世話になった霜崎絃(しもざきいと)。県予選が終わった後に交流を深めてたまに遊ぶようになったのだ。ちなみに個人戦4位である。

 

絃『鈴音さん達の応援と……あと荒川さんに呼ばれていまして』

 

そういえば原作でも荒川さん達といたような……。

 

鈴音「態々ありがとう」

 

絃『よろしければこの後会えませんか?』

 

暇していたから丁度いいかも。

 

鈴音「今日は試合がないから別に構わないけど」

 

絃『それでは会場前でお待ちしていますね』

 

鈴音「了解」

 

私は通話を終了して部屋を出た。

 

 

 

 

~そして~

 

鈴音「ごめん、待ったかな?」

 

絃「いえ、問題ありませんよ」

 

なんか男女がデートでするやりとりみたいになってるような気がする……。

 

鈴音「それで……どこ行く?」

 

絃「特に決まってはいませんね」

 

鈴音「じゃあ適当に歩こうか」

 

絃「はい……」

 

 

~そして~

 

絃「気が付いたら外はもう暗いですね……」

 

鈴音「それほどまでに夢中で遊んでたってことかな?いい気分転換になったよ。ありがとう絃」

 

絃「いえ、鈴音さんにお礼を言われるようなことはしてませんよ」

 

鈴音「そんなことないよ。これで明日の試合も頑張れそうだ」

 

絃「2回戦は出番があるといいですね」

 

痛いところをついてくるねこの子は……。と絃と談笑しながら歩いていると……。

 

鈴音「ん……?」

 

絃「どうかしました?」

 

あそこにいるのって伊吹先生?阿知賀の監督である赤土さんと宮守の監督をしている熊倉さんも一緒だ。そういえば伊吹先生が今日は監督会議があるって言ってたな。何を話しているのかな?

 

ドンッ!!

 

???「す、すみませんっ!!」

 

考え事をしていたらどうやら誰かとぶつかったようだ。……ってこの人達は阿知賀の人達だ。

 

鈴音「いや、こっちが余所見してたのがいけなかったんだ。申し訳ない。確か阿知賀の松実玄(まつみくろ)さんであってるよね?」

 

玄「は、はい!あなたは……」

 

鈴音「千葉県代表総武高校の大宮鈴音。互いに勝ち進めば決勝で当たるよ」

 

穏乃「総武高校……?どこかで……」

 

憧「アンタ忘れたの?5月に練習試合したところでしょうが……」

 

穏乃「そ、そうだ!」

 

鈴音「まぁそのとき私は別行動だったからしょうがないよ。それより松実さんは何やら浮かない顔をしていたけどそれはさっき向こうを歩いていた赤土さん達と何か関係があったりする?」

 

灼「どうしてそれを……」

 

鈴音「どういうわけかうちの顧問も一緒にいたようでね。何を話しているのかを確かめようとしたところに君達と出くわしたってことだよ」

 

宥「そうだったんだ……」

 

絃「鈴音さん?その人達は……」

 

鈴音「彼女達は奈良県代表阿知賀女子の人達だよ」

 

絃「そうなんですね。私は霜崎絃と言います」

 

鈴音「それで……何かあったの?」

 

憧「えっと……」

 

新子さんが事情を話す。……というか敵である私に話してもいい内容じゃないような……。

 

鈴音「成程、強くなりたい……か」

 

それは日々私も思っていることである。むしろそう思わない人の方が少ないと思う。

 

鈴音「悪いけど私では力になれそうもないね」

 

穏乃「そう……ですか」

 

鈴音「でもそこにいる絃ならできると思うよ」

 

玄「えっ?」

 

松実玄さんを始めに絃を含めたみんなが私に注目する。

 

絃「私……ですか?」

 

鈴音「絃は団体戦に出てないし、個人戦で4位という戦績を残している。それに比べ阿知賀のみんなは個人戦に出てないから個人戦の代表者と麻雀を打つことができるってわけだよ」

 

憧「そっか……そうだよ!」

 

灼「確かに……それなら……!」

 

玄「私達……」

 

穏乃「強くなれるかも!!」

 

宥「うん……」

 

絃「何やら状況がいまいち飲み込めませんが、私はどうすればいいのでしょう……?」

 

おいてけぼりになっている絃に私は言う。

 

鈴音「絃は彼女達と麻雀を打ってほしいんだ。これなら絃も彼女達も強くなれる」

 

絃「……鈴音さんが言うならそうですね。わかりました。明日でよければ荒川さんに連絡してみます」

 

穏乃「ありがとうございます!!」

 

鈴音「それじゃあ私は帰るよ。明日も試合があるし」

 

絃「はい。お疲れ様でした」

 

鈴音「阿知賀のみんなも頑張ってね」

 

と言い残し私はホテルへと帰っていった。

 

私……敵に塩を送っているけど問題ないよね……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

次回はいよいよ2回戦!?
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