前半戦が終わると私は控え室へと戻ってきた。
鈴音「一旦戻ってきたよ」
美咲「お疲れ様!」
未来「今日も前半戦は焼き鳥ね」
うるさいよ!事実だから何も言えないけど……。
鈴音「末原さんと相性が悪くてやりにくいかも……」
未来「まぁ彼女は私の理想に1番近い打ち方をしているから鈴音はキツいわね」
杏子「先輩……大丈夫ですか?」
心配そうに杏子が言う。……前いた世界でもそうだったけど、私ってそんなに心配されやすいかな?
鈴音「心配ないよ。やりにくいだけであって、決して勝てない相手……というわけじゃないからね」
オカルト込みの実力だと末原さんはあの面子の中で1番劣る。逆に地力だけだと3人の中では群を抜いてるだろう。
未来「あら、言うようになったわね。通算で私に負け越しているくせに」
鈴音「それはあくまで通算の話だよ。最近は未来に勝てるようになったからね」
3年生になってからは未だに負けなしだからね!長野に行ったときもずっとトップだったし。
未来「……まぁ油断していると足元を掬われるってことよ」
鈴音「心配してくれてありがとう。それは私自身が1番わかっているよ」
去年とか『勝ったゲロ!』とか心の中で思っていたら未来に振り込み、美咲に振り込み、伊吹先生に役満を振り込みと3連チャンで一気に飛んでしまったのも今となってはいい思い出だ。
鈴音「さて、少し早いけど行ってくるよ」
綾香&杏子「頑張ってください!」
鈴音「うん」
美咲「ファイトだよっ!」
鈴音「それ言葉変えただけで同じ意味だよね?……まぁ気持ちはありがたく受けとるけど」
未来「あなたがプラスで戻ってきたらうちは全員+収支になるから頑張りなさい」
鈴音「未来さんや、同じ言葉をカモフラージュにプレッシャーを与えるのはやめたまえ」
現時点で30000点以上削られているのに、プラスで帰ってこいとか普通無理だからね?まぁ頑張るけど!
私はみんなからのエール?をもらって会場へ戻った。
未来side
鈴音が行ってから私達は大将戦について話していた。
綾香「決勝はどこが勝ち上がりますかね?流石にここからうちが3位になるとは思えませんけど……」
美咲「前半戦だけを見ると姫松が2位抜けしそうだね。未来ちゃんはどう思う?」
未来「そうね……どこが勝っても可笑しくはないと思うわ」
綾香「それって清澄も勝ち残る……ってことですか?点数的に望み薄ですよ?」
未来「あそこは逆境に強いタイプのチームよ。Aブロックでいうところの阿知賀女子ね」
杏子「阿知賀は千里山と白糸台を追い抜いて1位抜けで決勝に行きましたね……」
未来「そういった意味でもどこが勝っても可笑しくないということよ」
未来(実際鈴音が敵に回したくない相手を敗退へと蹴落とすでしょうね。だとすると姫松は敗退確定かしら?)
まぁ結果がどうなるかは鈴音次第ね。
今回はここまでです。次回は明後日になります。