戦姫絶唱シンフォギア~未来へと響くは始まりの音楽~ 作:Dr.クロ
前回から翌日、響と未来はファナと共にリディアン近郊の商店街の一角にあるお好み焼き屋『ふらわー』に足を運んでいた。
翼との模擬戦をした後の時に訪れて、その美味さに響と未来は何もない時は来る様になったのだ。
響「ん~!やっぱりふらわーのお好み焼きは最高!」
ふらわー女店主「ふふ、そう言ってくれるとこっちも嬉しいわ」
ファナ「本当に美味しいっすねこのお好み焼きは!」
未来「もー、2人とも食べ過ぎだよ」
もぐもぐと食べる2人に未来は呆れる中でミューチェは良いな…と見ている。
ミューチェ「(憑依しているときしか私食べることできないのよねー)」
今したいけど、流石に邪魔するのは野暮なので今度響と未来のどちらかに体を貸して貰って食べに行こうかな…と考えていると…
???「お好み焼きを1つ」
ふらわー女店主「はぁい」
聞き覚えのある声に響達はそちらに顔を向け、ファナは驚いた顔で顔を向ける。
未来&響「く、クリス(ちゃん)!?」
ファナ「!?(な、なんでクリスさんがふらわーに!?)」
暖簾をくぐって入って来たクリスに誰もが驚く。
☆
しばらくしてから出るといやぁー美味かったなとクリスが言う後ろで響と未来にファナは戸惑っていた。
ファナ「(おかしいっすね?なんでクリスさんが此処に来てるんっすか?確かにそろそろ襲撃してきそうだなと思ってたっすけど…)」
クリス「んでよ…腹ごしらえにちょいと運動しねえか響」
戸惑うファナを知らず、クリスはそう言う。
響「え、運動って…」
未来「それよりもクリス。私達貴女に聞きたいことが…」
クリス「わりぃが、終わった後、それも響が勝ったらにして貰おうか」
聞こうとした未来に有無も言わさないと言葉に示すクリスに響はファナに顔を向ける。
響「ファナちゃんごめん。先帰っててくれないかな?」
ファナ「あ、はい。お二人ともお気をつけてくださいっす」
すぐさま別れるファナを見送ってからクリスはこっちだと歩き、響達も付いて行く。
人気がない近隣の公園まで来て、クリスは振り返り、響と向き直る。
クリス「ここでなら暴れても大丈夫だな」
響「ねえ…本当に戦うしかないの?」
そう言ったクリスのに響はそう返す。
クリス「野暮なんだよ。あんたとあたしは敵同士…今はそれだけだ」
響「クリスちゃん……」
行くぞ!とクリスの言葉に響はシンフォギアを纏う為に紡ぐ。
響「「~~~♪gungnir♪~~~~♪」
クリス「~~~♪Ichaival♪~~~♪」
未来「!今のって…聖詠!」
ミューチェ「(やっぱり持っていたのね…イチイバルを)」
未来が驚く中で同時に光に包まれた2人はシンフォギアを纏って対峙する。
頭に黒と赤の交互に彩られたのを装着し、その身を紅緋色のアーマーで包んだ姿となる。
クリス「歌が大嫌いだが…嫁だけに特別だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
BILLION MAIDEN
CUT IN CUT OUT
そう言って歌を紡ぐと共に…手甲が変形し、ガトリングとなった後に腰のアーマーも展開され、ガトリングが火を噴くと共に展開した腰のアーマーから小型のミサイルが数発発射される。
響「うぇぇぇぇぇ!?」
ミューチェ「(ちょっ!?なんでガトリングにミサイル!?イチイバルって弓の聖遺物じゃなかった!?)」
それに響は目を見開いて慌てて未来から離れて逃げる中でミューチェは弦十郎から聞いたのとは違うのに驚きを隠せなかった。
クリス「どうした嫁!あたしの歌を聞きやがれ!!」
響「うわわわっ!?」
必死にガトリングの弾幕とミサイルの爆風から逃げる響はどうしようと考える。
響「(そうだ!クリスちゃんに近づけば…!)」
そうと決まれば!と響は向かおうとし…ミサイルにギョッとした後に慌てて避けた後に爆風ので地面を転がってから慌てて走る。
響「(ち、近づけない!?)」
濃い弾幕とミサイルにクリスに近づけない響はさらに必死に考える。
例えば未来ならばどうするかなどを考え…
響「(……いや違う。私のやれる方法でクリスちゃんに近づかないと!)」
距離が長い?ならば素早く接近して短くすれば良い。
弾幕が濃い?ならば薄い場所を速く走れば良い。
ミサイルが追って来る?ならば追いつかれなければ良い。
自分を見てるならば自分なりのでクリスにぶつける。
響はすぐさま行きつくと共に急転換してクリスへと向けて走る。
クリス「(あいつ、あたしに近づくつもりだな。そうはさせるかよっ!!)」
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガッ!
ズダダダダダダダダダダダダダダッ!!
