戦姫絶唱シンフォギア~未来へと響くは始まりの音楽~   作:Dr.クロ

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謎の少女の言った一言が少女たちの逆鱗に触れる


第八話~怒りの少女~

前回、響達の前に現れた少女は翼のに感心した様な声を出す。

 

少女「へぇ?そんな顔するってことは、この鎧の出自を知ってるってことでいいんだな?」

 

翼「……私の不始末で奪われたものを、忘れるものか」

 

警戒する2人とは別に翼は覇気を纏って少女へと踏み出す。

 

翼「何より、私の不手際で失った命を!忘れるものかッ!!!」

 

そのまま少女らしからぬ咆哮を上げ、少女へと剣を構えて突撃しようとし…

 

響「あのー翼さん?」

 

未来「失った命って奏さん死んでませんよー;」

 

2人の指摘にずこーとずっこけた。

 

それには少女も唖然とする。

 

奏『いやまぁ、人、死んでるからな…;』

 

弦十郎『翼のは、それの事だと思うぞ;』

 

ミューチェ「(あー確かに死者出てたわねあれ)」

 

そんな2人に対して奏と弦十郎がフォローし、ミューチェも思い出して頷く。

 

響「あ、すみません。んで貴女に質問なんだけど…」

 

未来「もしかしてだけど今回のノイズ出現って貴女の仕業?」

 

納得してこけた翼を起こしながら、響と未来が問う。

 

少女「あん?もしそうだと言ったらどうするんだ?」

 

響「もしそうだったら…」

 

未来「ちょーっとオハナシしようかなと思って」

 

ゾクッと…少女の背中に悪寒が走る。

 

目の前の少女たちが言葉を発した瞬間に走った感覚から少女はやべぇ…と冷や汗を流す。

 

少女「(無傷でって注文受けてるが…そんなのを受けてたらあたしがやべぇ…)」

 

すぐさま少女は腰から何かを取り出す。

 

一見すれば弓のようにも見える杖の様な奴で上部分にある水晶部分から翡翠色のレーザーが地面に撃ち出される。

 

するとレーザーが当たった地面からノイズが姿を現す。

 

響「やっぱりノイズ操ってたんだ」

 

翼「あの杖、もしや完全聖遺物か…?」

 

未来「ノイズを操れる聖遺物……まあそれは置いといて……ちょーっとオハナシしようか」

 

その言葉を合図にノイズ達は襲い掛かり、3人は応戦する。

 

少女は翼をメインに、肩の装飾の様なのを鎖の様に振り回して攻撃し、響と未来はノイズに任せる様だ。

 

響「たあっ!」

 

未来「えいっ!」

 

混沌

 

響が格闘戦で粉砕して行く中で未来は戦う中で知った足のアーマーから小型のミラーデバイスを複数射出してそれから光線が放たれてノイズを貫いていく。

 

未来「あ、これ連写できるから便利」

 

響「ホント便利だよね」

 

それを見てそういう未来に響は羨ましそうに呟く。

 

何度も戦いの中でアームドギアを出そうとしたのだがどうしてか響はアームドギアを出せないのだ。

 

そんな2人の間を鞭が通過する。

 

少女「チッ!やっぱノイズじゃ駄目か!なら片方だけでも……!」

 

未来「片方だけでも…?」

 

響「もしかして貴女の狙いって……!」

 

出て来た言葉に2人は察した様子に少女は面白そうに笑った後にそうだよ!と戦っていた翼を蹴り飛ばして少女は2人を指さす。

 

翼「ぐっ!?」

 

少女「あたしの目的は、ハナっからお前等をかっさらうことだッ!!」

 

響「私達を……拐う……」

 

未来「…………」

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ……

 

ミューチェ「あーあ、禁句言っちゃったわねあの子」

 

出て来た言葉にミューチェはご愁傷様と呟く。

 

少女も未来や響からの威圧感にたじろぐ。

 

少女「(な、何だこのオーラ、さっきよりヤバい感じがするっ!?)」

 

未来「……ねえ、さっき片方でも良いって言ったよね」

 

顔を引きつる少女に未来は確認する様に問う。

 

少女「あ、ああ……最悪片方だけでも拐う事が出来れば良いって……」

 

答えなければやばいと感じたのか少女は素直に肯定する。

 

だが、それが自分をさらに追い詰める事になる。

 

未来「そう……分かった。貴女……消すね」

 

少女「は?」

 

ハイライトを消した未来から出て来た言葉に少女は呆気に取られた後…

 

流星

 

足のアーマーを円状に展開すると閃光の時よりも極太な光線を放ち、少女は慌てて避ける。

 

その際、左肩の装甲と鎖が光線に掠る。

 

転がった後に少女は左肩のを見て驚く。

 

左肩の装甲が少しだけ分解される様に消えてるのだ。

 

