生死を賭ける戦いから麻雀の世界に転生しました。   作:銅英雄

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今回は麻雀を打ちません。所謂休憩回です。では今回もよろしくです。


第31話 全国大会2回戦⑥

昼休み、みんなとごはんを食べていると飲み物がないことに気が付いた私は飲み物を買いにいくことにした。

 

智葉「大宮じゃないか」

 

廊下を歩いていると辻垣内さんに声をかけられた。何の用だろう……?

 

鈴音「辻垣内さん、どうしたの?」

 

智葉「少し話をしたい。時間はあるか?」

 

辻垣内さんに話をしようと言われた。大将戦までは時間もあるし……。

 

鈴音「いいよ」

 

智葉「そうか。助かる」

 

未来達に控え室に戻るのが遅れることを携帯できる伝えてっと……。

 

 

~そして~

 

智葉「まさか響未来があそこまで強いとはな……。全くの想定外だった。あれほどの実力を持っていながら何故去年も一昨年も大会に出なかったんだ?これはおまえにも言えることだが」

 

未来の暴れっぷりを見て辻垣内さんが私に聞く。まぁ当然の疑問だね。

 

鈴音「未来の方は詳しく知らないけど、私は実力を底上げするために個人戦出場を辞退したんだ。団体戦は人数不足で出られなかったけどね」

 

智葉「人数不足?」

 

鈴音「うん、今年になって後輩が2人入ることで団体戦に出ることができた。そして今年は去年と一昨年で磨きあげた実力がどこまで通用するか試してみたいというのもあって個人戦にも出場したんだ」

 

智葉「おまえのところにも色々と事情があるんだな。本音を言えば先鋒戦で佐野美咲と戦えることを期待したんだがな。去年の個人戦での仮を返したかったし」

 

鈴音「まぁ美咲は去年自分がどこまで通用するか確かめたいって言ってたからね。その結果は辻垣内さんも知っての通り2位だった」

 

あれは本当に惜しかった。宮永照とは僅差だったしね。

 

鈴音「そんなわけで美咲と戦うなら個人戦になるね。美咲は中堅だし」

 

智葉「そうなるな。だが私は先鋒である妹尾杏子もかなりの実力だと思っているが……あいつは個人戦に出ないみたいだな」

 

鈴音「杏子の実力を買ってくれてありがとう。個人戦は私達総武高校の3年が1位~3位を総取りしたからね。杏子は9位だったよ」

 

杏子は県予選よりも確実に強くなってる。もちろん私達もだけど。

 

智葉「そういえば大宮も個人戦に出るんだったな。響未来のこともあるし、おまえからも強者の匂いがするし、今年のインターハイは総武高校を中心に荒れるな」

 

まさか辻垣内さんも相手の気を感じることができるの?私達と同じあの世界の出身だったりして……。それはないか。

 

鈴音「まぁ私達も優勝以外はあり得ないというつもりで試合に挑んでるからね」

 

智葉「それは私達も同じことだ」

 

まぁそれはどこの高校にも言えることだよね。

 

智葉「私はそろそろ戻る。話してくれてありがとう」

 

鈴音「いいよ、気にしないで」

 

辻垣内さんが戻ろうとしたので私は何かを思い出すように彼女に言う。

 

鈴音「そうそう、いいことを教えてあげるよ」

 

智葉「なんだ?」

 

足を止めた辻垣内さんに私は耳打ちをする。

 

智葉「なっ……!?」

 

鈴音「ふふっ、じゃあ私は行くね」

 

私は控え室の方に歩いていく。辻垣内さんは何やら呆然としているようだ。

 

 

智葉side

 

私は大宮鈴音の言ったことが頭から離れなかった。

 

鈴音『未来の実力はまだまだあんなものじゃないよ。もしかしたら宮永照をも凌駕するかもね』

 

確かにあの次鋒戦は響未来のワンサイドゲームだった。寧ろよくうちがあの程度の失点ですんだものだとも私は思っている。それはハオが後半にある程度上がっていたからだが……。

 

それなのにあれをさらに上回るだと……?なんにせよ個人戦で当たらないことにはわからない……か。

 

智葉「この大会が益々楽しみになってきたな」

 

私は誰にも聞こえない声でそう呟いた。

 

 

智葉sideout

 

 




今回はここまでです。

次回、中堅戦で美咲は……。
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