それに対してクリスは来させない様にさらに弾幕を激しくするが少しの傷がなんだ!と響は走る。
当たりそうなのは体を少し逸らして避け、掠るのはそのまま掠らせる。
そのままクリスとの距離を縮めて行く。
響「(最短で!最速で!まっすぐに!)」
突っ込みながら右腕の手甲を引き金を引く様に展開し…
クリス「!」
響「一直線にぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」
右腕をクリスのお腹に叩き込む。
それと共に展開した装甲が元に戻ると共に凄い衝撃をクリスに叩き込む。
クリス「ぐあぁぁぁぁぁっ!?」
撃ち込まれた衝撃で吹っ飛んだクリスは木にぶつかってかはっ!?と肺の空気を吐き出したと共に地面に倒れ、呻いた後に意識を失った様だ。
それを見届けた後にはひぃ…と響は尻もちを付く。
そこに万が一を考えてシンフォギアを纏った未来が駆け寄る。
未来「響、大丈夫!?」
響「うん……大丈夫だよ未来」
笑った後にいつつと今更だが掠った所の痛みが来る。
無茶したかいあったかな…と思っていると意識を失っていたと思っていたクリスが起き上がる。
呻いて頭を振った後に響を見て笑う。
クリス「まさかあの弾幕を突っ切ってくるとはな……流石だな響」
響「クリスちゃん……」
よろけながらもしっかりと2人をみつえながらクリスは手に持った銃を構える。
クリス「だけどな……あたしはまだ諦めるわけにはいかねぇんだよ」
未来「クリス、貴女は一体何をしようとしているの?」
ミューチェ「(そう言えば…アームドギアは人の心象を元にだったかしら…もしかして…!?)」
息を荒げながら言うクリスに未来は問いかける中でミューチェは弦十郎の説明の中で聞いたのとクリスに起きた事を思い出す。
ミューチェ「(確か彼女は戦争で両親を失い、8年間捕虜として扱われていた。もしそれで彼女が戦争と言うものを強く憎んでいたとしたら…イチイバルのアームドギアが弓じゃないのも頷ける!)」
単純な事になるが弓と銃はどちらとも簡単な共通点で言えば遠距離で射撃が出来る事
クリスが戦争を憎んでいる気持ちが強いなら忌み嫌う銃やミサイルなどを使えるのにも納得がいく。
ミューチェ「(ってことはあの子の目的は……!)」
響「どうして、ボロボロになってまで戦おうとするの!?」
クリス「あたしは……あたしの様な奴を増やしたくないんだよ…」
動きを止めようと組み付きながら問う響にクリスは力を込めながら振りほどこうとする。
響「クリスちゃん…」
クリス「だからあたしはこの力で戦う意思と力を持つ奴をぶっ潰してやる!その邪魔をするならお前らでも容赦しない!」
ググッ!とクリスは響を押し返そうとする。
響も聞いていたからこそクリスの思いは確かに分かる。
分かるからこそ…させたくなかった。
響「駄目だよクリスちゃん。そんな方法じゃ争いはなくならないよ」
ミューチェ「(確かに、ただ力をぶつけるだけじゃあ争いは無くならない…いえ、逆に加速させる可能性もある…)」
ただ武力だけでぶっ潰すなど誰でも出来る。
だが、それだけではまた争いが起こりうる。
響「……それにそんなことしたらクリスちゃん、一人になっちゃうよ?」
クリス「っ!」
悲しそうに言う響にクリスは言おうとして言えずに迷う様子に響は未来にごめんと謝罪しながら…クリスの口を自身の口で塞ぐ。
クリス「!?」
響「ぷは!!」
ミューチェ「ひ、響…?」
目を見開くクリスと横からのオーラに怯えるミューチェを知らずに響は言う。
響「私を嫁って言うならさ…消えちゃいそうな事をしないで…1人にならないでよ…」
クリス「っ…あたしは…」
涙を流してそう言った響にクリスは言おうとして…
???『言われたことも出来ないなんて、私をどこまで失望させれば気がすむのかしら?』
突如声が響き渡る。
それに響やオーラを発していた未来に丁度駆け付けた翼が驚く中でミューチェはどこから声がするのが探すがまるで全方位から発された様につかめない。
ミューチェ「(今の声って…)」
クリス「ふぃ、フィーネ!待ってくれあたしはまだ…!」
戦えると言おうとしたが声、フィーネは有無を言わさない声で…
フィーネ『あなた、もういらないわ』
そう言い捨てる。
翼「!上だ!」
その後に翼が上を見て叫び、響と未来も見あげると飛行型ノイズが飛んで来て響が抱き締めているクリスへと迫る。
翼「小日向!」
未来「はい!」
すぐさま翼と未来は反応し、未来が混沌で撃ち貫き、避けたのを翼が切り裂いて行く。
その直後に響のクリスちゃん!と言う声に2人は見ると響を振り解いてその場を去るクリスの姿があった。
響「クリスちゃん!待って!」
ミューチェ「(これは…響を巻き込みたくない感じかしらね…)」
ご丁重に銃弾による土煙でどこに行ったかを分からせない様にしているのでしばらく先かしら…とミューチェは唸る。
未来「響、クリスは!?」
響「ごめん、追おうとしたけど…」
首を横に振る響にそう…と未来は呟いた後に響の肩をガシッと掴んでハイライトのない目になる。
未来「ところで、なんで説得のでキスなのかな?かな?」
響「み、未来?;」
オーラを発して問う未来に響は冷や汗を流す。
後ろでは翼は涙目でブルブル震え、ミューチェはおおう…と顔が引きつってる。
未来「クリスにもしたのなら…してくれるよね?」
響「え、あ、うん」
顔を近づかせて聞く未来に響は頷くしかなかった。
そんな訳で二課が来るまで響は未来の機嫌が治るまでキスをしまくるのであった。
ファナ「次回!『傷ついたクリス』によろしくっす!」