鎖にいたっては当たった先から完全に消えていた。

 

少女「(なっ!?完全聖遺物を分解しただとっ!?)」

 

未来「私と響を離そうとするなんて……ユルサナイ」

 

少女「っ!」

 

戦慄してると未来の低い声に少女は再び悪寒に襲われ、右側の鎖で未来へと攻撃しようとするが…

 

響「はあっ!」

 

少女「なっ!?」

 

それより前に響が手刀で右側の鎖を、あろう事か両断したのだ。

 

少女「(ネフシュタンの鎧の鎖を手刀で斬りやがった!?)」

 

響「未来を拐うなんて……絶対にサセナイ」

 

驚愕してると響からも発された低い声に少女は再び戦慄する。

 

それにより少女は自分に命令した者の気を付けなさいと言う言葉を思い出しながら顔を歪める。

 

少女「(気を付けろってこう言うことかよ…!てか聖遺物分解できるなんて聞いてねぇぞ!?()()()()!)」

 

 

一方で途中から飛び出して現場に了子と共に急行していた弦十郎は藤尭からの報告に驚いていた。

 

弦十郎「聖遺物を分解しただと!?本当なのか藤尭!?」

 

藤尭『はい!ネフシュタンの鎧の一部を分解しました!』

 

了子「まさか神獣鏡のギアにそんな力があるなんて…」

 

ホント驚きと了子も驚きの声をあげる。

 

了子「にしてもあの二人、凄く怖い感じになってたわね」

 

弦十郎「ああ、まさか響くんまでああなるとは…」

 

未来を怒らせた際のは翼ので知っていたが響もなると言うのには了子のに弦十郎は頷いた後に考える。

 

なぜああして2人が怖くなるかは3年前の誘拐により互いに依存しあっているのではないかと不安になり、片方を傷つけられるか、もしくは悪い事をしようとすれば過剰になるのではないかと弦十郎は推察する。

 

弦十郎「(だが一番なのはおそらく二人が離れる事が嫌なんだろうな)」

 

大人として見てきた中で2人はいつも一緒で互いを思い合っている。

 

そういう子達をを守って行かなければならないなと年上として、OTONAとして弦十郎は改めて固く決意する。

 

 

一方で少女はぜえぜえしていた。

 

鎧は再生はしているが所々が分解されている。

 

鎖も再生はするが響のにより何度も両断される。

 

少女「(なんだよあいつら……本物のバケモンかよ…)」

 

呻く中で撤退するしかねえ!とすぐさま考えた後に手に持っていた物、ソロモンの杖でノイズを沢山出して行き、響や未来へと押し掛けると共に後ろに下がる。

 

響「逃ガサナイ!」

 

未来「待チナサイ!」

 

混沌

 

それに未来が再び混沌でノイズ達を殲滅させていく。

 

少女「ソロモンの杖で沢山呼び出してもこのざまかよ!けど、そっちに意識が向いたのは良い感じだ!」

 

NIRVANA GEDON

 

鞭の切っ先にエネルギーを溜めて球体にすると地面へ向けて投げ…

 

ドーーーーン!!!

 

爆風が起きて土埃が辺りを包み込む。

 

収まった後には少女の姿がなかった。

 

戦いが終わったと認識した後に見ているだけしか出来なかった翼が恐る恐る話しかける。

 

翼「ふ、二人とも……そろそろ落ち着いたらどうだ?」

 

ミューチェ「そうよ。敵は去ったわ。貴女達を離れさせる者は去った。だから落ち着きなさい」

 

そう言われて2人がハッとなった所に弦十郎と了子が来る。

 

状況を見て逃げられたか…と弦十郎は呟く。

 

弦十郎「三人とも大丈夫のようだな」

 

翼「あ、はい。叔父様」

 

了子「それにしても随分とやったみたいね」

 

響&未来「や、やり過ぎたー!?」

 

まず翼に声をかける弦十郎に翼は返事をする中で了子が今いる場所の現状を見て言うと響と未来は頭を抱える。

 

所々に穴ぼこが出来ており、木々も何本か倒れていた。

 

弦十郎「随分と派手にやったなこれ。気づかなかったのか?」

 

響&未来「す、すみません…」

 

了子「翼ちゃんも止めれば良かったのに」

 

翼「面目ありません」

 

肩を竦めて聞く弦十郎に2人は頭を下げまくり、了子のに翼も縮こまる。

 

弦十郎「ま、とにかく今日は帰宅して、休んでくれ」

 

響&未来&翼「はい!」

 

ミューチェ「(ノイズを操るあの女の子…一体何者なのかしら?)」

 

返事を返す中でミューチェはそう考える。

 

襲撃して来た少女…彼女は一体…




奏「次回『しばしの日常と翼弄り』に続くぞ」

翼「ちょっと待って奏!?最後のはなんだ!?」
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